【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

の評価:

3.24/5点 レビュー 68件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.24pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全156件 121〜140 7/8ページ
No.36
(2pt)

出来の悪すぎる「館シリーズ」もどき

離れ小島や陸の孤島と化した館で、惨劇が起こる話は山とあります。ですからそういうシチュエーション自体は構わないのですが、この小説はどう見ても綾辻行人の館シリーズの模倣と言わざるを得ません。しかも相当に劣化したものになっています。

では、以下、感想(多少ネタバレ的かも)

***********

○ 綾辻氏の館シリーズは、全てではありませんが叙述トリックが特徴的です。この小説も、とどのつまりはそうなのですが、全く技術不足と言わざるを得ません。

叙述トリックで重要なのは、最後まで叙述トリックだとは気づかせず、ラストで明かされた時に「あれが(叙述の)伏線だったのか」と気づく事だと思います。しかしこの小説は、それがバレバレです。わざとバレバレにしておいて、その裏をかくという手法もありますが、この小説は違います。

クローズドサークルものですので、登場人物は限られます。自ずと比較的ハッキリとした性格分けがされ、各々の(小説内での)役割が振られます。しかし全然目立たない、というかほとんど描写されないキャラがいるのです。これでは気づくなと言う方が無理でしょう。

また作者が読者に錯誤させようとするキャラがいるのですが、そのやり方が本当に不自然です。小説好きには釈迦に説法でしょうが、小説には大きく分けて「一人称視点」「三人称視点」「神の視点」があります。大抵はこのどれかの視点で統一されます。たとえ叙述トリックでもそれは例外ではなく、意図的に混合される以外はやはり統一されるのが普通です。

もちろんこの場合も読者に気づかせないのが通常ですし、そうでない場合はワザと気づかせてその裏をかくものなのですが、この小説は稚拙にそれらが織り交ぜられています。かなり最初の時点から「この語り手は誰なんだ?」と疑問が噴出します。作者が錯誤させたいキャラが語り手だとすると、明らかにおかしな書き方が多すぎるのです。

これが、小説の書き方のイロハもしらない中学生が初めて書いた作品ならば、逆に騙されていたかも知れません。しかし曲がりなりにも商業出版されているわけですから、明らかに不自然な書き方が目に付くのは推理作家失格という気もします。決定的なのは「あまりの主語のなさ」といったところでしょうか。

つまり最初から「この小説は叙述トリックが使われていて、キャラAをキャラBだと錯覚させようとしている」という事がわかってしまうのです。

○ 最後の方でメンバーが「あの人の事を、てっきり○○○だと思っていた」という場面があり、それが真犯人追求の決め手になるのですが、彼らがそう思っていた明確な伏線が見あたりませんでした。読者にはそれが最初からわかっているので「読者はそれを当然だと思って読み進めていたのだろうが、登場人物たちはそれを知らなかった。つまり読者の思い込みを利用したのだ」と作者は言うかも知れませんが、それこそ作者の勝手な思い込みだと思います。

私の同級生にも○○○なのに自分の事を○○と呼ぶ人はいましたし、ドラマやアニメでも時々出てきます。また、「こういう状況で、○○○の中に一人だけ○○○がいるというのは、通常あり得ない」というかも知れませんが、前年に訪れた際、あの人も一人だった可能性を否定する描写を見つけられませんでしたし、戦後まもない頃ならともかく、今時、○○○の中に○○○一人というのは普通にあると思います。特に若い人の間なら尚更です。

また、小説とはいえ、それなりの長い時間一緒に過ごしているのに、○○○かどうか判別できないのは、明らかに不自然です。SFやファンタジーものなら別でしょうが、この小説は違うのですから。

○ 物語中、過去や現在の幾つかの事象の謎が解明されていくのですが、色々な意味で、かなり重要な役割を担った人物の犯行動機や犯行にいたる過程が全く示されません。これは大変なマイナスです。

