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容疑者Xの献身



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【この小説が収録されている参考書籍】
容疑者Xの献身
容疑者Xの献身 (文春文庫)

容疑者Xの献身の評価: 4.19/5点 レビュー 856件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.19pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全678件 561~580 29/34ページ
No.118:
(5pt)

数学者という名の夢見る夢男

献身=純愛ということなんだろうけど、果たしてこれが献身なのかどうか?
容疑者Xの「恋」の激しさには打たれましたが…
初恋は、少年でも中年でも等しく熱いですね(^^)
ネタはなかなか凝っていますが、難解ではありません。
一緒に推理するのもよろし。
ただし、オチにはびっくりしました。
これでいいの?
それにしても、
昨年の「博士の愛した数式」にしろ、本作品にしろ、
数学者はロマンチストとして定義されているのですね。
詩人のような?つまり、「わたしらとは違う人」(笑)。
容疑者Xの献身Amazon書評・レビュー:容疑者Xの献身より
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No.117:
(4pt)

自由なミステリー作家がうらやましい

 ミステリーにうるさい方々は「お約束ごと」を重要視するあまり、型に捉われない作品への理解が薄いようです。東野氏の作品はそういった意味での「お約束」に捉われないので、読むたびに刺激されます。本作品もそうだと思います。おかしいな、作者は「この矛盾を」どう解決していくんだろうというふうに読んでいく楽しみがあります。
 
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No.116:
(5pt)

想像を絶する驚天動地のラスト! 傑作推理小説の醍醐味を堪能

■推理小説には、犯罪者側の視点で描かれた倒叙法という記述方式がある。つまり犯人が作品冒頭から判明しているのである。本作は、その倒叙法によるミステリー。大変な仕掛けが施され、ラスト数十ページで驚天動地の意外な展開が待っている。
■離婚歴のある花岡靖子は、アパートで中学生の娘と二人暮らし。近所の弁当屋に勤めている。隣に住む高校の数学教師・石神は、彼女に密かに思いを寄せていた。彼は毎朝、彼女が勤める店に弁当を買いに行くのを慣わしにしていた。
■ある日、靖子の前夫が金の無心に来る。ダニのようにしつこく絡む男を背後から娘が殴り、靖子はコタツのコードで首を絞め殺してしまう。石神は思いを寄せる人の重大事に気づき、命懸けで救うことを決意。靖子に死体処理を申し出るのである。彼は今でこそしがない数学教師だが、大学時代は天才と呼ばれた優れた頭脳の持ち主だった。
■果たして彼が構築した鉄壁のアリバイの最大核心とは何だったのか? 本書は「文春」「このミス」「本格ミステリ」各ベスト1を総なめにし、直木賞も受賞。東野圭吾絶好調を証明する紛れもない傑作!
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No.115:
(4pt)

受賞も一つのきっかけ

直木賞受賞というレッテルと、題名の怪しさに惹かれ購入。
東野圭吾という人気作家の名は知っていたが今作がお初。
直木賞受賞がなければこの表紙の装丁じゃあ私は買わなかった。
ちょっと内容とデザインが合わないんじゃ…。
さて、内容は、東野圭吾を知らない人にでも十分薦められると思う。
でも、少し女性好みな気がするのは私だけ?
とにかく一気に読み上げた。
冒頭はイマドキのDVの暗い作品なのかといぶかったが、
それはほんの初めの数ページだけ。
主人公の圧倒的な数学者としての強い個性に惹かれる。
母子を守る動機が少し弱いような気もするけれど、まあいいか。
トリックは、自分が考えたり、裏をかかれたり…というよりも
まさしく数式の解説を読むかのようにただついていった感がある。
もちろん面白いんだけど。
そういえば今作の前に読んだのが「博士の愛した数式」
共通点は「数学者」自分が不得意な分野なだけに余計に憧れる。
直木賞なんてもらった作品は結果、なんだかんだ言われがちだが
これをきっかけにして私のような読者が食いつく事もあるから
やはり、捨てたモンではない。
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No.114:
(4pt)

盲点

いろんな読み方が出来るから直木賞も受賞できたと思う。
犯人探しやトリックというものを期待すると肩透かしを食らう。
しかし意外なことが起きる。しかもそれは読者の盲点を突いている。
前半で作者が丁寧に書き込んでいることを読者の多くは見落とす
あるいは軽く見てしまうだろう。それに気づいたとき、読者も実は
この小説の中に入り込んでいたことに思い至るかもしれない。
そういう思いをするかどうかで評価が分かれるのではないだろうか。
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No.113:
(4pt)

