アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

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評判

アンドロイドは電気羊の夢を見るか?の評価:

4.19/5点 レビュー 314件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.19pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全500件 421〜440 22/25ページ
No.80
(5pt)

「ブレードランナー」の原作としてではなく。

正直言って、本書の独特の世界観に入っていくのは時間がかかりました。
しかし、映画「ブレードランナー」では描かれなかった哲学的で深みのある世界が、そこにはあると思います。

映画のあの映像を観た後だと、本書は迫力がないとか、あまり面白くないと思う方もおられるようですが、
本書を読んでから映画を観た私としては逆に、作者の「人間とは何か?」というメッセージを伝える、J・R・イジドアや
マーサー教といった要素が端折られてしまっている「ブレラン」は大味に思えて、物足りない感じが拭えませんでした。
どちらを先に観るかは別として、本書と「ブレラン」とは別の作品として観た方が良いようです。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8U4EA
No.79
(5pt)

「ブレードランナー」の原作としてではなく。

正直言って、本書の独特の世界観に入っていくのは時間がかかりました。
しかし、映画「ブレードランナー」では描かれなかった哲学的で深みのある世界が、そこにはあると思います。

映画のあの映像を観た後だと、本書は迫力がないとか、あまり面白くないと思う方もおられるようですが、
本書を読んでから映画を観た私としては逆に、作者の「人間とは何か?」というメッセージを伝える、J・R・イジドアや
マーサー教といった要素が端折られてしまっている「ブレラン」は大味に思えて、物足りない感じが拭えませんでした。
どちらを先に観るかは別として、本書と「ブレラン」とは別の作品として観た方が良いようです。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))より
4150102295
No.78
(4pt)

DDD

くたびれた世界。
 
 機械か生きものか。

 それに悩むが結局はどうでもいいことでもあるんですね。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8U4EA
No.77
(4pt)

DDD

くたびれた世界。
 
 機械か生きものか。

 それに悩むが結局はどうでもいいことでもあるんですね。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))より
4150102295
No.76
(4pt)

曖昧になるアンドロイドの定義

映画『ブレードランナー』の原作であり、ディックの代表作の一つ。
主人公は逃げ出したアンドロイドを追う賞金稼ぎの男。
発展と荒廃が進んだ未来の世界で、人々はそのときの気分すらスイッチ一つで変えることができる。
『本物』の動物は希少となり、本物の動物を持つことが一つのステイタスとみなされている社会。主人公は電気羊しか持っていなかった。逃げ出したアンドロイドを捕まえて、その金で本物の動物を買おう・・・。そんなことが市民の望みである未来。

そしてアンドロイドは限りなく人間に近づき、感情のテストをしなければ見分けがつかないほどに進化した。
主人公は逃げ出したアンドロイドを追い、テストし、戦い、回収していく。
読者ははたして彼らがアンドロイドなのか、アンドロイドの定義とは何なのか、自分の中でのアンドロイドと人間との境界線が薄れていくことに気付くだろう。
『欠陥』のある人間と、『完璧』なアンドロイド。そんな皮肉も描かれているが、そこではなぜか精神的な欠陥のある人間のほうがより人間らしく、完璧すぎるアンドロイド所詮アンドロイドには人間らしさを感じない。

アンドロイドとの戦いを経て、主人公は何を見つけるのか。
本物の動物を得て、平凡だが平和な暮らしに戻るのか。

アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?
それが本書での人間とアンドロイドとの決定的な違いなのかもしれない。
ブレードランナー ファイナル・カット (2枚組) [Blu-ray]
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8U4EA
No.75
(4pt)

曖昧になるアンドロイドの定義

映画『ブレードランナー』の原作であり、ディックの代表作の一つ。
主人公は逃げ出したアンドロイドを追う賞金稼ぎの男。
発展と荒廃が進んだ未来の世界で、人々はそのときの気分すらスイッチ一つで変えることができる。
『本物』の動物は希少となり、本物の動物を持つことが一つのステイタスとみなされている社会。主人公は電気羊しか持っていなかった。逃げ出したアンドロイドを捕まえて、その金で本物の動物を買おう・・・。そんなことが市民の望みである未来。

そしてアンドロイドは限りなく人間に近づき、感情のテストをしなければ見分けがつかないほどに進化した。
主人公は逃げ出したアンドロイドを追い、テストし、戦い、回収していく。
読者ははたして彼らがアンドロイドなのか、アンドロイドの定義とは何なのか、自分の中でのアンドロイドと人間との境界線が薄れていくことに気付くだろう。
『欠陥』のある人間と、『完璧』なアンドロイド。そんな皮肉も描かれているが、そこではなぜか精神的な欠陥のある人間のほうがより人間らしく、完璧すぎるアンドロイド所詮アンドロイドには人間らしさを感じない。

