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イヴの七人の娘たち
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イヴの七人の娘たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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残念ながら期待したほどではありませんでした。 すいませんが悪しからず。 | ||||
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言いたいことは、数ページも読めばわかるし、その内容は素晴らしいトピックスであることは認める。 ただし、他人から聞いてもそれは同じ。 翻訳文章のせいなのか、もとの構成から悪いのか、途中からだれて疲れる。 もう少し短く、メリハリがあればよかったのになあと思いつつ、70%ほどからはペラペラめくって終わった。 | ||||
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遺伝学の最新事情としてすごくエキサイティングな内容なのだけど、最後の方は飽きちゃったなあ。 読み物としてはいまいち冗長かな。 「研究の歩み」だから仕方ないけど。 | ||||
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著者は、オクスフォード大学の教授であり、DNAにより人類のルーツを辿っていく、というアプローチの権威である。DNAとは何か、それによって何が分かるか、という生物学的な話。ロマノフ王朝の皇帝一家の遺体の真贋鑑定とか(アナスタシアの真贋問題)、ネアンデルタール人の絶滅の謎とかテーマはいろいろ。 曰く・・ タンパク質はなんでも屋。酵素であり、抗体であり、コラーゲンである。タンパク質を構成するユニットがアミノ酸で、アミノ酸のつながり方(種類と順番)を決めるのがDNA。 ミトコンドリアは、もともとは自由生活をしていた細菌で、より発達した細胞に侵入して居をかまえた。ミトコンドリアは酸素を捕まえる酵素をつくる遺伝子コードをもっているので細胞ともWINWIN。これにより宿主の細胞は、大量のエネルギーを使えるようになった。ミトコンドリアはそのまま細胞に定住し、以来、共棲生活している。 ミトコンドリアの遺伝子は、母親からしか受け継がれない。精子のミトコンドリアはわずかで、泳いで子宮に辿りつくのに必要な分のエネルギーしか積んでいない(戦艦大和みたい)。しかも、卵子と結びつくと、尻尾とともにミトコンドリアは切り捨てられてしまう。 核のDNAの突然変異は、10億年に1度しか起こらないくらいの低頻度。一方、ミトコンドリアはその20倍。なので、二人のミトコンドリアDNAの共通点と相違点をチェックしていくことにより、どの程度昔にこの二人が枝分かれしたか(いつぐらいまで共通の祖先をさかのぼれるか)を特定できる。著者のサイクス教授は、このような新しく強力な手法により、人類のルーツをつきとめていくという、羨ましいほどおもしろそうな作業をした人で、本書はその総括でもある。 オスのロバとメスの馬をかけあわせるとラバができる。ラバは健康で力強いが繁殖能力はない(一代限り)。ロバの染色体は62本、馬の染色体は64本なので、両親から半分ずつ貰うと染色体は63本になる。奇数になるので、半分にできず、繁殖できない。ネアンデルタール人とクロマニヨン人も同じで、ネアンデルタール人の染色体は48本で、クロマニヨン人の染色体は46本。ゆえに、混血は残らない・・・ということだったのでは(ネアンデルタール人の染色体数は不明なので、これは著者の推測)。現代ヨーロッパ人には、ネアンデルタール人のミトコンドリアDNAはまったくみつからないが、著者はこれを上記のように推測している。 ヨーロッパ人の共通の祖先をどんどん辿っていくと7人の女性に収斂されていく。いいかえれば、ヨーロッパ人のほとんどはこの7人のうちのだれかの子孫。7人は時代もまちまち。ただ、この始祖たちの時代にも他にもたくさんの女はいた。しかし、この始祖の娘の娘の・・・という具合に現代まで滅びることなく広がっていったのはこの7人ということになる(単なる偶然)。7人に収斂されるのは、あとの女性たちは、子孫が途絶えたか、息子しか生まなかったか。ただ、このあたりのロジックはもうちょっと説明が欲しかった。 全世界では33族(33人の始祖)が特定されている。それらの共通の世界の母がアフリカの「ミトコンドリア・イヴ」。もちろん、イヴと同世代の女性もたくさんいた。イヴの系列だけがやがて33人を生み、そして残ったというだけ。 日本の場合、アイヌ人と琉球人は、日本を最初に占領した縄文人の末裔。そのあと、朝鮮半島からやってきた弥生人が広がり、アイヌ人と琉球人は南北においやられた。しかし、アイヌ人と琉球人のミトコンドリアDNAはあまり共通しない。当初からほとんど接触がなかったらしい。 などなど。 | ||||
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DNAをたどって行けば、自分たちの祖先にたどり着くとの発見は極めて刺激的であり、とてもおもしろいです。 ただし、前半、著者がどのようにして、それを発見していくかという話は、自慢話的で面白くない。 | ||||
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