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容疑者Xの献身



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【この小説が収録されている参考書籍】
容疑者Xの献身
容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身の評価: 4.19/5点 レビュー 856件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全678件 661~678 34/34ページ
No.18:
(5pt)

推理と恋愛の両立

 クライマックスで明かされる緻密に組立てられた主人公の「数学的思考」と湯川が解き明かす「物理的思考」、まるでコンピュータでつくられた推理小説のようです。 推理小説でありながら、これほど感動を与える恋愛小説があるものでしょうか。東野圭吾の衛星のドラマ作品を見て感動し泣いたことがありますが、この作品は、映画化されたらそれ以上の作品になると思います。
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No.17:
(4pt)

壮絶な愛とミステリ

 本書は草薙刑事と湯川助教授が活躍するシリーズ。今回は、いわゆる倒叙式の展開。まず殺人が起きて、犯人がトリックを使って完全犯罪を目論むが、そのトリックを見破られ、追い詰められていくという流れだ。 湯川が大学時代に一目置く存在だった石神は、隣に住む女性に心を奪われていた。そして、ある日、その女性が犯した殺人を目の当たりにした石神は、彼女のために得意とする数学的論理を駆使して殺人の隠蔽工作をする。数学のスペシャリストである石神が創り出す、緻密に練り上げられた犯罪隠蔽の方程式とは!? そして石神を数学者として認めながら、彼が築いた犯罪隠蔽工作をあばいていく湯川の心境や如何に!? 
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No.16:
(5pt)

さすが

この本は純愛小説だ!下手に純愛をアピールする作品よりぐっとくる。見えてないのに登場人物の表情、風景がリアルに見える、さすが東野先生!!
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No.15:
(4pt)

ミステリーの面白さと、愛の切なさと・・・

つきまとう元夫を殺してしまった女性。愛する人を殺人犯にしたくない!その思いから石神は、彼女を守るためにアリバイ工作をする。だが、石神の友人で物理学者の湯川は、確実に真実に迫っていった・・・。おなじみの湯川、草薙シリーズ。 警察の追及をあらかじめ予測して、次々に手段を講じる石神。完璧なアリバイなど作れるはずがないのに、警察は彼女の犯行当時のアリバイを崩すことが出来ない。なぜなのだろうという疑問が最後までつきまとう。だが、そこには驚くべき真実が隠されていた!ミステリーの面白さに加え、人は思いを寄せる人のためにここまで自分を犠牲にできるのか!という切なさも味わえた。最初から最後まで読み手を掴んで離さない、一気読みの作品だった。
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No.14:
(5pt)

東野さんはやはり天才です・・☆

東野さんの作品は大好きで殆ど読んでいます。いつもいつも奇想天外な発想と人間的な情愛と理数的なトリックの数々にハラハラドキドキしながら楽しんでいます。今回の作品もとても期待していたのでゆっくり読もうと思っていたのですが、その誓いも虚しくあれよあれよと言う間に読み進んでしまって気がついた時は時既に遅しで・・もう読み終わっていました。とても悔しくさえ思っています・・笑石神さんの風貌や情愛の心が哀しくてつらくて最期は涙が止まりませんでした。でも彼なりにとても幸せだったのではないかと思います。だって人生を賭けても惜しくない素敵な女性に出会う事ができたのですから・・東野さんの作品はいつも哀しくても心が清清しくなります。
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No.13:
(5pt)

歪んではいるが、純粋

タイトルのXは、数学で用いる変数を意味していることに、読み始めてしばらくして、気づかされた。数学の試験で、Xに値を代入して問題が解けた!と、高をくくっていると、後から、もう一つ答えがあったことに気づかされる。そんな小説だった。トリックはもとより、湯川の視点が美しく描かれていて、気持ちよく味わえる物語になっている。後ろにいくほど頁を繰るのがゆっくりになる、読み終えるのが惜しい小説だ。歪んではいるが、純粋という状況を東野は書ききったのだ。
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No.12:
(5pt)

