■スポンサードリンク
西尾維新
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
西尾維新の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
特に羽海野チカさんと堀江敏幸さんとの対談が面白い。チカさんは西尾維新をリスペクトしてて自分の内面や過去を包み隠さず創作への熱意を語ってくれ、堀江さんは西尾さんをえぐるような鋭い指摘を高い俯瞰視点から表現し正確に西尾維新を評していた。どちらもベクトルは違うが面白かった。この書でも西尾維新の個人的で具体的な自分の成り立ちは彼の口からは出ていない。彼が自分を出さないのは彼が取材する側であるという形式からも最初から読めていたが、ファンとしては彼がなぜ西尾維新に成り得たか知りたい。いつか彼がフィクションに寄せず自分を語ることはあるのだろうか?プロフェッショナル仕事の流儀で彼が出れば絶対見たい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
西尾維新先生の「仕事の仕方」が各対談で語られていて大変興味深かった。丁寧に仕事をしておられるのだなと感じ入った。ファンのみならず、クリエイターの方にも刺激になることだろう。特に羽海野チカさんとの対談が良かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あまりに面白くて一気に読んでしまいました。 対談形式ですし、とてもサクサク読めます。 内容では、羽海野チカさんお話が特に印象に残っています。 多大な時間をかけて、何かに注力してしまうと、それで結果をださないと引けなくなるということが書いてありました。泳ぎ出した以上「溺れる」か「岸にたどり着く」かだということです。 まさに、そういう気持ちのワナビの方は多いのではないでしょうか。 業界で一線を走っているプロの方たちほど「才能」というモノに対して懐疑的です。 「質」の話をする前にとてつもない「量」の作品を生み出しているからこそ、そういう発想にもなるのかと思いました。10万時間の法則とかありますが、分かっていてもやる人が少ないからプロとアマの差が出来るのかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すきなひとかすきなひとと対話してる… それだけでもう、ポチりましたよね。 満足ですよね。 知らない人も調べましたよね。 ええ、ええ、個人的においしかったです! ごちそうさまでした! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
西尾維新さん 本当にありがとうございます、この場を借りて感謝を述べます、 私は、まだ長くは生きてませんが、人生は山あり谷ありというなら 確実に一つの谷間であると言えるどん底の高校生活の時に、 そう、あの夏の終わり。 夏休みが終わり憂鬱な2学期の始業式の前後、 アニメの化物語に出会いました、直感でこれは『潜在意識の何かだ』と思いすぐさま原作買いそして人生初めての小説を読破しました、 この出会いにより忍野メメの言うところの、勝手に救われ人生が動き始めた人間です、 どの心理学を説く書物より、どの自己啓発書や成功本より、当時の私にとっては差し伸べてくれる温かい光になりました 孤独の中どうしようもないくらい、もがいていた日々の中で僅かな生きる一歩の後押しをしてくれた物語です、 そう後ろからそっと私に現実という幻想と向き合うきっかけをくれました、 天才と天才と天才が爆風乱舞のごとき描き創作したあの2009年の化物語、今でも忘れない、 天才と神、言うならば人間と自然界との共同作業の副産物があの化物語でした、 西尾さん あなたの魂の言葉遊びはあのとき 孤独と監視の中で涙の流れない涙を流していた、 極東の片田舎の一人の少年の人生を救いました、 孤独の中の神の祝福が訪れた瞬間でした、 きっとこれから何年しても何十年たっても、 この極東のどこかでいや世界のどこかで涙と鼻水を流し泣きじゃぐる少年は絶えることないでしょう、 素敵な物語をありがとうございます、 シャフトの皆さん、新房昭之さん、神前暁さん、渡辺明夫さん、声優の皆様方、制作に携わった数々の天才の皆様、 私は、あの日勝手に救われました、 きっと、この日本という社会の中で、家族という孤独の中で、どうしようもなく、誰にも頼れず、何も分からず、 孤独、あのジメジメした何もかも信じられず何かに疑問を抱いても、抑圧されて監視されれいる、 そんな中で葛藤とせめぎ合いの中で息を押し殺して怯えている、 若者の未来を救ってくれる、作品だと思います。 私は、これから自分に何ができるのか、私は少しでもこの世界に恩返しできるのか、わかりませんが、 この物語から学んだこと、学び続けていることは忘れないでいたいです 人間でいることいようとすることを忘れないでいたい。 社会の中で生きていくしかないのだから。 ありがとうございます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
色々な西尾さんが見れて良かったです。特に羽海野チカさんとの対談では、何か通じるところがあったのか、とても盛り上がっていて読んでいる方としても楽しめました。 また、構成がとても自然で好印象でした。構成を務めていた木村俊介さんはあとがきからもそれぞれの作家へのリスペクトが感じられて大変読後感が良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は西尾維新さんが好きで気になったからこの本を読んだのではなく、小林賢太郎さんが好きだったから読みました。 もちろん西尾維新さんが人気作家だということは知ってましたが、西尾維新作品を一冊も読まずにこの本を読みました。 しかし… 純粋に対談として楽しめる… 類稀なる努力をしてきた者同士の濃い語らいはあっという間に、気づいたら終わっていました。 西尾維新さんの作品、いやもうこの対談集に出てくる全ての人の作品が読みたくなりました。読みます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
