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聖女の救済
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聖女の救済の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全211件 61~80 4/11ページ
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すごい!の一言です。今回も東野ワールドが満載でした。 本の題名にもなっている「聖女の救済」 私はこの題名の意味がわかりませんでした。そして読んでいる途中もそうです。 しかし、最後の20ページで本の題名になっている意味がスッキリできました。 とにかく、「すげえな」の一言です。 必読の一冊です! | ||||
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面白い・・ つい 一気読みしてしまいます。 人物では、もう少し深く掘り下げて欲しい人達は」いますが 筋たては面白くて 途中で止められません・・・ 東野さんは、面白いです。。 | ||||
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冒頭で、予め犯人を知らされるストーリーです。そして「毒殺」という特にエンターテイメント性も、スペクタクル感もない殺人方法。読み手としては、犯人も判っているし、何をチマチマ展開させているの?と初めは思いました。しかし、読み進める内、これは「絶対にありえない」殺人の方法で、完璧なる完全犯罪、とう様相が明らかになるにつれて、「さすが東野!」と敬服。 そしてラストのトリック解説には「うひょー、やっぱりさすが圭吾!」と脱帽。 相変わらず、他の作家とは一線を画しているなぁ、と思いました。 ファンであれば必見ですね。そうじゃない人も、お勧めです。 | ||||
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人物描写に頼らないプロット至上主義なのが東野作品のいいところで、 本作品も鮮やかに映像が浮かび飽きさせません。 ただし筆者は「女性の気持ち」が不得意らしく、殺す相手をいつも間違えるような気がします。 嫁に浮気された男は嫁を殺しますが、旦那に浮気された女は、浮気相手を殺すものです。 こういう欠点がいまいち感情移入できない惜しさとして残ります。 東野さんは生身の女性を書くことがなく、女性を神聖視しすぎていて、「美しき凶器」でもそのがっかりが最後残りました。 | ||||
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読者に対しては冒頭から犯人が暗示されるものの,そのトリックが全然わからないんですけど〜,という感じで引っ張る小説です。 ヒントはタイトル。 そして,文庫版の表紙も意味を持ってます。 そういった発想と構成の面白さに加えて, 和歌山カレー事件の捜査で使われたとおぼしき,薬物分析のスーパー機械が登場したり, 一生懸命な女性刑事が出てきたりと,展開も複層的・濃密です。 しかし,湯川ガリレオが「まさかそんなことありえない」とつぶやいたとおり, 現実問題として,ええーそれは無理じゃないの?というトリックだと思いました。 種明かしがクライマックスであるだけに,個人的には少々冷めてしまい☆マイナス1です。 | ||||
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最後の最後までモヤモヤした感じで読み進んでいき、最後に「やられた...」と感じた。 ネタバレになるので詳しく書きませんが、叙述トリックが秀逸。 120件以上のレビューがあるのに「叙述トリック」に言及しているレビューが2件しか ありませんが、これは秀逸な叙述トリックですよ? | ||||
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今回の犯行は手法を見抜くのが難しいものです。 湯川がいつもの鋭い洞察力で謎解きをしていきます。 今回は刑事の捜査とうまくかみあって解決へと導いています。 いつも通りの面白いさで一気に読んでしまいました。 | ||||
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非常に面白く一気に読まされました。東野圭吾さんは読者を 引き込むのがうまいです。トリックも想像が全くつかず、 解明された直後はやられたと思いました。最後まで読んで タイトルの意味がわかって納得です。 ただ100件以上レビューがあって、お一人(ルクレツィアの娘さん) しか指摘されておりませんが、このトリックだと標的以外の人間が 死んでいた可能性があります。特に愛人が泊まった日なんか危険 だった。その意味ではトリックに難ありかなと思いました。 | ||||
