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容疑者Xの献身
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容疑者Xの献身の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全704件 381~400 20/36ページ
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| いやー、見事です。無駄のない長編エンターテイメント。長すぎず短すぎず。無駄をなくし過ぎると味気なくなりますが、本作品にはそれがない。結果が先に分かっていて刑事がそれにたどり着く、古畑任三郎形式が好きな人はハマるんじゃないでしょうか。 追い詰められる天才数学者、しかし何故「天才」という冠が付いているのかを読者は知ることになります。ハラハラドキドキは後半からゴールに向かって(私は中間地点から)加速していきます。 私は一人の目の細い天才数学者が自分の人生の一部になったような気がしました。著者がこの人物を見事に描写しているからでしょう。燃えるような情熱と冷静さの共存。そして純粋さ。おすすめです。 | ||||
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| 「容疑者」 「X」 「献身」 この3つがこの小説の三大キーワードをなしており、互いに絡まりあいながら、クライマックスに向かってぐいぐい収束してゆきます。 読み終えた後、このタイトルがこの小説のテーマ・結末・そして雰囲気を要約しきっていたことに改めて驚かされます。 簡潔にして的確、これ以上に秀逸なタイトルの実例をなかなか思い出せません。 | ||||
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| この作品のラストほど「慟哭」という言葉が似合うシーンはそうありません。 そして「慟哭」というのはやはり男に似合うのだと再認識させられます。 ほんの些細な出来事から自殺を思いとどまる天才数学者であり市井の主人公。 同じくほんの些細な出来事からその親友を殺人犯だと見抜いてしまった天才物理准教授。 二人の歩いてきた道の微妙な違いが同じ志を大きく分かってしまった。 それも知っているからこそ友の告発を躊躇う湯川。 腐れ縁といいつつやはり大切な友草薙に「刑事としての本分を犯さねば話す気はない」と草薙との友情を失うことも覚悟して話す湯川の覚悟。 人を殺したことは絶対に許せない、だがそういう道しか選べなかった友の辛さを思うと正論だけを吐くことも出来ない。 結局湯川は或意味草薙に託し逃げるという手を選択した。 最後の数行、映画でも素晴らしい描写で堤真一さんが演じきっていましたが、何の破綻も見せず絶えていた男の花岡靖子の姿を認めた瞬間の慟哭。そして彼の全てを知って黙っていられなかった女性の償いきれない嘆き。 愛とか友情とかが薄っぺらく見える素晴らしいラストでした。 石神の気持ちは愛だったのか、花岡靖子は彼の気持ちを愛として受け取ったのか。湯川はそれを愛と認めたのか。 愛という言葉の定義さえも問う湯川が登場する作品らしい良作です。 | ||||
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| これはすごい。 見事に騙された。 トリックがあまりに秀逸。 天才物理学者の湯川VS天才数学者の石神。 元旦那を殺害した女性に石神が救いの手を差し伸べる。 物語は淡々と進行するが、残りの数ページであなたは驚愕の事実を知る。 こんなトリックを誰が予想できただろうか。 惚れた女性のために自らを犠牲にした石神。 これが本当の愛なのか。 友人に紹介し、共に大いに語り尽くしたい。 そう思わせる作品である。 映画版も是非チェックしてみたい。 | ||||
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| 一見すると関数の計算問題。 しかし、その関数に意味を見出し、 幾何の問題に見えたとき、 一瞬で問題が解ける。 受験で数学を勉強していたとき、 そんな経験をしたことを思い出しました。 | ||||
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| たんたんとストーリーは展開していきますが、飽きること なく次々と読めます。ガリレオシリーズの中で一番好きな 作品です。最後までドキドキできます。ラストはもっと ドキドキします。 | ||||
