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弥勒の月
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弥勒の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 41~45 3/3ページ
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週刊誌のレビューでいくつも大絶賛されていたので、購入。 テンポ良し、人物描写良し、ストーリーも明確(ミステリー仕立て)、かつ、練られている。 それより、テーマに共感した。岡っ引きの呟く「これが、生きるってことさ」 この本は、嫌なことがたくさんある毎日だけど、放り出すわけにはいかない現代に閉塞感を感じている人間へのバイブルだ!←言い過ぎか? 時代小説だが確かに同世代的である。 時代小説だから読まない、という人は損するかも。時代小説を読まない私ですらそう思った。 | ||||
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あさのあつこの時代劇ということで、恐る恐る手にしたのだが、なかなか面白かった。 時代ものというのは馴染みがないとまず入っていけないし、敬遠している人は多い。当時の生活が道具も暮らしも社会も、たとえば同心がなんなのかがわからなければさっぱり筋は追えないのは当然だ。 読み手の教養不足も問題だが、時代劇を発信する側の怠慢も大いにあるのではないかと、読んで感じた。 面白ければ読もうとするはず。 「弥勒の月」は正統な時代劇ファンにはなんともしがたいルール違反はいくらでもあると思うけど、そんなことは気にならずに引き込まれた。 立場が違えと同じ闇を背負っている若い同心と、謎の若旦那。 入水した若いお内儀の死の真相をめぐるふたりの対峙はミステリアスであり、どこか色っぽい。この二人にからんでくる初老の親分がまたいい味を出している。登場人物の書き分けや絡ませ方もなかなかうまいし、話の先が知りたくなる。 この色気のある若い同心と、岡引の親分さんのコンビの続編が出ればまた読むだろう。 最後があっさりとしすぎた感があるから、星は4つ。 | ||||
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もともと時代小説は好きだった。で、「バッテリー」であさのあつこに出会って「はまった」。 そういう評者としては本書を書棚に発見したときはかなり驚いた。「えっ?あさのあつこが時代小説?」 しかもかなり複雑な捕物帖(ミステリー)である。が、ご心配なく。面白いから。 ミステリなのでストーリーについては書かない。でも、読み終わったあともっと続きが読みたくなる本であることは間違いない。 | ||||
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バッテリーの4巻以降の失速にみられるように基本的には文章が下手。 表現力がないので、時代物を書くには向いていない。 読者をバカにしてはいけない。 | ||||
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ある日、小間物問屋の若おかみの溺死体が見つかります。 同心の信次郎は、妻の死体を見た主人・清之介が全く動揺しないことや悲しみもしないことから、清之介が事件に関わっているのではないかと思い始めます。 本所深川を舞台にして、信次郎の真実を暴く物語が始まります。 捕り物なんでしょうが、明らかになっていくのは事件の全貌だけでなく、人々の心も同じです。 そこは決して綺麗なものばかりではなく、葛藤や悲しみが溢れて、助けを求めています。 時代小説なのですが、人間は昔も今も元の部分は同じで、色々と考えさせられたり、その悲しみや痛みにも共感出来る部分もあります。 台詞もすいすい読めるし、江戸の町がすごく生き生きしていて、ぐいぐい物語りに引き込まれていきます。 悲しいお話ではあるのですが、しかし、後味はすっきり。 読み終わった後は、「また明日も頑張ろう」という気持ちにさせてくれる一冊です。 | ||||
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