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容疑者Xの献身
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容疑者Xの献身の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全678件 181~200 10/34ページ
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【ネタバレあります!!】 今のところ東野圭吾作品で一番好きな作品です 不器用な天才数学者、石神の存在感が凄いです むしろこの作品の主人公は湯川でなく石神だと思いました トリックの(殺人)の面白さのレベルに引けを取らない石神の血生臭いほどの深い愛情と最後のクライマックスの描写は鳥肌が立つ様な感覚になりました 【最後の最後、石神の思いが届いた!!しかしハッピーエンドなのか?いやそうではない・・・!!】 切ないね・・ずどーんと来ました・・ 今まで読んだ作品 ・秘密 ・手紙 ・赤い指 ・時生 ・変身 | ||||
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映画よりは少しだけ劣るものの、とても面白かったです。 この小説が劣ると言うよりは、映画の方は堤真一の演技力が素晴らし過ぎただけです。 読み始めたら止まらなくなりました。 東野さんには、またこんな作品を書いて欲しいです。 読めて良かった。 | ||||
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以下ネタバレ注意 石神の計画における決定的な欠陥とは、「自らに無償の献身を施してくれた人に、人殺しの罪を肩代わりさせて生きること」、それがどれ程の苦しみであるか、石神の想像があまりにも至らなかった点にある。 靖子は別に構わない。靖子は「人でなし」とも思える一面が物語中に散見した。こんな状況下にあって工藤に浮き足立ち、時に石神を自らの支配者として捉えた。妻が病の床に伏せている状況下で変わらず店へ通っていた工藤に対し一縷の憤りも見せない。だから、靖子は石神に生涯罪を肩代わりさせることになっても、それで生きていけるだけの精神的図太さがある(それだけのキャラ付けはされている)と私は踏んだ。 しかし、美里は違う。 作中の美里の描写の中で、彼女は常に石神を気にかけていた。それは一見、保身のように捉えることもできるが、それが単なる保身では決して無かったことを、読者は彼女の究極的な行為によって思い知る。工藤に靡く母への露骨な嫌悪感や、石神のことを語る数々のセリフに、石神への「純粋」な感情(恋愛感情ではない)が込められていた事実を思い知るのだ。 石神が捕まった後の美里への事情聴取は、作品中では描写されなかった。そこで美里がどれだけ苦しい思いをしたか想像すると胸が苦しくなる。美里も当初、これ程の苦しさを味わうとは思っていなかったはずだ。それが変わってしまったのは、そこに至るまでの石神の献身があったからである。 石神の献身が、美里を自殺未遂に至らせた。石神が親子を本当に救うためには、石神自身が捕まってはならなかった。或いは、捕まるとするならば、親子にとっての石神がヒーローであってはいけなかった。それは、美里には決して耐えられないからである。そこまで石神の考えが及ばなかったのは、石神の本心では、相手を救うことよりも、相手の役に立つことを望んでしまったからだろう。この作品の哀しさはここにある。 | ||||
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ストーリーについては、ドラマ等で概要を記憶していましたが、原作は初めて読みました。 すばらしい内容に大満足です。 | ||||
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「倒叙」もので有名なのはF・W・クロフツの「クロイドン発12時30分」、日本で言うなら貴志祐介の「青の炎」などが有名かもしれませんが、この容疑者Xはこれら過去の名作に決して劣っていないと思います。 とある母娘を守るために、天才数学者石神が取った手とは? そして、湯川は何がきっかけで石神に疑惑を抱くようになったのか? 石神の倫理観などに嫌悪感を覚える方もいるのは当然かもしれません。石神のトリックは、他のレビュアーの方もおっしゃられているように、人として許されるものではありません。ラストも、石神にとって救いになるのかは分かりません。 ただ、あくまでも架空の物語として、そして、ミステリーの「倒叙」ものとしては完成度が高く、そして、十分に楽しめるものになっています。(個人的な感想ですが・・・・。) 一読の価値はあると思います。 | ||||
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他の方の評価通り素晴らしい内容だったがトリックのために無関係の浮浪者の男性を殺害しその男に対する罪悪感などが登場人物から全く語られない点がとても後味が悪くなってしまった。愛する人を救うために犯罪すらいとわないという姿勢は理解できるがそれでも超えてはいけない領域があると思う。 本当に面白くて何十回も繰り返し読んだがこの点だけは残念だったので星4 | ||||
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さすがガリレオシリーズです。 一気に読み終えてしまいました。また他のシリーズも読んでみます。 | ||||
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この小説の登場人物'石神'に少しでも感情移入してしまうと東野圭吾の作品の魅力に引きずりこまれてしまうのではないだろうか。 彼、石神は目的のためなら一切無駄なことはしない。 | ||||
