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容疑者Xの献身
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容疑者Xの献身の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全704件 661~680 34/36ページ
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| 人を想う力。 それが人をどこまで強くさせるか。 そして、そのことだけにどれだけ没頭してしまうのか。 主人公は、倫理観や道徳観を強く兼ね備えているはずなのに、 そんな 「想い」 がストッパーを乗り越えてしまった。 さらに、自分の持つ能力を全力で 「想い」 に傾けてしまった。 そんな主人公の能力と警察との頭脳的攻防。 ページをめくるたびにはらはらさせられる展開。 これは面白い。 ただ、展開が急すぎて話に重みが若干無いかなと思います。 もう少し重厚感をストーリーに含むことができれば もっと面白かったかなと思いました。 | ||||
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| 世にミステリーファンは多い。本作は本格的ミステリーであり、伏線も謎解きも、探偵役のキャラクターも申し分ない。飛躍しすぎて作者のひとりよがりに陥ることなく、みえみえでもなく、安易でもない絶妙な難度のトリック。 また、優秀な頭脳を持った犯人と探偵役とのセリフのやりとりがいい。短く、示唆に満ちている。言葉少ないやり取りの中に、心情の深みを感じさせる。ただ、やはり犯罪はどこか汚れているものだ。探偵役のいう「歯車…」のセリフに、どんなに美しいトリックや心情が背景にあろうとも、曇りのない犯罪などないと思い知らされる。 更に、ボリュームの適度さ。東野ほどの作者ならば、それぞれの人物を掘り下げて描写し、緊迫感のある場面描写を書き込んで2〜3倍のボリュームにすることもできたはず。 だが、あえて一つの事件の謎に焦点を絞り、手に取った者を読ませる気にさせる。そんなそぎ落とされた完成度を感じる。 | ||||
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| このミス1位ということで、読んでみました。 評判では、深い純愛とのことだったし、タイトルから推察して、だいたいの結末はなんとなく予想はしていました。ラストのどんでん返しまでは想像できなかったので、さすがにびっくりしました。これほど深い純愛があるのか・・・・ ただ、純愛純愛という割には、なかなかXの秘めたる深い思いは通じてきませんでした。ラストにその経過がちょっとだけ書いてはありましたが、それでここまでのことができるのか・・・?! また、このミスの1位ってことは当然ミステリーなんですが・・・ミステリーとしては今一歩かな?もちろん面白かったけど、もっとびっくりしたかったです。 わたしがこの小説でもっとも感じたことは、純愛的な要素やミステリー的な要素よりも、湯川氏の苦悩やラストのそれぞれの苦悩がひしひしと伝わってきて、こちらも非常に切なく、苦しく、悲しかったということです。ここに関しては、すごくよく書けていると感じました。 最後のページは、あともう1ページ分くらいあるかな?って感じがしてたんですが、唐突に終わった印象を受け、違和感を感じました。例えて言えば、静かに舞台の幕が降りるというより、テレビの電源をブチっと切ったかんじ。 | ||||
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| 小川洋子の「博士の愛した数式」(新潮文庫)を読んだときにも思ったけれど、数学者とは独特な世界観を有している方である。本書に登場する数学者にもある種の美学を感じた。「白夜行」「幻夜」(共に集英社)で東野圭吾氏による緻密なプロットには常々敬服していたが、今回もすごかった。小出しに小出しに真相らしきものが提示されるので、心の準備というか、ある程度の予備知識を持って、クライマックスに直面した。それでもちゃぶ台をひっくり返されるような衝撃を喰らう。信じられない思いと理解力不足がない交ぜとなって、何度もページもめくり直してしまった。著者が描く「真実」の引き出しはとても深い。そしてなんとも切ない。「名探偵ガリレオ」シリーズの一冊。 | ||||
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| 三冠の冠にふさわしい作品です。 作品のストーリーと本格ミステリーの融合が、これほど成功した作品は、かつてなかったと思います。小説が好きだけど、本格のトリックとか受け付けない、という体質の方でも、じゅうぶんに、楽しめます。それほど、小説としての完成度が高い作品です。登場人物の書き込みにも力をいれており、これが本格ミステリーであることさ忘れてしまうほどです。 そして、もう手垢まみれになったトリックを、ここまで鮮やかににみせる技は、感服するしかありません。 この小説のテーマである『純愛』なのですが、果たしてこれが『純愛』なのかどうかは、読む人によって、意見が分かれるところだと思います。ぜひ、この本を読んで、『真の愛とは』ということを考えてみてはいかがでしょうか。 | ||||
