朝のガスパール

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評判

朝のガスパールの評価:

4.12/5点 レビュー 17件。 D ランク

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平均点4.12pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全22件 21〜22 2/2ページ
No.2
(5pt)

筒井康隆、挑戦す。

今では考えがたいことだが、筒井康隆はアサヒ新聞に(!)
小説を連載していたことがあった。
もちろんただの小説であるはずがない。
連載しながらネット会議室や読者の投書を参照し、
展開に反映されるという形式を採ったのだ。
その結果はSFファンからはサロンのシーンが駄目だと言われ、
アサヒの読者からはSFを載せるなと言われ…。
発表当時は色々と気苦労も多かったようだが、
きちんと作品としてまとめてあるのはさすがの一言。
ファンならずとも、SFを毛嫌いしない方ならどうぞ。
朝のガスパール (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 朝のガスパール (新潮文庫)より
4101171343
No.1
(5pt)

読者参加小説

紹介するまでもありませんが、この小説は1991年10月から1992年3月まで、朝日新聞朝刊に連載された小説です。ゲームの世界の人物が現実世界に出現するという超自然的な設定以上に驚かされるのが、この小説の展開が、投書やパソコン通信により読者から寄せられた意見に左右されるという、「読者参加」小説であることです。まさに「筒井ワールド」の新展開と言えます。インターネット全盛の現在ならともかく、単なる双方向通信の時代に、メッセージ数が23,805を数える(「電悩録ー解説にかえて」より引用)という事実はまさに驚異というほかありません。小説上で筒井は、櫟沢という人物に名を変え、筒井とは違う次元で、冷静な判断をくだしていきます。また、ゲーム「まぼろしの遊撃隊」の作者がご存知、時田浩作という設定も筒井ファンにとっては泣かせる話です。小説中で、美貌の人妻貴野原聡子が借金清算のため不倫を働く場面が、読者の要望で変えられてしまうなど、この小説の真髄を見せられます。野性の女性隊員穂高、チャーリー西丸など強烈な個性を発揮する人物も多く、決して途中で退屈することはありません。
朝のガスパール (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 朝のガスパール (新潮文庫)より
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