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幻夜
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幻夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全228件 201~220 11/12ページ
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お盆に読もうと思って、買いました。美冬の魅力にどんどん惹かれていき、2~3日で読んじゃいました!彼女って、男性から見た、理想の女性なのかな?いや、東野氏の理想の女性なのかな?現実に、美容業界とかで活躍している人っているでしょう?もしかして モデルにした?この本を読んだあと、「白夜行」を読みました。順番逆?ですよね正直言って、白夜行の方が面白かった。主人公の二人が、魅力的なんですよね。惹かれてしまうのです。ごめーん!!幻夜のレビューなのに・・・この本はタイトルにすごく惹かれてしまった。こういう形態の東野氏の作品が、大好きです。次は、白夜行を超える作品、期待してます。 | ||||
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確かに傑作ではあります。並みの作家が書いた作品なら度肝も抜かれもしましょうが、かの東野圭吾氏の作品とあれば、厳しいかもしれないけど星4つです。まずこの作品は明らかに「白夜行」の続編であり、あの女性のその後を描いたような作品です。だからどうしても前作と比べてしまう。前作「白夜行」はおそらく東野氏の最高傑作と個人的には思っています。あの物語の面白さは、主役であるはずの二人の視点がまったく無く、その都度、彼らをとりまく人物たちの視点で話が進み、なんとも言えない不透明感が読み応えのあるミステリーでした。 が、今回は、はっきりいって主役の二人の描写を描きすぎ。変に納得させられる話に落ち着いてしまい、ふつうのミステリーになってしまっています。 とはいっても、そこは東野氏の作品。読みやすさ。テンポの良さ。先の読めない展開と、いつもの期待を裏切らないのも事実。へたな小説を読んで時間を過ごすよりは彼の良作で時間を楽しく過ごしましょう。 まあ同じ手をあまり使われない東野氏の作品だから、前作のコピーは避けようと考えたのでしょうが、いかんせん前作が良すぎた。「幻夜」は不運な名作になるような気がします。 | ||||
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白夜行に続く話で、いつも読者を裏切らない作者がいいです。白夜行は出てすぐに読みましたが、全然覚えていなくて、幻夜を読み終わってからすぐにもう一度読みました。それで話がつながり、おもしろかったです。どちらから読んでもいいですね。白夜行を読んだことのある方、幻夜を読んでから、もう一度白夜行に戻ってみてください。読めばわかります。こんな風にして2回も読んでみたのは、はじめてかも。 | ||||
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白夜行を先に読むか,後から読むか,それは自由だけど,やっぱり両方読んで白夜行と幻夜との関係を自分で勝手に推測することをお奨めしたい。おそらく著者もそれを狙っているにちがいない。美冬の美しさとその裏に隠された暗い謎。美冬の周りにむらがる人々。そしてその人々に決して気づかれないように,しかしいつも美冬のいいなりに動く男。やがて男は引き返せない闇に入っていってしまう。その男をひそかに恋する娘。影の男もこの娘と一緒に歩く道を選べたら違った人生があったろうにと悔やまれる。そして美冬の周りに起きるいくつかの事件を調べていくうちに,美冬に疑惑を持ち,やがて追いつめていく刑事。そしてクライマックス。もはや,美冬(白夜行の雪穂)の謎を解ける者は,東野圭吾以外には誰もいないのではないか。美冬はいったい,次に現れる時は何という名で何処に現れるのか。刑事からは逃れられても,こうなったら何処までも追いかけていってやる。そう思わせる作品。 | ||||
