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同級生
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同級生の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全85件 41~60 3/5ページ
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東野作品の主人公としては低めの年齢設定(17歳)のせいか、いまいち感情移入できませんでした。 若者特有の独り善がりの正義感、年長者を馬鹿にした態度や言葉遣い。 そういった描写が非常にリアルで、見ていて不愉快さを感じてしまいました。あとがきで多少救われましたが…。 話自体はやはり東野さんらしく、緻密に構成されていました。残酷と言って良い程の人間関係には、恐怖を感じました…。 人間の醜さや愚かさがこれでもかと書きなぐられた小説だと思います。 | ||||
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他の東野氏の作品群に比べると、いまいちですが、秀作です。私個人のいまいちな点は、女性の登場人物の一人の感情描写が不自然なことですが、それも東野氏が他の作品でいつもこういった問題を感じさせない作者と理解の上だからで、やはり手堅く☆4つといったところです。「謎めいた語り手」を使っているという点も面白いです。文庫で¥667ですので、読んで損は無いと思います。 | ||||
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あとがきがある。 野間美由紀の解説がある。 どちらも,同級生を読み終わった後のもやもや感を払拭してくれる。 主人公が読者を偽装する話を東野圭吾が書くことは予想していた。 主人公のぎこちない物言いに,何かを隠しているのだろうということは想定していた。 主人公の父親の取引先の会社の公害が,妹の障碍と関係があるかもしれないということ。 同級性の父親が,その取引先の責任者であること。 思わぬ展開に,圧倒された。 本格学園推理という分野があるのかどうかは知らないが、 学園という枠を超えているところが東野圭吾流なのだろう。 ひょっこりひょうたん島を見て育ったのかもしれない。 | ||||
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人は亡くなりますが、最終的にハッピーエンドです。 主人公の思考はやや身勝手なような気もしますが、 それも若さの一つなのかと。 亡くなった子は踏んだり蹴ったりな上に、忘れさ られていくだけで客観的にみれば可哀相ですが、そ れもまた人の世の常かと。 賛否両論あるようですが、私は好きな作品です。 | ||||
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若さゆえの残酷さ、いびつな正義感、自己愛、そして大人たちの自己保身のいやらしさ、どちらも身につまされてひりひりと痛い上にこのきれいな終わり方、読後の不快感倍増。 主人公をはじめとした生きてる連中にとって、この一連の事件は大人になったら「苦くも甘酸っぱい青春の思い出」の1ページ程度になってしまうんだろうか。それが現実なんだと最後に突き付けられているようで、逆に☆1つ増し。 事件の真相は正直つまらない。 | ||||
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全然主人公に感情移入出来なかったし、オチが唐突な印象を受けた。 小説としての出来も、あまり良くないような気がする。ラストもイマイチ納得がいかない。 男性は共感できるのかも。 | ||||
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あとがきで著者も述べているが、苦労して書かれていることがよく分かります。 特にトリックにはかなり無理があります。犯人が実行出来るとは思えません。 ただ、事件解決後のエピローグも書かれており、上手くまとめられているので後味の悪くない作品です。 傑作ではないが読んで損はないと思います。 | ||||
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小説ですから少々の脚色は仕方ないとしても 終始、高校生である主人公の発言・思考に違和感を感じた。 野球部の男子が?・・・・って感じです。 | ||||
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今では大作家になってしまった東野圭吾の江戸川賞受賞作。期待して読んだ。確かに、文体、登場人物の性格、描写、雰囲気、トリックなど、現在の一流作家としての成長を予感させる。女子高を舞台とした話も面白いし、謎解きにも引き込まれるし、最後のどんでん返しも流石。 でもね、私はミステリーは、殺人の動機が重要だと思っているのだけれど、二つの殺人事件の動機がどうにも弱い。納得できない。どうして殺さなければならないの?殺人の動機は、現実の新聞に載るものも、こんな程度で、というのが多いが、それでもミステリーとしては、納得感が欲しいところだが、弱い。ネタバレになるので、読んでもらうしかないが。 ミステリー小説としては上出来なので、読まないと損ではあるが。という個人的な好みから☆は3つ。 | ||||
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作品のテーマがよく分からなかった。 筆者が「非常に苦労した作品」と語るだけあって、練りに練られているのは感じ取れるが、肝心のメインの部分が、いまいち伝わってこない。 特に「妹」の存在を重要にしたかったんだろうが、主人公の妹に対する心理描写が少なく、ハッキリしない。なのに、オチで妹のことをぶつけられても、戸惑うだけだ。「主人公の彼女」にしてもそう。 東野圭吾にしてはディテールが粗い作品だった。 | ||||
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どうしてこうも学園ものの主人公がこれほど活躍できる設定がおおいのか。「放課後」、「卒業」、「学生街の殺人」などどれも似たり寄ったりでつまらない。一般文学325作品目の感想。2011/01/24 | ||||
