神々の乱心

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評判

神々の乱心の評価:

4.29/5点 レビュー 52件。 A ランク

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平均点4.29pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全92件 41〜60 3/5ページ
No.52
(5pt)

良い品でした

お安く購入できてありがたいです、ただ同時に2冊購入しましたので、送料を負けてくださると助かりますが…。
神々の乱心〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈上〉 (文春文庫)より
416710685X
No.51
(5pt)

良い品でした

お安く購入できてありがたいです、ただ同時に2冊購入しましたので、送料を負けてくださると助かりますが…。
神々の乱心〈上〉 Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈上〉より
4163634703
No.50
(5pt)

松本清張の最後の大作です。

松本清張の最後の大作です。清張ワールドに引きずり込まれます。
神々の乱心〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈下〉 (文春文庫)より
4167106868
No.49
(5pt)

松本清張の最後の大作です。

松本清張の最後の大作です。清張ワールドに引きずり込まれます。
神々の乱心〈下〉 Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈下〉より
4163634800
No.48
(4pt)

読みごたえあり!

ストーリーの展開にハラハラドキドキ、二・二六事件当時の暗部を垣間見るようでとても面白く読み終えた。巻末の未完後のエピソードで更にストーリーに自らの想像を広げられた。
神々の乱心〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈下〉 (文春文庫)より
4167106868
No.47
(4pt)

昭和史の暗部に切り込む

悪名高い特高警察の係長を主人公の一人に配し、宮中の女官と怪しげな新興宗教の動きを他方に描くストーリーの展開が、この著者としてはとても異例な感じがするが、編集部のあとがきを見ると著作の構想が昭和から平成の代替わりの時期とのことで、なるほどと思った。
あの時は天皇の代替わりに伴う古色蒼然とした宮中祭祀が延々と続き、宮中の保守勢力の存在を強く意識させられた。また、オウム真理教などの怪しげなカルトが活発に活動していた時期でもある。
こうした時代背景を意識して、昭和史の暗部である満州の特務機関と大本教などの新興宗教の活動を掘り起こして描こうとしたのが、この著作である。
残念ながら著者の死去で物語の落としどころが見えず、また展開がやや散漫になっているが、取り上げられることの少ないテーマなので興味深く読めた。
神々の乱心〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈上〉 (文春文庫)より
416710685X
No.46
(4pt)

読みごたえあり!

ストーリーの展開にハラハラドキドキ、二・二六事件当時の暗部を垣間見るようでとても面白く読み終えた。巻末の未完後のエピソードで更にストーリーに自らの想像を広げられた。
神々の乱心〈下〉 Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈下〉より
4163634800
No.45
(4pt)

昭和史の暗部に切り込む

悪名高い特高警察の係長を主人公の一人に配し、宮中の女官と怪しげな新興宗教の動きを他方に描くストーリーの展開が、この著者としてはとても異例な感じがするが、編集部のあとがきを見ると著作の構想が昭和から平成の代替わりの時期とのことで、なるほどと思った。
あの時は天皇の代替わりに伴う古色蒼然とした宮中祭祀が延々と続き、宮中の保守勢力の存在を強く意識させられた。また、オウム真理教などの怪しげなカルトが活発に活動していた時期でもある。
こうした時代背景を意識して、昭和史の暗部である満州の特務機関と大本教などの新興宗教の活動を掘り起こして描こうとしたのが、この著作である。
残念ながら著者の死去で物語の落としどころが見えず、また展開がやや散漫になっているが、取り上げられることの少ないテーマなので興味深く読めた。
神々の乱心〈上〉 Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈上〉より
4163634703
No.44
(5pt)

スケールの大きい話でした。

引き込まれて読みました。何回も背景の説明が繰り返され、とても良かったです。
神々の乱心〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈下〉 (文春文庫)より
4167106868
No.43
(5pt)

未完なのが残念。

内容が濃く、高齢でも少しも衰えない創作意欲に圧倒されました。
神々の乱心〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈上〉 (文春文庫)より
416710685X
No.42
(5pt)