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この作家の本は単純に面白い。どこまで何が書けるのか想像もつかないほど作品はバラエティに富んでいる。クオリティが保証されていて作風が広いとなれば向かうところ敵なしと言ってもいい。この作品もしかりでまあ単純に面白かった。一人の男が弱みはあれ、ここまで一人の女に隷属するかという疑問は残るが、話を面白く展開させるためと割り切れば、先が気になって徹夜させられそうな本である。2つの有名な事件をフィクション作家の観点で素材にするとこういう利用法もあり得るなと気が付く面白さもある。この作品に先行して「白夜行」があってそちらの続編のような印象になっていることは読んでから知った。しかし、順序はどうあれ、楽しめた。いかんせん、この作者は題名をつけるのがヘタというか、あまり気を使っていないというか、ネーミングのセンスが今いち。売れているからいいようなものだが、書店で棚に並んでいるとき内容をある程度暗示し興味を持たせるようなキャッチーな題名をなぜつけないのかと思う。実際、今この作家にはまっているのだが、未読の作品で評価の高いものも題名が凡庸なのでためらってしまうときがある。・・・実際読み始めると止まらなくなるのだが。デビュー作「放課後」にしたってヒット作「秘密」にしたってもっといいネーミングがありそうなものだ。でもまあ内容が面白ければ題名なんかどうでもいいか・・・デビュー作だけで散っていく作家も多いんだから。 | ||||
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白夜行読後、「悪」には理由ありなんだな・・・と納得そして哀しくなりました。今回はどうなんでしょう。悪ぶりは前回を凌ぎます。成功ぶりも派手になってます。二作がまったく関連のない話としても読めますが、前作を読んだほうが二倍どきどきできるでしょう。 | ||||
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とにかく面白い!白夜行よりも、私は好きです。とくに最後のほうになると、もう一気に読みたくてたまらなくなります。本を読んで、ここまでドキドキしたのは久しぶりでした。話が進むにつれ、主人公の男性に感情移入して行きとても辛い。通勤時間に読むようにしていたのですが、あまりの面白さに、暇を見つけては読み進めていきました。ぜひ!読む価値あります! | ||||
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これは名作でしたただ、美冬の行動理由が不明なところがありますので第3作に期待します | ||||
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事件を発端として、客観的な人物関係が描かれていた『白夜行』とは異なり、『幻夜』は、美冬を取り巻く人々の心理面が丁寧に描かれている。そのため、読み進めていくうちに美冬という人物に『はまっていく』自分がいた。物語は阪神大震災が襲った直後から始まる。天災はすべてを無にするとともに、無限の可能性を美冬に与える。瓦礫と化した街に、美冬が捨てた過去は何だったのだろう。残念ながら、雅也と刑事・加藤の視点で書かれた物語には、彼女の秘密は書かれていない。彼女のすべてを知りたい…そう思わせる点は、作者にしてやられたという感じがする。読み終えた瞬間、『幻夜』という題名どおり、すべては熱に浮かされて見ていた幻だったんだ…そんな気になりました。憎たらしいほどに上手に人の心を弄ぶ、美冬の嘲笑が聞こえてくるような気がします。何度も、繰り返し読みたくなる…そんな一冊です。ぜひ、一読を! | ||||
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名作、白夜行に関連がある、というので読んでみた。続編ではありませんが、なんとなく似ていました。というのも白夜行で掴んだ手ごたえ(手法)が反映されているようで、目まぐるしく場面が展開していき、最後まで息をつかせません。白夜行では様々な人物が登場し、行動が複雑に絡み合ってストーリーが進みますが、幻夜では主要な人物三人ほどを中心に展開していきます。しかし内面を描いた場面は少なく、いくつかの謎が謎のまま、曖昧に話が終わってしまいました。話のアイディア自体は面白いと思いますので星は四つです。 | ||||
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阪神大震災から始まるのを象徴するように、崩壊の中から生まれる凄さ。そこには、女のエゴが渦巻く。数々の男を利用するが、女に騙されているかもしれないと感じつつも、その女の為に人生を捧げる一人の男が生まれる。男と女のかけひきに、追う警察、昇り詰めてゆく女。娯楽作品として一気に読めます。 | ||||