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レビューを書くにあたり、なるべくネタバレは避けようと試みつつ、ギリギリを攻めますね。 犯人が、パッチワークをやってる女性ってのが、今までのガリレオシリーズとはイメージ違う気もします。 あーでも、『容疑者Xの献身』は、まー女性も犯人なわけだなぁ。 今回の犯人は、あの犯人とはイメージが違いますね。 そもそも、『聖女の救済』というタイトルがね。 誰が聖女なのか?どんな救済をしたのか? それが分からないまま、微妙にモヤっと感じたまま、後半まで話が展開します。 トリックが分からないまんま、モヤモヤばかりが募ります。 湯川が、「この犯行は虚数解だ」みたいな、いかにもガリレオ先生的な事を言ったりして。 ネタばらしで、えーっ!って驚くあの感じは、『容疑者Xの献身』に似てますね。 それはもう、トリックがどうこうっていう話じゃないわけだな。 本当に、人間のやることなのか?という驚きね。 技術的に、可能か不可能かという問題じゃないわけだよ。 あんた、そこまでやるのか!っていう驚きよ。 『救済』っていう言葉の意味もね。 毎日救済してたのに、見捨てたから、死ぬことになったわけだな。 なぜ見捨てたかといえば、見捨てられたから見捨てたわけだね。 読み終わって、私も誰かに毎日救済されてるのかもなぁと、そんな事を思いましたね。 いかにも東野圭吾らしいニオイが、プンプンするような小説でしたね。 理系的考察に基づいた人間関係とか。 「女性らしさ」を表現しようと、一生懸命に注力しているのが見えるところとか。 多分、そういう部分で、文章に癖があるんでしょうね。 東野圭吾は読まないという人は、女性の方が多い気がするけど。 そういう女性読者が『聖女の救済』の女性像にどんな感想を持ったのか、気になる所です。 今でも、飛ぶ鳥を落とす勢いが継続中の、東野圭吾さんですが。 テレビドラマ化も、ますますすごい勢いですけどね。 デンソーのエンジニアだったから、タイトスケジュールでも仕事できるんだと思いますけどね。 待つ身の読者の私としては、娯楽として楽しめるミステリーを、今後もたくさん書いて欲しいですね。 | ||||
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ガリレオシリーズは、トリックが他に類を見ないものであることよりも、それを行った犯人の性格が特異であることが特徴となっているシリーズである。 森博嗣は、「本当に賢い人間なら、犯罪は行わない」といったものだが、まさしく完全犯罪を行えるだけ賢い人間なら、通常は犯罪のような割に合わない行動は起こさないのだ。東野圭吾は、この矛盾をクリアするために、徹底的に犯人のキャラクターを作り込んだのである。 そのキャラクターのありえなさ加減をさして、ある経済評論家は「『容疑者Xの献身』のような作品はファンタジーである」といったりもした。いわれてみれば、なかなか核心をついた意見である。 本作でも、犯人の性格はファンタジーといわれてもしかたないほどの特異なものとなっている。にもかかわらず、というか、だからこそ、人の感情の本質をとらえる部分があって興味深い。 また、アンフェアな感じを読者に抱かさない叙述トリックがみごとにきまっており、その手際もすばらしい。 東野圭吾のいつもの女嫌いが遺憾なく発揮された内容で、読後感は良くないが、おもしろいこと請け合いの一作である。 | ||||
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心理描写が凝縮されるラストの100頁ほどは息つく時間を許さない畳みかける展開。手作りの如雨露に秘められた刑事の想い、如雨露からこぼれおちる水滴が涙の如く感じる読後感は「救済」という言葉の方向性ゆえでしょうか。それは殺意ではなく救済とする著者の心理描写に気がついたときは、物語が終わっていました。文中に福山雅治の名前が2度登場するのは著者のお遊びでしょうか? | ||||
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ラストでタイトルの意味がやっと分かりました。 宗教的というか霊的というか、厳粛。 このへんの表現とか、「虚数解」を持ち出すあたりはさすが東野圭吾という感じ。 特に内海刑事の女性的な勘(推理)には唸らせられる。 | ||||
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久しぶりに一気に読みました。結末に期待し読んでください。お勧めです。 | ||||
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完全犯罪に限りなく近いトリックに 私は手も足も出なかった。 著者ならではの読みやすく、リズムの 良い文章に乗って、最後まで一気に楽しむ ことができた。 ただ、唯一もの足りなかった点は、 「犯罪着手の際の動機」。 粗というほどでもないが、★マイナス1に。 | ||||
