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ワルボロ
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ワルボロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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街の景色や状況の例えが面白い。表現、文体が心地よい。 | ||||
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知り合いから勧められて、面白そうだったので借りてみた。 普段、読書なんてほとんどしない自分が一気読み。 あの頃が強烈に蘇ってきた。 著者とは1つ違いで、多摩川はさんだ日野市に住んでた自分だが、確かに当時の立川は独りで歩けるような街じゃなかった。 なにしろ、サングラスしてるだけで因縁つけられるくらいひどいとこだった。 自分はシャバイ高校デビュー組だったが、高校はショー中の隣のショー高の夜間部。 当然だが、同級生や先輩後輩はショー中の連中が多かったから、どんな時代でどんな社会だったかわかるつもりだ。 今じゃ、当時のことがウソみたいに思えるが、不良というのがある種のステータスであり、なんで不良だったのかなんてのは全然考えたこともなかった。 喧嘩や暴走族、ロックンローラー…ジュークボックスから流れるアラベスクのナンバー、今は無き第一デパートの「WING」ヤカツアゲの名所だったゲームコーナー。 駅で朝鮮中の奴から因縁つけられて速攻で電車に飛び乗って逃げたりと、あの頃が熱く懐かしくさせてくれる一冊。 あの時代を生きた人間なら、誰でもアツくハマると思う。 | ||||
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ゲッツ板谷さんのワルくてボロかった中学時代の自伝的小説。 悪くてボロイ=「ワルボロ」っていう中身と言葉の合致した表現の秀逸さ、物語の組立て方、各仲間との距離感やダベッてる雰囲気、ケンカ相手との啖呵のきり合い、全て引き込まて(仕事で忙しいのに・・・)一気読みしてしまいました。 男くさい系小説であれば北方謙三「水滸伝」に匹敵する面白さがあるんじゃないかとも思いました。 特に中学の時のあの男の強くなりたいという虚勢と現実の無力感、真っ直ぐな気持ち、アホさ等はワルボロほどのバイオレンスさは無かったにしろ自分の青臭かった時代も思い返し懐かしくなりました。 あとさらに本に引き込まれる大きな要因として、実はゲッツ板谷さんとは実際にお会いした事があり、ワルボロの舞台である立川で店を立上げたばかりの頃にご来店頂いてお買上げ頂いたのに加え「インド怪人紀行」をプレゼントしてくれるという思い出があるからです。その時初めてライターだと知ったのですが、後になってパチスロ必勝ガイドの金閣だった事も知り、徐々にゲッツ本を読みワルボロに至りました。(波風ブログにも書いてくれたり「超出禁上等」の中で久しぶりに湘南の海へ行く!というエッセイで〜ビーチバレー中に25000円もするリングがヌポッと抜けて海に落としてしまう〜と書いて頂いて更に嬉かった!しかもその後「いや〜作ってもらったリング海に落としちゃって〜」ともう一度キャームさんとご来店してくれたんですね確か) 直にご本人とお会いした思いでと、第一デパート(今は無き)や北口と南口を繋ぐ地下通路など立川の情景が鮮明に浮かんでくるのでリアリティがあり終始ドキドキして読めました。続編のメタボロ、ズタボロがまだなので気合入れて読みたいと思ってます。 | ||||
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かなり変わっている部分があるので、単行本で読んだことのある人にも読み比べおすすめします。 三部作完結しましたが、一作目からかなしいというか、そういうベースがはっきりとありますね。 重松清氏の解説にあるように、読むたびに発見があり、全体の印象も変わる奥深い小説かと。(自分は単行本と文庫を一読ずつ。) とにかく、たのしく読んでいた「だけ」の自分はある意味のんきだったのかも、とは思いますが、「フィーバー」(元ビーバー?)に象徴されるように、 夏の、青春のひとコマ的要素が(三部作の中では)つよいので、初読でそう思うのはふつうのことなのかも。 冒頭で、三部作の軸となる三人の人物が、全員出てきていたりしているので、精読してみたいとも思いますが、いい加減な人間なのでわかりません。 | ||||