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人の心は弱く脆い。 傷付いた時に誰かの愛情や信頼、承認を感じられたらどれだけ救われるか。 そんな事を改めて考えさせられた作品。 自分の主人公への感情移入の仕方も物語が展開するにつれて変わっていった。 全体的な構成、各々の心情表現が特に秀逸。 個人的には心から素晴らしい作品だと思えた。 あくまで個人的には、だが。 もっと多くの人に読んで欲しい。 | ||||
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ミステリーとしては、その他の東野作品と比べると、ちょっと見劣りするかもしれません。 高校生や教師の描写はなかなかうまく、自分も高校生に戻った気分で、登場してくる教師に怒ったり、なんだか懐かしい気持ちにさせてくれます。 東野作品を読んだ後の独特の余韻に浸らせてくれます。 | ||||
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県立高校で女子生徒が交通事故死、妊娠が判明。その相手・西原荘一にとって本気の関係ではなかったが、彼は「俺たちは愛し合っていた」と告白する。当初は英雄視されたものの、ある事件を境に容疑者として扱われるようになる。 推理小説としてのトリックは軽いほうですが、この作品では学園もの特有のラブストーリーにも重きが置かれています。行きずりの関係に溺れた行動の是非はともかくとして、荘一の言動には十代なりの筋が通っていて、読んでいて気持ちよかったです。 とくに「俺たちは愛し合っていた」という嘘をつき通すことになった経緯は、いかにも青春小説的。字面ではきちんと書かれているけど、それを文字通り「共感」できるかどうかに、この作品の評価がかかってくると思います。 | ||||
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と言えるほど「同級生」というタイトルに深みがあり、読後じわじわっと心地よさが広がります。 筆者が「あとがき」にも記しているように、また、他レビューにも書かれているように、教師の「黒い」性質が「ドス黒く」描かれていますが、文中に登場するような教師に実際に出会ってきた私にとっては、とても共感できるものがあり、『生徒VS教師』という作中の大きな構図にグイグイ引き込まれました。 思春期や学生時代特有の精神状態の荒さやほろ苦さに少し立ち返りたい方には、とても引き込まれやすく共感できる、 「ミステリー性3、青春ラブストーリー7」といった作品だと思いました。 こういった作品が好きな私には東野作品の中でもかなり上位に入る作品でした。 | ||||
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主人公ともうひとりの女性の関係は お互いにどんな なのかな。 一回しか読んでないから 深くはわからないが 友達 片思い 相手の気持ちはいかに。 ラストは さわやかな きれいな女性 と の未来を 暗示しているのか? 否か。 | ||||
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ある程度ミステリーを読んでいる方には途中でトリックや真相がわかってしまいます。 一気に読めてしまいますがやっぱり・・・って読み終わった後の感想です。 このパターンの中ではまあまあといった感想です。 悪くないが斬新さや余韻は期待しないほうが無難です。 | ||||
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序章で書かれていたことが、ほとんど本編と関連性がなく不思議に思っていた。 しかし、読み進めていくうちに序所にわかっていき、最後には「なるほど、こういうことだったのか」と唸ってしまった。 関連性のない話を並べて、これとこれは関連性が全くないと思わせておいきながら、最後にはちゃんとつながっているというのは、東野作品にはよく見られる。 このような作品を読むと、「この手のミステリー小説を書かせたら東野圭吾の右に出るものはいないだろう」と毎回思わされる(もっともミステリは東野圭吾以外ほとんど読んだことがないのだが)。 本作品はミステリとしてもとても面白いのだが、それ以上に「社会性」を取り入れているところが凄い。 「社会派作品」と呼べる作品は、「天空の蜂」「さまよう刃」などあるが、これらは「ミステリー小説」の要素はそんなに強くない。 しかし、本作品はミステリー小説の中にさりげなく、絶妙に含まれている。 これには「素晴らしい」という言葉以外浮かんでこない感じだ。 最近はよく東野作品が映像化されている。 それを見て東野圭吾に興味を持った人には是非読んでもらいたい。 | ||||
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野球部マネージャーの女子高生の事故死。それも妊娠して。 その死後に父親と名乗る野球部キャプテンである主人公。 勇気ある告白は相手を思いやる気持ちと自分自身への言い訳 と正当化の為。 生活指導の女教師の死というミステリーとしての要素がある にはあるが、それよりも主人公が誰にも本当のことを明かさず (明かせず)に展開される心情の機微とその背景が気になって 読み進んだ感じである。 いずれにしても高校生が繰り広げる物語に青臭さを感じながら 懐かしく読めた作品だ。 | ||||
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県立の名門高校を舞台にした本格学園推理。 事故死した"恋人"が妊娠していた― 彼女への自分の気持ちは果たして本当の愛情だったのか?その真偽に思い悩む「俺」西原荘一は、 彼女の死の真相を暴くべく、学園を相手に奮起する。 自分のことを思いながら死んでいった彼女への"償い"のつもりだが、それによって救いたいのは他でもない自分自身? 深く読むと、あの名作『手紙』に繋がるようなテーマが根底にあるように感じた。 学園に対して真っ向から立ち向かっていく主人公の描き方がなかなか魅力的で、 これがただの「正義」だとか、高校生ならではの若さとか青さとか、 そういうものでは済まされないところがやっぱり東野圭吾。 明かされない「俺」の心の内、それを振り切るように戦う姿、読みながらぐいぐい引き込まれていった。 青春ミステリーらしく、読後感も非常に清々しくてよかった。 | ||||
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