(短編集)

インド夜想曲

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評判

インド夜想曲の評価:

4.29/5点 レビュー 42件。 A ランク

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平均点4.29pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全80件 61〜80 4/4ページ
No.20
(3pt)

ポンディシェリー帰りの女性も登場

去年インドに行くときに、

一緒に行くはずだった先輩から、

「『インド夜想曲』のDVD見ておいたほうがいいぞ。」

と言われていたのだが、結局見ないで行った。

が、この原作本は学生の時に買って持っていた。

が、なぜか今までずっと読まないままでいた。

で、昨日ふと思い出して探して読んで、驚いた。

男が一人でインドを訪れる物語なのだが、

行き先はボンベイやマドラスで、

マドラスにいたっては、

神智学協会やバスの乗り換え所も重要な舞台として出てくる。

全部、自分が訪れたところだった。

文章のそこかしこから、

自分が行ったときの雰囲気が思い出される描写が充満していた。

思わずインドで買ったタバコを出して火をつけた。

訳者はなんと、須賀敦子だった。

この人のエッセイを頼りにヴェネチアに行ったことがあったので、

けっこうこのかたと縁があったのかな・・。

最終地点はゴアだったが、

コーチンに置き換えればほぼ自分の行き先と重なる。

さっそくアマゾンでDVDを注文した。

石井光太『物乞う仏陀』(文藝春秋)でも、

最後の舞台はボンベイだったし、

なんかようやく半年経って、

インドに行ったことが記憶として実感できる気がしてきた。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.19
(3pt)

ポンディシェリー帰りの女性も登場

去年インドに行くときに、

一緒に行くはずだった先輩から、

「『インド夜想曲』のDVD見ておいたほうがいいぞ。」

と言われていたのだが、結局見ないで行った。

が、この原作本は学生の時に買って持っていた。

が、なぜか今までずっと読まないままでいた。

で、昨日ふと思い出して探して読んで、驚いた。

男が一人でインドを訪れる物語なのだが、

行き先はボンベイやマドラスで、

マドラスにいたっては、

神智学協会やバスの乗り換え所も重要な舞台として出てくる。

全部、自分が訪れたところだった。

文章のそこかしこから、

自分が行ったときの雰囲気が思い出される描写が充満していた。

思わずインドで買ったタバコを出して火をつけた。

訳者はなんと、須賀敦子だった。

この人のエッセイを頼りにヴェネチアに行ったことがあったので、

けっこうこのかたと縁があったのかな・・。

最終地点はゴアだったが、

コーチンに置き換えればほぼ自分の行き先と重なる。

さっそくアマゾンでDVDを注文した。

石井光太『物乞う仏陀』(文藝春秋)でも、

最後の舞台はボンベイだったし、

なんかようやく半年経って、

インドに行ったことが記憶として実感できる気がしてきた。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.18
(5pt)

不思議な旅を

アントニオ・タブッキの代表作の一つ。行方不明の男を探す主人公の幻想的な旅の物語。
独特の世界観の中に、知らず知らず自分も旅人としていざなわれ、迷い込んでしまう。
インドの実在の場所、ホテルなどが登場するので、インドに行った事のある人はさらに楽しめるかも。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.17
(5pt)

不思議な旅を

アントニオ・タブッキの代表作の一つ。行方不明の男を探す主人公の幻想的な旅の物語。
独特の世界観の中に、知らず知らず自分も旅人としていざなわれ、迷い込んでしまう。
インドの実在の場所、ホテルなどが登場するので、インドに行った事のある人はさらに楽しめるかも。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.16
(5pt)

漂泊の想いを抱きつづける人へ

語り口が絶妙だ。
最初の一行から、すうっとどここかから手が伸びて襟首をつかみ、物語の世界へひきこまれてしまう。
冒頭で主人公がキレてタクシーを途中で降りてしまうくだりや、ふいに出会った醜悪な容姿の予言者とのやりとりなど、その情景とともに主人公の怒りや畏れが、その場の匂いや主人公の体温とともに伝わってくる。
何かを求め、探し、迷っているのだけれど、その何かがわからないといった青春期特有の逡巡に苛立つ若者にもぜひ読んでほしい。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.15
(5pt)

漂泊の想いを抱きつづける人へ

語り口が絶妙だ。
最初の一行から、すうっとどここかから手が伸びて襟首をつかみ、物語の世界へひきこまれてしまう。
冒頭で主人公がキレてタクシーを途中で降りてしまうくだりや、ふいに出会った醜悪な容姿の予言者とのやりとりなど、その情景とともに主人公の怒りや畏れが、その場の匂いや主人公の体温とともに伝わってくる。
何かを求め、探し、迷っているのだけれど、その何かがわからないといった青春期特有の逡巡に苛立つ若者にもぜひ読んでほしい。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.14
(5pt)

