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学園天国
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学園天国の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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ただの恋愛小説とは違います。 | ||||
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ストーリーに勢いがあるので、すごい早さで読んじゃいました。 おもしろかったです。 | ||||
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学園天国のファンで。この漫画が大好きです。これからもドンドン読もうと思っています。 | ||||
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作者の他の作品に比べて面白くないというのが正直な感想。物語のラストで話が急に展開し、無理な感じ否めない。設定を突飛にするのは良いが、登場人物にリアリティーがない。 | ||||
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良いとは思うし、読む価値も意味もある作品だとは思う。 だけど、「これでなければ」と言うほどでもない。 小説じゃなくても、同じことを教えてくれる作品はたくさんある。 誰しもが受け取るべきメッセージが込められた作品なので、多くの人に読んでもらいたい。 | ||||
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あからさまにドタバタの子供向けの本…と思えば流せるんだろうけど…。 能天気な設定の場合、細かい部分はリアル過ぎる位リアルに辻褄合わせしてくれないと、大人としては楽しめない。 まずは「生活費どうしてんの?」保険証は?教師初任給と高校生のバイトでアパート二部屋どう考えても無理でしょう。例えば親が裕福で、「大学卒業までは面倒見てやる」だとしたら、それはひと言触れてくれないと。結婚したら親の扶養には入れないし、妻の扶養は隠してるから当然ダメ。国民健康保険は親が払ってくれている。麻美の給料から引かれる税金は本当なら「納め過ぎ」になるけど、その辺は卒業するまでやむを得ない。…的な、実際の生活実務部分に触れてくれないと、「子供向け」と認識してしまう。「面倒なトコは全部親がかりで、ままごとに付き合って貰えることになった」位でもいいから、取り合えず整合性つけられるようにして欲しい。 ついでに表紙の印象だとキャラとサイズのイメージ違いすぎ。絵柄的な事じゃなくて、「でっかい女と小さい男」の組み合わせだと思ってしまったせいで、読み始め印象を修正するのに時間がかかった。 本文初めの5Pのトコで大昔のドラマ思い出した。 | ||||
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結論から言えば素晴らしい小説だった。 これまでの作者の傑作の中でもトップクラスの傑作。 「年の差カップルの絆をみずみずしく大胆な筆致で描いた、青春ラブコメディ。」のコピーに相応しいデキ。 五十嵐貴久…もう53歳なのにこんなみずみずしい小説書いちゃうんだ…と呆然唖然。 【オリジナリティ】 80年代学園ドラマを、現代版アレンジしたと思われる世界観。 主人公が高校生、ヒロインがその担任教師で、2人は結婚している、 という最近ではあまり見られなくなった古き良き王道設定(しかも赴任する前から結婚しているという新しいパターン)。 「結婚ゲーム」などは結婚といいつつ実際にはただの同棲だったが、これは本当に入籍、結婚している。 舞台が現代の高校だが、作者は昨今のティーンカルチャーについて かなり勉強したようで(もしくは参考文献に教育関係しかないことから、案外元々そういうのに詳しい人?)、 最近の時事や流行り物が多々登場する。SEKAI NO OWARIとか、号泣議員なんてネタまである。 だが、なぜか東進ハイスクールの林先生だけがパロディで、森先生になっている(笑)。「今でしょ!」も英語に直されている(笑)。 そもそもタイトルがパロディっぽい。「学園天国」といえばジャクソン5や小泉今日子だが、元ネタのようで、特に関係はないように思う。 そもそも愛する男女が共有生活をしているとはいえ、学校ではまともに会話もできないので、とても「学園天国」とはいえないだろう。 ただでさえ牛耳られているし。 中でも一番凄いのが、表紙でも2人がスマフォを使っているように、 スマフォやLINE(メールではない)をストーリーに完璧に活かしていること。これには驚いた。既読機能も設定にちゃんと活かしている。 2000年前後のフィクションに携帯電話が登場し、活用されるようになった時も驚いた物だが、 今作はそれ以来の衝撃(しかも五十嵐、ブログもツイッターもやってないのに)。 他にも高校生特有のカースト制度やグループ制度などについても、かなり細かい。 私もつい最近まで高校生だったのでハッキリと解る。53歳が描いたとはとても思えない、リアルな高校生だった。 よくある、オッサンが無理して書いたような痛々しさや不自然さは、全く無かった。 【ストーリー】 やはり小説なので、まずこれストーリーありきだが、これが一番素晴らしい。 教育問題に正面から切り込み、学園を牛耳り支配する理事長や教頭相手に、ただの高校生である主人公と、 つい3ヶ月前まで女子大生だったヒロインが、知恵と勇気を振り絞り、真っ向から切り込む。 作者がミステリも書く作家なので、ミステリ要素もあり、 理事長が生徒を必要以上に生徒達を淘汰し退学に押しやって行く裏や、 主人公とヒロインをつけ狙う人物の正体など、惹き付ける要素もあって全く飽きさせない。 恋愛小説としても非常に良く出来ており、これまでのフィクションでは 半ばギャグでやり過ごされてきた生徒と教師の恋愛について真っ向から描写している。 みずみずしさ、全開。 2人に横恋慕するお邪魔虫男女の登場などもあり、ここも王道。 生徒も教師も簡単に退学退職になる世界観が、 ちょっと怖い(最終的に教師は復職したが、生徒達は戻ってこれたのだろうか?皆宜しくやっていそうだが) 【キャラ】 主人公慎也は何のとりえもない少年だが、 ヒロインが惚れたように、徐々に誠実で頭のキレる、かつコミュ力が物凄い人物という頭角を現すようになる。 これがLINEの設定にも活かされている。 ヒロインの麻美は、最初こそただの新任女性教師だが(新人の癖に簡単に子作りしようとしたり、夫を心配しつつも、寧ろチャライ部分もあった)、とても3ヶ月前まで女子大生だったとは思えない超人推理サイボーグへと成長していく。 この小説は男女の成長物語でもあるのでいいんだが、これにはかなり吃驚。 その辺の小説やドラマの女性刑事や女性弁護士よりも余程頭もキレるし、行動力もある。口も立つ。 後半は最早完全に別人。 他にも問題のある冷徹教師も実は過去に…というお約束なドラマが熱い。 そしてクズ達が徹底的にクズとして書かれることもポイント高い。彼らに良心は描かれない。彼、彼女らは最後登場しないので、末路がどうなったかは不明のままだが、失脚したんだろうな。 【イラスト】 表紙はminoru。イメージに合ったキャラデザだと思う。主人公はかなり小柄でヒロインより小さく見えるが、180cmという大柄設定に驚き。 ヒロインもとてもかわいい。 裏表紙は、2人をつけ狙う教師と、先輩の劇団員(かな?制服を着てるし、実際にはどのキャラかは不明)。 作風がたった1,2枚だけで解る表現力はなかなか。 それはそうとこの帯、これだと妻と夫が戦うかのように見えるな。 【総評】 学園ドラマや、生徒と教師の恋愛、結婚というジャンルでは傑作中の傑作。 正直今までで一番面白かった。 欠点は最終章「LHR」で、主人公とヒロインが空気だったこと。 ラストシーンこそ花を持たされたが、主人公とヒロインらしく、活躍して欲しかった。 セリフにもあるが、これまで登場しなかったくせに、完全に校長が主役になっちゃってる…。 だが校長の、「我が校は自由です。生徒と教師の恋愛を容認するくらいには、自由です」は名言だった。 | ||||
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