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ダブルギアリング 連鎖破綻
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ダブルギアリング 連鎖破綻の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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小説。 清和生命の経営は苦しい。清和は生き残りをかけて他の生保との統合を画策する。 清和の各務(かがみ)は、竜崎専務(後に、社長、会長となる)の愛人の子だが、竜崎の子ではない。竜崎は、企業年金の売り込みで頭角を現した。各務は竜崎に復讐したいので清和に入り、竜崎は自分のブラックな仕事を引き継がせるために各務を清和に引き込んだという経緯がある。各務には、一人娘がいるが実は血がつながっていない。数年前、竜崎の考えたサラ金と生保を連動させるサラ金保険のため、自殺者が出たことがあり、各務の娘はそのときの遺児である。 生保は銀行から基金を拠出してもらい劣後ローンを引き受けてもらう。その見返りとして生保は銀行株を大量に保有する。基金や劣後ローンは生保が破綻すると回収不能の不良債権となる。そうなると生保は銀行株を売るかも知れない。お互いに一蓮托生な関係にある。生保が生き残る秘策として予定利率引き下げがある。これには、政治的な力が必要。 清和の財務部長が自殺。株式売却時の売却損を埋めるために仕組み債で大損を出したことが原因らしい。解約ラッシュとなり、もはや予定利率引き下げが実現しないと統合もままならない。 更に、週刊誌に清和が危ないとすっぱ抜かれる。金融庁の指示もあり、清和は事実無根だと言い張る。 金融庁が銀行を守るために生保を延命させる。だから、清和もつぶれそうでなかなかつぶれない。外資系投資銀行のゴールド・アックスは、清和にたっぷり株を預けているりそあHDの買収案件をもっている。りそあは魅力的であり、買収したい側は清和破綻によるりそあの連鎖破綻を望んでいる。 予定利率引き下げは、土壇場で見送りとなる。ゴールド・アックスは、清和をスケープゴートにして日本の不安をあおり、そのあとに予定利率の一斉引き下げ、という策を練る。大手生保を守るために清和をつぶした上で予定利率を一斉引き下げし、清和を潰すことでメガバンクを手に入れる。 清和の各務と高村社長は会社更生法の申請を検討。各務は外資系投資銀行の策を見抜き、清和破綻により最悪のシナリオは回避される。 そのほか・・・ 生保レディに契約締結権はない。契約締結権をもっているのは生命保険会社だけ。生保レディは仲介者にすぎないので、契約に際して生保レディが約束したり保証したりしても生保会社が認めない限り意味がない。 相互会社である生保には株主がいないので、株主総会もない。社員総代会という業績報告会はあるが、社員総代は自社契約者から選ばれる。彼らは経営側によって人選された社員総代選考委員会によって選ばれるため、会社に都合の悪い人物は選考されない。 | ||||
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サスペンス?刑事もの?等々、沢山読みすぎて多分ごっちゃになってる! | ||||
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バブル期の金融・生保の利益追求構造が内部告発を基礎にしているだけに、リアル感がある。当時を現役バリバリでかつ堅実な製造業に従事していた私はバブルに群がっていた企業・業界を憤慨し、間違っていると叫んでいましたが、潤沢な接待費で無茶苦茶な生活をしていたと今に思います。この小説はピークが諸所有りますが、その前段階が迫力がありますが、そのクライマックスはスルーで済まし、劇的な展開や表現を期待してると、空かされてしまいます。最後などはその典型で、「これで終わり?」と言う感じ。それで☆一つ減点しました。 | ||||
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明らかにノンフィクションなのにフィクションと言っている。どうせなら高杉リョウくらいの取材力を発揮してほしい。 | ||||
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