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夜明けの街で
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夜明けの街での評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全78件 21~40 2/4ページ
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東野圭吾らしくないゆったりとしたテンポで進んでいく。中盤まで、緊迫感がなく、つまらなかったが、最後は、大どんでん返し。 全体としては、不倫している男性の視点で描かれており、その心理描写がこの作品の妙なのかな、と思う。 | ||||
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いちいち、書いてあることが最もで 夫の立場も 妻の立場も 愛人の立場も 全部納得。 しかし、それにしても男ってやつは・・(;^◇^;)ゝ べったりした恋愛ドラマ風サスペンス。 どんどんひきこまれていく文章は さすがに東野作品ということでしょう。 面白かったです。 もう一度言います! ほんと、男ってやつは・・・(;^◇^;)ゝ | ||||
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渡部が秋葉との不倫関係で、前半は甘い関係に酔っている様から終盤に秋葉が積極的行動をとるにつれ後ずさりしていく様に変わり、不倫男の身勝手さを上手く描いています。すべて秋葉のシナリオだった訳ですが・・・。 東野氏の従来のイメージで読むと、これってサスペンス?と拍子抜けするほどに軽いタッチです。終盤に秋葉の口から真相が語られていく事柄も、著作を多く読まれたファンなら分かってしまうものでしょう。肩透かしをくらった気分ですね。 ですから、先入観を捨てて、唯川恵さんが書いた男女関係ものとして読み直すと違った味わいがあります。私も読み進めていくうちに秋葉という女性に惹かれてしまいました。 ラストは、著者らしく渡部の妻が夫の不倫に気付いていたと思わせるところで終わりますが、家内に言わせれば「気付いて当然ですよ。奥さんの有美子さんが潰した卵のサンタなんて可愛い方よ。」とあっさり。女性を侮ってはいけませんね。 おまけの「新谷君の話」は忠告者としての実感がこもっています。 | ||||
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殺人事件の真相を暴くのに不倫を利用した女とされた男、 そして男の友人の不倫の話。 不倫はダメだと思いながら、やっちゃう、的な。 本編のサスペンスより、友人の真相心理の方が衝撃でした。 | ||||
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基本的に不倫のお話が苦手なのですが、怖いもの見たさで読んでしまいました。 最初に思ったのが、この主人公を岸谷五郎が演じるのは、かっこよすぎるということ。 もっとどこにでもいそうなおじさんでいいような気がします。 不倫ものの醍醐味は、不倫をした人間(主に旦那・愛人)に対して、いかに「ざまあみろ」と思えるかどうかだと勝手に思っています。 その点、秋葉の父親については心の底から「ざまあみろ」でした。 しかし、主人公については、もっと酷い目に合ってもよかった気がします。 これから合うのかも知れませんが…。 また、事件の真相については少々疑問が残りました。 秋葉の父親に対しては、奥さんが不倫が原因で自殺しているのに、「露ほども思わなかった」って、あんた十五年間何考えて生きてたの?と、疑問でしたし、警察に対しては、こんな事件が時効を迎えることって現実にあるんだろうか?と、ちょっと心配になりました。 たまたま行った本屋で、母がこの小説に興味を示した時にはドキッとしました。 あまり既婚者の人にはお勧めしたくない本かもしれないです。 感想を聞くのが怖い…; | ||||
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「不倫」の話…。 ひと言で言ってしまえばそうなるのだけど、さすが東野さん、奥が深い! 退屈で幸せで刺激のない日常。タイミングとなりゆきで始まってしまった不倫に翻弄される妻帯者。。。 そういった揺れ動く男性の思いを、繊細で赤裸々な表現で描いています。 愚かで可愛らしく、一生懸命ですばらしい、男女の物語を読んでみませんか? | ||||
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ミステリーはあまり好きではないし、東野圭吾さんの作品はちょろっと読んでいるくらいで別にファンでも何でもないのですが、 映画化で話題と言うこともあってひょんなことから手に取りました。 トリックうんぬんよりは、東野圭吾さんと言えば「秘密」や「白夜行」「手紙」など、 どちらかと言えば人間心理がよく書かれている方が好きなので、この作品は、感動はないにしろちょどよい感じでした。 殺人事件ももちろん絡んできますが、それはあくまでおまけ程度の扱い。 ずばり主題は、「中年男性の結婚生活と本音」だと思います。 それゆえに、読者が男性か女性かによって、だいぶ読まれ方が違うと思いますし、好みもかなり分かれる作品なのでは。 結婚している女性は読むと不安になるかもしれません。 それくらい、男性心理がこれでもかというほどに赤裸々に書かれています。 これが本当に当たっていることなのかは、私は女性なので分かりませんが、うちの主人もきっとそうだろうね、と思わせます。 