■スポンサードリンク
宿命
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
宿命の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全148件 21~40 2/8ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今作品も東野圭吾さんらしい演出・構成で巧くまとまっており、大変読みやすくスイスイ読めました。 ただ、東野圭吾作品にしては珍しく?登場人物が多くて、前半は一族の家系図を作って それを見ながら読みました。 出来るだけ古い作品から東野作品を読んでいますが、最後が後味の悪い終り方の作品が多々あるなか、こちらはスッキリ読み終えた感があります。 ラストに勇作と晃彦の関係が解き明かされます。二人が産まれてから現在に至るまでの双方がある共通な「宿命」を抱えながらお互い違った道を歩んできたのだと分かります。そして行き着く最後の「宿命」は同じ所に辿り着いたような気がします。 晃彦に何においても勝てなかった勇作、ラストの一行にジーンときました。温かい気持ちでエンディングを迎える事が出来ました。 大変良い作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
複雑に絡まった人間関係に驚嘆せざるを得ませんでした。 それをまるで一つ一つ紐を解くように話が進んでいき 個人的には全く興味のないビジネスに関した話も 先が気になり難なく読み進むことが出来ました。 脳医学の話は最後の最後までとても興味深かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後まで犯人は判らず迫力十分。但し少年犯罪事件であるだけに巷間実社会でも多い事件の為身につまされる。最後が少々あっけない終わり方だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾さんが医学の絡む殺人事件と幼い頃からの宿命のライバル関係の二人の男の運命を描いた素晴らしい初期名作。「卒業」「魔球」「変身」「分身」と東野さんの漢字二文字タイトルには誠に秀作が多いですよね。ボウガンという珍しい凶器を使った殺人事件の真犯人と真相は割合に呆気なかったですが、初恋の女性も絡んだ熱いライバルの青春小説の味わいが最高でした。昔の日本のスパイ小説風の史実かなとも思える秘密の話も良かったです。レンガ病院のサナエさんは本当に可哀そうでしたね。美佐子には晃彦と別れて勇作と結ばれて欲しかったですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者の事はガリレオシリーズがドラマ化されたときに知った。 当時の話題作を幾つか読んで自分には合わないと感じ、「読まない作家さん」に なっていた。が、最近縁があって古い作品を読んだところ、まるで別の作家の 作品のように面白い。 これもその一つ。最終章は感動した。 こういうものが古典として残っていくのではないかと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何度も読みたいけど一度全貌を知ってしまうと2度目以降は最初のドキドキワクワクが別物になっているので 読むたびに記憶喪失になりたい(笑)それくらい私には面白かったです。事件がどうとかではなく、人間関係が好き。 勇作が宿敵である晃彦に大人になってから初めて会いに行かなくてはいけない時の緊張感と 顔を合わせた時の、昔とはちがう雰囲気、敵意や挑戦的な空気がない(出さない?)感じがなんか好きです。 お互い自分に折り合いをつけて大人になってきたんだなぁという雰囲気。 ここ記憶を消して何度も読みたい所です。これから読む人が羨ましい。 この時すでに晃彦は知っていたのですから、嫁に話した以上に感慨深さがあったのだろうかと。家族思いだから。 ネタバレ甚だしいですが晃彦は結局最後までとても良いキャラクターでした。 勇作は可哀想なことに良いとこなしだったので、彼の人生のその後の幸せも強く希望します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
評価されている作家さんなだけあり、 期待しつつ読み進めましたが なんだか、感情移入できないような淡白な会話と設定。 こんがらがった糸を、無理やり掌で擦り合わせてねじり合わせて1本にしたみたいな流れ。 登場人物多め。ぼーっとしてると誰だっけ?ってなる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すごく面白かったです。瓜生晃彦という人物に最初から惹かれてしまいました。 ですが何しろ登場人物が多くてめんどくさい・・・新しい名前が出てくるたびにまたかとゲンナリしました。 最後の一文がかなりの意外性ということでしたが、ピンときませんでした。それってそんなに重要なこと?って思いますが・・・ 美佐子が晃彦への想いを固めた瞬間がどこだったのかもイマイチ分かりませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
非現実的な部分は多少あるが、小説なので面白く一気に読み終えた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
話が出来過ぎていて期待を裏切ってくれない。 テレビドラマによくありそうなストーリー | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