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さすが直木賞受賞作品。母靖子、娘美里による殺人(過失致死?)事件が最初に起こり、たまたま聞きつけた主人公石神は、隠滅工作を行う。しかし、警察官の草薙は、石上をマークして追いつめる。一方、主犯の靖子には捜査のターゲットから外れていく。なんでもない結末を終盤近くまで予想したところ、急展開する。そして、究極の石神による、片思いと美学が描かれる。結末は石神の号泣だけども、今にもその声が聞こえてきそうで、何も言えない。一読の価値あり。。。 さすが直木賞、さすが東野さん | ||||
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物語中の大きなスジは、「アリバイトリック」とみせて実は「顔のない死体」もの、でしたが、 もう一つ大きな、読物の枠として、倒叙風とみせて実は叙述風、の構成で、この二重構造は見事でした。 叙述と言っても、他の和風叙述のような、『はい、ここからここまでは小説の中の小説でした。ここは、実は夢でした。』 というようなチマチマしたものではなく、基本構成での工夫で、これも見事でした。 | ||||
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東野圭吾の文体はあまり好きではないが、こちらは気にせず読めた。 ガリレオシリーズと違って、科学的トリックはでてこない。 シンプルだが、重厚で隙のないトリック。 湯川の葛藤がよく書けていた。 天才数学者と天才物理学者の知的決闘も見事で、 最後に勝利したのが主人公の湯川でもなく、 主人公の湯川のライバルの容疑者Xでもなく、 最初の殺人犯の母こそが真の勝者なのだろう。 最後の一文、 「石神の叫びは続いた。魂を吐き出しているように草薙には見えた。」 は、そう書くのではなく、 魂を吐き出しているように見えるように描写してほしかった。 気になるところは、トリックのために罪もない人を殺すところ。 その齟齬を、気にさせないだけのパワーに満ちていたのではあるが。 | ||||
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は東野圭吾の作品で最も大きいと思う。 何気ない日常の描写を、うまくトリックと結びつけた文学性がよかった。 ただ、ここまで大の大人がただの隣人の女性に入れ込むものかなと、動機が純粋過ぎて少し不自然な気がした。 | ||||
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レビュー600件!すごいですね。さすが東野圭吾。 数学者がどういう思考法で物事に対処するか、愛と犯罪をどのような数式で解いて行動するかということを、ミステリーとして読ませる物語に仕立て上げる力量には感心しました。 でもそれ以上のものではないです。 あくまでもミステリーですね。謎解きとトリック。 オビに「男がどこまで潔く女を愛せるのか。どれほど大きな犠牲を払えるのかーー」とあるが、 それはメインテーマではないですね。↑という体裁を取ったミステリー小説としか読めなかった。 この愛に感動して涙する・・・などという人はいないでしょう。いや、それでいいのですけどね。 | ||||
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最初に映画を見た時はただトリックの巧妙さに感心しただけでしたが、数年後にこの原作を読んでその人間模様と心理描写の深さに感銘を受けました。すぐにもう一度DVDで映画を見たのですが、ほぼ原作に忠実なストーリー展開でシーン毎に原作の表現と映像が重なって、更に深い感銘を味わえました。ぜひ読後に映画版も見ることをオススメします。 | ||||
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なにも語らずとも、とにかく読むべし。 今、あなたのこころに必要な一冊。 | ||||
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かなり面白い しかも最後の終わり方もかなり感動しました 東野圭吾の作品で一番面白い本だと僕は思います | ||||
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犯人に焦点を当てた倒叙ミステリーの傑作。大衆ミステリー小説を舐めてた [・・・] | ||||
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メインに物理学者と数学教師が登場するが、理系の要素はさほど感じされない。 愛情や友情といった人の思いがこの作品を支えている。 それにしても、「手紙」「白夜行」といい東野圭吾は犯罪者目線の作品が多いようだな(ちゃんと読んでないけど)。 | ||||
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おもしろさ、引き込まれ度、文句ないでしょう。 もちろん映画よりもおもしろく傑作です。 | ||||
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愛とは美しいもの、報われるもの、人を幸せにするもの…… そういった幻想を大切にしたい方にはお薦めできない作品です。 愛が強すぎる故に、純粋過ぎるが故に狂気に走り破滅してしまう、石神とはそんな男でした。 その狂気の愛に共感はできないし、誰も救われないラストも当然の報いであったと思う。 そんな石神に哀しみを憶えるか、怒りを感じるかで評価が分かれる作品になっています。 私は彼の滑稽なほどの純粋さとそれに相反する様な冷酷さに惹かれ、かなり楽しめました。 ただ彼がそこまで狂気の愛を貫ける程の動機が凄く短くまとめられてしまっているのが残念です。 よって星一つマイナスで☆4つの評価とさせて頂きます。 | ||||
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