スケールの大きい話でした。

引き込まれて読みました。何回も背景の説明が繰り返され、とても良かったです。
神々の乱心〈下〉 Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈下〉より
4163634800
No.41
(5pt)

未完なのが残念。

内容が濃く、高齢でも少しも衰えない創作意欲に圧倒されました。
神々の乱心〈上〉 Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈上〉より
4163634703
No.40
(5pt)

未完に終わったことが却って読者の想像力を増さしめる重厚なる遺作

人間の業と史実の闇(歴史の謎)を強靭な想像力と常に具象的な描写力で書きに書いた松本清張の最終作品。「週刊文春」への連載が第105回で終わり、「著者は編集部に『連載はあと十回も要らないよ』と言って」(442頁)いたとのことなので、未完部分が全体の約1割として、上下巻の本文頁が合計で892頁であるから、書き残した部分はあと100頁程度と推察される。(本当にそれで終わるのかとも思われるが、そうするともう一気呵成の物語の流れになったものと推察される。)

それはさておき、「満洲宗教行」で舞台がいきなり満洲に飛んでからの叙述は迫力と力強さに満ちており、やはり読ませた。(一方で、どうして坂下キク(妹)が川崎春子(姉)に現地からくだんの面々の写真を送ったのか(399頁、403頁)など、上巻同様にエピソードが乱躍する場面が多かったように思われる。)

さてさて、評者としては、次は原武史先生の『松本清張の「遺言」『昭和史発掘』『神々の乱心』を読み解く』(文春文庫)へと読書の歩みを進めることに致します。
神々の乱心〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈下〉 (文春文庫)より
4167106868
No.39
(5pt)

未完に終わったことが却って読者の想像力を増さしめる重厚なる遺作

人間の業と史実の闇(歴史の謎)を強靭な想像力と常に具象的な描写力で書きに書いた松本清張の最終作品。「週刊文春」への連載が第105回で終わり、「著者は編集部に『連載はあと十回も要らないよ』と言って」(442頁)いたとのことなので、未完部分が全体の約1割として、上下巻の本文頁が合計で892頁であるから、書き残した部分はあと100頁程度と推察される。(本当にそれで終わるのかとも思われるが、そうするともう一気呵成の物語の流れになったものと推察される。)

それはさておき、「満洲宗教行」で舞台がいきなり満洲に飛んでからの叙述は迫力と力強さに満ちており、やはり読ませた。(一方で、どうして坂下キク(妹)が川崎春子(姉)に現地からくだんの面々の写真を送ったのか(399頁、403頁)など、上巻同様にエピソードが乱躍する場面が多かったように思われる。)

さてさて、評者としては、次は原武史先生の『松本清張の「遺言」『昭和史発掘』『神々の乱心』を読み解く』(文春文庫)へと読書の歩みを進めることに致します。
神々の乱心〈下〉 Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈下〉より
4163634800
No.38
(5pt)

昭和初期、新興宗教と満洲阿片の闇の奥にあるものとは・・・

この本は大分前に買って、途中で読むのを止めてしまったのですが、家の中で行方知れずとなってしまっており今回買いなおして読了しました。吉屋謙介と萩園泰之の動き(接近と離間の交互運動)を通じ、標記の2つの謎が何となく絡まっていく、そして更にうねりを加えて螺旋状に深まっていく様が圧巻の上巻でした。最初の部分を乗り越えると、物語が躍動しはじめるわけですが、そこがキモでしたね。

一方で私見ですが、こりゃ飛躍だろう、というかここまで登場人物の頭で判るっていうのはちょっと出来過ぎあるいは強引だろうという箇所などは、正直かなり多かったですね(143~4頁、191~2頁、204頁、287頁、342頁、358頁、366頁、370頁、440頁)。この辺は、清張も老いたということだったんでしょうか。なお、文中で何度も出てくる「江東茂代治」というのは、伊東巳代治のことなんでしょうね(95~6頁、269~70頁、297頁、364頁)。

佐賀県東松浦郡七山(237頁、384頁)は義理の親類がいるので訪れたことがあり、小倉城内の松本清張記念館も最近行ったばかりですので、何となく愛着をもって読めたことも記しておきたいと思います。さてさて、間髪入れず下巻を読みます。
神々の乱心〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈上〉 (文春文庫)より
416710685X
No.37
(5pt)