○ 過去・現在と様々な謎が後半になって怒濤のごとく暴かれていきます。しかし、ハッキリ言って詰め込みすぎだと思います。そのせいで、一つ一つの謎解きが唐突すぎる印象が否めません。読者の興味を引くために色々とバラマいてしまったので、仕方なく足早に回収した感じです。

○ 物語のトリックやオチとしての人間関係、人物構成が本当に「館シリーズ」そっくりです。もう少し工夫のしようがなかったのでしょうか。

○ ラストは賛否あるかも知れません。この小説には多分にホラーサスペンス的な要素が含まれていますが、それにしても最後に生き残ったのが誰かをハッキリさせないのはどうかと思いました。示唆程度でも「あいつが生き残っちゃったの?」のようなものがあれば、よかったのに。

***********

このあと同作者の本を3〜4冊読んで似たような感じなら、早くも麻耶雄嵩は卒業といったところでしょうか。
螢 Amazon書評・レビュー: より
434400664X
No.35
(5pt)

Good

GoodGoodGoodGoodGoodGoodGoodGoodGoodGood
蛍 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書) Amazon書評・レビュー: 蛍 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)より
4344009223
No.34
(5pt)

Good

GoodGoodGoodGoodGoodGoodGoodGoodGoodGood
螢 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 螢 (幻冬舎文庫)より
4344410351
No.33
(5pt)

Good

GoodGoodGoodGoodGoodGoodGoodGoodGoodGood
螢 Amazon書評・レビュー: より
434400664X
No.32
(3pt)

王道の舞台設定

「嵐の山荘(館)」ものです。いつ読んでも、これは本格ミステリファンには堪りません。

ミステリーファンなら誰でも、読み進めていくうちに違和感を感じると思います。真相も、まぁそうか、という感じ。

でも、このファイアフライ館の設定が素晴らしく、加賀螢司の過去も盛り上げます。ラストは驚愕とまではいきませんが、当時のミステリランキングでは上位に食い込んだと思いますし、ミステリとしては十分楽しめます。
螢 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 螢 (幻冬舎文庫)より
4344410351
No.31
(3pt)

王道の舞台設定

「嵐の山荘(館)」ものです。いつ読んでも、これは本格ミステリファンには堪りません。

ミステリーファンなら誰でも、読み進めていくうちに違和感を感じると思います。真相も、まぁそうか、という感じ。

でも、このファイアフライ館の設定が素晴らしく、加賀螢司の過去も盛り上げます。ラストは驚愕とまではいきませんが、当時のミステリランキングでは上位に食い込んだと思いますし、ミステリとしては十分楽しめます。
螢 Amazon書評・レビュー: より
434400664X
No.30
(4pt)

雨の降ってる夜に読むといいです

所謂クローズドサークルものです。好きな方は是非。

クローズドサークルものの時点で嵐の山荘だったり、やむ気配のない雨が降ってたりと外界と遮断されている所が話の舞台になるのは定番ですが、
この本は特に雨の降ってる夜に読む事といいと思います。

内容ですが、自分は騙されたクチなので、面白かったです。
ミステリー好きな人は読んでる途中で犯人の検討をつけている人も多いと思いますが、自分はこの本では見事に騙されちゃいました。
トリックは散々レビューで書かれてる通り一読の価値あり。クローズドサークルに必須な不気味な雰囲気もあります。
ただ最後の終わり方だけが残念。最後だけ面倒なのでガシャっと強制的に幕を引きました的な終わり方に思えた。
螢 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 螢 (幻冬舎文庫)より
4344410351
No.29
(4pt)

雨の降ってる夜に読むといいです

所謂クローズドサークルものです。好きな方は是非。

クローズドサークルものの時点で嵐の山荘だったり、やむ気配のない雨が降ってたりと外界と遮断されている所が話の舞台になるのは定番ですが、
この本は特に雨の降ってる夜に読む事といいと思います。

