(短編集)

インド夜想曲

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評判

インド夜想曲の評価:

4.29/5点 レビュー 42件。 A ランク

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Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全80件 41〜60 3/4ページ
No.40
(5pt)

インドを舞台にした、ミステリアスな【探求物語】です。

イタリアの純文学作家【アントニオ・タブッキ】が1984年に書いた、幻想文学の名品が本作品です。インドを舞台に主人公がミステリアスな探求の旅をする物語で、全編に散り嵌められた【神秘的な美しさ】が最大の魅力です。ただしラストが少し物足りないのですが、その代わり前半から中盤にかけてのミステリアスな展開は最高に楽しいです。純文学と言っても堅苦しい作品ではなく、むしろ【格調高いファンタジー】として楽しめる作品です。読んで損のない文学の香り高い逸品。これは面白いですよ。オススメ。

(追記)
ちなみに、この作品は映画化もされています。遥か昔の18年ほど前、1993年にレンタルビデオ屋で借りて観ました。私の記憶によると、映画の方も素晴らしい出来映えでした。興味のある方には映画版もオススメします。私も今度、観なおして見ます。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.39
(5pt)

インドを舞台にした、ミステリアスな【探求物語】です。

イタリアの純文学作家【アントニオ・タブッキ】が1984年に書いた、幻想文学の名品が本作品です。インドを舞台に主人公がミステリアスな探求の旅をする物語で、全編に散り嵌められた【神秘的な美しさ】が最大の魅力です。ただしラストが少し物足りないのですが、その代わり前半から中盤にかけてのミステリアスな展開は最高に楽しいです。純文学と言っても堅苦しい作品ではなく、むしろ【格調高いファンタジー】として楽しめる作品です。読んで損のない文学の香り高い逸品。これは面白いですよ。オススメ。

(追記)
ちなみに、この作品は映画化もされています。遥か昔の18年ほど前、1993年にレンタルビデオ屋で借りて観ました。私の記憶によると、映画の方も素晴らしい出来映えでした。興味のある方には映画版もオススメします。私も今度、観なおして見ます。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.38
(5pt)

西洋人から見た、神秘のインド

異国情緒あふれるミステリアスな紀行文学。

主人公はインドで失踪した友人シャビエル(ザビエル)を追って、インドを旅する。ボンベイ〜マドラス〜ゴアへと旅を進めるが、手がかりは一向に掴めず、様々な人物との出会いを通じて、謎ばかりが深まっていく。そして最終到達地、ゴアの高級ホテルで彼が見たものとは?

ザビエル、神智学協会、呪術師、ゴアの教会など様々な記号を散りばめたこの小説は、紀行文学の形をとりながら、主人公が旅しているのは、実際のインドであると同時に、インド・西洋が織り成してきた500余年の精神史であることに気づく。つまり読者はこの旅を通じて、東洋と西洋がぶつかりあい、融合してきた歴史の一側面をかいまみることになる。最後の解釈は読む人自身に委ねられよう。読んだ人がこの本の中でどんな旅をしてきたのか、が問われるラストだ。

エスニック、オリエンタリズム・スピリチュアリズム、シンクロニシティ、と様々な事を考えさせられる小説だ。本は薄く、須賀敦子氏による翻訳も秀逸で、眠れぬ夜の読書におすすめの一冊といえよう。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.37
(5pt)

西洋人から見た、神秘のインド

異国情緒あふれるミステリアスな紀行文学。

主人公はインドで失踪した友人シャビエル(ザビエル)を追って、インドを旅する。ボンベイ〜マドラス〜ゴアへと旅を進めるが、手がかりは一向に掴めず、様々な人物との出会いを通じて、謎ばかりが深まっていく。そして最終到達地、ゴアの高級ホテルで彼が見たものとは?

ザビエル、神智学協会、呪術師、ゴアの教会など様々な記号を散りばめたこの小説は、紀行文学の形をとりながら、主人公が旅しているのは、実際のインドであると同時に、インド・西洋が織り成してきた500余年の精神史であることに気づく。つまり読者はこの旅を通じて、東洋と西洋がぶつかりあい、融合してきた歴史の一側面をかいまみることになる。最後の解釈は読む人自身に委ねられよう。読んだ人がこの本の中でどんな旅をしてきたのか、が問われるラストだ。

エスニック、オリエンタリズム・スピリチュアリズム、シンクロニシティ、と様々な事を考えさせられる小説だ。本は薄く、須賀敦子氏による翻訳も秀逸で、眠れぬ夜の読書におすすめの一冊といえよう。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.36
(4pt)

イタリア人が旅するインドって?