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最初に言っておこう。本書を読む前に必ず『白夜行』を読むこと。『白夜行』と『幻夜』の発行時期に開きがあるので、以前『白夜行』を読んだと言う人も内容がおぼろげならば再読をお勧めする。なぜなら、書評子自身、前述したように『白夜行』の内容がおぼろげで、『幻夜』読破後に『白夜行』再読の必要性を感じたからだ。二冊ともかなり厚いが、2、3日で読み終えるだろう、寝不足にはなるが。 阪神淡路を襲った大地震の惨劇のどさくさにまぎれ、借金返済の催促をしにきた伯父を殴り殺した水原雅也。我にかえると、後ろに人の気配が。それが新海美冬との出会いだった。それ以降、美冬の幸せのため、ひいては自分達の幸せのためと言い聞かせ美冬の操り人形と化す雅也。美冬への愛が深まるにつれ、彼女の過去に疑問を持ちはじめる。一方、美冬が成功者への階段を昇る傍ら、ある刑事が直感で美冬に目をつける。そして、いつしか雅也と刑事は同じ道を後戻りしてく。その先に待つものは‥‥。そして衝撃的は結末が‥‥。 電車の中釣りに「『白夜行』の続編」という気になる文字を見つけ手にとったものの、続編ではないという話も聞く本書。共通点は「証拠がない」ということ。限りなくクロに近くても、それを証明するものがない。そして、続編を臭わせる布石が数カ所。結論として、続編であろうがなかろうが秀作であるということに違いはないのだが。 | ||||
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手法を全く変えて、その後を描いた「白夜行」の続編。一見、前作とは関係のない登場人物の話が続くのだが、徐々にシュークリームや「風とともに去りぬ」のエピソードなどで、主人公の正体が明らかになるあたりから、ゾクゾク感が増し、すべてのピースが組み合わさり、前作とのつながりがクリアになるにつれ、東野さんらしい、緻密さを堪能した。一点、不満としては、彼女が守ろうとしたものが何だったのか?ということが、明らかにされなかったことだろうか?スカーレットオハラの行動原理は、タラの家と土地を守ることであり、彼女はそのためにありとあらゆるものを犠牲にして痛烈な人生を歩んだ。本作の美冬が抹消したかった過去については、2作をちゃんと読んでいれば分かるのだが、彼女がスカーレットオハラに憧れ、同じように生きたいと思ったのなら、彼女の恐るべき行動にも、何かスカーレットと同じような、他の何物も優先させてでも守りたい、一つ筋の通った行動原理みたいなものが存在するはずなのだ。残念ながら、2作を通じても、その行動原理は明らかにはならなかった。ただ、このラストからすると、もう一つ、続編が書かれるに違いない。そこで、彼女が、一番守りたかったものはなんだったのか? 明らかにされることを期待したい。PS.「白夜行」「幻夜」を完全に理解するためには、「風とともに去りぬ」のストーリーを知っていることが必要です。これを機会に、是非読んでみましょう。 | ||||
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久しぶりに分厚い本を息もつかず一気に読みました。それほど新海美冬と水原雅也の運命がどうなるのか…最後まで目が話せなかったのです。さすが東野圭吾、「白夜行」を彷彿させる、と思いました。でも、私にはこのラストは納得できません。誰かが生きて、美冬の正体を解き明かしてくれる(別に次の作品でもいいんです)と思っていたのに。どうして? だから星四つです。もし、これが白夜行の続編なら、幻夜の続編も是非書いてほしい。読みたいです。 | ||||
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東野圭吾さんが何かのインタビュー記事で、「白夜行」「幻夜」に続く次作に対して、「こんな風だなと言う構想はある」と仰っていた記憶がありますので(そもそも、続編ではないとも仰っていましたが)、何人かの方が指摘されている「後味の悪さ」は、私にとっては逆に次回作への期待となっております。犯罪(?)構成の緻密さという点では、白夜行に軍配が上がるかもしれませんが、主人公の内面(雅也だけですけど)の葛藤が読み所である(と勝手に私が考える)本書には、感情移入の容易さという点で軍配を上げたいです。「白夜行」のあの人=「幻夜」のあの人という見方がありますが、私も賛成派の一人です。東野さんが「続編ではない」というスタンスをとっている限り、明白な答えは今後も提示されないかもしれませんが、こういう見方をすることで、私は楽しく読むことができました。 | ||||
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白夜行再び、という宣伝で喜んで手に取り徹夜一気読み、しました。たしかにおなじくらい読み応えのある作品ですが、他の方もレビューしていたとおり白夜行に比べると、話のおもしろさは同程度としても、深みや印象として全体的におちるかな、という気はしました。新聞小説なのである程度エンターテインメイントに走るのはしょうがないかもしれませんが。やはり白夜行では白夜の中を歩いていたのは二人だったのに対し、この「幻夜」では幻夜の中を歩いているのは一人である、というのは大きいと思います。(あまりストーリーをばらしたくないので微妙な言い方ですが)ただ、たしかに、読み進むに連れて、これはもしかしてほんとに白夜行の続編では、、という疑いが強まるようにはなっているので、それなら、もはや幻夜を歩くのは一人だけ、なのはしょうがないのかもしれません。が、それはともかく、おちる、というのはあくまであの傑作と比べて、ですのでこれ一冊で見た場合全く損はしないと思います。東野さんにはさらに続きをかいて、もしかして、、という疑いをさらに引っ張ってほしいものです。 | ||||