夢中で読んでいて、久しぶりに電車を乗り越してしまいましたよ

 言わずと知れたベストセラーです。
 私の通っている図書館でもすごい人気です。幸い、本書が直木賞を受賞する前に予約したのですが、それでも半年以上待たされました。(今予約している人が手に取る頃には、本書の人気も下火になっているかもしれませんね)
 内容は、純愛犯罪ミステリーです。
 ネタばらしは、もちろん御法度ですが、冒頭部分だけ紹介しておきます。(冒頭部分も知りたくない人は、ここからは読まないでください)
 別れた亭主から身を隠して暮らしている靖子の前に、ダニ亭主の富樫が現れました。止むを得ず自宅で2万円を渡した靖子でしたが、帰ろうとした富樫の後頭部を娘の美里が銅製の花瓶で発作的に殴りつけました。ふらつきながら立ち上がった富樫が娘を殴りながら「ぶっ殺してやる」と叫んだとき、靖子は目に入った電気こたつのコードで富樫の首を絞めました。
 動かなくなった富樫を前に困惑していた二人を救ってくれたのは、となりの部屋に住んでいる高校教師の石神です。靖子に好意を持っているらしい石神は、二人を守るために死体を片付け、いろいろな偽装工作をしてくれました。
 しかし、すぐに死体は見つかり、執拗な刑事の追求が……。
 最後の最後に明かされる石神の献身は、驚愕させられるものでした。
 ぐいぐい読者をひっぱる内容のおかげで、朝は電車を乗り越しそうになり、帰りは本当に1駅乗り越してしまいました。本に夢中になって電車を乗り越すなんて、年に1度あるかどうかのできごとです。
 さすが、直木賞を受賞するだけのことはあります。
 ひとつだけ贅沢を言うと、本書を読み終わったあと、あまり後を引きませんでした。
 古い話を持ち出しますが、やはり、松本清張を読んだときの読後感――人間の業の深さに打ちのめされるような後引き感が忘れられません。
 トリックは超一流だったんですけどねぇ……。
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No.112:
(4pt)

確かに面白いかもしれないが傑作だと思って読むと肩透かしを食らう(;'Д`)ハァハァ 

(;'Д`)ハァハァ  おいらは・・冒頭のルンペンと自転車の指紋ですぐに真相が分かったんだが・・・。
これは・・白夜行とかと比べると 小品な仕上がりとなっている。
ここまで評価が高い理由が分からない・・・?!
まあ確かに演出はうまいかもしれないが・・傑作と呼ぶには
まだ足りない気がする。
短編小説を・・無理に長編に仕立てたかのやうな感じが否めない。
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No.111:
(5pt)

最後の叫び

レイクサイドやゲームの名は誘拐も読みましたが話題の作品で興味のままに一気に読みました。親子の存在によって生きがい見つけ最後まで押し通そうとした主人公に熱いものがこみあげました。淡々としていただけに最後の叫びが本当に痛々しく印象強かったです。
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No.110:
(5pt)

数学的論理を文体で表す。

この本は凄い、と噂を聞いたが、まさにその通りだった。
物語は、母親と娘が元夫の殺害を最初に進展していく。
犯人を愛し、犯人の手伝いをする高校教師、最強の数学者 石神。
事件を解き明かしていく、石神の大学時代の友であった好敵的存在、物理学系の 湯川 。
高度に仕組まれた難解な推理の過程を、淡々と描いている――。
人物像もかなりはっきりとしていて、綺麗な文体。
やがて行き着く結末は読者を「まさか」と言わせる。
推理小説の絶頂だとも思えるほど、素晴らしい作品だと評価したい。
最高の威圧感が堪能できる。
手にとって、損はない。
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No.109:
(4pt)

おもしろいですが

確かに面白い作品ではあるんですが、
騒がれ過ぎなように感じます。
賞をとった作品への対応ってのは
否が応でもこんなもんなんでしょうが
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No.108:
(4pt)

タイトルの巧さ

雑誌連載時には『容疑者X』というタイトルだったものが『容疑者Xの献身』というタイトルに改題された本書。最後まで読むと、献身という意味がよく分かると思います。登場人物それぞれのキャラクターのおもしろさ、ストーリーの充実さ、トリックの深さをそれぞれ存分に楽しめる作品だと思います。
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No.107:
(5pt)

東野圭吾ファン

秘密、レイクサイドに続いて直木賞受賞作容疑者Xの献身を読みました。主人公の数学教師の中盤の気持ちの悪さが最後まで続いたらどうしよう…。そんな心配もしましたが、東野圭吾さんにはそんな心配は無用でした。まだ3冊しか読んでいませんが、読んでみて読者の期待を絶対に裏切らないのが東野圭吾さんかなとこの作品を読んで思いました。ただこの暖かさはミステリーにはもったいないなと感じました。秘密のような作品をどんどん書いてほしいと思います。
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No.106:
(5pt)

