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(短編集)
嘘をもうひとつだけ
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嘘をもうひとつだけの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 21~40 2/3ページ
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この評価は収録されている中の1つ「狂った計算」についてのみです。 これはすごい意外な結末だったと思います。 なんでも見透かしたような加賀でさえもスカされてしまうくらい。 東野さんの作品は何個も読んでますが、この作品が短編ですけど もっとも予想だにしない結末だし、それでいて無理矢理感も不快な感じも無い とてもいい作品だったと思います。 まぁ他の作品は「最初から怪しいと思ってましたよ」みたいな金田一ばりの 推理で加賀が解決してしまうもので、そのトリックもまぁまぁという感じです。 短編ですが全話ともよくまとまっていて手軽に読めていいと思います。 無駄に長い作品が多いんで、これくらい短いのがもうちょっとあってもいいのかなと。 | ||||
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深刻なミステリーではなく、すっきりと気楽に頭の体操になる作品でした、 | ||||
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価格からほとんど期待をしていなかったが、きれいな商品で驚きました! | ||||
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コメントを入れないと評価できないのは、とても残念です。 特にコメントは無くても、とても満足していても、コメントが面倒で、 評価できないことがよくあります。 | ||||
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加賀恭一郎が登場し活躍する短篇集。 東野圭吾さんの力量が発揮されていると感じる。 短篇故に長編に慣れている読者にとっては 事件が単調に思えるかもしれないが。 刑事コロンボや古畑任三郎のような感じだと思う。 犯人と直接対峙する形式ばかりの話しが5つ。 第二の希望(娘が体操選手で五輪を目指す話)で 愛人の毛利の死亡推定時刻を特定するのに ニシンの煮付けが出てくるのだけど、これは確か 白夜行でも出てきたのでちょっと驚いた。 読んでいて何処かで既視感があったのはこのためか。 他の東野圭吾さんの作品を多く読んでいる方は 他作品に登場した似たものに気づくかもしれない。 | ||||
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東野圭吾さんの作品は40作品以上読んでいますが、 この作品は短編ではありますが、ベスト10に入るくらいおもしろかったです。 5つの話どれも外れはなく、これらのうちの2作品が、 後の『容疑者Xの献身』『聖女の救済』の湯川学シリーズにつながったと 個人的に想像します。 最後の作品の『友の助言』ですが、 妻が夫を殺害しようとするその方法が、聖女の救済に発展したと思います。 また4つめの『狂った計算』では 妻が愛人と共謀して夫を殺害しようとするのですが、 なぜか同じ日に愛人と夫の両方がいなくなってしまいます。 その展開と真相までの究明は絶妙です。 一人は顔がつぶれて死んだのですが、 これは容疑者Xの献身のヒントになったと思います。 その他の作品もどれも一捻りがあり、 短編ですが、おススメしたい作品です。 | ||||
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加賀恭一郎シリーズ の短編集。 嘘をもうひとつだけ 冷たい灼熱 第二の希望 狂った計算 友の助言 5作品を収蔵。 女性の犯罪を扱っているものが多いかも。 刑事の描写よりも,犯罪者の描写が詳しい。 | ||||
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とても面白かったです♪ 推理小説って正直あまり 読まないんですが,すごく 読みやすくて入り込みやすい(^o^) 短編集っていうのが良い!! | ||||
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個人的には十分に楽しめました! 短編だから通勤中に読むのにちょうど良く、シリーズのファンでもありますので。 表題作である『嘘をもうひとつだけ』には、シリーズ第2弾『眠りの森』を読んでいる人なら、 思わずハッとするセリフが出てきて、加賀ファンには嬉しい要素です。 さて、レビューのタイトルそのままですが・・・ 「加賀恭一郎」シリーズのファン向けの短編集、と言えると思います。 なので、初めて東野さんを読もうと考えている方が、「短編集だから、初めてにはちょうど良いだろう」 という形で手に取るのには向かないと思います。 それならば、評価の高い有名どころの長編を読むことを、おすすめします。 また、シリーズ6番目の作品ということもあり、シリーズ初めての作品として読むのにもあまり向かないと思われます。 文庫化されていないのも含めると今のところ9作品あるシリーズですが、基本的には順不同でも、さほど問題なく読めます。 でも、やっぱり初めて読むなら、シリーズの長編作品を選ぶと良いと思います。 個人的なおすすめは、『眠りの森』『赤い指』あたりです。 | ||||