幼い頃の出来事が将来の出来事の伏線になっている。小説ではよくあるスタイルですが、個人的には読者の想像を裏切るラストでした。これ以上書くとネタバレしそうなので止めておきます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1990年の書き下ろし作品というから、27年前の作品ということだ。この作品も脳科学の違法で非人道的実験が含まれるが、書いてある脳科学の内容は現在のレベルからするとそれほど深堀りしていない。 登場人物が大勢いて、それぞれの人間関係が複雑で秘密と意外性にあふれている。最後の最後まで何が事実なのかが分からない、東野圭吾の丹念に工夫したシナリオに感銘を受けた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
生きるか死ぬか、それが問題だ。 理不尽な運命に耐え忍ぶのと、剣を取って困難に立ち向かうのと、どちらが気高い生き方なのか?(ハムレット)。 人も羨むような出自を持ち、恵まれた環境に育った者と、お世辞にも裕福とは言えない家庭に生まれ、自分以外の要因で厭世家になりし者。 世の中は不公平なものであり、公平なものでもある。 正当なる努力と運で、這い上がれる。 宿命から逃れる道もあり、逃げずに立ち向かう道もある。 どちらがいいとか言えないが、変えられないもの(生まれた国、時代、性別)で悩むより、変えられる運命に目を向けようぜ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ワタクシ自身、21作目の東野圭吾作品。 ワタクシのなかでは、本作は、これまでの21作品のなかで、有無を言わさずトップに君臨する作品です。 主人公とライバル的存在の御曹司。 この2つの強固な対立軸を中心として、時間を超え、世代を超え、様々な関係者を巻き込みながら、深く、重厚に織り込まれた「宿命」「糸」。 その「宿命」に少しずつでも近づきたくて、頁をめくるのももどかしくなりつつも、一頁一頁、一行一行を思わずじっくりと読み込んでしまう本作。 ひとつの殺人事件があり、その謎を解くひとつのミステリーとしても成立している一方、この謎解きさえも、大きな「宿命」「糸」の物語の数ある装飾品のひとつになってしまうほど、深く、重い「宿命」「糸」の物語。 勇作と晃彦の再会場面には鳥肌が立ちました。 そして、文庫版では24頁ほどの「終章」の緊張感とカタルシス感、開放感。 そしてそして、文庫版「解説」に紹介されている、東野氏が書く前から決めていたという最後の一行。 この素晴らしい余韻... 読書っていいですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
題名は名前負けしてると思います 特に登場人物たちに宿命らしき宿命もなさそうですし でも純粋に面白かったです 推理小説をよく読む人なら面白くないのかもしれません ただ、最後2人が双子の兄弟だとわかったところ… 友人が「実の兄弟でしかも穴兄弟じゃん」と言ってました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
悲しい結末やね。 主人公サイドとしてはこれはもう恋愛に於いては完全敗北なのだろうし。 勿体つけて、期待させといてこれはなあ… ミステリとしては結構面白いしかなり読ませる良作だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
高校までの宿命のライバル、経済的事情で医者を断念して警察官になった和倉優作と、大会社(UR電産)創業家に育ちながら、経営者ではなく医者になった瓜生直明が主人公です。 物語は、UR電産社長の須貝正清が毒塗りボウガンで殺された事件をめぐるもので、和倉がその捜査にあたり、瓜生家の人々が疑われます。話に登場する関係者がかなり多い中、著者が何と無く指し示す犯人はいますが、ミステリでは、ほとんどそうではない結末に至るのだから騙されないように・・・、と考えていると、まるで予想がつかない状況が続きます。明かされるまで判らない人は、ワタシだけではないと思います、きっと。 物語の終盤、刑事が関係者を一堂に集めて”犯人はあなただ”と言うのがその明かし方なのですが、2015年のリアリティとしてはちょっと具合が悪いと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現実的には、なかなかない偶然ですね。 そして、こんな宿命があったら、辛すぎるかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大満足。たいへんいい本です。読みごたえがあります。ありがと! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レビューや本のオビの売り文句を読んで、図らずも驚くべき「宿命の対決」が展開されると 思ったのですが、それは全くの期待はずれでした。(”最後の一行”というやつも ピンときませんでした。) むしろ瓜生の爺様が恐ろしい企てをしていたというエピソードのほうがドキドキして しまいました。 ところで物語ではボウガンが重要な小道具としてさんざ色んな人をかきまわしますが (そして私はボウガンのことをぜんぜん知りませんが)別に形見のボウガンでなくても 矢を射ることは簡単にできることなのではないでしょうか? それに三本の矢のうち一本だけに毒が塗られているというヘンテコな設定も お手盛りというか、ものすごく不自然に感じたのは私だけではないと思います。 氏の作品には、推理小説としてよりも人間ドラマの面白さをいつも期待している 私ですが、そちらのほうも、感情移入できる人物がおらず、身を乗り出して読むことは できませんでした。(そうは言いつつも3時間ちょっとで読了したのですが・笑) | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!