鏡の向こう

インドの混沌とした空気が伝わってくる。読者は主人公と共に失踪した友人を探しながら、スラム街のホテルやすえた汗の匂いのする夜の病院など、インド各地を旅するだろう。そして、最後の章に行くにしたがい、自分がインドにいるのではなく、鏡の向こう側に迷いこんでいることに気づく・・・そんな感じにさせられる作品である。なんとも不思議な読後感。とてもおもしろい。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.13
(5pt)

鏡の向こう

インドの混沌とした空気が伝わってくる。読者は主人公と共に失踪した友人を探しながら、スラム街のホテルやすえた汗の匂いのする夜の病院など、インド各地を旅するだろう。そして、最後の章に行くにしたがい、自分がインドにいるのではなく、鏡の向こう側に迷いこんでいることに気づく・・・そんな感じにさせられる作品である。なんとも不思議な読後感。とてもおもしろい。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.12
(4pt)

見るという行為

インドで僕は、失踪した友人シャヴィエルの痕跡を追っている。ボンベイ、マドラス、ゴアとインド全土を旅し捜しつづける僕は、その果てにシャビエルと遭遇できるのか・・・?読み手は徐々に、無個性なる語り手「僕」と同体化してゆくことになる。では、そのわれわれの旅の目的とは?
 それは、「僕」の旅の目的の暗部を、その隠されたところを掬い上げることだ。われわれ自身にそのことが次第にわかり初めてくる。目的の光りに隠れて見えなくなっているものを、冷たく冴えた意識によって、すなわちただ「見る」という純粋行為(それがサディズムだとしても)によって、掬い取ること。たとえそれが非日常の幻と呼ばれるものであったとしても、それを愉しむこと。それが、夜を創りだすということである
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.11
(4pt)

見るという行為

インドで僕は、失踪した友人シャヴィエルの痕跡を追っている。ボンベイ、マドラス、ゴアとインド全土を旅し捜しつづける僕は、その果てにシャビエルと遭遇できるのか・・・?読み手は徐々に、無個性なる語り手「僕」と同体化してゆくことになる。では、そのわれわれの旅の目的とは?
 それは、「僕」の旅の目的の暗部を、その隠されたところを掬い上げることだ。われわれ自身にそのことが次第にわかり初めてくる。目的の光りに隠れて見えなくなっているものを、冷たく冴えた意識によって、すなわちただ「見る」という純粋行為(それがサディズムだとしても)によって、掬い取ること。たとえそれが非日常の幻と呼ばれるものであったとしても、それを愉しむこと。それが、夜を創りだすということである
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.10
(5pt)

素晴らしい語り口

幻想的でとても美しく、でもクールな印象を与えるとても面白い本です。
物語としてもとてもよく出来ており、長くもなく、難解でもなく、でも味わい深い小説です。夜寝る前に、静かに読みたい一冊です。違う世界に旅できます。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.9
(5pt)

素晴らしい語り口

幻想的でとても美しく、でもクールな印象を与えるとても面白い本です。
物語としてもとてもよく出来ており、長くもなく、難解でもなく、でも味わい深い小説です。夜寝る前に、静かに読みたい一冊です。違う世界に旅できます。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.8
(5pt)

ぜひ、単行本で読んで

この本は、ぜひ単行本で読んで下さい。単行本でなければ、感動もうすれるというもの。映画もありますが、映画を見ただけではムードだけはつかめますが何だかわからないので、まず、原作をからはいるのをおすすめします。
この世界がお好きならたまらない本です。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.7
(5pt)

ぜひ、単行本で読んで

この本は、ぜひ単行本で読んで下さい。単行本でなければ、感動もうすれるというもの。映画もありますが、映画を見ただけではムードだけはつかめますが何だかわからないので、まず、原作をからはいるのをおすすめします。
この世界がお好きならたまらない本です。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.6
(4pt)

現代幻想文学の傑作

本書は現代の幻想文学の傑作に違いない。
簡潔な文体とミステリ-のような筋立ては読者を飽きさせないだろう。
最終章で本書全体の種明かしをされる。果たして、主人公が探してい
た人間とは何だったのか・・・それは読んでからのお楽しみである。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.5
(4pt)

現代幻想文学の傑作

本書は現代の幻想文学の傑作に違いない。
簡潔な文体とミステリ-のような筋立ては読者を飽きさせないだろう。
最終章で本書全体の種明かしをされる。果たして、主人公が探してい
た人間とは何だったのか・・・それは読んでからのお楽しみである。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.4
(5pt)

インド夜想曲

最初はよくあるインド好きのヒッピー文学と思いきや、インドはただの舞台でしかなく、その内容はボルヘスの作品のように幻想と思考と知性に満ちているといえるだろう。インドの独特の風土を利用しながら、いつの間にか自分がどこにいるのかわからなくなるような不思議な感覚、友人探しという読むものを引き付けるミステリー性を備えながら、哲学的な命題を探るような短編を重ねあわせたような奇妙な旅行記。最初に書かれた無意味とも思える命題が結論のあっけなさを納得させる循環性はポーの作品と近いような気がした。とにかく幻想的で非常に面白い作品である。訳者の須賀氏が解説で述べているように、「だまされたと思って」是非一度読んでいただきたい本の一冊である。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.3
(5pt)