内容ですが、自分は騙されたクチなので、面白かったです。
ミステリー好きな人は読んでる途中で犯人の検討をつけている人も多いと思いますが、自分はこの本では見事に騙されちゃいました。
トリックは散々レビューで書かれてる通り一読の価値あり。クローズドサークルに必須な不気味な雰囲気もあります。
ただ最後の終わり方だけが残念。最後だけ面倒なのでガシャっと強制的に幕を引きました的な終わり方に思えた。
螢 Amazon書評・レビュー: より
434400664X
No.28
(4pt)

一読の価値アリ

タイトル通り所謂フローズドサークルものです。
好きな方は是非。

そして自分は騙されたクチなので、面白かったです。
ミステリーは読んでる途中で犯人の検討をつけている人も多いと思いますが、自分はこの本では見事に騙されちゃいました。
トリックは散々レビューで書かれてる通り一読の価値あり。クローズドサークルに必須な不気味な雰囲気もあります。
ただ最後の終わり方だけが残念。最後だけ面倒なのでガシャっと強制的に幕を引きました的な終わり方に思えた。

螢 Amazon書評・レビュー: より
434400664X
No.27
(4pt)

一読の価値アリ

タイトル通り所謂フローズドサークルものです。
好きな方は是非。

そして自分は騙されたクチなので、面白かったです。
ミステリーは読んでる途中で犯人の検討をつけている人も多いと思いますが、自分はこの本では見事に騙されちゃいました。
トリックは散々レビューで書かれてる通り一読の価値あり。クローズドサークルに必須な不気味な雰囲気もあります。
ただ最後の終わり方だけが残念。最後だけ面倒なのでガシャっと強制的に幕を引きました的な終わり方に思えた。

螢 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 螢 (幻冬舎文庫)より
4344410351
No.26
(4pt)

エピローグに完敗です。

麻耶雄嵩の小説を続けて二作品も読む(『鴉』の次に読みました)と精神に多大な疲れを感じてしまいますね。
とにかく疲弊した頭では長い感想を綴るのは無理。
一言だけ、「エピローグに完敗です」。これが麻耶雄嵩流の落ちなんでしょうね。いやはや全く残酷であっけにとられる終わり方です。お見事・・・。
このエピローグの衝撃を味わうための本編はただの前置きだったんですね。嵐の山荘で起きる殺人事件というお決まりのパターンは。
もう一度、お見事!!事件が解決した後のもう一段の「ええ!!それはないでしょう・・・」に脱帽です。
螢 Amazon書評・レビュー: より
434400664X
No.25
(4pt)

エピローグに完敗です。

麻耶雄嵩の小説を続けて二作品も読む(『鴉』の次に読みました)と精神に多大な疲れを感じてしまいますね。
とにかく疲弊した頭では長い感想を綴るのは無理。
一言だけ、「エピローグに完敗です」。これが麻耶雄嵩流の落ちなんでしょうね。いやはや全く残酷であっけにとられる終わり方です。お見事・・・。
このエピローグの衝撃を味わうための本編はただの前置きだったんですね。嵐の山荘で起きる殺人事件というお決まりのパターンは。
もう一度、お見事!!事件が解決した後のもう一段の「ええ!!それはないでしょう・・・」に脱帽です。
螢 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 螢 (幻冬舎文庫)より
4344410351
No.24
(5pt)

とにかく「訝しい」(←本書の最頻出語)

典型的な《嵐の山荘》ものの道具立てを採りながら、そこに 著者一流の騙りの技巧と、底意地の悪い青春ミステリの 苦味が加えられた作品。 本作の核にあるのは、叙述トリックなのですが、オーソドックスなものに加え、 もう一つ、叙述トリックそのものを逆手にとったテクニックが使われています。 普通、叙述トリックとは、「作中人物には自明のことを、 読者が気づかないように誤導していく詐術」のことですが、 本作のトリックは、それとは逆で「読者には自明のことを 作中人物の大半が知らないということを読者が知らない」ために成立するものとなっています。 つまり、読者と作中人物、双方にトリックが用意されており、 結果的に読者には、二重のトリックが仕掛けらていることに なるのです。 多くの読者はボタンの掛け違えをしたような違和感を抱えながら、 結末で初めて、作品の構造や作者の企みを理解することでしょう。 なお、トリック自体は一言で説明できるものであっても、それを作品として成立 させるのが容易ならざるものであるというのは、言うまでもないことと思います。
蛍 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書) Amazon書評・レビュー: 蛍 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)より
4344009223
No.23
(5pt)

