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容疑者Xの献身
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容疑者Xの献身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全678件 101~120 6/34ページ
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弁当屋で働く花岡靖子と中学生の娘の美里は、自宅に押しかけた横暴な前夫を、行きがかりから殺害してしまう。アパートの隣室に住み、ひそかに靖子に恋慕する冴えない風貌の中年数学教師である石神は、その異変に気付き自ら犯行の隠蔽に協力することを申し出る。事件を担当することになった刑事の草薙は、靖子に不審な点を感じながらも証拠を掴むことができず、大学時代からの友人で物理学准教授の"ガリレオ"こと湯川学に相談を持ちかける。湯川は事件を通して、やはり大学の同期で天才的な数学の才能をもつことで有名だった"ダルマ"こと石神が数学教師になっていたことを知る。石神に接触する湯川。ここに、天才物理学者と数学者の二人が、殺人事件を介して対峙する。 初めて読む、有名作家の代表作でした。事件発生後に警察の捜査が開始されてから中盤までは「AがBのもとを訪れて会話をする」が延々と繰り返され、「これが本当に人気作品だろうか?」と疑うほどの単調さから不安も感じたのですが、終盤の約50ページほどの展開で作品への印象が一気に好転しました。通読してみれば、サスペンスと人情ものの要素をうまく組み合わせた作品として、人気にも納得しました。映画版で美男美女が出演していることから洒落たイメージが強かったのですが、実際には中年男女の恋心や所帯じみた事情が中心に描き、犯行をめぐる出来事にも派手さを狙わない落ち着いた内容でした。個人的には往年のTV番組の『火曜サスペンス劇場』も連想しました。 ---------- <主要人物> 【石神】 四十過ぎの男性。大学時代は天才的な数学の才能を高く評価されていたが、現在は高校の数学教師として一人で暮らしている。ずんぐりとした体形、丸顔で目は細く、異性に好まれる容姿ではないとされる。アパートの隣室に住む靖子にひそかに想いを寄せる。 【花岡靖子】 弁当屋で働く女性。以前は錦糸町のクラブで働いていたが、弁当屋を経営しはじめた常連客の誘いから現在の職に就く。過去に二度の離婚歴がある。現在は一人目の夫との娘である中学生の美里とアパートで暮らしている。 【富樫慎二】 靖子の前夫。美里とは血の繋がりはない。高級外車のセールスマンだったが使い込みがバレて会社をクビになったあと、靖子に暴力をふるいギャンブルに明け暮れるようになり、靖子の意思により離婚する。富樫自身は靖子に未練があり、たびたび復縁をせまる。 【湯川学】 帝都大学物理学科の准教授。本作の探偵役。ガリレオとも呼ばれる。大学時代は石神と草薙の同期生だった。 【草薙】 事件を担当する刑事。帝都大の社会学部卒。大学時代の湯川とはバドミントン部で知り合った。 【岸谷】 草薙の後輩刑事。 【間宮】 草薙たちの上司。 【工藤邦明】 小さな印刷会社を経営する。妻子との三人暮らし。クラブ時代の靖子の馴染み客だった。 | ||||
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すぐ届きました。子供の学校の朝読書で読みます。 | ||||
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天才数学者ながら不遇な日々を送っていた教師の石神。彼は隣人の靖子へ密かに想いを寄せていた。前夫に詰め寄られた結果、靖子が彼を殺してしまったことを知った石神は、靖子と娘を救うために完全犯罪を計画する。しかし、かつての親友である湯川がその謎に挑むことになり事態は予期せぬ方向へと進み始める。 ガリレオシリーズを読んだのは初。どんなミステリーなんだろうと読んでみたら、それどころではない感情に襲われてしまった。靖子たちに感情移入して読み始め、謎が解けないでくれと祈りながら読むというミステリーで初めての体験に(笑) さらに、石神と湯川という天才同士のやり取りと漂う友情は、ミステリーとしても人間ドラマとしても魅せてくれる。最後のトドメに石神の深い愛情と動機を知って、これほどまでに愛情深い物語なのになんてやり切れないんだろう!!とため息しか出なかった。 「人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある。」 この言葉のあたたかさに救われながら、愛情というどこまでも割り切れない深い谷底へと突き落とされた気持ちでもある。あのラストは声が耳の奥で鳴り響いているようだった。みな人を愛し、信頼し、ただ純粋に生きているのに、それがこんな結末を生むとは…。ミステリーを超えて味わい深い物語だった。また噛みしめるように読み返してみたい。 | ||||
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まあまあ | ||||
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このシリーズは長編になると登場人物の深みが際立ち、物語の行方が気になって仕方がない。 それだけ著者に筆力があるのだろう。推理小説に必要な謎の牽引力が後押しし、ジェットコースターのように物語は結末へと向かう。登場人物にいくらかでも感情移入してしまえばもう止まらないだろう | ||||
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すごいトリックに驚いた。 残酷だが、悲しきかな。 | ||||