創作をおこなう天才たちが、みずからの創作の様子を語る対談集です。 創作とはこうあるべき、といった創作論というわけではありません。 これから小説にせよ、なんにせよ、創作を志す人は、読んで決して損はない本です。 ふたつばかり、個人的に付箋をつけた言葉を紹介します。 >来月の僕には作れないけれど、三年後の僕には作れているはずであろう「もっとすごいもの」をいつも求めていまして。(66ページ、小林賢太郎) >才能の「種」みたいなものなら持っているかもしれないんですけど、それ(才能:レビュアー記)ってものすごく時間をかけて自分の身を切って流した血で育てるものなのにな、というような。(129ページ、羽海野チカ) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語シリーズから西尾維新の作品に触れるようになったので、その小説の紡ぎ方には興味があった。ただ、作者は発表する作品の量に反比例して自分を語ることが少ない。一日2万文字を打ち込む人なのに自分自身を語ることはあとがきの中に数行あるだけ。読者としてはかなりフラストレーションが貯まっていた。 そこへこの対談集だ。じっくり読ませていただいた。浮かび上がってきたのは内向的で物語を紡ぐこと以外は不慣れな32歳の青年の横顔だった。もしそこから小説家という要素を除いたら、コンビニの深夜帯で勤務するフリーターにしか見えないのではないか。そのくらい、他者との関わりを苦手とする今時の青年。 だが、決定的に違うのはその才能を構築するために注ぎ込むエネルギーだ。羽海野チカとの対談で才能はという話になり、その道のプロは1万時間の勉強なり経験を積む。そこから先はただ、1万時間を2万時間に、2万時間を5万時間に積み上げ続けるしかない、それができてしまうのが才能という、そんな話になる。それは結局、孤独な長い道のりだが、同じ結論を持っていても羽海野チカは深刻で、西尾維新は自然体に見える。そこに西尾維新の不可思議さがある。 5人の対談相手が選ばれたが実際の話しの長さはかなり違う。小林賢太郎は60頁、荒川弘は42頁、羽海野チカは50頁、辻村深月は56頁、堀江敏幸は35頁。長さで盛り上がりが決まるわけではないが、最後の堀江敏幸との対談は今一つかみ合わなかったように思う。ただ、堀江氏が悪いのでも西尾維新が悪いのでもなく単に遠慮が先に立って、打ち解ける前に時間切れになったようだ。年齢から言っても小説一筋の32歳と研究者兼小説家の49歳では見てきたものも背負っているものも違う。共通のフィールドを見つける前に終わったということか。 ただ、堀江氏は西尾作品の会話の面白さをボケとツッコミと表現している。これは氏なりのやさしさなのだろう。 他の対談もそれぞれ面白い。何より、西尾維新が自分を語るより対談相手に語らせているのが面白い。否定の無いところに自分自身を投影しており、そこが持ち味なのだと気づかされる。 いみじくも堀江氏は西尾維新とその主人公達のポジションを「間に立つ人」と表現した。けだし、慧眼というべきか。 惜しむらくは、言葉のラリーで行間が埋め切れていないところがあるように思う。これは西尾維新や5人の対談相手のせいではなく、まとめる側の責任だろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
角が凹んでいて変な線があった。 本事態は素晴らしいのに残念です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
西尾維新は意外と色んな所で色んなクリエイター相手に対談をしてきていますが、今回対談集として出版されたものは、過去の対談の収録ではなく、全てが録り下ろしのもの。 今回の対談相手として選ばれたのは、 漫画界の第一線で活躍する荒川弘・羽海野チカという二名の女性マンガ家。 西尾維新と同じメフィスト賞出身で、直木賞まで手にした辻村深月。 純文学のフィールドで、芥川賞をはじめあらゆる賞を手にした堀江敏幸。 ラーメンズとしての活動が最も有名だが、様々な分野で表現活動を行う小林賢太郎。 と、バラエティに富みつつも、西尾維新の活躍するフィールドと丸かぶりでなく、かつどこかで西尾維新の表現と地続きな面々。 やはりクリエイター同士の対談ということなので、展開されるのはお互いのクリエイターとしての引き出しを開け合う話が主です。 どうしても作家同士の対談は「手品師のネタばらし」的な側面を含みますので、そのようなものを知りたくない、純粋に作品だけを楽しみたいというタイプのファンは回避推奨ですし、逆にそういう楽屋裏をこそ覗きたいという人にとっては、とても楽しめる一冊になっています。 作品のトリッキーさとは対照的に、ごくごくまともで真摯な対談として成立しています。 主な購買層はやはり西尾維新ファンになると思いますが、どちらかがインタビュワー、ホストとなるという形式ではなく、お互い対等にボールを投げ合う形での対談ですので、対談相手の名前も作品も知らないというのであれば、魅力は半減すると思われます。 五名中三人を知っていれば買っていいのではないでしょうか。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!