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私は板谷氏と同級の同書に出てくる昭和中生です。 楽しく読ませていただきましたが昭和中の出番が少ないですねw 当時の立川には昭島、特に昭和中ぼ話は欠かせないはずですよ しかし、ちょっと事実とは異なる点がいくつかありました。 まあ、少しの脚色は仕方ないでしょうがね。。。 また昭和中を登場させて下さいよ、板谷さん! もう怖くはないですから。。。 | ||||
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私は板谷氏と同級の同書に出てくる昭和中生です。 楽しく読ませていただきましたが昭和中の出番が少ないですねw 当時の立川には昭島、特に昭和中話は欠かせないはずですよ w しかし、ちょっと事実とは異なる点がいくつかありました。 まあ、少しの脚色は仕方ないでしょうがね。。。 また昭和中を登場させて下さいよ、板谷さん! もう怖くはないですから。。。 お勧めですが、我が母校「昭和中学」が出番が少ないので ★4つでww | ||||
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これほど漫画チックでスラスラと読めて(一日半で読了。)中身が無いようで しかし面白い作品って実は探しても見つかんなかったりする。。 ドラゴンボール並みに次から次へ強い奴が出てきて、ワクワクします。 「立川不良界のスター」で中学生ながらにアメ車にのる「ビーバー」。 大人びたルックス、そして女も車も転がし、オーラ全開しかも喧嘩も滅茶苦茶 強い。しかしそのビーバーをまるで赤ん坊扱いにしてしまった怪物「パーポン」。 彼は他とはまるで次元の違う強さと凶暴さ、禍々しさを持って君臨していたが、 この怪物さえも瞬殺してしまった「安原」。 本当に皆中学生ですか?? | ||||
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この本・・・・面白い!ぐんぐん惹きこまれる。 中学3年生の、「悪くてボロボロ(ワルボロ)」な瞬間が色濃く 切り取られて、胸がつまる。 胸がつまるのは、自分の青春と重ね合わせるから。 小さな(でも本人にとっては重大な)恋、隠れて飲んだお酒、 友人との、精いっぱい背伸びしたおしゃべり。 一年間続けたケンカ、 辛くて泣いたこともたくさんあったのに、 今思い出すと楽しくて楽しくて仕方なかった日々。 私は板谷みたいにボンタンはいて短ラン着てケンカしてたんじゃないけど、 ヤンキーだったんじゃないけど、 板谷のすごした青春は私の青春と違うのに同じだ。 不思議だ。 胸がつまる切なさを感じながら思いっきり笑いたい人に読んでもらいたいです。 | ||||
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ゲッツ板谷氏の立川3中時代の自伝的小説。 まあなんというか、モノは盗むわ、タバコは吸うわ、ケンカ、ケンカに明 け暮れるわという典型的なド不良の話である。どこまでが実話でどこから が創作か不明だが、主人公たちが到底かなわない他校の不良にも屈さず、 仲間を信じて腹を括って前に出て行く様はとてもカッコいい。久しぶりに 読みながら元気が湧いてくる小説で一気に読んでしまった。ラストに出て くる昭中の安原がいぶし銀の魅力。 読後、こんな荒れた時代に生まれなくて良かったと思いながらも立川に ちょっと親近感を持った。 | ||||
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ゲッツのファンですが、本作も非常におもしろかったです。 笑いあり、友情有りの青春小説で、中学生の心理を非常に緻密に、且つゲッツ特有のユーモアで描いています。多感な中学生時代を思い起こさせる作品です。 | ||||
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青春のひとときを思い出させてくれました。 主人公達のキャラクターがはっきりしていて、サイコーです。 小田嶋のその後が知りたい。 続編期待しています。 ゲッツ板谷さんとお友達になりたくなりました。 | ||||
