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容疑者Xの献身
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容疑者Xの献身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全678件 161~180 9/34ページ
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最初は淡々と読み進めていました。 情景がすぐに頭に浮かぶ文章だからすごく読みやすく、一気に読んでいきました。 でも淡々とあまり心が動かなかった。 ただ情景を思い浮かべながら読んでいました。 でも、後半になりどんどん感情があふれ出して涙が止まらなくなりました。 とても人間味のある切ない話でした。 | ||||
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ミステリーは結構読んでますが、このタイプの犯人は初めてでとても新鮮でした 異性から見て魅力的でない、友達もほとんどいない、ほれてる女にはただ弁当を買いに行くだけで、ただ数学だけに打ち込んでる男 途中母親が他の男とデートしてる場面は、石神さんの気持ちを考えると怒りさえ覚えました ただそれだけ石神さんに感情移入してたから、最後の最後の描写は悲劇的で切ないけれども、やっと相手に愛が通じた感動的な場面でもあると思います | ||||
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美品で適切な商品価格でした。期待通りの商品で、良かったです。 | ||||
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東野圭吾の作品は何作か読んでいますが、容疑者Xの献身は、サスペンス性も叙情性も併せ持つ作品で読んで後悔させない一冊だと思います。 映画でもかなり泣かせられましたが、原作も良いです。 シナリオがかなり良く出来ていたので、映画を後から観てもそれ程イメージ違いでガッカリと云う事も無いと思います。 映像的に石神に原作通りの容姿の役者さんをキャスティングするのは難しいと思うので、そこ以外はほぼ原作に忠実な作りでした。 ガリレオシリーズではありますが、湯浅教授より完全に石神の愛の物語です。 | ||||
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文化の違う国でも評価されるだけのことはありました。構成・展開、すべてにおいて久しぶりにワクワクしました。 特に最後の展開は、pleasantly taken aback. きっとアメリカ人もそうだったんでしょう。 | ||||
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ガリレオシリーズは初です。 最初は、動機が主題になるものと思っていました。 しかし、被疑者がとった行動は、紛れもなく偽りのない純粋な献身。打算も何もない。 謎がどうとか、推理がどうとか、トリックなどよりも、そこに惹かれました。 比較的短めですので、著者の作品としてはお勧めしたいと思います。 個人的には、「手紙」の次に感銘を受けました。 | ||||
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ちょっとしたことで、励まされたり、傷付いたり、落ち込んだり、言葉には力がある。 単なる愛じゃなく、生きる希望をくれたことへの代償(感謝)で、人生を棒に振ることすら厭わない。 人はパンのみに生きるに非ず。 世の中との繋がりというか、承認の欲求の充足とか、存在する意味が欲しい。 人を愛し、愛されることで、人は強くなれる。 他人の犠牲の上に、幸せない。 幸せは、自らが気付くもの。 男の色情は女に向かう。 女の色情はものに向かう(釈迦)。 恋愛に、論理的思考は馴染まないか。 | ||||
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数学者と物理学者、かつ、大学の友人同士の対決、面白い設定と高度なトリックとその結末でした。心寄せる女性とその娘との関係も切なく、最後まで引き込まれて一気に読み終えました。面白かったです。 | ||||
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安定の読みやすさと斬新な内容、さすがです。 真犯人の愛情の深さに不覚にもうるっとしちゃいました(>_<) 色んな意味で切ない内容でした。 結末は賛否分かれそうな気もするけど、私はこれで良かったと思います。 その後の二人の関係と娘、彼氏はどうなったのか地味に気になっちゃいました^^; | ||||
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石神のトリックには衝撃を受けました。 想像も付かないようなトリックで知った瞬間、思わず絶句してしまいました。 人間はここまで人を愛することができるだろうか? 愛する人に自分の人生を犠牲にできるだろうか? 石神のピュアすぎる心が切なすぎる・・・。 そして、この話は登場人物が誰も救われない・・・。 人生の理不尽さを物語るようなストーリーです。 | ||||
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思わず映画が見たくなるほど、読み終わったあとに感動が押し寄せてきます。人の心の動き方や風景などの描写が秀逸で、疑問や雑念を馳せる間も無く一気に読めます。 加えてこのストーリー。 他の作品が気になりました。 | ||||
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面白くて徹夜で読みました。 四時間もあれば読める長さです。 レビュー見るとネタバレ拾って面白くなくなっちゃうので、こんなところ見てる暇で早く読みはじめた方が良いですよ。 読んで損は無いと言い切れます。 | ||||
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「こんなことで自分の人生を投げ出す訳がない」と思う人は、醜男に生まれた人間(私もそうです)が抱える悲しみ、そしてある種のダンディズムへの想像力がないのだろう。 ガリレオシリーズ初の長編。 「献身」の語に込められた東野圭吾の思いが心に沁みる。 溢れる知性を持ちながら、容姿に全く恵まれない数学教師。 最も美しい純粋論理の世界=数学への情熱。 現実への絶望。 無垢な「献身」に導いてくれる母娘との出会い。 簡勁な文体によるシンプルなミステリーの骨格は、「献身」というテーマに似つかわしい。 いい小説を読んだなぁと実感できる。 名作。 | ||||