一気に読みきりました。

世間とある種隔離されて生活する主人公の切ないほどの片思いが感じ取れました。
高嶺の花に恋焦がれるのに一歩が踏み出せない、踏み出しても続かない、空回り・・共感してしまいました。
ですが直接の言葉としては書かれてないので、人によっては気持ちが見えにくいかもしれません。
人の心理描写がうまく、私は特に物理学者の“一目置いていた人のあまりにもあっけない最期”への嘆きとやるせなさに胸打たれました。
感動できる作品だと思います。
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No.105:
(5pt)

今までにこのような愛の形があっただろうか・・

連休中に家でごろごろしているかたには、是非とも読んでいただきたい作品。単なる推理小説でも、ミステリーでも、恋愛小説でも、ない。読み終わったあと胸にこみ上げる熱いものは、なんなのだろう・・・。なにげない一日が、感動の一日に変わる、名著!!
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No.104:
(5pt)

マジか!?ヤラれた!!

最近のドラマ「白夜行」で東野圭吾に興味を持ち、直木賞の話題からハードカバーで割高なのを覚悟して本作品を読むことを決意。読後の感想、タイトル通り、「マジか!?ヤラれた!!」。白夜行に続き、テーマは「自己犠牲」。現実の世界には難しいかもしれない、けど、フィクションとして感動はできる。ハードカバーの割高感は払拭された。。。
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No.103:
(4pt)

直木賞というくくりで言うなら。

白夜行、幻夜、宿命、変身・・・それぞれに惹かれる作品ではあった。本作は、どなたかが書いていた「本格派」というのとは、やや違う向きはあるかもしれない。しかし、そうしたミステリとしての評価とは別に、大衆に受け入れられやすい、読みやすいというくくりで言えば、本作が東野圭吾の作品の中では、(全部読んだわけではないが)もっともバランスが取れた作品なのではないか、つまり直木賞をこれで取ったのもうなずけると感じた。
主人公がなぜ、あそこまで献身的に彼女を守らねばならなかったか、その動機が私にはわかる気がする。人生に数学以外には何もなかった男が、ある日、生きる意味を見出した。それを守るためなら、どんなことでもできると思った。
こうしたあっさりした作品も嫌いじゃない。しかし一読者としては、白夜行のような、魂をえぐられるような、悲しくて切ないものを、また書いてほしいと期待している。
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No.102:
(4pt)

結末にやられました。

やさしさ(本当は違うけど)を、やさしさって周りに気づかせなければ、行った本人以外無かったものになるんですね。それがせつなかったです。
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No.101:
(4pt)

読みやすい

 白夜行や秘密にくらべるとインパクトは弱いが、ガリレオシリーズの中では段違いに面白い。他のガリレオものが、トリックを説明されてもいまいちピンとこないものばかりだったのに比べると、これは読みながら仕掛けが少しずつわかってきて面白かった。東野圭吾は登場人物の心情描写が天才的に上手く、一人一人の登場人物が丁寧に生き生きと描かれている。 
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No.100:
(4pt)

孤高の天才同士の対決

天才物理学者湯川シリーズにあたる作品で、湯川と刑事の草薙の完成された人物像が作品の土台を支えている。
さらに湯川のライバルとして登場する天才数学者の石神の存在感は大きく、湯川との駆け引きがおもしろい心理戦として描かれている。
社会性を欠いてまで学問に対し崇高な愛情を注いでいた男の孤独と煩悶、そして献身的な情愛。そうしたいっさいが淀みなく活写されており、それがこのような心理描写の卓越した傑作を生み出したのだと思う。
物語の終盤、怒濤のごとく解明される事件の真相は、読み終わったあとで読者にやるせない感慨を残すだろう。
容疑者Xの献身Amazon書評・レビュー:容疑者Xの献身より
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No.99:
(4pt)

評論などを読んだ後だったけど面白かった

一部本格シーンに物議をかもした作品。
 読んだ感想は面白かったです。よく手の込んだ作品で、これは下手に批評なんか読まなきゃ良かったなと思いました。それでも読ませてくれるし、下手に内容を知っているからこそ、作者の手の入れ方も分かって違う意味で楽しめました。また今作で直木賞を受賞されましたが、他の方も言っているように、東野さんの作品にはまだまだ面白い作品が一杯ありますよ!! 
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