容疑者Xの純粋な献身

 ご存知、湯川(大学助教授、物理学者)、草薙(刑事)の名コンビシリーズ。「探偵ガリレオ」「予知夢」等で東野作品でおなじみのファンにはなじみの深い二人ですね。 で、この二人のシリーズという事で、またまた妖しげで不可思議なトリックかなと思っていたら、まったくとんでもなく予想を裏切られます。本書にはそんな小手先(決して他作のトリックが面白くないわけではありません、念のため)のトリックは存在しません。それを上回る驚くべき理論で構築された至上の推理トリックが本書には仕掛けられています。この真相にいたったときには、私は鳥肌物でした。 物語りも湯川、草薙、と過去の作品には無いくらいに人物描写が書き込まれており感情移入が大幅にアップ。容疑者が、友達であり好敵手でもあった数学学者とのことで思い悩む湯川にいままでの印象とはまったく違う一面を見れ、ただの推理ドラマではない、人間ドラマも織り込まれているという、まさにシリーズ最高の面白さだと思います。 驚かされる作品が多い東野さんの作品ですが、この作品も大いに驚嘆させられました。とてつもない才能の持ち主だとおもいます。 
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No.11:
(5pt)

恋文の二乗

 某書評家が直木賞候補だという持ち上げ方をしていたので、あれそっち方向の作品なのかなーと思いきやさにあらず、本格ミステリ的アクロバットが見事に決まった傑作でありました。……正直、本作で用いられるトリックは、「探偵ガリレオ」シリーズということで、私は別のものを想定したんですが、いやーやられました。こういうかたちのミスディレクションもミステリの伝統として、ある。 冷酷さと情熱。理性と感情。針の振れ幅が大きいほど、私たちの想定する「人間」の規格から外れた主体が生起し始める。彼に対して、いかような内省をうながすことができるのか。――そのようにみると、作者が近年追求していると思しきテーマ――「怪物」における「罪と罰」というもんだいが、本作でも深く穿たれているのだ。
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No.10:
(4pt)

推理小説ではなく

推理小説としてではなく読むことをお勧めする。個人的には、書評や帯などをまったく見ないで読んだため、「推理小説」として捉えていたが、推理小説としては犯人が仕組んだトリックとそれを解き明かす推理者との対決にやや物足りなさを感じてしまった。但し、一方で、タイトルどおりの「献身」により、推理小説という「見栄え」を捨て、無償の愛について考えさせるラストはさすが。東野圭吾らしい作品だと思う。
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No.9:
(5pt)

この東野圭吾を待っていました。

昔から東野圭吾の大ファンです。最近は手紙、殺人の門、幻夜、さまよう刃とどれも重いテーマばかりを扱う本でした。手紙では感動したし、さまよう刃では深く少年犯罪について考えました。しかし、東野圭吾的にはイマイチでした。その点この本は、素晴らしいと思います。数学者ならではの愛情表現というサブテーマはともかくとして、完璧な論理性、奇想天外なトリック、めちゃくちゃ多い伏線、どれも感動しました。今後もぜひこういう本を書き続けて下さい。
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No.8:
(5pt)

愛するって?

人を真に愛するってこんな風に見返りを求めないことなのかもしれない。本屋でこの作品を見かけた時に買うかどうか迷ったけどホントこの本から与えてもらったものを考えれば1600円なんてはした金。このレビュ-を見た人は騙されたと思って買っちゃってください。そして東野作品をよく読む人へ湯川助教授と草薙刑事の探偵ガリレオシリ-ズを知っていると思うんですがその作品に触れた事がある人にはぜひ読んでみてほしいんです。きっと湯川という人物がより好きになること請け合いだと。俺は何も知らず読んでて突然この二人が出てきてホントびっくりしたんですけど今ではこの人たちが出てきて良かったと心から思います。逆にこの人物達以外には軽々しく真相を暴いてほしくはありません。個人的にはこの小説を恋愛小説の部類に入れてもいいんじゃないかと思っています。もちろん推理・サスペンスの部類にも入るだろうけどここまで素晴らしい恋愛を読んだことがないので堂々とそう名乗ってもいいのではと。こんなことを書いたら安っぽく恋愛小説なんて書くなって東野圭吾ファンから反感買うかもしれないけど。ラストは人によってハッピ-エンド、バッドエンドどちらというかは意見が分かれると思います。俺はハッピ-エンドととりましたけど。とにかくそこら辺は読んでみて確かめてください。  
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No.7:
(5pt)

現時点での最高傑作かも

東野作品はほぼ全作品を読んできたが、個人的には、本作は今までの最高傑作ではないかと思っている。「白夜行」の精密さと「秘密」の感動を併せ持った作品とでも言えばいいだろうか。小説としての完成度は言わずもがな、ミステリとしても一級、巧妙に読者をミスリードする手腕は今更ながら見事と言うほかない。ラスト、それまで殆ど感情を表に出さなかった天才数学者がみせる慟哭は深い余韻を残すが、そこにあるのもは悲しみやせつなさだけではない。読者はその先に、ほんの僅かだが光を見ることができるのではないだろうか。とにかく、全ての本好きに勧められる必読の書だと思う。
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No.6:
(5pt)