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「ベストセラー」と呼ばれる小説やドラマや映画の中で、妙にキラキラと描かれるメッキっぽいサクセススートリー。そんなものより、毎日をドキドキしながら生きることの方が何倍も本物だ。ということを知っている人にこそ、この本は読まれるべきだろうなぁ。 強い奴に勝つために、苦難を乗り越えるために、キラキラする必要なんてなーんもない。グチャグチャモヤモヤウズウズ、で、ドカーンとぶつかってベシャっと砕ける。人生はそんなものだってこと。でも、喧嘩したことあるやつだけがわかるあのドキドキした感じ。地ベタに這いつくばったとき見えるあの景色。そして、負けたヤンキー少年の目に映る滲んだ立川の町並み。そこへ行かなければ見えないものや、きこえない音、匂い、空気の感じ。生きることを実感する瞬間に出会う。それがしかも活字で。これってちょっとすごいことだ。 | ||||
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久しぶりに心底ハマれる小説に出会いました。 自分の地元が舞台というのもあるけど、それ以上に、話の面白さ、登場人物の人間味にぐいぐい引き込まれました。 ちょうど、自分が物心ついたぐらいの時代設定ですが、確かに当時立川は汚かった。 勝手に立川駅などに遊びに行くと、ものすごい勢いで親に怒られたものです。それだけ危険がいっぱいだったということでしょう。 弟が職人で、そこの親方がちょうど同じ年齢くらいで、当時のバイオレンス立川の生き証人であり、あの登場人物の本当の名前は○○だったとか聞いたりして、創作と真実のハザマで見事に描ききっている。 そして、俺たちを十代のあの熱い思いに帰らしてくれる。というか男心をくすぐりまくりの台詞で、そこだけ抜き出してみれば、寒いの一言だけど、小説の熱さで、おれも青い春の中なので感動しまくりなのである。 小学生のころにめちゃめちゃ燃えたドラゴンボールで、あのめちゃくちゃ強くて、どうやっても死にそうもないベジータさえもびびる奴がいる。その名はフリーザ・・みたいな。こんな設定にわくわくドキドキしっぱなしだった男の子の自分に帰れました。 もちろん、そういう喧嘩話だけの小説では絶対ないですよ。 中学生じゃないとこの青い春はぜったい描けないよね。 最高の物語!! | ||||
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この土日で一気に読みました。 何年か前、ハード本の時にはまだゲッツ板谷を知らず、そしてハード本は基本お金の都合もあり、買えなくて。 で、最近ゲッツ板谷の本をむさぼっていたら本屋にでてるやないですかっ!! 即買い。そして即読み。もう・・ね。本当に大好きな本です。 詳しくはブログに書いているので時間ある人は読んでください。 [...] あと関係ないんですがこの小説を読み終わって解説を電車で読んでいたらマイiPODからミッシェルの『ドロップ』が流れて鳥肌が止まりませんでした。。 まさにワルボロの曲でした。読んだ後に聞くのをオススメします。 | ||||
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母親の弟が少し年上だが大体ゲッツ氏と同年代であり、本に出ているショー中出身者である。立川狩りの話、校内でケンカ番付があった話、立川の連中数十名に追われ、命からがら逃げ切った話など立川の昔のことは昭島サイドの人間として幼い頃から聞かされてきた。子供の頃友達の家に遊びに行くと当たり前な感じでそこの親から同じような武勇伝やどんな根性のあることをやってきたかを聞かされた。他の友達の家に行っても同じような調子で、である。なのでこの本を読み進めていくウチになんだか懐かしさを感じた。僕が幼心になんとなく記憶している、当時の立川や昭島の風景、臭い、人、空気そのものが書いてある。モノレールなんか走っちゃいない、明るい店なんか見当たらない、女子供は歩いちゃいけないような雰囲気の立川南口。北口の疲れ切ったおっさんのような表情で並んでいたデパート群。知らない人間が目隠しされて連れてこられたらとても東京都とは思えない住宅地、そこに住む人々の何かを諦めたような顔。陸の孤島とも言えるそんな土地。そこでの話。リアルな内容。 | ||||
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ゲッツ板谷氏の過ごしてきた人生に吸い込まれるような1冊。 彼自身の言葉で書かれているから伝わりやすく、友達という言葉の本質が何であるか、その答えをしっかりとつかむ事ができる。友達というものが希薄になった現代に、重い重い一石を投じる内容。 目次前の、その1行にもう胸が熱くなる...。 | ||||
