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精鋭
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精鋭の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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新米警察官の柿田亮は当初地域課に配属されるが、ひょんな事から機動隊員になり、またまたひょんな事からSATの試験を受けることになり、というのが本書のあらまし。このように書くと何か重々しさが無いなぁ、などと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、読んでみると正直そんな感じです。主人公の成長そのものは本書で詳細に述べられていますが、様々な訓練をあっさりとこなしすぎですね。新米警察官としての葛藤や戸惑いといったものの描写はごく少な目ですし、主人公のパーソナルな部分の描写もほぼ無きに等しく、読み手が主人公に入れ込むような感慨は浮かびにくいです。 これまでにも、著者である今野敏氏の作品は何点か読んでいます。特に『隠蔽捜査』・『樋口顕』・『安住班』の各シリーズが好きですが、それらの記憶を頭の片隅に置きながら本書を読んでしまうと、肩透かしを喰ってしまうでしょう。 主人公である柿田亮が今後どのように成長していくか、続編を勝手に期待して星は3つを付けましたが、厳密には2.5といったところです。 | ||||
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警察について特に機動隊やSAT、自衛隊での訓練や自衛隊員の思いなど、大変興味があったので面白かったです。 | ||||
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この本に星4個とか5個とか付ける読者いるんだ。 はー! 朝日新聞連載時、リアルタイムで読んだが、これは酷いな。 「今野敏の警察物面白いからね」「今野さん、どんな作家なんだろう」 双方の期待を裏切りました。 一見つまらなく見える交番常駐の警察官の毎日、機動隊の訓練に明け暮れる日々、SATの緊張感を強いられる日常。 どれか1つに絞るべき。 | ||||
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今野氏の作品は全作ほぼ全て読んでいるが、立て続けにTV化や映画化されて以降の最近の著作は、TV化を期待しているかの様な「置きにいっている」と感じる作品が多く、あまり楽しめなかった。 しかし、本作は久しぶりに今野氏らしい作品で多いに楽しめた。 勿論、今野節と言えば聞こえが良いが、相変わらずの、、、、と言うプロットや人物像が本作にも見受けられる。今野氏の警察モノではもはや定番となった自分に自信が無い主人公と、その主人公に妙に絡んだりライバル心を持つ人物。これにやる気が無い様に見えて実は、、、と言う人物が出たら今野氏の警察モノオールキャストとなったが、本作では基本やる気がある人ばかりだったので、オールキャストにはならず。 それでも最高の評価を出したのは、起伏がほとんど無く、心理描写によって物語を進めていく手法を気に入っている自分にとって、本作はまさに主人公の心理の変化を楽しませる作品になっているからだ。また、主人公の口を借りての今野氏の見解も、静かで淡々としているが奥底に熱いものを感じる。 だから、起承転結がはっきりしていて、ドラマチックな展開をする警察モノが好きな人には淡々とし過ぎて面白みを感じないだろうし、この今野氏独特の手法に馴染みのある人なら、十分楽しめる作品だと思う。 ひとつ気になったのは、主人公の大学時代のラグビーのレベルだ。強豪校のレギュラーなのか、同好会に近いレベルの準レギュラーなのか。序章を読む限りではそこそこの強さを想像させるが、強豪校のレギュラークラスが、こんなメンタリティで果たして試合に望めるのかな?と思う。大学での活躍を引っさげて警察に入ったが、機動隊の訓練でその自信が木っ端微塵になったとか、その性格故、結局レギュラーになれずに警察に入ったが、機動隊の訓練によって自分に自信がついてきたとか、終始自信が無いままと言ういつもの人物像ではない方が若い主人公にした意味が出て良かったと思う。 | ||||
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壮大な物語の「序章」ですね。少し肩すかしでした。続編に期待。 | ||||
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ハラハラドキドキさせるいつもの小説を期待して読んでいたら、少し物足りなさを感じました。続編があって、この主人公がいろいろと修羅場を乗り越えて行く第1章としての「精鋭」なのでしょうか。今後の展開を待ち望んでいます。 | ||||
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主人公が体育系の深く考えるよりまずやってみる系を得意としているので、読んでいて楽です。学生気分の警察官が自分の進むべき道を見つける様が今風で好感が持てました。 とにかく今、自分がすべきことをとことんして、一人がみんなのために、みんなが一人のためにと頑張る主人公の青年の姿は、自分だけよければ、他人をいかに利用するかを当たり前のように、無意識に行っている人々が多い中、清涼剤のようでいいですね。 無理はしないけど、自分の持てる力は出し切る、警察官としての自分の役割を自分で悟っていく姿に日本の警察官も捨てたもんじゃないと頼もしく思えてきます。 公務員や警察官の不祥事が新聞紙上を賑わせていますが、もし本当にこのような警察官が存在するなら国民にとってありがたいことだと思いました。 読みやすいので、すぐ読み終えてしまいます、殺人など悲惨な事件は起こりませんが読み応えはあると思います。 | ||||