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深夜にお酒を飲みながら読み切ったので、確かに 感動して泣いてしまいましたが、よく考えると第2の 殺人を犯さなくても、第一の死体を細かくして埋める などすれば、一番シンプルだし、発覚もしにくいことに 気づきましたが、そこはドラマ性を演出するための、 敢えてなのでしょうね。思うに着想は「もし2重殺人で 隠蔽しようとした孤独な天才がいたら」という 感じでしょうか。あと気になったのは、人間の歯車理論 ですが、ホームレスには都合次第で死体になっても 構わないし、それが歯車としての役割だと、逆説が 成り立ちますが、いかがなものかと。 | ||||
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いまさらながらだが、東野圭吾さんの代表作を読む。 圧倒的な面白さだった。 数学に何も興味のなかった自分だが、本書に出てくる理論を知りたくなった。まずは、作品中の高校生のように、微分、積分から学び直さななければならないが。 13年ほど前に発表された作品なわけだが、若干、捜査の甘さも感じた。数学者は、当初捜査対象ではなかったわけだが、それでも隣人が被疑者であるのだから、アパートは監視対象であったはずである。それならば、毎晩、公衆電話に出かける数学者の行動に不信を持ったのではないか。 『祈りの幕が上がるとき」同様、愛情からの殺人が骨になっており、新江戸川界隈やホームレスの生態が背景としてでてくる。その類似性もおもしろかったが、帝都大学の所在地がしりたかった。本郷であろうか? 草薙刑事は、キャリアではないのか? といった、疑問も残った。 | ||||
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最後までトリックが満載! 最高の作品。 湯川の人間性も最高! | ||||
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商品も綺麗で迅速な対応ありがとうございました。 | ||||
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綺麗な本でした | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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内容はすでに知っていたはずですが、違うストーリーのように感じ、楽しんで読めました。 | ||||
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湯川学シリーズの一作。 湯川と同じ大学出身で天才数学者という、最高の敵が悩んだり苦しんだらしながら驚愕の結論を出します。 心理描写が非常に優れていて、読み応えがありました。 東野作品らしくスラスラ読めるのでおすすめです。 | ||||
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頭を悩ませそうな内容かと思ったら、意外と読みやすく 俺にしては珍しくすぐに読んでしまった。 タイトルがネタバレしている感もありますがそれでも面白いです。 ホームレスが絡むのは分かっていたが、まさか死体に使うとは意外でした。 最後まで楽しく読ませてもらったが、なぜ美里が自殺未遂? 靖子と工藤の中をよく思ってないから? これが関係して靖子が自責の念に駆られて自供したとか? ここが最後のトリックだと思ったのだが、 何ら言及されてないところみると、ここって必要だったのか? 靖子の娘、というだけだが富樫殺しの共犯でもあるわけだし もう少し読ませて欲しかったところ。 俺の読解力が無いせいか、それとも何か見落としたか? う~ん、何だかスッキリしないってことで☆4 | ||||
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マスカレードホテルを読んだので次はどれにしようかと考えてたら、イブを貸してくれたので、それでまずイブを読んで、やはりこれを読まねばと周りが言うので、読んでみました。面白かったです。最後まで読んでから日付が書かれてある部分を繰り返し見てみたのですが、その時は気が付かないですね。なんか調べたら競馬で言えば5冠馬みたいな作品らしく、さりとてもそれ程畏まって読むような本でもなく、そんで軽いかと言えば結構ストーリーとトリックも上級な品のいい作品でした。これも映画になっていてAmazonプライムで見ましたが、これは小説のほうが良さそうに感じましたね。体が丸くてしかも数学の天才で柔道部の顧問・・こういう俳優さんを見つけるのはしんどかったのかな。 | ||||
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休校中の新高校生の長男の、読書感想文で 本人が選んだ本です。 数学が好きな長男にはピッタリな内容だったのか、読み終わった後、凄い面白かったと 言っていました。 | ||||
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直木賞受賞作品であり、映画化された、著者の代表作の一つである。本作品の題名に意味が明らかになるのは、最後の結末が明らかになったときである。その時初めて、読者は、題名に込められた作者の意図を初めて理解することとなる。一気に読み切ることができる良質のミステリー小説である。(2018/2/26) | ||||
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可以 | ||||
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論文を書くために買ったんですが、結構よかったです。 | ||||
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