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探偵ガリレオ
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探偵ガリレオの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 41~54 3/3ページ
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とっても摩訶不思議な事件が起こる。 突然、若者の頭が燃え出したり、 行方不明の人の顔を模ったデスマスクが見つかったり、 心臓が壊死した死体が見つかったり、 突然、海で爆発が起こったり、 幽体離脱をしたという少年が現れたり・・ 刑事では到底手に負えない事件を、刑事の友人の天才科学者が、 科学的な見解から事件を解明していく短編集。 人間ドラマは弱い部分があってサラっとした印象を受けたが、 謎解きの部分が、文系の私でもそれなりに楽しめたので、 理系の人が読めば、また別の楽しさもあると思われる。 見所はやはり、怪奇現象をどのように科学的に証明していくか、と 個性的な科学者・湯川のキャラクターだろうか。 後書きを何故か佐野史郎が書いているのだが、その理由は 東野さんが佐野史郎をイメージして湯川を描いたかららしい。 (でも、ドラマでは主演は福山雅治だけどw) | ||||
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という感覚で読むのにちょうど良い短編集。 東野圭吾さんを読むなら、「レイクサイド」とか「手紙」とか「白夜行」とか、 代表作はいくらでもあるだろうに、よりによって一冊目が「超・殺人事件」だった。 まるで一時期の筒井康隆のような破天荒ぶりがとんでもなく、大いに楽しかったが どちらかというと推理小説的お笑い。もうちょっと正当派なものを、と思って 選んだのがこの本。 軽めの文章でテンポよく、推理についてもおおむね無理はない(まあおおむね・笑)。 若干展開に無理があるものもあるが(苦笑)、あとがきによれば、 これは実験的な連作であったとのこと。作品を積み上げるうちにキャラクターの 関係性も固まり、より大きな仕掛けを行えるようにもなったのだと考えられる。 朝の通勤時間で脳を軽くブラッシュアップするにはちょうどいい長さと内容である。 「容疑者Xの献身」等、「湯川教授シリーズ」の他のものを読んだ人には物足りない かもしれない。だが上述のとおり、シリーズの成り立ちを知る上では道標的な作品集 ではないかと思う。 ドラマ化には不満がある。柴○コウは嫌いじゃないが、なんでちゃんと原作通りの 配役をしないんだ?!…無駄な恋愛関係とか不要。おそらくは、このドラマが当たったら 「容疑者X」の映画化とか目論んでるんじゃないだろうか?…このパターン、最近 多すぎ。そうそう踊らされてたまるか! でも福山=湯川は合ってる気はする(苦笑)(CM版の、眼鏡を持ち上げる仕草は 作りすぎな感もあるが…ドラマでも続けるのだろうか?) | ||||
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今まで東野さんの長編を読んできて、今回は初めての短編。 うーん、ものたりないです。 化学的な仕掛けが盛り沢山ですが、理解できなくて、私には視覚的なイメージが湧かなかった。だから、パッとしない。だから、スッキリしない。 これがドラマになるというから驚きだが、主役にはぜひ上田馬ノ助をチョイスして欲しい。 | ||||
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草薙刑事と湯川助教授のコンビが主役で、この二人の事件トリック解明に向けての対話は軽いコメディタッチでもあり、物理学の難しそうな見解にも抵抗感を薄めさせてくれます。 東野氏が理系出身であるためでしょう。物理の話はとても詳しいです。 インスタントコーヒーの知識まで詳しい、という点は少し驚かされ、思わず笑みがもれてしまいます。 短編集でもある点から、シリーズ物にしてもいいような気がしますが、マンネリ化させずに次々といろいろな分野に踏み込んだ作品を描き続ける著者の姿勢は、創作家としての挑戦心も感じられます。 | ||||
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突然の発火事件、池で見つかったデスマスク、死体についた謎のあざ、海水浴場で起こった謎の爆発、容疑者のアリバイを証言したのは、幽体離脱の少年!?謎?オカルト?様々な謎の事件に物理学科助教授が挑む! 5つの短編というか、5つの事件を物理学科助教授が科学的に解決していくというものです。科学的知識のない私にとっては、「へー」、「ほー」、「ふーん」の世界。まったくのうそです、といわれても、全部本当です、といわれても、判断のつかない世界。さらっと読めることは確かで、暇つぶしにはよいかも。すぐ読めてしまうので、読み応えはあまりなし。こういうキャラはどうかなーみたいに、作者が試し書きで作ったような作品群です。長編に期待したいです。 | ||||