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| 非常に読みやすく、面白い作品。 状況が目の前に浮かんできて あっという間に読み終えてしまった。 オススメです。 | ||||
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| 面白いストーリーで、最後にどんでん返しがあるので、読み応えがありました。このような作品は面白かったら勝ちだと思います。 ただ、いくつかの問題点を感じました。 いろんな人が書いているように、何故そこまでして命がけでかばうのかという問題。理由は一応ありますが、納得できません。 物理学者の湯川学がトリックを見破った理由が理解できません。個人的な経験では数学者の思考と実験物理学者の思考は相当違っているので、不思議ですね。理論物理学者の中には時々数学者的な人がいます。 それから、多くの人がこの本を読むことで数学に魅力を感じているのは嬉しいのですが、数学を研究している者として、この本の中に出てくる思考パターンと数学の関連はあまり感じられません。 そして最後に、数学者というと石神のようなタイプではないかという偏見があるのかもしれません。私は、あのようなタイプの数学者には会ったことはありません。頭の中では抽象的な思考を徹底的にやるけど、日常では忘れ物が多かったり、おつりを間違えたりで、寡黙でなく、おしゃべり好きだったりというタイプが普通だと思います。 それから、数学者は普通この本に出てくるような世紀の難問にばかり挑戦したりしません。 4色問題、リーマン予想、NP問題を目指す人がいたら、頭がおかしいと言われるでしょう。世紀の難問だけに人生を懸けるのは、野球選手なら時速165キロを投げようと目指したり、最長ホームランの記録を目指したりするようなものです。野球でもそのような記録でないところに沢山面白さがあります。数学も同じです。研究の中でたまたまその方向へ行くことはあるでしょうけど。 | ||||
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| 【GOOD POINT】 @一般化された理論をコンセプトにし、うまくストーリーが展開されている。 数学の公式が多用され、それが話のコンセプト(コンセプトという表現は違うかも)になっている。 その理論を頭に入れた上で、 話を読み進めると、「この部分はあの公式部分のことを言ってるんだなーー」と 一貫性のあるストーリー展開に、関心する部分が多い。 Aあらゆる考えられる道筋を全て先回りされているような印象で、うまく話ができている。 トリックに関してもそうだが、 石神・湯川が行う行動全てが、人の思考回路を先回りして行われている印象。 彼らが「なぜ今その発言をするのか」を考えて読むと、 非常に頭を使い面白い。 【BAD POINT】 @登場者の気持ちが読み取りにくい。 最後の場面で、娘美里が自殺を図った気持ちはどこからなのだろうか。 ・長期に渡る過度なストレスからくる疲れ? ・石神への罪悪感? ・このような状況で恋にうつつをぬかす母親に対する一種の反抗心? その後、美里がどうなったのか全く触れられていないため、謎。 また、その後全く話に出てこないことから、自殺未遂をしたことは、 この物語において重要なファクターではないと考えたが、 それならば、なぜ書いたのか。 これを書くことによって、 何を際立たせたかったのかがよくわからない印象でした。 また、石神が持つ恋心の理由は単なる一目ぼれなのか? 感情の部分についてあまり記載がないので、 「なぜこんなにも靖子を想ったのか」の理由がわからない。 堅物の石神がある女性に心を動かされた、ここがなかなか興味深い部分なのに、少し残念。 | ||||
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| 面白かった。 このトリックは、現実にはあり得ない。湯川自身、作中でそう言ってる。反則技ぎりぎりかとも思うが、ミステリのトリックとはそういうものだし、虚構の世界で推理を楽しんでいる読者を引っ掛け、見事にだましてくれればそれで良いので、その点では、正統派のミステリだと思う。 純愛小説かと言われれば、答えはノーだ。石神のやった事は恋愛ではなく、彼の崇め奉る女神様への殉教だ。神様を崇めるのに、神様と親しくなる必要はない。むしろ、遠くから崇めている方が、欠点が見えなくてよい。特定の宗教を持たない人でも、アイドルに憧れたことのある人なら、わかるはず。 そういう意味では、「容疑者Xの献身」というタイトルは言い得て妙だ。「容疑者Xの愛」ではない。もし、作者がそこまで考えてタイトルをつけたのなら、お見事なんだが、作者としては、やはり、これは愛だと言いたいのかな、とも思う。 星ひとつ減らしたのは、ラストになって突然、すべての人間が遵法精神を発揮し始める不自然さが納得できないから。中学生の娘が、何でいきなり自殺未遂なんかするのか。娘を守ろうと固く決心していた母親が、突然に赤の他人の隣人への良心の呵責に責められてすべてを告白する。その結果、娘も殺人の罪を負うことになるのを承知の上で。 この点が残念だったが、それまでは実に面白かった。 東野圭吾は、へんに社会正義をふりかざしたような作品よりも、純粋に頭脳で勝負してくるこういう作品の方が、はるかに面白い。 | ||||
