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宿命
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宿命の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全148件 81~100 5/8ページ
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殺人事件の解決よりも宿命のライバルのふたりに主眼を置いた物語です。宿命の意味はラストに回収されます。その回収の仕方が見事です。まさかこの2人が・・・。東野マジックに完敗 新参者 | ||||
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評価の高いこの著者の名前は以前より知っており興味はあったものの、ここ10年ぐらい純粋な推理小説を読まなくなったこともあり、手が出ずにいたが、旅行に行く前に偶々会社の同僚に本書を薦められたので、旅行のお供にと挑戦してみた。 「宿命」というタイトルに最初はベタな感じを受けたが、読後はこの内容であればと納得できる。主人公の和倉勇作と少年時代から気になる存在でライバル視していた瓜生、そして元恋人で現在は瓜生の夫人となっている美佐子の絡み合った関係が、単なる不思議な巡り合わせではなく、そうなるだけの背景があることが次第に明らかになってくるためだ。 推理小説の観点から見ると、殺人事件の謎解き部分と、その背後にある主人公達の宿縁の解明が同時並行的に進んで、最後に見事に解決に至るところは実に完成度が高い。ただ本書の魅力はそれに加えて、屈折した過去を持つ勇作たちの複雑な感情など人間の微妙な心理がきちんと描かれていることにあると思う。特にラストの部分はすべての事実が解明してそれで終わりではなく、各々がそれを真摯に受けてとめて新しい生活を踏み出していく感じがして、よかったです。 | ||||
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いかにもミステリーというストーリー展開で、導入部分で惹き付けられてそのまま話に引き込まれたって感じでした。 ちょっと全体的に暗い印象でしたが面白かったです。 ただどこまでも報われない主人公がちょっとかわいそうでした。 | ||||
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東野さんの作品を読むのは2作目でしたが、とても面白かったです。 殺人事件自体の謎解きも面白いですが、二人のライバルの皮肉な宿命が衝撃的でした。 途中から大体の展開は予想出来ましたが、それでも終章を読みながらドキドキしてしまいました。 最後の一文にこの物語の全てが集約されているような気がしました。 | ||||
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本の裏に書かれている内容を見るとすごく興味をそそられました。 しかしあんまし良くなかったかな?所々ワクワク感はあったけど 登場人物が多すぎて混乱しました。 | ||||
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子供の頃から宿敵で、境遇が全く違う二人の男が、長い年月を経てとある殺人事件が起こり、捜査する者とされる者として出会う。 自分の初恋の女性が、宿敵の妻となっている現実は、主人公である「捜査する者」勇作にとってはあまりに酷。 そんな勇作が、殺人事件に何らかの形で、勇作の宿敵であり「捜査される者」晃彦が関わっていると感じ、探り出そうと動く様子を読んでいたら、「犯人は誰か?」ということ以上に、「勇作と晃彦の関係はこの後、どのような結末を迎えるのか?」に興味を持っている自分に気がつきました。 そんな二人の結末は、意外なのもあり、「ラストはこれが一番いいのだろう」と納得したのもありました。「宿命」という言葉が、とても重く感じる結末でもあります。 ただ、同時に寂しさを感じた部分もありました。 もしこのストーリーに続きがあるのなら、「全敗だ」と語ったある登場人物の、未来が明るいものになっていることを願って止みません。 | ||||
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最後の設定に「おお!」と唸ってしまったが、宿命という題名のとおり犯人探しというよりも、「血縁」というか「運命」というか人間同士の不思議な繋がりがテーマになっているように感じる。実験の件は現実感がなく、「こんなことはありえない」という物語だが、ラストのもっていきかたに好感がもてるし、後味も悪くない。 | ||||
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初期の本格推理路線から、現在の作風への転換期にあたる作品です。 基本的には、発生した殺人事件の犯人を捜していく展開なのですが、それに加えて、主人公と事件の関係者の1人との因縁を描いています。 「宿命」というタイトルからもわかるように、メインは後者。 2人の「宿命」については、ラストでその真実が明かされます。 確かに、意外性はなかなかのもので、「皮肉」で「感動的」ではあったものの、そのための伏線が少し不足していたような気がします。 やや唐突に感じてしまいました。 東野氏の作品は伏線の巧みさに感服することが多いだけにちょっと物足りませんでした。 殺人事件の謎解きに関しては、あくまでサブ的な位置づけであったものの、それにしてはよく出来ていたと思います。 登場人物が多く、過去の事件と現在の事件をいったりきたりで、読みやすさに定評のある東野作品の中では比較的読みにくい作品かもしれません。 | ||||
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先が読めないところが、いままで読んでいた小説とは全く違って、ぞくぞくしました! しばらく心に残りました。 久しぶりに、面白い本を見つけ、今は東野圭吾を順に読み漁っています。 今のこころ、宿命がNO1です♪ | ||||
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晃彦が事件に絡んでいることは最初から分かっていたことだが、いかにして晃彦が事件に絡んでいたのかは最後まで読まないと分からず、手に汗握る展開だった。また、最後の10ページにある真相は想像もつかない内容だったのでとても驚いた。美佐子とその父親の過去、勇作と美佐子の過去、そして晃彦の父親の過去、全てが1本の糸で繋がっており読み応え抜群だった。 | ||||