昭和初期、新興宗教と満洲阿片の闇の奥にあるものとは・・・

この本は大分前に買って、途中で読むのを止めてしまったのですが、家の中で行方知れずとなってしまっており今回買いなおして読了しました。吉屋謙介と萩園泰之の動き(接近と離間の交互運動)を通じ、標記の2つの謎が何となく絡まっていく、そして更にうねりを加えて螺旋状に深まっていく様が圧巻の上巻でした。最初の部分を乗り越えると、物語が躍動しはじめるわけですが、そこがキモでしたね。

一方で私見ですが、こりゃ飛躍だろう、というかここまで登場人物の頭で判るっていうのはちょっと出来過ぎあるいは強引だろうという箇所などは、正直かなり多かったですね(143~4頁、191~2頁、204頁、287頁、342頁、358頁、366頁、370頁、440頁)。この辺は、清張も老いたということだったんでしょうか。なお、文中で何度も出てくる「江東茂代治」というのは、伊東巳代治のことなんでしょうね(95~6頁、269~70頁、297頁、364頁)。

佐賀県東松浦郡七山(237頁、384頁)は義理の親類がいるので訪れたことがあり、小倉城内の松本清張記念館も最近行ったばかりですので、何となく愛着をもって読めたことも記しておきたいと思います。さてさて、間髪入れず下巻を読みます。
神々の乱心〈上〉 Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈上〉より
4163634703
No.36
(5pt)

松本清張が心血を注いだ最後の大作。未完。

松本清張が精力のすべてをそそぎこんだ最後の小説である。
清張はかねてからこう言っている。

 ・・歳をとって、よく人間が枯れるなどといい、それが尊いようにいわれるが、
  私はそういう道はとらない。それは間違っているとさえ思う。あくまでも貪欲に
  して自由に、そして奔放に、この世をむさぼっていきたい。仕事をする以外に
  私の枯れようなんてないんだな。・・『清張さんと司馬さん』(半藤一利著)

 この小説執筆の時、清張は80歳台。しかし筆致はみずみずしく、論考も精緻である。
とてもあたまがぼけているとは思えない。しかも読んでいて楽しい。いや勉強になる。

 昭和初期、満州国が出来たころの物語。たくさんのテーマと謎が織り込まれている。
皇居の中の女官たち、新興宗教、古代鏡、満州事変、大連アヘン事件・・。

 謎を追いかけていくのはふたりの男。

 1.吉屋謙介(埼玉県特高警察課第一係長警部)
 2.萩園泰之(華次倶楽部幹事)

 このふたりがそれぞれ独立独歩で螺旋を描くようにつかず離れずで謎解きに
挑戦する。ふたりの謎解きの切り替えが見事である。しかも鋭い直観で
嗅ぎまわること。あきらかに清張は楽しんで書いている。例えば、備長炭に
関する薀蓄やそれに関係する人たちの詳細な描写などは枝葉であり、なくても
物語の本筋になんら影響しないと思うのだが、清張の筆ははずんでいる。
読んでいて私も楽しくなる。
神々の乱心〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈上〉 (文春文庫)より
416710685X
No.35
(5pt)

おんなはすべからくシャーマンである

この物語にでてくる女性たちはたくましい。
生命力に充ちている。それにくらべて男たちのしぼんで情けないこと。 

先ず、

 喜連川典侍と萩園彰子女官・・・皇室の女官であるが、新興宗教の力を
                借りて権力奪取を画策(?)。
 桔梗権掌侍・・降霊術をあやつる安倍晴明の子孫。夫、フレンチレストラン
        巴里亭店主は彼女に奴隷のように仕えている。
 川崎春子・・・三次の宿のやりて女将。亡夫はアヘンで大もうけ。
 坂下キク・・・春子の妹。吉林の宿の仲居。夫は人前で口もきけない気弱な板前。
 江森静子・・・満州の霊媒師。肉欲の権化。夫の巡査部長は不能。

