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赤い指
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赤い指の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 41~60 3/4ページ
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ストーリーは比較的淡々と進んで行き、面白いと思ったが 進行がミステリーを普段読みなれている人には先が簡単に 予想できる内容だと感じました。 | ||||
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『容疑者…』を読んでから、 この作品を読むと「☆3つ」ってことになっちゃうかな^^; 「泣ける」作品ではあるものの、 自分が不得意(?)な「問題を抱えた家族、そして少年」ってのがキツかったかも^^; | ||||
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お世辞にも秀作とは言えない出来。加賀刑事の天才的な推察力は依然として健在だが犯人の愚かさや稚拙な行動には東野氏らしい新しい試みは見受けられない。テーマは家族愛といったところか。もしくは自己中による家族の崩壊か。老人問題、少年犯罪、幼女趣味など現代の問題を捉えてはいるがいづれも深く切り込んではいない。ラストはそれなりの意表をつくがそれでも読者への説得力に欠け、お涙ちょうだいの他愛もない結末になってしまっている。 文章は読みやすく、量も少なめで二日半で読めた。でも欲求不満。 この程度の犯罪なら加賀刑事を出さなくても科学捜査で犯人を特定できただろう。加賀を出したのはむしろ自供までのプロセスを演出したかったのだろうがそれには成功していない。もうひとひねりふたひねり欲しかった。 | ||||
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ええっ、これが東野作品なの?途中、読んでいてなんか切れのないミステリーだなあと思っていた。作品的には最後にはとんでもないどんでん返しがなければ、納得できないぞと思って読んでいた。それはなかった。小品という感じですね。残念。 | ||||
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登場人物をきわめて限定した物語で、東野圭吾の作品の中でも展開の速さが光る作品といえる。 ただし、ストーリーがわかりやすく、どうしても土曜ワイド劇場、火曜サスペンス的な色合いが濃く、本格志向の読者には少し物足りなさを感じるかも知れない。 | ||||
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ワタシは東野作品は二冊目です。もう一冊は途中なので、東野作品についての知識があるわけではありません。 評価自体は好みに左右されると思いますので、ご了承を。 ミステリーとしてはその辺がお好きな方には、物足りなさを感じると思います。 しかし、まさに現代の家族の歪みといったものを題材としているので、重く、考えさせられる内容になっていると思います。 割とあっさりと読み進められましたし、展開も速い。 「赤い指」の理由が、もうひとつ釈然とせず、心に響いてこないのが残念。 弱弱しい老女が、家族との諍いの中で選んだ「生きる道」とは。 そして、その愚かな優しさに付け入る家族たち。 人間の尊厳とは? 家族とは? フィクションでありながら、あり得る可能性のある話だけに心が痛む。 | ||||
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最初から最後まで、かなり登場人物(親子3人)のキャラクターに苛立ちました。 それほど小説にのめりこんで、一気に読んだということでもあるけれど。 でも、イマイチ、焦点が絞りきれていない印象。 期待したほどの東野作品ではなかった気がする。 タイトルというか、オチは、どうもこじつけすぎで無理があると思う。ちょっと作りすぎて、リアリティが却って損なわれている。それでも読んで損はなかった。 加賀刑事、クールでかっこよすぎっ! | ||||
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自宅で家族のひとりが犯してしまった犯罪を隠す為に、一家そろってあらゆる手段で 素人ながらに必死に証拠隠滅を企てる話。というと、夏樹静子さんの「Wの悲劇」とか 林真理子さんの「聖家族のランチ」なども同系統のお話なのですが、この話がいちばん 悲しい。捜査の手が伸びてきた時に家長とその妻が選んだ最後の手段が酷すぎて 読んでいて腹がたったくらい。犯人には同情の余地無いし。 しかし、こういう「平凡」な家族、近所のどこにでもいそうで、そこが不気味でした。 ミステリーとしてはどんでん返し、複雑な伏線などは特にないので少し物足りないのは事実。 最後の選択、後味はけして悪くなかったのだけど、あとに何も残らなかった。 | ||||
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前原昭夫は、妻からの緊迫した電話を受けすぐに会社から帰宅する。家の庭には 女の子の死体が横たわっていた。中学生の息子直巳の仕業だと知った彼と妻は、 息子を警察の手に渡さないための、究極の方法を思いつく。 息子の犯罪を、夫婦二人で隠そうとする。だが、その方法は人として決して やってはいけないことだった。親というのは、身勝手だと思っても子供の望む ことを受け入れてしまうものなのか。昭夫は直巳の父親であると同時に、同居する 政恵の息子でもあるのだが・・・。見事なまでにバラバラな家族関係。同じ家に 住んでいても、みな孤独だったに違いない。ほんの少し、お互いがお互いを思い やる気持ちを持っていたなら、こんな悲劇は起こらなかったと思う。痴呆、介護 などの問題も含んでいて、現代社会のひずみを垣間見るような作品だった。 | ||||