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| 石神が恋に陥っていることを湯川が見抜くシーンが印象的。 社会人になってから出会った友人と 学生時代の友人とでは、何故か理解の仕方や深さ、肌触り? のようなものが違うような気がするが、そんな感じを よくあらわしているお気に入りのシーンです。 しかし、「論理的でありさえすれば、どんな冷酷なことでも 出来る男」という石神に対する湯川の分析は いったいとのようになされたのか? そんな評価を下すに足るエピソードなどを描いてくれれば 面白かったと思うが、少々残念。 それにしても背景のように描かれていた 隅田川沿いの人々の中で、一人だけ詳しく その人間性に関することまで触れられていたあの人が いつのまにか消えていることに気づかず読み進めていた 私は、あまり石神をひどい奴だなどと言う資格はないのかも。 タイトルの献身という文字に「 」がつけば分かるのですが・・・・ 石神が大きな犠牲を払った、とか、この世にこれほどまでの 深い愛が存在したのかなどなどの箇所には多少違和感を感じました。 | ||||
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| 星が足りない! 最初から何が起こるのかわかっているのに、最後に思いっきりひっくり返され、そうして胸が痛くなる。 湯川教授とかつてのライバルのなにげない会話のひとつひとつが、パズルのように意味を持つ。 最後に全てのピースが埋まる快楽。なんと完成された作品。 文学というよりも文字によって構築された作品として、十分な味わい。 これを完璧といわずしてなんと言おう。 ・・・東野圭吾って人は。 彼女が彼を殺したで、天空の蜂で十分驚いたのに、まだこんなにも驚かされるとは。 この作品にまだ出会っていない人は幸せだ。 これから、この本を読めるのだから。 | ||||
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| 「探偵ガリレオ」シリーズは、映像作品を全て観てから原作に入った。 「探偵ガリレオ」「予知夢」をドラマ化した「ガリレオ」は、原作と同じくらい、作品によっては原作をしのぐほどのものがあった。 しかし、本書に関して言えば原作の方が数倍面白かった。 理由は、ドラマ版は思い切ったアレンジなどが入っていたのだが、映画版は原作に忠実に作ってあったからだろう。 映画だと、どうしても時間の都合上カットしたり、編集したりする部分がでて来るので仕方がないともいえる。 だからと言って映画の評価が落ちることはない。 「容疑者Xの献身」は昨年観た作品の中でもベスト10に入る。 小説、映画両方とも見たことがないという人は、どちらからでもいいので入ってほしい。 衝撃の結末に声をあげてしまうことは確実だろう。 | ||||
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| 石神の愛故の行動、湯川の苦悩。 どちらも、天才といわれるからこそのものだったのでしょう。 しかし感情(愛)という数式は解けなかったということか。 最後の1ページまで、一気に読み、最後の1ページで、涙が出ました。 ミステリー小説なのかもしれないけど、純愛小説でもあるのかもしれないとも思いました。 | ||||
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| 途中でトリックがなんとなく読めた。トリック自体はそんなに斬新なものではないけれど、問題集通りの説き方ではない、とか、他人の出した難題の答えを解くのと、自分で難題を考えるのとどっちが困難か、等、数学者としての思考方法とそのこだわりにひっかけたところがこの作品のユニークなところ。 湯川と石神も、お互い優秀な数学者であり友人という設定で、二人の謎解きのバトルがグイグイと作品世界に引き込ませてくれる。湯川のキャラもクールにホイホイと謎を解明するのではなく、地道に調べたり、苦悩したりと人間味があって好感がもてる。 ただ、他のレビューでも指摘しているように、ちょっと石神が女にいれこみすぎてると思う。よっぽど深く愛した女性ならともかく、たまたま隣に住んできて挨拶した瞬間の一目ぼれでそこまでするか?と思う。表面的に見て動機が薄すぎることが実は一番犯人に有利に働いているのではないだろうか? | ||||