須賀敦子さんの訳ならと思い迷わず買いました。タブッキはリスボン、パリなど様々な土地の影響を受けその断片がこのインドの旅へのエッセンスとなっているように思います。今は一寸したインドブーム。カオスの国インド。常に特別な土地として人を魅せる国、、。一夜にして十二夜を読んでしまうには惜しい、旅の好きな人には読後の余韻が魅力となる本だと思います。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.35
(4pt)

イタリア人が旅するインドって?

須賀敦子さんの訳ならと思い迷わず買いました。タブッキはリスボン、パリなど様々な土地の影響を受けその断片がこのインドの旅へのエッセンスとなっているように思います。今は一寸したインドブーム。カオスの国インド。常に特別な土地として人を魅せる国、、。一夜にして十二夜を読んでしまうには惜しい、旅の好きな人には読後の余韻が魅力となる本だと思います。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.34
(5pt)

西洋人が見た神秘のインド

異国情緒あふれるミステリアスな紀行文学。

主人公はインドで失踪した友人シャビエル(ザビエル)を追って、インドを旅する。ボンベイ〜マドラス〜ゴアへと旅を進めるが、手がかりは一向に掴めず、様々な人物との出会いを通じて、謎ばかりが深まっていく。そして最終到達地、ゴアの高級ホテルで彼が見たものとは。。

ザビエル、神智学協会、呪術師、ゴアの教会など様々な記号を散りばめたこの小説は、紀行文学の形をとりながら、主人公が旅しているのは、実際のインドであると同時に、インド・西洋が織り成してきた500余年の精神史であることに気づく。つまり読者はこの旅を通じて、東洋と西洋がぶつかりあい、融合してきた歴史の一側面をかいまみることになる。最後の解釈は読む人自身に委ねられよう。読んだ人がこの本の中でどんな旅をしてきたのか、が問われるラストだ。

エスニック、オリエンタリズム・スピリチュアリズム、シンクロニシティ、と様々な事を考えさせられる小説だ。本は薄く、須賀敦子氏による翻訳も秀逸で、眠れぬ夜の読書におすすめの一冊といえよう。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.33
(5pt)

西洋人が見た神秘のインド

異国情緒あふれるミステリアスな紀行文学。

主人公はインドで失踪した友人シャビエル(ザビエル)を追って、インドを旅する。ボンベイ〜マドラス〜ゴアへと旅を進めるが、手がかりは一向に掴めず、様々な人物との出会いを通じて、謎ばかりが深まっていく。そして最終到達地、ゴアの高級ホテルで彼が見たものとは。。

ザビエル、神智学協会、呪術師、ゴアの教会など様々な記号を散りばめたこの小説は、紀行文学の形をとりながら、主人公が旅しているのは、実際のインドであると同時に、インド・西洋が織り成してきた500余年の精神史であることに気づく。つまり読者はこの旅を通じて、東洋と西洋がぶつかりあい、融合してきた歴史の一側面をかいまみることになる。最後の解釈は読む人自身に委ねられよう。読んだ人がこの本の中でどんな旅をしてきたのか、が問われるラストだ。

エスニック、オリエンタリズム・スピリチュアリズム、シンクロニシティ、と様々な事を考えさせられる小説だ。本は薄く、須賀敦子氏による翻訳も秀逸で、眠れぬ夜の読書におすすめの一冊といえよう。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.32
(4pt)

不眠小説

ポルトガル出身のある男がインドで消息をたった人物を追い、インドの3つの都市を旅する話しです。この本は出来うる限り予備知識無しで読んでいただくのが1番楽しめる読み方だと思います。

インドはとても大きな国ですし、いわゆる神秘の国でもあるのですが、特に興味を惹かれたことはありませんでしたが、ひょんな事からビートルズのメンバーであるGeorge Harrisonに感銘を受け(音楽も、歌詞も、その哲学も)彼がインドに強くコミットメントしていたので私も少し興味が出てきました。そのインドについてのイメージを、そして夜についての、幻想小説です。私の中にあるインドのイメージを損なわずにしかし新しい1面を見せてくれてしかも不思議な感覚にさせてくれる、読みやすい本です。

何故人を探しているのか?どうしてなのか?誰なのか?様々な謎めいた状態に読み手を置くことで、より神秘の国インドを体験する事になる感覚に陥ります。本を読んでいる間は、何かに周りを取り囲まれます、夜の密度が上がります、是非夜に読んで頂きたい本です。

インドに興味のある方、眠れない夜の読書に、オススメ致します。いわゆるページをめくるのももどかしい!という程のある意味単純な惹き付けるチカラではありませんが、忘れてしまっても、いつか眠れない夜を過ごすときに思い出されるであろう不思議な感覚と世界に繋がる文章です。当然須賀さんの訳も素晴らしいです、変わった物語に興味がある方にも、須賀さんの文章が好きな方にもオススメ致します。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.31
(4pt)