インド夜想曲

最初はよくあるインド好きのヒッピー文学と思いきや、インドはただの舞台でしかなく、その内容はボルヘスの作品のように幻想と思考と知性に満ちているといえるだろう。インドの独特の風土を利用しながら、いつの間にか自分がどこにいるのかわからなくなるような不思議な感覚、友人探しという読むものを引き付けるミステリー性を備えながら、哲学的な命題を探るような短編を重ねあわせたような奇妙な旅行記。最初に書かれた無意味とも思える命題が結論のあっけなさを納得させる循環性はポーの作品と近いような気がした。とにかく幻想的で非常に面白い作品である。訳者の須賀氏が解説で述べているように、「だまされたと思って」是非一度読んでいただきたい本の一冊である。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.2
(5pt)

どんな幻想小説よりも幻想的な、あり得ない旅の記録

タブッキの小説は幻想的と言われるが、他のどんな幻想小説にも似ていない。この小説も神秘的なイメージに満ち満ちているが、真に非現実的な事件は何も起きない。ただ淡々と、「ぼく」がインドで出会う人々や事物が書き連ねられているだけである。ところが麻薬のように病みつきになるタブッキ独特の語り口と、核心をさらけ出さずほのめかすにとどめるという文学的詐術があいまって、ただ奇想天外なだけの幻想小説では太刀打ちできない強烈なイメージの「場」が形成される。タブッキは幻想を描写しない。タブッキは読者の心の中に幻想や神秘を作り出す。タブッキの「レクイエム」には「ある幻覚」と副題がつけられているが、彼の小説にはどれもまず一個の「幻覚」として構想されているような気がする。結局す!べては誰かの心の中で起きていることという印象が強く、それが作品全体にやはり幻覚めいた浮遊感を与える。「インド夜想曲」はそんなタブッキの幻覚がもっともおいしい状態で味わえる傑作である。名人芸に達している「さりげない」幻想性の匙加減といい、各々の断片的エピソードの核をなすイメージの美しさといい、絶品としかいいようがない。更にタブッキのもう一つの特徴である小説全体に施された文学的詐術=仕掛けも見事。最終章を読み終えた読者は個々のエピソードの神秘を越えた更なる迷宮へと連れ去られる。タブッキは凡庸な作家のように「説明」(=ご丁寧な謎解き)をしないので、ただ煙に巻かれただけと感じる読者もいるかも知れないが(私も最初はそうだった)、妙に気になって何度も読み返すうちにはまってしまう。それは軽やかで短いタブッキの世界の裏側に、読者のイメージをどこまでも広げて行く懐の広さがあるからだ。タブッキは癖になる。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.1
(5pt)

どんな幻想小説よりも幻想的な、あり得ない旅の記録

タブッキの小説は幻想的と言われるが、他のどんな幻想小説にも似ていない。この小説も神秘的なイメージに満ち満ちているが、真に非現実的な事件は何も起きない。ただ淡々と、「ぼく」がインドで出会う人々や事物が書き連ねられているだけである。ところが麻薬のように病みつきになるタブッキ独特の語り口と、核心をさらけ出さずほのめかすにとどめるという文学的詐術があいまって、ただ奇想天外なだけの幻想小説では太刀打ちできない強烈なイメージの「場」が形成される。タブッキは幻想を描写しない。タブッキは読者の心の中に幻想や神秘を作り出す。タブッキの「レクイエム」には「ある幻覚」と副題がつけられているが、彼の小説にはどれもまず一個の「幻覚」として構想されているような気がする。結局す!べては誰かの心の中で起きていることという印象が強く、それが作品全体にやはり幻覚めいた浮遊感を与える。「インド夜想曲」はそんなタブッキの幻覚がもっともおいしい状態で味わえる傑作である。名人芸に達している「さりげない」幻想性の匙加減といい、各々の断片的エピソードの核をなすイメージの美しさといい、絶品としかいいようがない。更にタブッキのもう一つの特徴である小説全体に施された文学的詐術=仕掛けも見事。最終章を読み終えた読者は個々のエピソードの神秘を越えた更なる迷宮へと連れ去られる。タブッキは凡庸な作家のように「説明」(=ご丁寧な謎解き)をしないので、ただ煙に巻かれただけと感じる読者もいるかも知れないが(私も最初はそうだった)、妙に気になって何度も読み返すうちにはまってしまう。それは軽やかで短いタブッキの世界の裏側に、読者のイメージをどこまでも広げて行く懐の広さがあるからだ。タブッキは癖になる。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997