騙りの超絶技巧

典型的な《嵐の山荘》ものの道具立てを採りながら、そこに
著者一流の騙りの技巧と、底意地の悪い青春ミステリの
苦味が加えられた作品。
本作の核にあるのは、叙述トリックなのですが、オーソドックスなものに加え、
もう一つ、叙述トリックそのものを逆手にとったテクニックが使われています。
普通、叙述トリックとは、「作中人物には自明のことを、
読者が気づかないように誤導していく詐術」のことですが、
本作のトリックは、それとは逆で「読者には自明のことを
作中人物の大半が知らないということを読者が知らない」
ために成立するものとなっています。
つまり、読者と作中人物、双方にトリックが用意されており、
結果的に読者には、二重のトリックが仕掛けらていることに
なるのです。
多くの読者はボタンの掛け違えをしたような違和感を抱えながら、
結末で初めて、作品の構造や作者の企みを理解することでしょう。
なお、トリック自体は一言で説明できるものであっても、それを作品として成立
させるのが容易ならざるものであるというのは、言うまでもないことと思います。
螢 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 螢 (幻冬舎文庫)より
4344410351
No.22
(5pt)

とにかく「訝しい」(←本書の最頻出語)

典型的な《嵐の山荘》ものの道具立てを採りながら、そこに
著者一流の騙りの技巧と、底意地の悪い青春ミステリの
苦味が加えられた作品。
本作の核にあるのは、叙述トリックなのですが、オーソドックスなものに加え、
もう一つ、叙述トリックそのものを逆手にとったテクニックが使われています。
普通、叙述トリックとは、「作中人物には自明のことを、
読者が気づかないように誤導していく詐術」のことですが、
本作のトリックは、それとは逆で「読者には自明のことを
作中人物の大半が知らないということを読者が知らない」
ために成立するものとなっています。
つまり、読者と作中人物、双方にトリックが用意されており、
結果的に読者には、二重のトリックが仕掛けらていることに
なるのです。
多くの読者はボタンの掛け違えをしたような違和感を抱えながら、
結末で初めて、作品の構造や作者の企みを理解することでしょう。
なお、トリック自体は一言で説明できるものであっても、それを作品として成立
させるのが容易ならざるものであるというのは、言うまでもないことと思います。
蛍 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書) Amazon書評・レビュー: 蛍 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)より
4344009223
No.21
(5pt)

騙りの超絶技巧

典型的な《嵐の山荘》ものの道具立てを採りながら、そこに
著者一流の騙りの技巧と、底意地の悪い青春ミステリの
苦味が加えられた作品。
本作の核にあるのは、叙述トリックなのですが、オーソドックスなものに加え、
もう一つ、叙述トリックそのものを逆手にとったテクニックが使われています。
普通、叙述トリックとは、「作中人物には自明のことを、
読者が気づかないように誤導していく詐術」のことですが、
本作のトリックは、それとは逆で「読者には自明のことを
作中人物の大半が知らないということを読者が知らない」
ために成立するものとなっています。
つまり、読者と作中人物、双方にトリックが用意されており、
結果的に読者には、二重のトリックが仕掛けらていることに
なるのです。
多くの読者はボタンの掛け違えをしたような違和感を抱えながら、
結末で初めて、作品の構造や作者の企みを理解することでしょう。
なお、トリック自体は一言で説明できるものであっても、それを作品として成立
させるのが容易ならざるものであるというのは、言うまでもないことと思います。
螢 Amazon書評・レビュー: より
434400664X
No.20
(5pt)