アンドロイドとの戦いを経て、主人公は何を見つけるのか。
本物の動物を得て、平凡だが平和な暮らしに戻るのか。

アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?
それが本書での人間とアンドロイドとの決定的な違いなのかもしれない。
ブレードランナー ファイナル・カット (2枚組) [Blu-ray]
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))より
4150102295
No.74
(5pt)

両方とものファンとして。

この作品は映画『ブレードランナー』の原作ではあるが、登場人物と骨格が同じだけでまったくの別物であると考えて良いと思う。

ヴィジュアル面で言えば、映画は腐敗した高層都市が舞台で、こちらは核で砂漠化されてしまった世界を舞台としている。
ヴィジュアルでいうのなら、ブレードランナーに近いのは攻殻機動隊やニューロマンサー。
こちらに最も近いのはゲームのアーマードコアかもしれない。

そして、そもそも話の軸となるレプリカントの存在自体が原作とはまったく異なるのだから別の作品であるのだ。
ブレードランナーでは、レプリカントは悲しさを持った人間的な存在であるのに対して、こちらでは残虐な存在である。
この作品ではレプリカントとはディックお得意の偽物である。
スクリーマーズの人間そっくりの殺人マシンであり、父さんもどきの人間そっくりに変身し入れ替わる虫なのだ。

ブレードランナーの見せ場を期待した人からするとハズレを引いた気持ちにもなるかもしれない。
あとがきを読めば趣旨が違う事は納得できるに違い無い。

SFに少しでも興味がある人間には一読の価値がある作品で、ディックの白昼夢の世界に入る入門編で、SFの傑作であると僕は考えている。

個人的にはカバーは旧デザインの方が好みだった。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8U4EA
No.73
(5pt)

両方とものファンとして。

この作品は映画『ブレードランナー』の原作ではあるが、登場人物と骨格が同じだけでまったくの別物であると考えて良いと思う。

ヴィジュアル面で言えば、映画は腐敗した高層都市が舞台で、こちらは核で砂漠化されてしまった世界を舞台としている。
ヴィジュアルでいうのなら、ブレードランナーに近いのは攻殻機動隊やニューロマンサー。
こちらに最も近いのはゲームのアーマードコアかもしれない。

そして、そもそも話の軸となるレプリカントの存在自体が原作とはまったく異なるのだから別の作品であるのだ。
ブレードランナーでは、レプリカントは悲しさを持った人間的な存在であるのに対して、こちらでは残虐な存在である。
この作品ではレプリカントとはディックお得意の偽物である。
スクリーマーズの人間そっくりの殺人マシンであり、父さんもどきの人間そっくりに変身し入れ替わる虫なのだ。

ブレードランナーの見せ場を期待した人からするとハズレを引いた気持ちにもなるかもしれない。
あとがきを読めば趣旨が違う事は納得できるに違い無い。

SFに少しでも興味がある人間には一読の価値がある作品で、ディックの白昼夢の世界に入る入門編で、SFの傑作であると僕は考えている。

個人的にはカバーは旧デザインの方が好みだった。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))より
4150102295
No.72
(5pt)

良い!

懸賞金目当てにアンドロイドを破壊する男のお話です。 でもでも、色々あって、アンドロイドと人間の違いって?と考えます。人間の中にだってヤバい奴はいる。逆にアンドロイドの中にだって、優しい奴はいる。 つまり境界が曖昧になっていくのです。 アンドロイドだ! というだけで殺す。ことへの疑問。 男はそんな疑問にどう対処するか……。 ぜひ読んでみて下さい!
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8U4EA
No.71
(5pt)

良い!

懸賞金目当てにアンドロイドを破壊する男のお話です。 でもでも、色々あって、アンドロイドと人間の違いって?と考えます。人間の中にだってヤバい奴はいる。逆にアンドロイドの中にだって、優しい奴はいる。 つまり境界が曖昧になっていくのです。 アンドロイドだ! というだけで殺す。ことへの疑問。 男はそんな疑問にどう対処するか……。 ぜひ読んでみて下さい!
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))より
4150102295
No.70
(4pt)

予言書

昔「ブレードランナー」の原作本として読んで驚いたことがある。
内容はまったく別なので要注意。
まがい物のアンドロイドよりも生きた動物が尊ばれた時代。
デッカードは生きた動物を買うためにアンドロイドを殺しに行く。
で、折角買った羊は・・・。