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| と、大好きな上司に言われました。バツイチでも子持ちでもなく,厄介な前夫もいないので何とも言えないのですが、こんな想われたらうざいかもしれないけれども、でもやはり嬉しいかなと思います。東野圭吾さんの謎解きの面白さもさることながら、数学一筋できた天才教師が鏡に写った自分の姿を恋してから気にしだすところがかわいいなと思います。そんな小さな心理描写を書ききる東野圭吾はやはりすごい! | ||||
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| 東野圭吾の一級のエンタメ作品。胸張って、推薦します。 今回の話のミソはズバリ犯行日時。 読者も騙されますが、勘のいい人なら中盤で気づくかもしれません。 しかし、終盤の怒涛のサプライズは、さすが東野圭吾、と感心するばか りです。 私がひとつだけ、引っ掛かったのは、天才数学者って、ふつう世事には うといんじゃない?ってことかな。 数式の世界に浸っている人間が、警察事情に詳しかったり、人の行動心 理や内面にとんでもない洞察力を発揮するなんて。 ・・・まあ、これもステレオタイプ的な見方ですけど。 | ||||
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| この作品は文字の力が大きい。最後の最後になってその力の凄さを実感した。読者はその限定された表現の中に埋没して、他の世界が見えないままに見えている世界を信じることになる。 最後のトリックは論理の外側にある優しさや辛さがもたらしている。これは傑作だと思う。 | ||||
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| 正直な話、話題先行だろうと然して期待せずに読み始めました。 期待は見事に裏切られました。無論、良い意味で、であります。 よく考えられたトリック、最後に来ての逆転の発想は推理小説としても勿論、出色の出来。淡白な印象を受ける文章ですが読めば読む程に惹き込まれ、一気に読み切ってしまいました。 ですが何よりも主人公(?)の石神の献身、その無償の愛には驚嘆、感動です。一般的な恋愛小説に於ける下心丸出しの登場人物が何と醜く見える事か。途中、石神の人格を疑ってしまうようなシーン(無論フェイクですが)が挿入される演出も心憎い。 ただ泣けるかと言うと微妙ですね。涙腺の緩さには自信の有る私ですが、泣けませんでした。結びがやや救われないラストですので。 | ||||
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| 【このミステリーがすごい!】の1位に輝いた作品なので読んでみたいと思い、手に取りました!すッごく、気に入りました。前半はミステリーにありがちな、多面的な方向から事件に挑んでいます。それで「はい、事件解決!」と、行かない所が本当に読んでいて楽しいです。 殺人を犯し、生きた心地がしない毎日を過ごす女性と、その女性を守るため自らの頭脳を駆使する天才数学者。本当にこの人には数学しかないから、一生懸命、彼女を守るために頑張る姿が実に感動的です! また、それと同じくして天才物理学者湯川が出てくるのも、読みどころ。そして、彼に敬意を持って取る湯川の行動は「あぁ、こういう人がいなきゃ彼の想いは報われないのよ」と、思わせてくれるはずです。 数学者はそれに似合った行動をとろうとしますが、果たして数学が苦手そうに見える彼女の行動は・・・ 本当に読んでよかったと思える本に、出会えました! | ||||
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| 年の瀬ですね。 という訳で,2005年を振り返るミステリ番付が発表されていますが, 圧倒的な高評価が本書です。 最高の理系頭脳の2人が 誰も解けない問題をつくり 誰も解けない問題を解きます。 一方は守るために,もう一方は明かすために。 詠み終わった次の日は,思い出し泣きができるぐらいに心に物語が深く刺さります。 | ||||
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| いや〜すばらしいの一言です。 理数系作家ならではの実によく計算された(いい意味で)絶品ですね! 手法は「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」のようにはじめに犯人ありきで醍醐味は完璧な犯罪をどう崩して犯人を追い詰めていくかなのです。 謎をとくコロンボ、古畑任三郎役はもちろん東野作品でおなじみの物理学者湯川(大学教授)。 対する犯人は数学者石神(高校教師)。天才対天才しかも両者とも相手の手の内をよく知った同じ大学時代の宿命のライバルなのです。 しかも動機は「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」のような「うらみ」「つらみ」ではなくこれがなんと「無償の愛」なんですよ。 これだけの設定を作り上げただけでもすばらしいのに、それにあの東野圭吾の天才肌の発想と文章が加わったら・・・・・・。 もう言うことは何もありません。皆さんあとは黙って作品を読むだけですよ。 | ||||
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| 2005年このミスbPに選ばれた本書。 ミステリーとしての展開も緻密にしっかりと読者に提示を行いつつも、そのほかの要素として人としての高い志と人としての心のあり方を描いている点にも注目したい。 ひとつの物語としてじっくりと楽しみたい一冊。 | ||||