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出張先での時間つぶしに買っておきました。 海外でしたので、時差ボケもあり、少々朝早く起きてしまったので読み始めました。 びっくりしました。ぐいぐい読み進めることができて、時間を忘れて(時差ボケだからか)読み進み、危うく遅刻するところでした。結局二日に分けて、合計4時間位で読了。 著者の作品を本で読むのは2冊目位なので、他の作品と比較することはできないのですが、とても自然にテンポよく、最初からぐいぐい読み進めさせられます。また、私にとっては結末も十分ひねりが効いていて、驚きました。 私の読了後の感想としては、綾音夫人の魅力・美しさの裏に、怖さ・恐れを抱いてしまいました。 題名も今レビューを書こうとして、検索しようと検索窓に打ち込んだ時に改めに、なるほどそういった事だったのか、と気付かされました。最後まで読んでみないと、題名の意味は判りませんね。 また、著者の別の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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大変面白く読めました。 ミステリーとしての展開も上手く、まとまりが良い作品です。 最初からなんとなく気になる描写がふんだんにあって、それが読み進むうちに、それぞれの役割を果たして行くので、すっきりします。 但し、犯行動機やトリックは通常ではありえないような設定で、そこに好悪が分かれるかもしれません。私は、普通ではないことに安心します。そもそも殺人事件は非日常の出来事でないと困るわけで、いかにも身近にありそうな話では怖い。そんな訳で、この小説、ミステリーに日常的な怖さを求める読者には物足りなく、ミステリーに非日常的な作為を求める読者には面白い、という傾向があるように思います。更に言うと、ミステリーに、犯行動機とトリックにおいて高い精度を求める読者には物足りなく、小説として、論理と情緒、左脳と右脳、男と女、その人工的な対比が気になる読者には面白い、と思います。 とりわけ、私が大変面白く思ったのは、3人の女性の描写です。フィッツジェラルドの短編小説集に『若者はみな悲しい』がありますが、それに倣えば、この小説、『女性はみな悲しい』という副題が浮かんできます。但し、3人目の最も普通にいそうな女性が妊娠し、犯人がそれを許容するところに、『聖女の救済』の真骨頂を見た思いがします。愚かな男の遺産でもあります。無理矢理、三度目の正直か!という突っ込みもあるかもしれませんが、よく作られたミステリーとして、それも面白い、と思いました。 | ||||
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ガリレオシリーズは、今まではtvでしか見たことがなかったんですか、初めて小説を読んでみたんですけど、ドラマのをみた後に読むと登場人物などが想像できて進むにつれて勝手に胸が高鳴りました! トリックは想像を絶する難しさで圧巻でした。中盤になってくると読む手を止められなくなります。やっぱり天才ですね! | ||||
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義孝、綾音、宏美の誰にも感情移入できず、好感も持てなかった。 義孝は最低最悪の男!女の敵!でも、条件付の結婚にOKの決断を下したのは綾音。 好きだからどうしようもないという感情も理解できるけど、苦しくても結婚しないという決断もできたはず。 トリックについても、んなアホな!とも思った。 それでも、やっぱり徹夜で読んでしまったのは東野圭吾さんだからこそ。 下手な作家だったら目も当てられないはず。 なんだかんだでおもしろかったです。 ただ、ここ数年の東野作品はこれもまた映像化するんだろうな〜というのが読みながら ヒシヒシと伝わってくる。ガリレオシリーズはすでにされているのでこの作品も不思議ではないけど。 穿った見方をすれば映像化を意識した作品になっている。(特に流星の絆) 白夜行が映像化されたときのガッカリ感は今も忘れられないです。 作家さんには「小説だからこその作品、絶対映像化は許さん!」という位のものも書いてほしいなと思います。 | ||||
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今度は毒殺?東野圭吾による新作ミステリーです。 今までのシリーズと似ている部分もありながらも、やはりハっとさせられる トリックに感心の一言。 是非最後まで読んでいただきたいと思います。 | ||||
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容疑者に思慕の情を抱く刑事という設定と「拳銃」には既に一年前から銃弾が込められていたというトリックが秀逸な一作。(これ以上はネタバレになるので云いませんが・・・)最初からグイグイ惹き込まれ、本作も一気読みで完読しました。いやはや、巧いですね。 「どんなにひ弱そうに見えても、不倫をしている女は手強い」(78頁) 「計算ではないんです。防衛本能です。賢い女性特有の」(100頁) 「虚数解?」「理論的には考えられるが、現実的にはありえない、という意味だ。・・・ トリックは可能だが、実行することは不可能だということなんだ」(287頁) 尤も、読後の余韻や容疑者の心情の切なさややるせなさといった小説としての完成度という点では、本作は『容疑者Xの献身』にはやや及ばなかったような気もします。 | ||||
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