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読んでよかったです。 ミステリ小説好きにはお勧めの一冊だと思います。 | ||||
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今さらという感じですが、私のアメリカ人のFBフレンドが、「容疑者Xの献身」の英語版にいたく感動して、「あなた、知ってる?」と聞かれたので、思わず苦笑してしまいました。 この小説は、「手紙」同様に東野圭吾作品の典型ですが、ぶつ切りで終わってしまいます。 「あとは、みなさんが想像の中で楽しんでください」ということですね。 そして、これまた「手紙」同様に、映画ではそのぶつ切り部分が丁寧に描かれていて、松雪泰子さんの演技も至上のもので、小説、映画ともに堪能しました。 素晴らしい! | ||||
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作中の「容疑者Xの献身」ぶりに共感出来るか否か。 それが、この作品の評価が☆3つになるか5つになるかにダイレクトにつながってます。 謎解きを含めて物語自体の完成度はとても高いので、あとはもう単純に、読む側の好みと感性の問題です。 レビューでそれを言っちゃあオシマイ、なのでしょうけど、本作品に関してはそう言う他ないだろう、というのが正直なところ。 個人的にはドップリ感情移入してしまったので、文句無く☆5つ。 たとえシックリ来なくても、その他の部分で☆3つは十分あげられるでしょうね。 安心して人にオススメ出来る作品の1つです。 | ||||
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ままならないことへのやるせなさや、ほかにどうすることもできないほどの動機の描き方が心に迫ります。敬意を抱く友人が犯してしまった罪を知った時の苦悩も。いつも思いますが、事件のトリックや謎解きだけではない奥深さに感服です。 | ||||
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本に関しては、個人の主観が入りますので統一コメントで行います。 問題がなければ、星は5とします。 | ||||
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読み終わったとき、このタイトルの本当の意味がわかった気がしました。犯人がとった方法がいい悪いは別として、誰かをこんなにも深く愛することができたら、それは本当に幸せなことだと思います。「献身」という言葉の奥深さを知りました。 | ||||
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この本は誰しもが予想だにしなかったトリックに驚愕するのは確かだが、この本の本質は別のところにあるのだと思う。それは、ある人物が不器用ながらも「人」として生き始めたが故の代償を読者はどう考えるのか、だと思う。 主人公は湯川ではなく、あくまで石神だ。天才数学者である彼の人生において、紙とペンさえあればその他は何もいらないという考えの持ち主だった。ただ美しい解答を目指し、そのためならこの生命のすべてを捧げるのが当たり前だとさえ考えるような男だ。言ってしまえばここに描かれている石神は、思考が浮世から完全に切り離されている、典型的な科学者なのだ。そんな彼は大学卒業後、世の中における多くの理不尽さに、生きるのを諦めようとしていた。自分はただ数学をしたいだけなのに。ただ、紙面上に自分の世界を綴っていたいだけなのに、何故この世はそれすらも自由にさせてくれないのだ。彼には死ぬ理由はない。ただ、数学の世界を楽しみたい石神にとって、それができない世界で、これ以上生きていく理由もなくなってしまったのだ。 そんな時に彼は運命の出会いをする。それが隣に引っ越してきた花岡親子だ。今まさに自らの手で命を絶とうとしていた彼は花岡親子に、数学の世界に存在する美しさを、その親子に見出した。そんな風にかっこいい言い回しをしているが、要は石神はただ「恋」に落ちただけの話なのだ。しかし石神にとっては重大な事だ。今まさに、自分の好きな数学を堪能できないこの世界に落胆し、死のうとしていたのに、目の前に数学に似た、今まで自分を無限に魅了してきた美しさを、「恋」という感情の中に見出してしまった。彼はただそれだけを望みに生き続ける事を決意した。しかし今まで数学のことだけを考えていた石神には、「恋」とか「愛」とかいう謎の感情をどう表現すればいいのかさっぱりわからなかった。ましてや彼には「恋」と「愛」の境界線すらも全く見当がつかなかったのではないだろうか。それでも確かに認められるその気持ちだけで、石神の心は満たされていった。 そんななか起こる事件。その事件は石神の命の恩人でも有り、得体のしれない恋心を抱く花岡親子を地獄に突き落とすものだった。ただ側で、漏れ聞こえてくる声が聞けるだけで良いと思っていた石神だが、そのような状況では、自分に再び生きる希望を与えてくれた恩人を何とかしてその助けたいと思うのは普通だろう。迫り来る闇から、何としてでも逃してあげたい。しかし、そのような沸き上がってくる「人」なる感情に対して、今しがたその感情を知った不器用な石神に出来ること、それは、彼の天才的な数学的思考をもって彼女らを守ることであった。それは難攻不落なトリックであり、そしてそれは「人」が考える領域をはるかに超えているのであった。普通に考えれば、非常識で不道徳かつ、人間の醜さが詰まったトリックではあるが、それイコール石神がそういう人格、とは私は思わない。あくまで彼は、彼の唯一の能力である数学的思考を駆使した際、周囲の人、物、さらには自分の中に芽生えた醜い感情さえ、解を導く駒にすぎなかっただけのことであり、彼はその駒を今までどおり、淡々と動かしていただけのことである。愛する人を唯一の武器である数学的思考で守ろうとした彼は非情ではない。しかし、「人」としてようやく生き始めてもなお、彼の見せる「情」や「愛」はあまりに未熟で、不器用なのであった。 石神は花岡親子によって命を救われた。そして愛を通して初めて「人」になれた。つまりこの事件は、その「人」から出る感情に、不器用なりにも石神なりに真摯に向き合った結果なのである。 彼は花岡親子に出会わなければ良かったのだろうか。しかし花岡親子と出会わなければ、彼は「人」を知ること無く死んでいたのだ。 彼は出会うべきだったのだろうか。それによって「人」たる心をわずかに抱くことができた。しかしそれ故に起こった事件を持って、私は「石神」にとって何が正解だったのか、やるせない気持ちを抱きながらも、想いを巡らせずにはいられない。 | ||||
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