叙述トリックの新機軸

典型的な《嵐の山荘》ものの道具立てを採りながら、そこに
著者一流の騙りの技巧と、底意地の悪い青春ミステリの
苦味が加えられた作品。
本作の核にあるのは、叙述トリックなのですが、オーソドックスなものに加え、
もう一つ、叙述トリックそのものを逆手にとったテクニックが使われています。
普通、叙述トリックとは、「作中人物には自明のことを、
読者が気づかないように誤導していく詐術」のことですが、
本作のトリックは、それとは逆で「読者には自明のことを
作中人物の大半が知らないということを読者が知らない」
ために成立するものとなっています。
つまり、読者と作中人物、双方にトリックが用意されており、
結果的に読者には、二重のトリックが仕掛けらていることに
なるのです。
多くの読者はボタンの掛け違えをしたような違和感を抱えながら、
結末で初めて、作品の構造や作者の企みを理解することでしょう。
なお、トリック自体は一言で説明できるものであっても、それを作品として成立
させるのが容易ならざるものであるというのは、言うまでもないことと思います。
螢 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 螢 (幻冬舎文庫)より
4344410351
No.19
(5pt)

やられた!

衝撃作を出す著者が、なぜ今になって嵐の山荘ものを?どんなネタ、仕掛けがあるのか…。今までの作品のイメージで読んでたら、やられました…(人により賛否両論ですが)。嵐の山荘ものが好きな方なら是非読んでみてください。個人的には『鴉』『神様ゲーム』より衝撃を受けました。このミスにもランクインされた作品なので、未読の方は今回の文庫版で是非!
螢 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 螢 (幻冬舎文庫)より
4344410351
No.18
(2pt)

アイデアは何処にある ?

「夏と冬の奏鳴曲」、「鴉」などの衝撃作で常に読者を驚かせて来た作者が、"嵐の山荘"ものに挑戦した作品。しかし、本作に関してはアイデアが全く込められていないのに驚かされた。
大学のオカルト研究サークルが、10年前に天才音楽家が大量殺人事件を起こした屋敷「ファイアフライ」館で合宿するという話。現在の館の持ち主はサークルの先輩。また、サークル員だった女性が、連続女性殺人鬼"ジョージ"の手に掛かって殺された事が冒頭で説明される。館は京都の山奥に立っており、大雨によって孤立し、そして殺人事件が起こる。まさに"嵐の山荘"ものの常道である。しかし、冒頭の語り口だけで"ジョージ"の正体は明瞭だし、10年前の事件と今回の事件との関係も明白である。これでどうやって意外な結末に持って行くのか読む方が心配になるくらいである。しかし、麻耶氏の事だから何か仕掛けがあるだろうと思って最後まで読んだのだが、結局何も無いのである。唯一のトリックと言えるものは黴臭いもので、感傷に包まれていれば通用すると思ったのだろうか ? 登場人物の一人が「**」と自称した時点でバレバレだろう。ミステリを諦めて、「蛍」を中心とした幽界・幻想的な物語を書いたとしか思えない。また、水音だけで次々と人を狂気に陥れる発想は安易過ぎるであろう。これなら、本当のオカルト小説を書いた方が良い。
「蛍」のように儚い物語を読まされて、時間を無駄にさせられた作品。
螢 (幻冬舎文庫) Amazon書評・レビュー: 螢 (幻冬舎文庫)より
4344410351
No.17
(4pt)

最後にあれ?

最後まで読み終わって、あれ誰が犯人だったっけ!と慌ててページを捲ってしまいました。
どんどん読めてしまうので、謎解きしないまま最後まで読んでしまいました(笑)
思わせぶりな展開に、引き込まれてしまいます。
蛍 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書) Amazon書評・レビュー: 蛍 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)より
4344009223