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ラプラスの魔女
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ラプラスの魔女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 21~40 2/3ページ
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さすがは東野作品らしく、先が気になりページをめくる手がとまらない。しかし、読み終えたあとは「期待した程ではなかったなぁ」感が強かった。東野作品は実際に存在しそうなリアリティのあるキャラが登場するのが魅力だが、この作品のメインキャラ二人は「ラプラス」という現実離れした能力をもっているせいで現実味が乏しく、アニメのキャラクターのように嘘っぽいのだ。(魔法少女でも意識しているのだろうか・・・)。私は、あまりこういうのは東野氏の作品には求めていない。二人が特殊能力を使って勝手に話を進めてしまうので、やや置いてけぼり感をくらってしまった。 | ||||
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ストーリーが面白く、先を読まずにはいられない魅力を持っているものの、「え?これで終わり?」っていう、その後にしみじみ心に残るようなモノが何もないという東野作品全体に漂う安定感はブレませんw エンターテイメントとしてはそれで充分すぎるほどの価値はあるのでしょうが。 | ||||
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粗筋だけだとガリレオシリーズみたいな理系ミステリーかと思ってしまうが、実際は東野氏の虹を操る少年とかの系譜に属する超能力サスペンスものだ。 前半の中毒死を巡るミステリーっぽい要素とトリックがそのままやないかという超能力の要素がどうもうまくかみ合っていない気がする。 バタフライエフェクト系のネタなのに扱っているのは2時間サスペンスドラマの温泉街の事件レベルなのでどうにも話が広がっていかない。 ストーリー自体もほぼ予想通りの展開になっていくし、殺人事件の真相も流星の絆とかと同じパターンである。 東野氏の過去の作品を読んでいるとどうも過去作品の要素の焼き直しで構成したかのような新鮮味に欠ける話だ。 東野氏の作品としてはどう読んでも凡作の部類に属する作品であろう。 それでもそれなりに最後まで読ませるのはさすがではあるが・・・。 本作は映画化が決定しているが、わざわざ映像化するほどの魅力がある原作とは思えない。 | ||||
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多少鼻についた 「わかるもんは分かるっしょ、フツー」みたいなポーズを取りながら「自分は特別」であると誇示してる感じが全体から漂ってる感じ クライマックスシーンが、今までテレビドラマを見ていたのに、いきなり「舞台」に場所移した感じの印象だった | ||||
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硫化水素による娘の自殺と,それに巻き込まれ植物状態となった弟. 脳を蘇られせるための手術の結末と,その父親の真実とは? 何らかの脳手術の結果,何かが起こり,現在の不可思議な事件に何らかの関わりがありそうだ. と,これだけのことを真相を少しずつ見せることで,読者の関心を 最後まで引っ張り続ける小説の構成力はやはり巧みである. 医学的・科学的考察はちょっと子供だまし感は否めないが, まあ,そこは作品の中核的要素ではないと割り切っているのだろう. なぜなら,本作品の真相に,手術や特殊能力は実のところ不可欠要素ではないのである. 1人の狂人の幻想もしくは妄想というだけでも十分なテーマ足り得ると思うが, 同類のテーマの作品はすでに東野氏も書いているので, SF的要素を盛り込んでサスペンス色を強めたというところか. | ||||
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超能力者の物語で、まあ展開は面白いです。一気読みしました。ただ、結論がなんだかなぁと。「平凡な人間も、みんな一人一人大切な存在」みたいなこと、こういう物語でいわれても説得力がないというか、これを直接、台詞で書いてしまうのは余りにも手抜きでは? | ||||
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400ページを超える内容をあっさりと読ませる技術はさすが。しかし、全ての作品に共通する終盤のがっかり感は相変わらず。 | ||||