本物の動物を殺したアンドロイドの憎悪の方が読んだ当時なぜか共感出来た。
生きた本物の動物を可愛がる人間よりも。

この本では動物の生死に共感性があるや否やで人間とアンドロイドを区別するテストがある。
そのテストの趣旨が馬鹿らしいと思ったものだが
どんどんと温暖化などで絶滅していく動物の話を聞くにつけ
笑い事ではないと思えるようになった。
同時に馬鹿らしいと思っていた人間の心こそがアンドロイドに近いものではなかったのかと。

ある意味現代人類に対する予言書に近い。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8U4EA
No.69
(4pt)

予言書

昔「ブレードランナー」の原作本として読んで驚いたことがある。
内容はまったく別なので要注意。
まがい物のアンドロイドよりも生きた動物が尊ばれた時代。
デッカードは生きた動物を買うためにアンドロイドを殺しに行く。
で、折角買った羊は・・・。

本物の動物を殺したアンドロイドの憎悪の方が読んだ当時なぜか共感出来た。
生きた本物の動物を可愛がる人間よりも。

この本では動物の生死に共感性があるや否やで人間とアンドロイドを区別するテストがある。
そのテストの趣旨が馬鹿らしいと思ったものだが
どんどんと温暖化などで絶滅していく動物の話を聞くにつけ
笑い事ではないと思えるようになった。
同時に馬鹿らしいと思っていた人間の心こそがアンドロイドに近いものではなかったのかと。

ある意味現代人類に対する予言書に近い。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))より
4150102295
No.68
(5pt)

せめて人間らしく。

今年の世相を表す漢字が「偽」に決まりました。

ディックの作品では
「人間以上の能力を持つ『人間のまがい物』によって、
世界の隅っこへと、追いやられて行く
崖っぷち寸前の『本物の人間』の焦燥感」が
ベースにあると言う人もいます。

イジドアが、ゼイゼイとのどを鳴らして一生懸命、
喘息の「振り」をしているロボット猫を、車の後部座席に乗せて
「やけに苦しそうだな。ちょっと、スィッチを
切ってやるか。」とスィッチを切ろうとするシーン。

私も、知的れべるではイジドアと同じくらい。
でも「人間らしい」かどうかは、判らない。
もしかしたら、「シゾイド」かもしれない。
こんなに、メカニカル・システム・トレーディングが
楽に出来る所を見ると。

ところで、相場の「プロ」達は、何故「本物のチンパンジー」に
負けるのでしょう。彼等「プロ」達はレプリカントなのかも...。
いや、彼等が「本物の人間」で「レプリカントの猿」に
負けているのかも...。
いや、「レプリカントの人間」が「レプリカントの猿」に
負けているか、もしくは、「本物の人間」が「本物の猿」に
負けているのかも...。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8U4EA
No.67
(5pt)

せめて人間らしく。

今年の世相を表す漢字が「偽」に決まりました。

ディックの作品では
「人間以上の能力を持つ『人間のまがい物』によって、
世界の隅っこへと、追いやられて行く
崖っぷち寸前の『本物の人間』の焦燥感」が
ベースにあると言う人もいます。

イジドアが、ゼイゼイとのどを鳴らして一生懸命、
喘息の「振り」をしているロボット猫を、車の後部座席に乗せて
「やけに苦しそうだな。ちょっと、スィッチを
切ってやるか。」とスィッチを切ろうとするシーン。

私も、知的れべるではイジドアと同じくらい。
でも「人間らしい」かどうかは、判らない。
もしかしたら、「シゾイド」かもしれない。
こんなに、メカニカル・システム・トレーディングが
楽に出来る所を見ると。

ところで、相場の「プロ」達は、何故「本物のチンパンジー」に
負けるのでしょう。彼等「プロ」達はレプリカントなのかも...。
いや、彼等が「本物の人間」で「レプリカントの猿」に
負けているのかも...。
いや、「レプリカントの人間」が「レプリカントの猿」に
負けているか、もしくは、「本物の人間」が「本物の猿」に
負けているのかも...。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))より
4150102295
No.66
(4pt)

継ぐのは誰か

時は未来 人類は精巧なアンドロイドであるレプリカントを作ります
そのレプリカントが逃亡したから大変です
外見では人間と区別がつきません
作られたレプリカントにしてみればつかまれば死が待ってします
ロボットという言葉を発明したカレル・チャペックのRURという作品では
ロボットが進化して人類にとって代わろうとします
ディックのレプリカントもすでに知力や体力で人類を超えています
未来を継ぐのは誰か
人類に未来はないようです
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8U4EA
No.65
(4pt)

継ぐのは誰か

時は未来 人類は精巧なアンドロイドであるレプリカントを作ります
そのレプリカントが逃亡したから大変です
外見では人間と区別がつきません
作られたレプリカントにしてみればつかまれば死が待ってします
ロボットという言葉を発明したカレル・チャペックのRURという作品では
ロボットが進化して人類にとって代わろうとします
ディックのレプリカントもすでに知力や体力で人類を超えています
未来を継ぐのは誰か
人類に未来はないようです
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))より
4150102295
No.64
(4pt)

ディックは電気羊の夢を見るか?