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みんな待ち望んでいたんではないでしょうか。 ゲッツさんの「バカ」「笑い」系の本からおぼろげに見える 荒れていそうでいて、冷静そうな彼の若い頃。 虚構がどれ位入ってるのかわかりませんが、 書かせた幻冬舎はえらい!!知りたかったよ、ゲッツの家、ゲッツの学校 ゲッツの友達。 「できるかな」一冊よんだだけの状態でも、ゲッツさん 悪かったんだろうな〜という感じはしてましたが・・・ 本人以上に環境が・・・ こんな叔父さん、いたらやだわ〜。友達も脳みそメルトダウンしすぎ。 「じゅうよんおおかみ」は、あんなシーンなのに本当に笑えた。 真剣にこんなのが周りにいなくて良かった〜と思ったり、 でも面白そう〜と思ったり、中々楽しめました。キャームの人生相談も読んでみたい。素直にそう思いました。 確かにつまんない比喩が多かったり、段落分けが読みにくいな〜とか、 もう少し短くカットアップできそうな気もしますが、それって多分 編集者の仕事よね^^。あ、でもSPAの連載でもああいう感じだ・・。 不良モノは(不良自体に文章を書く人が少ないせいだろうけど) 第三者の形で書かれた懐かしの別冊宝島山口組ルポ系やサブカル兄ちゃんが書いたBURSTちっくなドラッグものなど イマイチ「後追い」感が否めないものも多いのですが 久しぶりに「現実」「切実」を感じさえる不良モノでした。 (個人的には、以前チャンプロードからでていたヤンキー今昔物語?以来。不良ものではありませんが、痛い体験談系では雨宮処凛さんの本も。) 不良(粗暴・バカ)でありながら、冷静な観察眼と、ちょっぴりの抒情を持つゲッツさんならではの素敵な本。しかし、この後彼女の家でプー引きこもり化して西原に拾い上げられるんですよね・・・。一体何が?! しばらくしたらアウトロー文庫から再発するんでしょうし、その時にまた購入します。(実は全部立ち読み…) | ||||
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小説中に一箇所「じゃあ、どうするんだよ? 俺たちは本宮ひろ志が描く漫画の主人公じゃねえんだぜっ!」という科白があるが、まさにそういう感じの部分がある。この学校にはこういうトップが(さすがに番長という言葉はなかったが)、この学校にはさらに強力なこういうトップが、といった具合で、どんどんさらに強力なワルが出てくる。その勢力抗争が面白く読めた、ピカレスクロマン(悪漢小説)の可愛い一種として。 彼らは喧嘩に明け暮れ、タバコを吸い、商品をよくギル・ガメル(万引きする)が、カツアゲはしないし、破壊行為もほとんどしない。立川3中の、マイナーグループ6人集だ。筋書きも含めて、全てがノンフィクションとは思えないが、今年42歳になる著者の中学時代が、色濃く反映された、明るい青春小説だった。 仲間や親、恋や不良行為への彼らの言葉や想いは、ときに鋭く真実を照らす。作者の「戸惑い」や「緊張」や「激痛」に対する言語表現力は、誰にも真似の出来ないイマジネーションが働くときがある。ナインティナインが主演した時の「岸和田少年…」の映画と同じくらいに、ほんとうは誰よりも純情な彼らの心に、暖かい気持ちを抱かされる、優れた青春小説だった。 | ||||
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いやいや、面白かった!まさに読む漫画という感じで、不良漫画のクローズやワーストの内面を描いた感じ! 「板谷バカ三代」以来の彼のファンですが、小説をめったに読まない私が、一気に読んでしまいました。 | ||||
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今までみてきた不良とかバイオレンスを扱った小説のなかで一番、経験者が書いたっていうことが伝わってきました 本当に鼻折ったことある人間じゃないとあの音は知らないはず でも、文学かというと..... 小説版ヤングキングという印象があります 途中のケンカや青臭さ、ヤリマン女とかの描写はすごくいいんだけど話しの大筋がみえない でも、青春時代を少しでも環境の悪い学校で過ごしたことがある人なら共感せざるおえない作品です | ||||
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