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不可解な事件を、天才物理学者・湯川学が解き明かしていくという短編ミステリー集です。 解決の糸口不明、捜査は行き詰まり・・という状況からの逆転劇は痛快であるのですが、何分にもその方法が一般生活者の知識・常識と一線を画しております。科学やテクノロジーを駆使した解決は「なるほど〜」と思う一方、「知識があるから解決できたのよね」と感じます。文系人間の僻みかもしれませんが。(笑) 短編集であるために余計に感じるのだと思いますが、各登場人物たちがなぜ犯罪を犯さなければならなかったのか、心理状態に深みがない気がします。犯罪者の心の闇が曖昧というか。その分を、科学的解決法に費やされている気がします。殺人を犯す順序に思いを馳せると、この本にある順序ではないと思うのです。「殺人を遂行できる道具があるから殺す」ではなく「どうしても殺したい、どうするか」の方が、人間として自然じゃないかと。 この辺りの違和感は、科学を出発点にしたミステリーだったためでしょうか。「科学はすごい!」と思うのですが、礼賛はできなものだという読後感。科学は、それに傾倒して悪用すると殺人兵器になるという警鐘を鳴らすという意図で書かれたならば、一定の意義がありそうな一冊です。筆者の意図はそうではないかもしれませんが。 | ||||
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現代のハイテクを犯罪にからめてストーリー展開していくアイディアは面白いと思いますが、なにせ出てくるハイテクが普段の生活に馴染みの薄いもので、種明かしされても、ふぅーん、程度の感想しか出てこないんですよね。。。 | ||||
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頭を使わずに読むなら非常に読みやすいと思います。主人公2人の掛け合いも絶妙で、互いの個性がうまく表現されていて面白いです。 しかし、トリックが子供だましというか、ずいぶん都合のいい話だなあと思うのは私が理系だからでしょうか。殺人およびその隠蔽の手段として用いるにはどれも不確実すぎるように思います。トリックの検証実験も、天才科学者とはとても思えないくらいにいい加減で、もうちょっと説得力が欲しかったです。 | ||||
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「容疑者Xの献身」(文藝春秋)に登場する物理学者・湯川助教授が活躍する第一作は連作短篇集である。毎回ミステリのトリックが科学を応用したものになっており、教育テレビの番組を見終えたあとのように「科学って面白い」と思う。ただ「容疑者」を先に読んだ者にはトリックにそれほど不可解さや驚きが感じられないかも知れない。短篇という制約があるからだろうけれど、「裏切りの連続」みたいな展開が希薄だからか。全5篇のうち、4篇目を読んでいるときに、でんじろう氏が頭に浮かんできた。あと、湯川氏と名前が似ているために、湯浅弁護士の姿がだぶった。文庫解説によると、著者は佐野史郎をイメージしたらしいけれど。おぎやはぎでもしっくりくるな。 | ||||
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いつも気軽に読んでる私には難しかったです。湯川&草薙コンビは好きです。h | ||||
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どんなに不思議な現象に見えても、必ずそこには起こった理由がある。それを見つけ出そうとする刑事の草薙と、物理学者の湯川。このコンビは絶妙のハーモニーを奏でる。まさに黄金コンビ。数々の事件を科学的に解明していく様子はとても面白い。草薙と湯川。できればずっとこのコンビの活躍が続いてくれるといいのだが。楽しめた1冊だった。 | ||||
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著者の作品は「白夜」とか「トキオ」など傑作長編を読んできましたが、本作はこれらの長編とは趣の異なる、軽い読み心地の連作短編集です。 刑事が、ガリレオと呼ぶ科学者の知恵を借りて、不可思議な事件を解決するストーリーです。 疲れたときに、軽く読書に浸りたいときにお勧めの一冊です。 | ||||
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ガリレオさんは知識と分析力が多い、まさに天才。一方、刑事はろくに捜査しないで困ったらすぐにガリレオさんに助けを求める。「もっと仕事しろよ」と思わず突っ込みたくなる。現実世界なら普通なら成立しないコンビだが、この小説ではそこそこのいい関係。ほんとに短編TVシリーズにでいけそうな気がする。 | ||||
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警視庁捜査1課草薙刑事と帝都大学湯川助教授のコンビが不可思議な事件を絶妙なチームワークで解決、謎解きをしていく短編5編の作品。複雑なプロットで構成される最近のミステリーに慣れてしまっていると若干物足りなさが残るような気がします。・・・・が、この短編作品群は著者が湯川助教授を俳優の佐野史郎さんをイメージしたというだけあって、とても映像的なのです。これはテレビの1話完結形式のドラマ仕立てにすれば映える作品群ではないでしょうか。それにしてもこの湯川助教授と草薙刑事のやりとりの雰囲気はどこかで似たようなコンビがなかったっけ???、と思ったらそうなのです、夢枕漠さんの『陰陽師』の安倍晴明(=湯川助教授)・源博雅(=草薙刑事)コンビの現代版を想像してし!まったのは私だけでしょうか? | ||||
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