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タイトルにひかれて本を購入しました。しかし、想像していた以上におもしろく大満足の本でした。東野圭吾さんのすごさは推理小説家と言うよりも、心理のおもしろさにあるのではないでしょうか?人間の心の内を表現するのがとても上手な作家だと思います。『白夜行』『秘密』等に負けない独特のおもしろさを感じました。ラスト云々よりも全体的に色々な心理を感じさせてくれる本です。 | ||||
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東野圭吾の作品は、講談社文庫として全部で25作品刊行されているが、それらのなかで最も読まれているのがこの『宿命』だろう。「宿命」とは、「前世から定まっており、人間の力では避けることも変えることもできない運命」だ。本書のストーリーもまさにこの言葉に完全に合致する内容である。「序章」と「終章」を除く全6章の意味深な言葉に盛り込まれた作者の意図を味わいながら、本書を読み進めるのがよいだろう。 本書においても殺人事件は生じるが、その事件の解明に関する詳細は、多くの読者にとって「二の次」だったのではないか。巻末の「解説」にある作者自身の見解が示しているように、本書の主眼はそこにはない。主人公を含む二人の男に課された「宿命」の意味とは何であるのかということに、われわれは必然的に集中する。その当時に作者が関心のあった「脳」という題材や社会派的な要素も随所に登場し、初期作品としてもかなりの自信作であったに違いない。「終章」は、繰り返し読み返したくなる名シーンだ。そこで明らかになる衝撃的いや「究極の意外性」に、一瞬ではあるが、時間が止まったような感覚を抱く。それゆえ、ラストを先に読んでは絶対にいけない。きちんとそれまでの歴史的経緯を知ったうえでのラストなのだから。 主人公(の二人)は、医学部進学を断念し父親と同じ警察官の道を進んだ和倉勇作と大企業の御曹司で、勇作が諦めた医学部に進学した瓜生晃彦である。同じ高校にいた彼らだが、ここから先の進路は決定的に違った。とはいえ、先の「宿命」という言葉にあるように、「糸」はずっとそれ以前から、つまり彼らが生まれる前から絡まっていた。晃彦の父親が他界する時に、彼が残した最期の「晃彦、申し訳ない、よろしく頼む」という言葉の真の意味とは何かを念頭に置き、作者の世界に足を踏み入れよう。読了後、不意に考えるかもしれない。自分にも「宿命」があるのか、と。 | ||||
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意外性を推理とは違うところに求めた実験は見事に失敗。 途中から、どんな宿命か見えてしまうというか、 これしかないという結末に行き着いてしまうし。 作者がすべてを収斂させるはずだった最後の一行に意味はまったく見出せないし。 一番強く思ったのは、リアリティの欠如。 こんな設定、実際にはありえない。 | ||||
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東野圭吾は題名に読者へのヒントを与えているのだと思う。そして逆にそれによって読者を目くらませているのではないか。この題名も主人公ともう一人の宿命のライバルを巡る争いとして最後まで読者を思わせて最後にどんでんがえしの大技。今回も2日間本から手を離さずに読み楽しませてもらいました。この作品もおすすめです。 | ||||
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この作品は私が読んだ東野作品の第一作目でした。 ミステリーを読み始めたばかりなのですが、そろそろ東野さんにも挑戦してみようと思い書店へ。「『秘密』『白夜行』そして『幻夜』につながる…」と帯に書かれていれば、読まないわけにはいかないでしょう!と思って読みはじめました。 第一章を読み終えた時点で、「これは純粋な犯人を探すミステリーなのかな?」とふと思いましたが読んでみると全然違いましたw タイトルである宿命の名の通り、主人公の警察官勇作と、容疑者であり旧知のライバルであった晃彦を中心としたドラマが展開され、最後にはいくつも張られた伏線がピーンとつながり、スッキリ!とても練りこまれた作品だと感じました! ただ、読んでいて思ったのは、登場人物がやたら多いことと、昔の事件と今の事件がコロコロと前後すること、あとこの作品がもう20年近く前の話であることから若干の読みにくさはありました… ただ本当にラストに向けて上手く作られているのでそこまで読みにくくはなかったです♪ 伏線の張り方と、犯人探し以外のトリックの仕掛け方。次の東野作品への期待を大きく膨らませてくれる作品でした!! | ||||
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面白かったけど、結末の後、もう少し話を長引かせて欲しかった感じです。 あそこで結末はちょっと物足りない感じがしました。 | ||||
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ラストで宿命がダブルになっているのがわかる。しかし、あっと言わせるほどではないと思います。 東野圭吾さんらしく手堅くまとめられている作品です。 | ||||
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殺人事件があってトリックがあって、犯人はこの人、 というような意外性だけの作品だけでは物足りなくなってきました。 これならいくつ書いても同じだと思うんです」 東野圭吾自身のインタビュー記事からの抜粋なのだが、 残念ながら東野圭吾作品のほとんどが、 まさにこの指摘通りの作品。 意外なトリックと意外な犯人のミステリー小説ばかり。 そこに味つけするため、ちょっとばかり奇異なモチーフを付随する。 でも結局、みんな同じ。 彼が「これならいくつ書いても同じ」というように、 私も「これならいくつ読んでも同じ」と思っている。 最後に一発、意外な種明かしがあるだけで、 それまでの展開はそこそこおもしろいが、 よくある東野圭吾作品の1つで、 また同じような内容だなと思うに過ぎなかった。 | ||||
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はじめて読んだ東野圭吾氏の作品です。 結構、テンポもよくサクサクと読めました。 小学生から高校までの同級生である殺人事件で再会する和倉と瓜生。 そして、和倉の初恋の相手が瓜生の妻に・・・ なんという、運命、そして隠された「電脳」とは!? 最後に解き明かされる「宿命」とは・・・ | ||||
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東野さん独特の緻密さはこの小説でも見られるし面白いのですが、 『白夜行』のように全ての物事が作り上げられているのではなく 「偶然」を「宿命」と言わなければならないところがあったのが残念です。 | ||||
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