男であることを忘れかけた40手前、中年既婚男性の前に、若く美しい女性が現れる。 安定した家庭を乱すようなことは決してしたくないのだけれど、狩猟本能も捨てられない。 妻にも不倫相手にもよい顔をしたい。ナイトでいたい。 でも、逃げ場は作っておいてほしい。 追い詰めたり、責めたりだけは決してしないでくれ。 どんなに辛くてイライラしても、女性にはあたたかく笑って包んでほしい、世話をしてほしい、 そして快く、セックスもさせてほしい・・・ 自分は、ヒーローでいたい。決して悪役ではない。 こういう男性心理をもう一段高い母親のような精神や愛で許すのは至難の業ですが、 それができる人こそ、男性にとっては真に手放したくない女性なのかもしれません。 読んでいて、腹の立つこともたくさんありましたが、基本的には主人公と一緒に どきどきと、不倫のアバンチュールをしたような気になれる小説だと思います。 おもしろかったです。 ただ、男性作家の本を読むといつも思うけれど、女性が理想化されすぎです。 女性が打算的で冷徹な心理からしている行動でも、男性の目から見ればあたたかい愛の行為に 見えるのかもしれません。 | ||||
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不倫の話としても、ミステリーとしても素晴らしい作品とはいいにくい。 (東野ファン+不倫願望読者)+売れ筋を読みたい人によってかさ上げされた冊数かと思いました。 暇つぶしにはいいでしょう。 | ||||
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東野圭吾さんのいつもの小説通り読みやすい小説でした。 いつの間にかストーリーに引き込まれ、一気に読み終えてしまいます。 ただ...『赤い指』『さまよう刃』『容疑者Xの献身』のような感動は無かったように感じたのは やはり‘不倫’がテーマだったからかも知れません。 女性の私には最初から 登場人物の‘秋葉’の事が好きにはなれませんでしたから... 印象に残っているのは 妻が作った“卵の殻で作った壊れたサンタクロース”を 主人公が見つけ、妻の気持ちに気づくところです。 切ない気持ちにさせられました。 女は怖い...だけではなく人の心の切なさを描けるところがさすがです。 | ||||
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新妻ですが、なかなか胸の痛くなる展開。 『そりゃ毎日同じ屋根の下で顔を合わせてれば男と女ではなく「家族」になるよな』というのを日々実感し、 さらに『旦那は絶対浮気しないタイプ』とか思ってたけど、色々考えを改めなければいけなさそうだ、と。 「俺は浮気なんてバカなことは絶対にしない」と思ってる男が、あれよあれよと他の若い女にご執心になっていく様はなんとも脆い。 きっかけさえあれば奴らは脆くも落ちてしまいかねないんだ、ということを認識させられた。 男性作家が描き、経験者が「お前はおれか」的感想を寄せているということは、そういうことなんでしょう。 「不倫とはこんなにアクロバティック行為なのよ!」というトラウマを植え付けるべく、旦那には読んでもらいたい1冊かもしれないな。 と同時に、夫婦とはいつまでも男女でいられる様に努力はしなきゃね、と思った新婚さんでした。 ※補足※ これは不倫モノでありミステリーは添え物、という他のレビューを先に読んでしまった為、ミステリー部分については特に求めてなかったので、特に問題なし。 | ||||
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不倫をテーマに、男女の情愛、互いの心情の変化と機微を著者得意の解りやすく軽妙な文体で書き綴り、一気に読了まで持っていかせます。ただのドロドロな愛憎劇では無く、女側の真意、男側の誠意や説き明かされる真実などはさすがに東野氏、上手いと感じました。しかし頭を使う事無く読み進んでしまう内容の軽薄さはもはや赤川次郎の域に到達しているかのようです。もう少し刊行の数を抑えてじっくりと作品づくりに励んだほうが良いのでは?と心配になってきます。 でも、凡百の作家の作品を読むよりは全然良いんですがね。。 | ||||
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私は割りと好きです。 ハラハラドキドキのミステリーではないですが、 人間ドラマとして、分かるなーと思うところが多くて 最後まで読みきってしまいました。 ありきたりのドラマと感じられる方もいるかもしれないけれど、 東野さんの逆をいく発想はやはり健在、 最後はグッと引き込まれました。 特に最後のシーン、映像としても目に浮かんでくるようです。 色の印象づけ、東野さんはすごくうまいですよね。 ユーモアとも感じたり、これが現実とも感じたりする オマケ話も私的にはアリでした! 一押しとまでは言えないけれど、 一読しても損はないかと思います。 | ||||
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本格ミステリーではないので残念だったが、それはそれで面白かった。いつもの東野ワールドではないけれど・・・ | ||||
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平凡な既婚男性の身勝手な心の内にイライラとさせらる反面、悔しいけれど、平凡な女性である私にも理解出来るその心理描写の巧みさに、感嘆する。著者の渾身の一作、代表作とまでは言えなくても、物語の展開は充分に楽しめるミステリーとなっている。時として、超常的な設定作品がある中で、本作は、ありふれた日常に起こりうる破綻の、より現実的な恐ろしさが迫ってくる。最後の「おまけ」の章は、よく分からなかった。なくても良かったのでは。 | ||||
