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容疑者Xの献身
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容疑者Xの献身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全678件 81~100 5/34ページ
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石神はミスった。 隠蔽しないで靖子捕まった方が幸せだったと思う。 重すぎるじじいと思われると先読みできなかったか。 純愛は相手の幸せのために行動するもんだよ。 石神はただの頭悪い自己満キモおじさん。 でも話とトリックは面白かったから星5。 | ||||
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面白かったしスラスラ読める作品だと思います。 以下ネタバレです。 最後の慟哭のシーンの靖子の台詞、石神からの壮大な告白に対する拒否に見え、違った印象も持ってしまいました。 私が石神さんに出来ることはこれだけです。ごめんなさい。ごめんなさい。って、付き合ったり気持ちを通じ合えることはなく恋愛感情も一切持てないというはっきりとした拒絶に見えた。ここまでしてもフられるって、何か希望がないなぁ…と。 いや、殺人犯と恋仲になりたいと思うなんて男女関係なくあり得ませんけどね。 娘の自殺未遂は、当たり前ですが殺人の罪の重さに耐えられなくなったのと、母親がまた性懲りもなく『女』に戻り、第二の富樫が生まれそうなことに絶望したのでしょう。もうひとり殺さなくてはならなくなるだけだと私が娘でも思います。工藤はまともだとかそんなことはどうでもいい。またあの怯える生活にならない保証なんてないということです。 靖子が自首したのはまあ、良かったが、刑務所から出てくれば工藤と結ばれるのかなぁ…? でも工藤はまず初めに靖子は事件に関与がないかどうか確認してから、よし!とばかりに近付いてくる男だし、ホステス時代も不倫を迫ったこともあるような奴でとても好きにはなれなかった。 工藤は全然純粋じゃないけど見た目良し、石神は純粋だけど見た目悪し。で、最後振られる。 納得いかなかった〜。 | ||||
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トリックは何かではなく、何がトリックかというところに「メタ・トリック」的な面白さがある。 | ||||
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素晴らしい。ここまで感情が突き動かされるものは滅多にないのではないか? | ||||
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この作品に難癖をつける奴は、何読んでも感動できない可愛そうな人格だと思う。 | ||||
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映画は、最後は思わず泣いてしまうほどすごく良い作品だった。 原作も面白いと、知り合いから話を聞き、原作を読んで号泣しました。映画では分からなかった当人の気持ちや抜けている場面がわかって良かった。 | ||||
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良い | ||||
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ミステリーだから、読者を騙すトリックに目が行くのは当然です。 湯川が言っているように、石神は「幾何の問題だと思わせて実は関数の問題」を出した。すなわち、時間の問題に見せかけて、実は物の問題だった! 悲劇の発端となる事件が起こった時刻と、警察が突き止めた事件の推定時刻はずれていた。犯行推定時刻には花岡靖子にはアリバイがある。彼女と娘は映画館、ラーメン店、カラオケに本当にいたから。刑事にどれほど聞かれても「本当のこと」を言えばよい。崩せそうで崩れない鉄壁のアリバイ。 見つかったものは、わざと間違った情報が導かれるようになっていた。本当の情報は誰も知らない。見えなくなっても誰もそのことに気づかないから。 このトリックを彼女たちが知らされてないのがミソ。 トリックだけでなく、登場人物たちの動機も着目すべき点です。 最初に、石神が花岡親子をかばった理由です。1年前に自殺しようとしていた石神は、引っ越しあいさつにきた二人をみて自殺を思い止まった。石神にとっては、彼女たちは「命の恩人」になります。 次に、花岡靖子が警察に自首した理由です。彼女は湯川から「真相」を聞かされて動転します。それでも「石神の献身」を無駄にしないため、自首はやめようかと思っていました。悪いことに工藤にプロポーズされていて、娘が結婚を許さない。そんなときに娘の自殺未遂を知って、自責の念と「娘の命を守るため」自首します。 トリックだけなら、策に溺れたと感じたのですが、登場人物たちの動機がわかって納得しました。 ところで、石神が「隠蔽だけの献身」だったら、これほどの悲劇は起こらなかったのですね。 | ||||
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その値段から古本としてはとてもきれいで、良い気分で読ませてもらえました | ||||
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映画からの小説です。やはり東野圭吾は小説から、というのが私の感想。細かい描写や心理面など映画より小説の方がしっかり入ってくる。面白かった。 | ||||
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10年位まえに、映画化されたものをテレビで放映されたのを見ていましたが、その時はまだ東野圭吾作品とも、ガリレオシリーズとも知らずに見ていた私でした。 その頃は山村美紗作品のような、綺麗で華やかなドラマが好きだったので、このドラマはなんか暗くて怖いなと思いましたが、その題名とともに強烈に印象に残ってはいました。 最近またネット配信で、その時の映画を見て堤真一さん(原作は大違いの容貌でした)松雪泰子さんには悪いけど、原作を先に読むほうが良かったなと感じました。 原作はやはり奥ぶかさがありました。内容が分かってなかったら、白夜行のように一気に読んだでしょう。 湯川学の悩む気持ちに人間味があるところとか、主人公石神や草薙の心理描写が良かったです。時々、ユーモアもありました。 ただ、靖子のことはただ美人なだけの人?って言う感じでしたが・・ それでも、自殺寸前の石神を救ってくれた恩人親子、この純愛、献身はありかな、とも。一度は捨てた命なのだ。(自分にはその経験はなくわからないですが) 作者が「これ迄の集大成、僕の最高傑作」と、どなたかとの対談で言われていた、直木賞受賞の感動作でした。 | ||||