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東野圭吾の傑作「白夜行」の続編(?)といわれる作品です。まだ「白夜行」を読んでいない方は、必ず「白夜行」を読んでから「幻夜」を読むことをお勧めします。絶対ですよ!というのも、「幻夜」のおもしろさは美しくそして冷徹な主人公・美冬を「この人って白夜行の雪穂なんじゃないの?」と疑うことにこそあるような気がするのです。疑惑がどんどん確信に迫っていくこのドキドキ感。やはり、せっかくのおもしろい小説なので雪穂の恐ろしさを十分味わった上で読んでください。こんな女は二人といないですからね・・・。加藤刑事が「俺はこの女にほれてるのかもしれないなぁ」と思ったように、読者も美冬の美しさ(こればかりは個々の想像でしかないんですが)と強さ、頭のよさに魅了されながらこの作品を読み進めていくのだと思います。これほどまでに魅力的なヒロインはそうそういません。 | ||||
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東野さんの作品は全て読み、購入しています。どうしても、白夜行と比べてしまうという意見が多いですが、これは完全に、続編だと思います、白夜行の。美冬は雪穂ですね、間違いなく。年齢からしても、、、、美冬がどうして過去を消したかったのか、そこが描かれていないという意見もとても多いですが、美冬の過去は、白夜行での、雪穂。だから、美冬の過去の謎が謎にしているのは、東野さんのイタズラですね。でも、面白かったです、僕は。 | ||||
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阪神大震災を作品の背景にしたという点で関西人であるオレとしては星1つプラスである。あの時のどうしようもない敗北感、虚脱感の描き方は関西人には大いに共感できる。常人離れした強さ、美しさ、野心を持つ女・美冬と暗い過去を持つ男・雅也が震災をきっかけに出会う。"あの作品"を読んだ者ならこの導入部だけで早くもゾクゾクする筈である。彼女の野心を阻もうとする男達。しかし彼女の非道は微塵も揺るがない。ある男は魅入られるように、またある男は破滅を自覚する事すらなくことごとく人生を喪ってゆく。美冬の悪魔的な才覚を陰で盲目的に支え続ける雅也。愛し合っている筈の2人だが、雅也もまた彼女の生贄となるのか...作中のエピソードの多くが結末に至らない、白夜行ほどのインパクトがないといった指摘は的外れでもないとは思う。しかし、この作品より面白い作品が今年中にどれだけ出るのか、500ページの長編を一気に読ませる作家が今一体何人いるのかと考えればこういった批判は読者側の飽食だと考える。それほどまでに期待されている作家でもあるとも言える。唯一オレが気に入らないのは露骨な性描写が目立つ事である。星5つとしない理由はここにある。下品な描写を使わなくても充分構成可能な技量を持っているはずなのに東野の作品にはちょくちょくこういった場面が入るのがとても残念だ。もう既に国内屈指のストーリーテラーなのだから、品格も大事にしてほしいと切に願う。 | ||||
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名作「白夜行」の続編?と評判の作品。確かに文章のタッチ等を考慮し過去の東野作品から選べば白夜行や前作殺人の門に似ていよう。但し○○○の続編とは、決して両手を上げては言い難いはず。主人公である美冬は誰なのかという答えを解き明かさないうちに迎えた結末には、賛否両論をよぶものと思う。しかし美冬と雅也の複雑に絡みつく人間関係、そして恐ろしいまでの人間の野望と欲には背筋が寒くなるし、物凄いインパクトを与えてくれる。ミステリーながらホラー色がとても強い傑作といえよう。読んだ後は、別の投票者が言ったように宮部みゆきの「火車」、松本清張の「砂の器」といった名作を思い出してしまうことに同感である。が、東野圭吾風に十二分に消化され旨く味付けされた展開は、まさに見事。その価値、実力が十分評価されていい作品と思うが、逆に白夜行の続編との固定観念をもって読まれてしまうと一ファンとしては??? | ||||
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