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不思議な作品です。不倫ものだと思うと、女性の気持ちとかが平板でいろいろ矛盾も出てきますが2時間ドラマのサスペンスなら楽しめます。東野さんらしい味は出てますけど、だんだん気分が塞ぎ込んでしまうので読後感はどうなのでしょうか。すべてにガリレオシリーズのようなキレ味を求めてはいけないのかもしれませんね。 | ||||
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ミステリーとしては物足りないが、不倫をする男性の心理は実に上手く描けていると思う。 一度でも不倫といえる経験をした人なら、共感できる部分が多いのではないか。 特に「境界線の上に壁などなく、ひょいと一跨ぎすればいいと知ってしまった」という表現は ごく普通の男が不倫の泥沼にはまるきっかけをうまく言い表していると思う。 物語のラストも、犯人云々より「容疑者」の彼女を愛していけるか、 守りに入ろうとしているという主人公の葛藤がリアルだった。 不倫にはまる男性の心情物語で、ミステリーはおまけ、と考えるとなかなか面白い小説だと思う。 | ||||
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東野圭吾作品と思って過度な期待をかけるとガッカリさせられるのは他の多くの皆さんが仰っているとおりだと思います。 ミステリー的要素は、もともと、本作の主題である不倫話にアクセントを加える役目で付け加えられているに過ぎないもので、もとより本格的なミステリーを狙った作品ではないと思いますので、これが物足りないことを不満に思っても仕方がないように思います。 ただ、軽い不倫ものと思って読む分には十分楽しめるのではないでしょうか。 不倫などは自分とは無関係の世界の出来事だと思いながら真面目に生きてきたサラリーマンが、不倫に落ちていく過程や、妻を騙して何とか不倫相手との時間を確保するため悪戦苦闘する様や心理描写などは、主人公と似たような世代の人間にとっては、滑稽ながらも、何か涙ぐましくて、他人事とは思えずもの悲しい、微妙な気持ちになりました。さすがに男性心理は良く書けていると思われますし、「俺たちはおやじ。男ですらない。」そんな自虐的な作中のセリフが妙な共感を巻き起こします。 男性目線ですので女性には不満が残ると思いますが、中年男性にとっては一服の清涼剤のような作品だと思います。 | ||||
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不倫と過去の殺人事件の謎解きを組み合わせた作品だが・・・ 紙面の8割以上を不倫の経過に割かれている. この作品は本来なら,恋人が殺人犯かもしれない,という苦悩を テーマにした作品として成立させるべき作品だったのではないか? そして不倫というもう1つのモチーフを組み合わせたことで 命題をさらに複雑にするのが狙いだったように思う. 殺人犯のために家庭を捨てられるか, 違ったとしても,次は家庭を壊すという泥沼が待っている. どちらに転んでも単純なハッピーエンドはありえないわけで 通常のカップルとは違う命題が生まれるのである. そこにテーマ性を見出した着眼点は面白い. しかしながら,不倫のプロセスにあまりにも多くの比重が置かれているために ちょっとヘビーな過去を持った女と不倫した男の話に終始してしまっている. また,他の作品では,心理描写があまりうまくない東野氏が この作品では不倫にはまる男の単純さ,独りよがりな苦悩ぶりを 余すところなく表現しているのも,その印象に拍車をかけている. 東野氏にしては珍しく筆が滑っているような感想を持たせる作品. | ||||
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私は、東野圭吾さんの本が好きでほとんど読んでいます。 この本は、1度単行本で読みリサイクルに出し、それを忘れて文庫で買ってしまい、1行読んで 読んだ事を思い出しましたが、内容を思い出せませんでした。 それくらい、当時は響かない本でした。 ですが、時間が経ったり、状況が変わると、また違う読み方をする本かもしれません。 内容は、アラフォー男性の不倫話とミステリー。 よくありそうな話ですが、アラフォーになって読み返すと、どういう人生を送るのが 自分にとっての幸せなのか考える機会にはなりました。 主人公が、「40歳前。人生の折り返し地点」というような内容を言葉にしていましたが 改めて、人生の短さを感じました。 ミステリーの内容は、可もなく不可もなく。 不倫の話は、最後もう少し何かが欲しかったとは思いました。 疲れたときにサラッと読める本だと思います。 | ||||
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どこまでも、心理を追い 捨てられないすべてはまさにお手本のような不倫劇。 これにミステリを絡め、 感嘆を得ようとするには無理がある気がする。 東野圭吾にしては、やや錯乱調であった。 哀しいほど惚れるにはその魅力に欠ける男と、 気遣いと影の女が重ね合わせる背徳の時間。 なんだか徹底した愛劇と不徳と後悔を描いてほしかった気がする。 その方がよかった・・・。 | ||||
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