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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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福島の復興に絡む詐欺事件という事で リアルタイムの案件にどこまで踏み込むのか かなり期待して読んだが、一切何にも踏み込んでおらず もの凄く期待はずれだった。 別に福島でなくてもいい詐欺か、余りに瑣末な事件ばかりで せめてそれらが伏線となって最後の大きな事件につながるのかと 思っていたら、福島と言う共通項以外事件としては無関係で 前半は無駄な短編を幾つか読んだ様だった。 メインの事件も、動機も過程も無理やり感が強く 全ての事件においてそうだが過程などはほぼ省いており安易な設定だった。 文中で主要登場人物を一人一人無理やり福島に行かせ、 過去の美しさと今の悲惨さを再三協調しながら 「福島を食い物にするのは絶対に許せない」と言うセリフが 合言葉のように東京の刑事の間で何度も吐かれるのだが、 詐欺は福島に関係なくどこであろうと許せないものであって、 むしろそれを言うなら行方があやふやな巨額の募金、支援金の管理団体、 おかしなNPOや天下り団体などに今も何千億円と言う助成金を 流しまくっている行政、その財源となっている、 気づいたら施行されていて向こう何十年も徴収される復興税、 ありふれた民官接待などではなく東電と国の癒着、ヤクザがメインで仕切っている と言われる原発の派遣利権や徹底した放射能被害の隠蔽主義など、福島を語るなら もっと今起きている巨大な悪にどれでも良いので突っ込んで欲しかった。 福島の自然の描写は取材を感じられたが、 詐欺や民官接待についての描写は取材と言うよりは憶測が強いであろう印象を受けた。 | ||||
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