一時期ディックにハマりました。パターンとしてはアイデンティティーの

喪失と奇想天外な発想、そしてディック独特の文体に魅了されたわけです。

この作品もレプリカントと人間、そして現実の動物と電気羊に象徴される

ように機械化されたペットにアイデンティティーは何か?とディックは

読者に問いかけてきます。単に読書するだけではなく、まるで双方向性の

あるメールやチャットのように。

ディックは短編をつないで1つの長編に作り上げていくタイプです。

本人自身そう語っているように1つ1つのセクションを短編と見なして

読んで行くと一層読書を楽しめる事でしょう。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8U4EA
No.63
(4pt)

ディックは電気羊の夢を見るか?

一時期ディックにハマりました。パターンとしてはアイデンティティーの

喪失と奇想天外な発想、そしてディック独特の文体に魅了されたわけです。

この作品もレプリカントと人間、そして現実の動物と電気羊に象徴される

ように機械化されたペットにアイデンティティーは何か?とディックは

読者に問いかけてきます。単に読書するだけではなく、まるで双方向性の

あるメールやチャットのように。

ディックは短編をつないで1つの長編に作り上げていくタイプです。

本人自身そう語っているように1つ1つのセクションを短編と見なして

読んで行くと一層読書を楽しめる事でしょう。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))より
4150102295
No.62
(4pt)

人間の決定要因って?

面白いなぁ、と思ったところは、まず「動物を飼うことが美徳」という概念。たしか電撃文庫の『キノの旅』の話でもそういう国があったなぁ…と思い出しました。昆虫系はけっこう安いんですよ。けど、馬とかヤギとかを買うのには、何年もローンしなくちゃいけないくらい。軽く一軒家を買うような感覚みたいです。

もう一点特に面白いと思ったのは、アンドロイドの描き方。とても人間らしく、むしろ人間よりも人間らしいという変な現象に。アンドロイドと人間はまったく違うはずなのに、その境界線が微妙になってきています。アンドロイドが人間の性質に似せてプログラムされているのも一番の要因ですが、同時に、人間自身も機械のような感情に侵食され、ロボット化しつつあるといった感じです。「自分は人間か?アンドロイドか?」そういう疑惑さえ生まれてくる有り様。

物語の進め方は、一見共通性のないような二つの物語がだんだん歩み寄っていくという形式でした。最近読んだ本では、村上春樹さんの『海辺のカフカ』に形式的には似ているかもしれません。ジャンルの違う小説ですが、その手法だけではなく、雰囲気もどことなく共通性があるように思います。どちらも知的障害者の人をキーパーソンとして登場させているのが、そんな気にさせているのかもしれません。

人間とアンドロイドの違いって、アンドロイドは自然繁殖出来ないってこととかですかね…。

でもそれもたいして重要じゃないじゃんって言われたら、

どうしましょう?
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J8U4EA
No.61
(4pt)

人間の決定要因って?

面白いなぁ、と思ったところは、まず「動物を飼うことが美徳」という概念。たしか電撃文庫の『キノの旅』の話でもそういう国があったなぁ…と思い出しました。昆虫系はけっこう安いんですよ。けど、馬とかヤギとかを買うのには、何年もローンしなくちゃいけないくらい。軽く一軒家を買うような感覚みたいです。

もう一点特に面白いと思ったのは、アンドロイドの描き方。とても人間らしく、むしろ人間よりも人間らしいという変な現象に。アンドロイドと人間はまったく違うはずなのに、その境界線が微妙になってきています。アンドロイドが人間の性質に似せてプログラムされているのも一番の要因ですが、同時に、人間自身も機械のような感情に侵食され、ロボット化しつつあるといった感じです。「自分は人間か?アンドロイドか?」そういう疑惑さえ生まれてくる有り様。

物語の進め方は、一見共通性のないような二つの物語がだんだん歩み寄っていくという形式でした。最近読んだ本では、村上春樹さんの『海辺のカフカ』に形式的には似ているかもしれません。ジャンルの違う小説ですが、その手法だけではなく、雰囲気もどことなく共通性があるように思います。どちらも知的障害者の人をキーパーソンとして登場させているのが、そんな気にさせているのかもしれません。

人間とアンドロイドの違いって、アンドロイドは自然繁殖出来ないってこととかですかね…。

でもそれもたいして重要じゃないじゃんって言われたら、

どうしましょう?
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229)) Amazon書評・レビュー: アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))より
4150102295