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ラプラスの悪魔をキーワードとして,脳科学を利用した予測ができるヒトを作り出せるか,という問いかけの作品.確かに概念としては面白いのだが,それを支える神経科学の基礎知識が作者にないため,理論上の構成が崩れてしまった作品と言える.面白ければいい,という考えもあるかもしれないが,その解剖学的,生理学的基礎が十分に与えられないと,トンデモ文学になってしまう.せっかく大阪府立大学工学部を出ているのだから,もっと詳細に調査をした上で,理論的構成を行うべきだったのかもしれない.登場人物の性格付けは,まあまあ正しいと思うが,桐宮玲は研究者なのか,事務方なのか,技術者なのかを明らかにした方が,展開が上手くいくと思う.年齢がすべての人物で明らかにされていないのもフラストレーションがたまる.ま,硫化水素の発生と移動が,全て予測できるのかどうか,というのが,本書の最大の謎なのかもしれない. | ||||
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ミステリーというよりは、SFや科学の要素を盛り込んており、 東野さんの作品なら「プラチナデータ 」や「パラドックス13」と同じ枠にカテゴライズすべき作品でした。 と、いうことは・・・。あまり私の好みではないってことですな(*'ェ`*)タハァ 東野作品の面白さは描かれる事件の背景にある「人間味」だと私は思っているのだけど、今作はそこを深く掘り下げてはいません。 登場人物たちの苦悩が心に響いて来ず、 主人公が誰なのかもはっきりしないから、誰に感情移入したらいいのかわからなかったし。 私が頭が悪いだけかもしれないけど、 それぞれの現象がなぜ起こったのか、なぜそうなるのかが理解できないから楽しめません。 消化不良というか、置いていかれてる感というか・・・・が、残ります。 最後の宝石店でのエピソードはこの作品のシリーズ化を予感させるものでした。 円華・武尾・桐宮って案外いいチームになのかもw | ||||
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結構な長編の割には内容が薄い?薄いというより、主人公たちの超能力のようなものなどがなんだか中途半端で、ご都合主義的な読後感があった。 また全体の主人公というか狂言回しは、多分学者の青江氏なのだろうと思うが、キャラ的に弱い気がした。 しかしまあ、著者の作品はなんだかんだ言いながら楽しませてくれる。 私は最近はそれで十分な気がする。 午睡のお供にとても楽しい読み物である。 | ||||
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それなりに面白いとは思うけど、消化不良。 なぜそうなるのかはっきりわからない現象や、特殊能力をもつ人物を登場させるのは小説としては安易だなぁと思う。 私は伏線を一つずつ拾っていくような物語が好きなので、マスカレードホテルが一番好きだ。 | ||||
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教授と少女をセンチな感じにしてほしかった。 せっかく教授の家庭が冷え切ってる描写があるのだから、教授の設定をもう少し若くして少女への恋愛感情なんかを取り入れてくれれば登場人物に入り込めたかな。なんて勝手に思う。 | ||||
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物理学と経験則で、物事の先が予測できてしまう少女。 物理学を扱っているという部分でガリレオに通じるものもありますが、 やっぱり完全に別物ですね。 悪くはないですが、期待していた程ではなかったです。 少なくとも、単行本で買うと後悔するかもしれません。 いきなり文庫化で出てたら、星4つでしょうか。 | ||||
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ひと晩で読み終わっってしまいました。 引き込まれる文章や展開に、あっという間に読み終わりました。 ですが。それだけ。。という印象を持ってしまいました。 読後の爽快感や納得感というものがあまり感じられませんでした。 殺害方法、謙人のラストシーンのセリフ。など弱いなと感じたり、「?」と悪い意味での驚きがあり。 個人的には当作品はおもしろいと感じましたが、 東野圭吾作品にはもっとおもしろい作品があるのでしょうね。 | ||||
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話は淡々とクライマックスも盛り上がりなく終了。 ラプラスは、昔の科学者。「現在におけるすべての条件が解れば、法則に当てはめるだけで未来は予知することが出来る」と言っています。ラプラスの科学礼賛思想にカトリックは驚異を抱き、科学至上主義を揶揄して「ラプラスの悪魔」というフレーズが用いられるようになったようです。 本作のタイトルである「ラプラスの魔女」は、このラプラスの悪魔をもじったものです。 この小説は、とにかく視点が変わり、結構頭が疲れます。 特に、一人を深堀りするわけでもなく、話が進められます。 文中に「縁日であんなにたくさんの人々が秩序を乱さずに行動できるのは何故か?」というセリフがあります。 この答えは「空気を読む」ですが、これがこの小説の中心にあると思います。 「空気を読む」のダブルミーニングを味わうのがこの小説の醍醐味だと勝手に解釈しています。 少し変わった小説としてオススメします。 | ||||