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| 東野圭吾は、多面的な作家だ。 守備範囲が広いし、パターンにはまらない作風だ。 読者に常に新鮮な驚きを与えてくれる稀有な作家だ。 その彼が真正面からのミステリーを書いた。 これは彼の最高傑作だ。 最初は論理だけで押し切るエレガントなミステリーかと思った。 しかし、これは誤解だった。 巧妙に仕掛けられたトラップに、私たちは常識という殻から抜け出られないため、はまっていく。 その嵌っていく謎に加えて、登場人物の、気持ちの動きなどが、 丹念に描かれている。 そして、最後には、究極の献身的な愛とはなにかを教えてくれる、切ないミステリーだ。 途中から、無償の愛について、考えさせられ、目頭が熱くなった。 ラストには、とうとう涙がこぼれてきた。 東野圭吾は一番切ないラストを選ぶ、罪な人だ。 | ||||
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| それにしてもとても、ミステリーとだけでは片付けられない作品です。人生の目標を失いつつある人物へ唯一つの生きがいが存在したとき。じぶんがもしも、このような境遇に出会ったらどうなるのだろうって、頭をめぐらせることをそうぞうさせた作品です。後味も良くて、ありがとうって感じです。そしてとっても読みやすいので本当にお勧めの一冊です。 | ||||
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| 登場人物も最小限に留めて小気味よいテンポで進んでいきます。 事件としては全く単純ですが、ここまで魅力的にするとは、流石です。 もちろんミステリーですからちゃんとしたオチも用意してありますが、 それ以外の部分も素晴らしい。特に最後は感動必至です! ミステリーばかり読んでいたので久しぶりにグッと(←感動のグッ)きた一冊です。 | ||||
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| 今まで極力感情を抑えてきた石神が、最後の最後で、背を向けまるくなり、いつまでも慟哭する姿。 私たち読者のココロを、二度と戻ることがないかのように、くしゃくしゃにする瞬間であった。 どうして、こんな数式を東野はつくれたのだろう。人を惑わすだけではない。人を、究極的に悩ませ、心をしめつける方程式を。 上っ面の男女関係を、SEXを交えて書かれたそんじょそこらの恋愛小説すべてが、まったく陳腐にみえる。それほどの引力を秘めた作品だった。 「秘密」「白夜光」「分身」そして「容疑者Xの献身」……。 東野の新作が出るたびに悩むことがある。 彼の最高傑作を、一つに絞れなくなることだ。 | ||||
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| かねての評判の通りの傑作でした。「このミス」でも1位を獲った事といい年明けの「白夜行」のドラマ化といい東野さん大活躍でしたね。 石神の行動の成功率に多少の疑問は残る部分はあるものの(詳しくはネタバレになるが)、 情と理のバランスが取れていることから東野氏のファンのどの層にも受け入れられると思います。ただ、泣けるかは疑問ですがね。 | ||||
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| 本書は’東野圭吾がデビュー20年にして書き上げた、卓抜なトリックを使った「本格パズラー」と哀しくも美しい「純愛小説」が融合された傑作である。 読者は容疑者Xの企てた罠に見事にはまり、著者が展開する物語世界のミスディレクションにまんまとだまされる。少なくともメイントリックは相当のミステリーファンでも10人中10人があっと驚くのではないだろうか。 そもそもこの物語は、著者が生み出した石神という、これ以上ないほどに純粋な天才数学者なくしては成り立たない。彼の存在とキャラクターが、この作品では本格パズラーとしてのトリックそのものであり、この純愛物語の核である。 天才数学者石神に対抗し、すべての謎を解明できるのはこれまた天才と称される人物だけである。ここでかつて二つの短編集『探偵ガリレオ』と『予知夢』で活躍した帝都大学物理学科第十三研究室助教授、湯川学が登場する。彼は石神のトリックを見破るが、かつての同窓生である彼を熟知しているがゆえに、いつものようにコンビの草薙刑事に全面的に協力してスパッと解決というわけにはゆかず、ひとり悩み苦しむことになる。 ともあれ’05年、数々のミステリーランキングで第1位に輝いた本書からは東野圭吾の若き「本格パズラー」スピリットと最近の円熟したストーリーテラーぶりが充分にうかがえた。 | ||||
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| 愛してやまない相手を必死に庇う数学者の偽アリバイ造り、それに立ち向かう名探偵の名推理。本格ミステリー小説の面白さを基本に、稀代のストリーテラーが描く本作は、まさに痛快である。面白い本格物を読みたい、探している方には、絶対お勧めであろう。 「宿命」「秘密」「白夜行」「時生」「さまよう刃」など等、まさに 東野多重人説。いったいどこにこんな傑作を、連発できるのだろうか? 東野流本格物も、本作でここに極めたり。でも今後もすごい作品を、どんどん書いてくれるのだろうなー。 | ||||
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