心に響く推理小説

天才数学者が、数学以外のものに抱いた深い愛情、それが、読み進めるごとに痛いぐらい伝わってきますラストは…悲しくも、一筋の救いがあったのではないでしょうか実際読み終わっても、最良の結末が何なのかは判断がつきません石神が用いたトリックに、その伏線から薄々気づく人もいるかもしれませんが、最後まで真の意味を知る事はできないと思います一気読み確実の今作品、ぜひ一読をおすすめします
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No.5:
(5pt)

内面にある行動の価値基準

夫と別れ、以前はスナック、今は弁当屋で働く靖子が、娘に十分に愛情をもち、周囲の人々に誠意も持って、暮らしている。決して裕福とは言えないであろうし、不幸にも直面するのだが、彼女が幸せに生きていると感じさせるのは、自身の行動の価値基準が自分の内面にあるからではないか。筆者が描きたかった一方の主人公像は、そこにあるように思う。高校の数学教師だる石神も、自身の行動の価値基準がまぎれもなく自身の内面にある。この著を一気に読みながら、猪瀬直樹の「日本凡人伝」に登場する人物像との共通項が、そこにあることに思い至った。
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No.4:
(5pt)

いつもの事ながら・・・!!!

白夜行を読んで以来の東野ファンです。今回もちゃっかり発売日に買って読んじゃいました。いやぁーホントに今回の作品もよかったですよ!マジおすすめです。まぁネタばれするといけないので、あまり詳しくは言えませんが・・・でもラストは結構悲しかったですね、ほんと。でも、僕自身は、考え方をかえれば、彼(あの数学者)はあのように自分以外の誰かにあれほどまでの猛烈な愛情を抱けたというだけでも幸せだったと思いましたが・・・。とにかく、そこいらにごまんところがってるしょーもない恋愛小説よりも全然、人が究極に人を愛するってのがある意味わかりやすくよく描かれていたと思います。愛情ってのはすごい広い意味をもつ言葉なんですね~。あぁ~あと最後に。今までは短編でそのうえ謎解きが中心の湯川シリーズではあまり湯川の人となりなどが伝わってきませんでしたが、今作ではそれが結構わかります。湯川シリーズを読んだ事ある人はぜひ読む拝読を!また、読んだ事のない人でも問題なく読めますのでご安心を!いち東野ファンとしては、一人でも多くの人がこの作品を読んで、東野ワールドにどっぷりとはまってくれることを期待しています!
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No.3:
(5pt)

とにかく読もう!

純愛うんぬんはともかく,推理小説として最高に面白い。読み出したら止まらないはず。また推理小説でありながら,読み終わっても複雑な余韻が残り,誰かとこの小説について話したくなるでしょう。これを文庫になるまで待つわけにはいきません。やっぱり東野圭吾はすごい。
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No.2:
(5pt)

拍手!!

今までになかったようなトリックというか 東野さんの本は”さまよう刃”みたいな精神てきなミステリアスなものが多かったように思いますが今回はすごいものでしたトリックもすごいものでしたが、容疑者の動機にはすごく悲しいものを感じましたここまで人を愛せるなんてすごい!!読み終わってなんだか切なくなりましたでも 湯川シリーズは初めて読みましたが すごく切れのあるキャラクターでどんどんシリーズを増やしてほしいです!
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No.1:
(5pt)

すごいよ東野!

 タイトルと新聞広告を読んでも内容がピンとこなかったし、湯川博士シリーズは短編でしか読んだことが無かったので購入するにはちょっと迷ったけれどけど買って大正解!人間の物語でもあり、推理小説的ミステリーでもあり。 最初は、初期の頃の森博嗣を彷彿してしまったが、そんなのも一瞬。一気に読み終えてしまいました。その読ませる力って本当にすごい! 伏線の張り方から最後のトリックはすごいっ! その動機を愛情と言うにはとても哀しすぎる。 ラストシーンは当然といえば当然なのだろうけども、悲しみと悔しさとが漂ってしまう。ミステリーなんだろうけど心を深く揺さぶられました。
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