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主人公の「能力を持つ2人」が、個人的な復讐を乗り越えて、「この世に無駄な個体はない」ということを、 もっと実感させてくれるような活躍をするなり、大きな事件を解決するようなお話だったら 帯通りの大作になったような気がします。(この不安な世の中を肯定するような・・・) 初期の作者の作品のファンとしては、アイデア勝負で量産して、 自分で自分の作品に思わせぶりなコメントをつける、という最近の売り方が残念です。 | ||||
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東野圭吾じゃない作家がこの作品を書いたらどう評価されるだろう、と考えてしまう。特殊能力の描写も中途半端で、ストーリーは馬鹿馬鹿しい。ガッデムと叫んでも聞こえはしない。 | ||||
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”小説をぶっこわす”みたいな惹句が目にとまり手にしてみたのですが・・・ うーん・・・途中までは良かったんですが、犯人がしょぼいじゃないか。 円華も別にそんなに活躍してないしなぁ。別に奇跡は起こしてないし。 序盤、これが超能力なのか、ふつうにある能力が尋常でないレベルになったのかは分からないながら ”二人いる”ということで、宮部みゆきの「龍は眠る」のように、対決に至るのかと思えば、そんなこともなく・・・ 今まで読んだ東野作品(そんなに読んでないけど)の中では最も物足りなかったです。 お供は隣に並んでた、今野敏のにしとけば良かったかなー。← ページ数は多いけど、1ページあたりの文字数は少ないし、 これの前に読んでたのが「ドグラ・マグラ」なこともあって、ありえない程スラスラ読めました(笑)。 わかりやすいって、素晴らしいなぁ。 (でも本書の内容は「普通」といたしました) | ||||
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タイトルの「ラプラス」とは実在した人物です。 ピエール=シモン・ラプラス(Pierre-Simon Laplace, 1749年3月23日 - 1827年3月5日)は、フランスの数学者 ある特定の時間の宇宙のすべての粒子の運動状態が分かれば これから起きるすべての現象はあらかじめ計算できるという考え方を説いた人です。 この「予測能力」が随所に散りばめられた東野さんお得意の理系作品です。 一見難しい様ですが、いつもながらの丁寧で解りやすく読み易い文章でした。 推理とミステリーの要素に複雑な家族関係が織り込まれて 読み始めはやや苦労しましたが中盤から少しづつ面白くなって行きました。 狂気めいた完璧主義者の父、甘粕才生(あまかす さいせい)に対して息子の謙人(けんと)が取った行動は…。 終盤に至っては予想が付きながらもドキドキしました。 ボディガードの武尾徹(たけお とおる)は出番は少ないけれど、要所要所ホッとする良い味を出していて 東野さんらしい「救い」の部分も感じる事が出来ました。 着眼点も目新しく斬新ですが、東野さんの作品だけに期待値も大きく、評価が分かれる作品の様な気がします。 私個人としては強く共感出来て感情移入する人物がいなかったので☆3つとさせて頂きました。 | ||||
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ふたつの温泉地で、硫化水素による死亡事故が発生した。遠く離れているにもかかわらず、どちらの温泉地でも羽原円華という女性が目撃される。実は、彼女には不思議な能力があった・・・。 温泉地の硫化水素による死亡事故は、密閉された室内ならともかく、今までにまったくそういう事故が起きていない屋外で起きた。専門家や警察などがいくら調べても原因が分からない。事故か?それとも殺人か?もし殺人だとしたら、誰がどんな目的で行ったのか?だが、屋外で硫化水素を使って人を殺すことが可能なのか?謎が謎を呼ぶ・・・。 このできごとには、不思議な能力を持つ人物が関わっている。その能力は徐々に明かされていくが、まさに本の帯に書かれた「空想科学ミステリー」の世界だった。実際にはあり得ないとは思うが、あり得そうなことにも思え、興味深く読んだ。だが、温泉地の死亡事故につながっていく”できごと”は現実味が乏しい。あるできごとから別のできごとにつながっていく過程は説得力に欠ける。主要な登場人物についての描写もあっさりしていて、読んでいても人物像がはっきりとはつかめなかった。ラストは無難にまとめたという印象はあるが、このストーリーでこのラストというのは不満が残る。なかなか面白いとは思うが、なにか物足りなさを感じる作品だった。 | ||||
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