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容疑者Xほどではないが、厚くもないし、サラッと読めるという点ではよかった。 筋についてはここでは書けないが、やはりラストはちょっとムリがあるような気がする。 「そんなんアるかいな?」て。 でも、まあまあ楽しめたズラよ。 | ||||
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最近、証拠隠滅もの多いですね。読み始めの事件発生間際はワクワク感がありましたが、途中はダラダラで聊か疲れました。最後のドンデン返しはカンの良い方なら見抜けるでしょう。前作のほうが好きです。 | ||||
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現代社会の問題点を反映させた良い作品だと思う。 けど、僕は東野圭吾にこういう作品を期待していない。 同じような人は多いのではないだろうか? 著者の枠に囚われない意欲的な作品は大好きだが、 この作品は別に東野圭吾じゃなくてもいいじゃないかと言いたくなる。 微妙に保たれていた作家の志向と読者のニーズの距離が乖離しはじめたのでは、と感じてしまった。 | ||||
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どこに視点を置いて読むかで、感想が変わると思う。少年犯罪か、老人介護問題か、家族のあり方か・・・。 いろいろ盛り込んであるからか、人間ドラマとしては中途半端で、ミステリーとしては食い足りない。 物語の中心になる家族(父・母・息子)の三人が、ほんっとに馬鹿で嫌なやつらで、読んでて具合が悪くなるくらい。いらいらするよ。でもこれをリアリティというのか。 筋運びも犯罪を犯した側の視点から描かれ、それがどう暴かれていくのか、というかたちなので、ハラハラするというか、じれるというか、とにかくすごーくストレスを感じる! ラストの父の行動は、よく考えると「うーん、そうするかなー人間だもの」と思えるけど、小説としては安易すぎてえーっと思ってしまう。 加賀刑事のサイドエピソードは、物語にもテーマにもうまく花を添えていて、そこはさすが東野圭吾、演出するぜ、っ感じ。 | ||||
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幼女を殺した息子をかばおうとした父母。痴呆の祖母に罪をきせようとした父母の計画は祖母のある行動で崩壊する。 読みやすい作品でしたし悪くはないと思いますが、東野作品にしては結末が平凡かなと感じました。 | ||||
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前半の加害者家族のやり取りは読むのも辛い殺伐とした展開で、読みづらいが後半物語りは流れ始め、物語の核心も見えて隠れして面白くなってくる。 しかしこの小説の終わり方には賛否両論分かれるところだ。 個人的には加賀刑事の視点で本作を読み解くと見事に作者の意図が理解でき、そういった意味で、加賀刑事と家族の物語として見事に完成された良作といえると思う。 | ||||
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はっきりいって、オレとしてはちょっと苦手なテーマ。 少年犯罪物は、する方も、される方も「つらさ」だけが残る。 実際、当事者になったら自分はどうするんだろうなぁ? なんて考えると、答えがでないまま数日悶々としてしまう。 この本の少年は、自分が何をしたのかを判断できないまま、自己逃避に入ってしまう。またそれを隠してしまう親。 なさそうで、ありそうな話です。 それにしても、祖母にはがっかり… | ||||
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結末は凄い。 が、全体的に見るとずば抜けて面白いというわけではない。特にこの本をミステリ小説と思って読んだ方はそう思うだろう。ミステリという観点で読むのであれば、前作「容疑者Xの献身」のほうが面白い。要するにこの作品は、現代人の抱えている家庭問題、青少年の非行について書いた小説なのである。 殺人を犯した息子に対して、息子を殺人者にさせたくないがために事件を隠蔽すべきだという母と、息子を更生させるために警察に通報すべきだという父の感情のぶつかり合いには何か切なさを感じる。また、加賀刑事の前原家への思いやりには心打たれる。 | ||||
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ラストは好きですが、最初の方が読みにくかったです。 刑事の視点→サラリーマンの母親の話ときて、その後に事件が発生しますが、私には唐突に感じられ、 息子の事などは、回想場面でなく、リアルタイムな描写の方がすんなり読めたという気がしてしまいました。 題材が重いのも、あまり好みではないのですが、作品の出来は良いと思うので、☆は1つプラスして3つにしました。 | ||||
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一気に読めます。でも,それは「おもしろいから」というより,「軽い」から。もっと書きたいことあったんじゃないかなぁって思ってしまうくらい,性急にラストまで言ってしまいます。東野圭吾であれば,このテーマならもっと密度の濃い作品が書けたのではないでしょうか。僕はまだ,老いていく人たちの気持ちは分かりませんが,この作品の設定はやや無理があるんじゃないのかなぁ。もっとこのテーマに鋭く迫る東野作品を読みたい! | ||||
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もったいないと思いながらも、一気に読んでしまいました。日々の生活環境の中で、まさに他人事に思えない事象でした。が、物語の締めくくりとしてはちょっと非現実的。こんなことはありえないだろうなと思ってしまいました。あこがれとか理想とか、幸福とか平和とか、人は思い描いてしまいますが、昨今の事件のように、実際は様々な思いが様々な情景を作り上げてしまう。そんな姿を代弁するような小説でした。 | ||||
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