不眠小説

ポルトガル出身のある男がインドで消息をたった人物を追い、インドの3つの都市を旅する話しです。この本は出来うる限り予備知識無しで読んでいただくのが1番楽しめる読み方だと思います。

インドはとても大きな国ですし、いわゆる神秘の国でもあるのですが、特に興味を惹かれたことはありませんでしたが、ひょんな事からビートルズのメンバーであるGeorge Harrisonに感銘を受け(音楽も、歌詞も、その哲学も)彼がインドに強くコミットメントしていたので私も少し興味が出てきました。そのインドについてのイメージを、そして夜についての、幻想小説です。私の中にあるインドのイメージを損なわずにしかし新しい1面を見せてくれてしかも不思議な感覚にさせてくれる、読みやすい本です。

何故人を探しているのか?どうしてなのか?誰なのか?様々な謎めいた状態に読み手を置くことで、より神秘の国インドを体験する事になる感覚に陥ります。本を読んでいる間は、何かに周りを取り囲まれます、夜の密度が上がります、是非夜に読んで頂きたい本です。

インドに興味のある方、眠れない夜の読書に、オススメ致します。いわゆるページをめくるのももどかしい!という程のある意味単純な惹き付けるチカラではありませんが、忘れてしまっても、いつか眠れない夜を過ごすときに思い出されるであろう不思議な感覚と世界に繋がる文章です。当然須賀さんの訳も素晴らしいです、変わった物語に興味がある方にも、須賀さんの文章が好きな方にもオススメ致します。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.30
(5pt)

カルヴィーノ的な「軽さ」に満ちた傑作

だいぶ前に初めて読んだ時は、
謎めいた暗示やイメージに満ちてはいるものの、
思わせぶりなだけでとくに何かが起こるというわけでもない、
短くて軽い小説としか思わなかったような覚えがあるが、
今回、何度目かに読み直してみて(短いからすぐに読める)、
他にも何人かのレビュアーが述べているように、
上等の酒をごく少量だけ口に含んだような、
独特の味わいがあると感じた。

この何も起こらない短い作品の中に、インドという国の
エッセンスのようなものが含まれていると感じるのは、
インドについて誰もが語る極度の貧困や不潔さと、
贅を凝らした超高級ホテル(タージ・マハルやオベロイは、
世界的に見ても五つ星だろう)の調度や料理の華やかさが、
ほとんど等価のものとして取り扱われていて、
美と醜が渾然一体となったインドという広大な迷宮を
夜の夢の中でひたすら彷徨い続けているような、
ひどく曖昧で捉え難い雰囲気が生み出されているからだろうか。
主人公が登場人物と交わす会話には、
形而上学的な話題も多く登場するためか、
どこかボルヘスの作品を思わせるような、衒学的な感触もある。

インドという「重い」対象を扱いながらも、
カルヴィーノが言うような意味での「軽さ」を、
これほどの水準で達成している本書は、紛れもない傑作だと思う。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.29
(5pt)

カルヴィーノ的な「軽さ」に満ちた傑作

だいぶ前に初めて読んだ時は、
謎めいた暗示やイメージに満ちてはいるものの、
思わせぶりなだけでとくに何かが起こるというわけでもない、
短くて軽い小説としか思わなかったような覚えがあるが、
今回、何度目かに読み直してみて(短いからすぐに読める)、
他にも何人かのレビュアーが述べているように、
上等の酒をごく少量だけ口に含んだような、
独特の味わいがあると感じた。

この何も起こらない短い作品の中に、インドという国の
エッセンスのようなものが含まれていると感じるのは、
インドについて誰もが語る極度の貧困や不潔さと、
贅を凝らした超高級ホテル(タージ・マハルやオベロイは、
世界的に見ても五つ星だろう)の調度や料理の華やかさが、
ほとんど等価のものとして取り扱われていて、
美と醜が渾然一体となったインドという広大な迷宮を
夜の夢の中でひたすら彷徨い続けているような、
ひどく曖昧で捉え難い雰囲気が生み出されているからだろうか。
主人公が登場人物と交わす会話には、
形而上学的な話題も多く登場するためか、
どこかボルヘスの作品を思わせるような、衒学的な感触もある。

インドという「重い」対象を扱いながらも、
カルヴィーノが言うような意味での「軽さ」を、
これほどの水準で達成している本書は、紛れもない傑作だと思う。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.28
(3pt)

不眠、旅、展開

この小説のテーマは不眠と旅。章ごとに場面は変わっていく。
テンポ速く移りゆく。

旅による移動がストーリー展開と絡み合い、
テンポの速い印象を 与える。
日は沈む。太陽はこっそり昇り、いつの間にか
深夜に なっている。現実=昼に帰ろうとしても、
すぐに夜に引き戻されて しまうかのようだ。
インド-ポルトガル-イギリス-神秘主義。
そして インド。不思議な旅行記だ。
「僕」の旅日記であり、小説であり、
そして内省である。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.27
(3pt)