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| 石神が隣の花岡さんを好きなだけで、よくあそこまでできるなぁ〜、と思いました。 石神と湯川の頭脳バトルがすごかった。石神は、裏の裏を読んで湯川に挑んだ。 また、石神の裏の裏を読んで、推理をした。旧友だったゆえに、ショックは、大きかったと思う。 | ||||
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| 以前から好きだった、ガリレオシリーズ。長編はどんなものかとたいそう期待して読み始めましたが、その期待を裏切らない素晴らしい出来でした。 前夫から逃れて高校生の娘と暮らす靖子の隣に住んでいた数学教師の石神。靖子たちの犯した殺人を、どのように隠避しようというのか。死体を隠すといえば、山奥まで行って穴を掘る、重石をつけて海へ沈める・・・。私が考えつくのはこんなところが関の山。 まさに、盲点を突くトリック。こんなこと、考えつく人がいるんだ〜と心底感心してしまいました。数学者の石神は頭がいいというよりも、雑念がないというか純粋な人間なんだと思います。この人がこれだけのトリックを組み立てられたのはIQの高さだけでなく、靖子に対する純粋な気持ち、自分の生きている意味を証明したいというような、強い気持ちが根底にあったからだと思うのです。数学者というのは、実はとてもロマンチストで、自然の中にある美しさを感じられるような心がないとだめなんだそうですね。以前読んだ藤原正彦さんのエッセイを思い出しました。そういった点からも、数学者の心理がよく描けていると思います。 この際、靖子の心理描写は薄くても問題ない気がします。石神の心理と湯川の謎解き、それに伴う苦悩はよく描けていると思うので、天才ならではの苦しみが天才ではない私にも手に取るようにわかりました。 ほんとに、これだけの頭脳を本来の研究に生かせないというのは湯川でなくても残念だと思うでしょう。映画の方もぜひ見てみたいですね。 | ||||
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| これまで読んだ東野さんの作品の中では1番でした。 他の方のように的確な批評をすることはできませんが、 読み終えた時に感じる満足感、充実感そしてすがすがしさ はこれまで感じたことがないほど凄まじいものでした。 トリック自体にも度肝を抜かれましたが、それだけでなく 登場人物達による人間ドラマにも心を打たれました。 | ||||
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| 『探偵ガリレオ』シリーズを読むのは初めてでしたが、 他のを読んだことがなくても問題なく楽しめるものでした。 読んでいれば更に楽しめたのかも知れませんが。 それにしても、 あいかわらず著者の文章は引き込まれてしまいます。 タイトルも内容にマッチしており、満足でした。 他の方のレビューを見ると賛否両論あるようですが、 視点によって評価が分かれるようですね。 「ミステリ好きには物足りない」 「物語が安っぽい」 といった声もありますが、 私は基本的に東野作品を「ミステリ」としては読んでないですし、 読んで「楽しかった」と思えればそれで十分なような気もします。 (もちろん「楽しかった」という感覚にも個人差があるますが) 個人的な評価としては、星5つです。 | ||||
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| ドラマも観ていないし、小説もこれが初めてです。 石神のしたことは、他の方が述べているように、押し付けがましい、独りよがりなものだったと思います。 美化しすぎな印象は否めませんが、しかし、そのツケはちゃんと巡っています。 上手な落とし方だったと思います。 その分、後読感はよくないです。トリックは素晴らしい。 石神がシンプルな解法を好む描写がありましたが、自首するのが一番シンプルです(それではミステリーになりませんが)。 次にシンプルなのが、石神が証人になって正当防衛にもっていく解法でしょうか。 天才数学者ならば、物語のような複雑なトリックは使いません。 トリックの複雑さは、石神の心の複雑さを描写している気がします(深読みでしょうか)。 そういったことを考えると、容疑者xとは恋愛感情そのもののような気がしてきます。 | ||||
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