 ものすごいメンバーである。おとこは歳をとるとただのよぼよぼの爺いに
なって枯れていくだけだが、おんなは情念をからだの内に貯めこんだ鬼神に
昇華されるという男女観が、文豪松本清張が最終的にたどりついた境地だと
妄想させられてしまう。まさに歴史は女性によってつくられる。

 最後の章を書いて未完のまま数か月後には清張は他界する。でも少なくとも
殺人事件の謎はあきらかになったからほとんど物語の最終のフェイズには来て
いたと思う。最後まで書かなかったことで逆に物語のスケールに膨らみが出て
きている。それにしても死の直前まで清張の頭脳が明晰であったことに驚く。
あやかりたい。
神々の乱心〈下〉 Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈下〉より
4163634800
No.34
(5pt)

松本清張が心血を注いだ最後の大作。未完。

松本清張が精力のすべてをそそぎこんだ最後の小説である。
清張はかねてからこう言っている。

 ・・歳をとって、よく人間が枯れるなどといい、それが尊いようにいわれるが、
  私はそういう道はとらない。それは間違っているとさえ思う。あくまでも貪欲に
  して自由に、そして奔放に、この世をむさぼっていきたい。仕事をする以外に
  私の枯れようなんてないんだな。・・『清張さんと司馬さん』(半藤一利著)

 この小説執筆の時、清張は80歳台。しかし筆致はみずみずしく、論考も精緻である。
とてもあたまがぼけているとは思えない。しかも読んでいて楽しい。いや勉強になる。

 昭和初期、満州国が出来たころの物語。たくさんのテーマと謎が織り込まれている。
皇居の中の女官たち、新興宗教、古代鏡、満州事変、大連アヘン事件・・。

 謎を追いかけていくのはふたりの男。

 1.吉屋謙介(埼玉県特高警察課第一係長警部)
 2.萩園泰之(華次倶楽部幹事)

 このふたりがそれぞれ独立独歩で螺旋を描くようにつかず離れずで謎解きに
挑戦する。ふたりの謎解きの切り替えが見事である。しかも鋭い直観で
嗅ぎまわること。あきらかに清張は楽しんで書いている。例えば、備長炭に
関する薀蓄やそれに関係する人たちの詳細な描写などは枝葉であり、なくても
物語の本筋になんら影響しないと思うのだが、清張の筆ははずんでいる。
読んでいて私も楽しくなる。
神々の乱心〈上〉 Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈上〉より
4163634703
No.33
(5pt)

おんなはすべからくシャーマンである

この物語にでてくる女性たちはたくましい。
生命力に充ちている。それにくらべて男たちのしぼんで情けないこと。 

先ず、

 喜連川典侍と萩園彰子女官・・・皇室の女官であるが、新興宗教の力を
                借りて権力奪取を画策(?)。
 桔梗権掌侍・・降霊術をあやつる安倍晴明の子孫。夫、フレンチレストラン
        巴里亭店主は彼女に奴隷のように仕えている。
 川崎春子・・・三次の宿のやりて女将。亡夫はアヘンで大もうけ。
 坂下キク・・・春子の妹。吉林の宿の仲居。夫は人前で口もきけない気弱な板前。
 江森静子・・・満州の霊媒師。肉欲の権化。夫の巡査部長は不能。

 ものすごいメンバーである。おとこは歳をとるとただのよぼよぼの爺いに
なって枯れていくだけだが、おんなは情念をからだの内に貯めこんだ鬼神に
昇華されるという男女観が、文豪松本清張が最終的にたどりついた境地だと
妄想させられてしまう。まさに歴史は女性によってつくられる。

 最後の章を書いて未完のまま数か月後には清張は他界する。でも少なくとも
殺人事件の謎はあきらかになったからほとんど物語の最終のフェイズには来て
いたと思う。最後まで書かなかったことで逆に物語のスケールに膨らみが出て
きている。それにしても死の直前まで清張の頭脳が明晰であったことに驚く。
あやかりたい。
神々の乱心〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 神々の乱心〈下〉 (文春文庫)より
4167106868