不眠、旅、展開

この小説のテーマは不眠と旅。章ごとに場面は変わっていく。
テンポ速く移りゆく。

旅による移動がストーリー展開と絡み合い、
テンポの速い印象を 与える。
日は沈む。太陽はこっそり昇り、いつの間にか
深夜に なっている。現実=昼に帰ろうとしても、
すぐに夜に引き戻されて しまうかのようだ。
インド-ポルトガル-イギリス-神秘主義。
そして インド。不思議な旅行記だ。
「僕」の旅日記であり、小説であり、
そして内省である。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.26
(5pt)

インドに行きたいですねぇ

隣のバングラデシュなら行ったことがあるのですが、やはりインド亜大陸とよばれるほどに
色んなスケールが大きいのでしょうね。そして深い。夜想曲とあるように夜の時間がゆっくりと流れ、伝統に集まる虫の羽音にため息が出ます。インドといってもとても広いので、冒頭にホテルのガイドがあるのは足跡をたどれるのでとても親切な行為だと思います。あー、インドに行きたい。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.25
(5pt)

インドに行きたいですねぇ

隣のバングラデシュなら行ったことがあるのですが、やはりインド亜大陸とよばれるほどに
色んなスケールが大きいのでしょうね。そして深い。夜想曲とあるように夜の時間がゆっくりと流れ、伝統に集まる虫の羽音にため息が出ます。インドといってもとても広いので、冒頭にホテルのガイドがあるのは足跡をたどれるのでとても親切な行為だと思います。あー、インドに行きたい。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.24
(5pt)

この世にじっさいにある迷宮

神秘的で暗い迷宮がこの世のどこかにあって

こわいけど行ってみたい、と安全圏にいて思っている方には

この小説はとても魅惑的かもしれません。

クリアな世界と論理的ストーリーはないかもしれません。

贅沢なキャンディーをゆっくりと舌でころがすように

小説を味わいたいと思う方にはちょうどいい本です。

私は旅の途中、列車のなか、飛行機のなかでこれを読みます。

そしてじぶんの家にいても。どこでもこの本のなかの世界は一緒です。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.23
(5pt)

この世にじっさいにある迷宮

神秘的で暗い迷宮がこの世のどこかにあって

こわいけど行ってみたい、と安全圏にいて思っている方には

この小説はとても魅惑的かもしれません。

クリアな世界と論理的ストーリーはないかもしれません。

贅沢なキャンディーをゆっくりと舌でころがすように

小説を味わいたいと思う方にはちょうどいい本です。

私は旅の途中、列車のなか、飛行機のなかでこれを読みます。

そしてじぶんの家にいても。どこでもこの本のなかの世界は一緒です。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997
No.22
(4pt)

インドの濃厚な空気

私小説風でもあり、ミステリー風でもあるインド紀行。

主人公が訪れるボンベイ(ムンバイ)、マドラス(チェンナイ)、ゴアは、すべてヨーロッパと深いつながりのあるインドの都市。
おそらくヨーロッパ人はこれらの都市に対して、日本人にはなかなかわからない郷愁を感じるものなんだろう。

何度かインドを訪れたことのある自分にとってもっとも印象深かったのは、ある長距離バスのジャンクションのシーン。
待合室で体に障害のある占い師の兄と、その弟に出会った主人公は、自分について占ってもらう。
おそらくは周りに何もないところにぽつんとあるバスの待合室と、その中で行われる伝統的な占い。
なぜだか、そんなシーンにインドというものを強く感じてしまった。
インド夜想曲 Amazon書評・レビュー: インド夜想曲より
4560042721
No.21
(4pt)

インドの濃厚な空気

私小説風でもあり、ミステリー風でもあるインド紀行。

主人公が訪れるボンベイ(ムンバイ)、マドラス(チェンナイ)、ゴアは、すべてヨーロッパと深いつながりのあるインドの都市。
おそらくヨーロッパ人はこれらの都市に対して、日本人にはなかなかわからない郷愁を感じるものなんだろう。

何度かインドを訪れたことのある自分にとってもっとも印象深かったのは、ある長距離バスのジャンクションのシーン。
待合室で体に障害のある占い師の兄と、その弟に出会った主人公は、自分について占ってもらう。
おそらくは周りに何もないところにぽつんとあるバスの待合室と、その中で行われる伝統的な占い。
なぜだか、そんなシーンにインドというものを強く感じてしまった。
インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑) Amazon書評・レビュー: インド夜想曲 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)より
4560070997