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朝刊で毎日読むよりガツンとよめるのが良いです。ああ、こんな場面もあったな、と思い出します。警察にこの様な部隊があるのは知っていましたが軍隊(自衛隊/?)とは違う意味の任務があるとは勉強になりました。今野氏のこれからの書に期待しています。 | ||||
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事件は起きない。ある若者が、警察学校を卒業して現場研修を終え、機動隊に志願して機動隊員になり、選ばれてSATになり、一人前に育っていく話である。主人公のキャラクターは、典型的な今野敏の主人公。ホントに毎回同じ人?と思う程、人物がワンパターン。ただ今回は、事件ではなく、人の成長に焦点を当てているので、働き方、生きる姿勢など、勉強になる点が多かった。良い本です。 | ||||
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単調なストーリーだが、厳しい訓練にも主人公の柿田亮が「こんなことたいした事ではない」と思って臨むところを実際の仕事にも適用するといいかも | ||||
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機動隊に選ばれる人、訓練、自衛隊との合同訓練。 自衛隊員の平和についての告白、黒子に徹することについてなど 知らないことばかりで私は面白く一気読みしました。 縁の下の力もちって、このように鍛えられるのか・・・って 感心もしたし、興味深いとこ沢山あり、私は面白かったです。 警察小説すきならば、お勧めです。 | ||||
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こんなに面白かったのに意外に評価は低いのね…。 確かに、題名から想像する内容は 事件がおきて精鋭部隊が犯人制圧を描く!ってところですよね。 でも実際は青少年からちょっとお年が上のお兄様お姉様まで万人が無理なく読めるような『明確な向上心のない前向きなだけが取り柄の流され主人公 現代版こころ』とでも言いましょうか…でも死人はでませんしあからさまに心を病む人もいません。 そう感じるのは私だけかもしれませんが。 誰しも一度は考えること、理想・適性・善悪ひっくるめてもまわりに流されてる印象の主人公。いいです。完璧な善人じゃないとこがまた一味あります。 こてこての警察官ハードボイルドなら新聞で連載できないわよね。 老若男女誰が読んでも、あらっちょっと面白いじゃないってとこのあるお話です。 本文の中の主人公を表す一文「悲壮感がないよな」 まさにここですよね。 評価を一つ下げたところは、銃に関しての内容がまだあるの?と感じてしまったからで、凶悪な事件や安全を揺るがす出来事が増えるばかりの昨今 日本の警察官は税金の無駄遣いばかりじゃないってところも考えさせられる小説です。 ホントかどうかは読んでみて確かめてみてはいかが。 | ||||
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新人作家なら出版は無理。趣旨は自衛隊と同じ訓練の為の訓練(期待はずれ・・・・・) | ||||
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警察学校を卒業したばかりの警官が交番勤務に就くところから、この小説は始まる。小学生から野良猫を持ち込まれてその処分に困惑したり、非番の時に映画館で痴漢らしき行為を目撃して止めに入ったが、その後の処理に戸惑うといったことが立て続けに起きる。この世に善悪の基準が明確にあると信じていたが、黒白定かでない広大なグレーゾーンがあることを知り自分が警官としての職務をこなせるか、その適性があるかどうか悩むナイーブな青年である。このナイーブさにはやや辟易したが、警官という仕事の特殊性を浮き彫りにし、一人の新人警官の成長を描くためにあえてやや現実離れした主人公の性格を設定したものとして受け取った。 ところが、主人公が選ばれて機動隊へ部署替えするところから、ナイーブさと成長をたどることは変わらないものの、その方向性は微妙に変わる。機動隊という部署は、一般社会との普段の接触はないため職務について境界線上で自問する機会はあまりないようだ。命令と実行の軍隊に近い組織である。普段は訓練に明け暮れる。学生時代はラグビー部に所属した主人公は、体育会系のノリでたちまち新しい職場に適応する。 さらに主人公はSAT(特別急襲チーム)に選抜される。テロや人質事件などの重要事件に出動するSATはまさに花形のエリート警官、「精鋭」であるということらしい。1年間の予備訓練をへて正式な隊員となるのだが、同期生同士の競争と友情がスポ根もののタッチで描かれる。射撃訓練や自衛隊との共同訓練などは読みどころのひとつである。 機動隊やSATなどの隊員の選抜方法や訓練風景などはそれ自体内幕の情報であり興味を引いたことは確かである。しかし、主人公をはじめ登場人物はまるで絵に描いたような職務に忠実な役割を果たすだけの存在となる。純にして適性にとみまた努力家の塊である職能集団として描かれる警察に頼もしさを覚えなかったわけではない。しかし、およそ小説としての深みを味わうまでには至らなかった。 | ||||
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