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東野さんの作品を初めて読みました。なるほど,こういう雰囲気なのか~と。読者が多いはずだなと思いました。とにかく,読みやすいです。すらすら読めます。登場人物の心情はほとんど描写されず,目に見える具体物や情景などが描かれ,余計な空想を広げる必要もありません。筋書きは理路整然として無理がなく,破綻や飛躍がありません。読者を混乱させません。読者を丁寧に結末まで導いてくれます。読者にとってはそれがいいのです。長編ですが最後まで一気に読みました。次の作品を読むのが楽しみです。 | ||||
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さすが、東野圭吾‼️ ガリレオシリーズは、読まず嫌いだったけど、この作品は別格。 慟哭の結末‼️ | ||||
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物理学者兼探偵の湯川が活躍する、いわゆるガリレオシリーズの本作。 とくれば、ジャンルとなるとスリラー・推理小説と言えるでしょう。 その中で、本作の特徴は犯人が当初から分かっていることです。ではどうやってストーリーが展開していくのか。 ・・・ あらすじはこんな感じ。スナックから足を洗い弁当屋で働く靖子のもとを訪ねてきたのは別れた元夫の富樫。自宅にまで付きまといしつこく無心を繰り返すことに絶望しているなか、中学生の娘の美里が富樫の殺害を企て頭を殴打、結局母子で富樫を殺害してしまう。一方、隣に住む数学教師石神は、靖子に恋心を寄せつつ、母子の手助けをすることに。 ストーリーのポイントはこの数学教師である石神が、実は学生時代からガリレオ先生と知り合いで、湯川学と相認め合う程の逸材であったこと。石神が仕掛けたアリバイ工作がどのようなものであったのかが、刑事の草薙、そして湯川によって徐々に明らかになる所が楽しみどころであります。 因みに最後はというと。。。壮絶、です笑 是非お読みください。 ・・・ やや古めの本ですが、非常に楽しく読めました。シリーズものの推理小説の一冊ですが、本作は人の情けや機微にスポットライトを当てている点が秀逸であると思います。アリバイがどのように崩されるかを読み進めるのも十分面白いのですが、むしろ石神の心情の動きを物語の最後に明らかにしたところに直木賞受賞にふさわしい重みを感じた次第です。 | ||||
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満足しております | ||||
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直木賞作品とは知らず、amazonのおすすめでなんとなくkindle購入。 ストーリーのスキーム等、いろいろなご意見がありますが、私は素直に話に入り込んでいけました。簡単にいってしまえば、隣に住む母娘が元夫を弾みで殺してしまい、母親に以前から心寄せる数学教師が証拠を隠滅し、自らをも犠牲にして母娘を守る、という話です。 やっぱり、最後では泣けました。やったことはともかく、ここまで無償の愛、すなわち献身ができる心の深さに感銘しました。あまり細かいことにはツッコミを入れず、感情移入してお読みになることをおすすめします。娯楽小説なので。 | ||||
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一言で言えばこんな感じだろうか。 東野圭吾は『手紙』のみ読んだ。『容疑者x』は2作目。文章は個人的にはそれほど好みではないが(だから星4つ)、隅田川のホームレスの描写や心理描写などが上手いなと思った。 美文と言うより、素晴らしい脚本という感じ。 だけど、終盤の石神には号泣させられた。すごくすごく分かるから。 一途な男なんて「キモイ」、「ストーカー」と片付けられない昨今、わざと軽い発言を している男が多そうな世の中。 でも、一人の女性を愛するということがどれほど美しいものか、思い出した。 もちろん彼のやった事は許されない。だから刑務所に入った。 だけど、それを超越するほどの純粋な、真実の愛が紛れもなく描写されていた事は間違いない。 こんなに美しい恋愛物語を読んだことはなかった。血が逆流するほどの衝撃を受けた。 | ||||
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読み進んでいくうちに、バラバラになっていたパズルが組み合って行きどんどん引き込まれていきます。 | ||||
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誰かに認められる必要はないのだ、と彼は改めて思った。論文を発表し、評価されたいという欲望はある。だがそれは数学の本質ではない。誰が最初にその山を登ったかは重要だが、それは本人だけがわかっていればいいことだ。 思い残すことなど何一つなかった。死ぬことに理由などない。ただ生きていくことに理由もないだけのことだった。 世界という座標に靖子と美里という二つの点が存在する。彼にはそれが奇跡のように思えた。 彼女たちとどうにかなろうという欲望は全くなかった。自分が手を出してはいけないものだと思ってきた。それと同時に彼は気づいた。数学も同じなのだ。崇高なるものには関われるだけでも幸せなのだ。名声を得ようとすることは尊厳を傷つけることになる。 それまで淡々と読んできた文章が前奏に思える程、これらの石神の心情の表現力には感銘を受けた。映画のような実写も悪くないが、この数ページには小説の良さが詰まっていると私は思う。 | ||||
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面白い! | ||||
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