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加賀刑事シリーズでしたが、いつも通りサクサク読めて読みやすかったです。加賀デカはさも現場にいたような推理を連発するので、さすがにここまでは。。と思うところも少しだけありますが、ラストはいつもさすが東野さんっ!と思います。 | ||||
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読み始めはちょっと不倫ぽいなって思いましたが、読んでいくうちにだんだん不倫とかけ離れた内容になって行き、最後にはどんでん返しが来ると言う内容でした。面白かったですよ。 | ||||
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加賀恭一郎が登場する5作の短編集。短編集としては新参者の方が格段に良かったが、これも楽しめた。特に「狂った計算」にぐっときた。私も実家は九州の田舎だ。田舎出の亭主関白な男は、どうしても素直に表現できない。染みついた関白ぶりを発揮してしまう。そういうものであって、何ら悪気もない。たぶん夫の母親も、そういう風に立ち働いてきたのだろう。「仕事を残しておいた」というのは嫌みではない。文体が主人公の女性の独白として書かれているため、そのように写ってしまったとも読み取れる。田舎出の亭主関白な男は、独りよがりな愛情に陥る。ましてや、東京育ちの女性には理解しがたい。このギャップは相当に大きく、歩み寄りがないままであれば、決定的な溝になっていく。この作品は、単なる男女の愛憎劇ではない。どうしても分かり合えない文化の違いが底流にある。田舎の雰囲気がよくわかる故に、作者の描く背景が悲しい。そして、「冷たい灼熱」では、親が娯楽に興じるなか、子供を車中におきざりにする、近年よくみる悲劇を扱う。その背景に、満たされない日常生活、互いを思いきれない夫婦の姿が。「第二の希望」では、“娘のため”との美名の裏に、実現できなかった夢を追い、結局それが"自己愛"でしかなかった母の姿を追う。本質は“自分のため”であったが故、娘を裏切って愛人を作る。そうとは自覚せず、直視せずに。自分を直視できなかった弱さが全ての因であったことに気づく。全てに共通しているのは、結局、利己的な自分を直視できず、不幸が重なりあうというもの。不幸を生む原因は、自分にもあることを見つめられなかった。全て犯人の視点で描かれているが、その主観を排除し、客観視するならそういうことか。それらも包含して物語を綴る、東野圭吾は深い人間観を持っているとあらためて思う。これは作者の力量を知れる良作だ。 | ||||
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嘘は必ず暴かれる。本格的謎解き小説。 登場人物は一人の刑事と容疑者。 捜査によって追いつめられる犯人と刑事のやりとり。 事件のクライマックスのみを切り抜き、短編で描いた作品。 最初から最後まで緊張感に包まれている。 オチにもひとひねりしてあり、良作揃い。 さすがに長編には劣りますが、短編集としてはかなりの良作かと思います。 | ||||
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面白くて、読みやすいけど、パターン化してしまている点が少し・・・。 | ||||
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いままで加賀警部といえば長編もので、 じっくり容疑者たちの背景やトリックを追っていく形式となっていたけれど、 今回は短編ということもあって、エッセンスだけ凝縮したような感じとなっています。 背景をじっくり描けば、この内容で長編もいけるのでは、というものばかりなので どの短編もおもしろく、あっという間に読み終えてしまいました。 「嘘をもうひとつだけ」では、登場人物がバレエ関係者ということもあり、 「眠りの森」以降触れられることのなかった「彼女」とのことも ちらりとかいまみられるような気もしました。(個人的にとっても気になっていましたので) この加賀警部シリーズは、常に加賀さんが一定のポジションにいるのではなく、 作品ごとに彼の人生が進んでいっているのが面白いですね。 (今回の短編の中では特に進展ありませんが) | ||||
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加賀恭一郎シリーズに短編があったことに驚き! 加賀恭一郎というと、「手がかりを小出しにして、じわりじわりと犯人を追い詰める」という印象があったため、短編だと物足りなさを感じるかと思いきや、1つ1つのストーリーがしっかりしており、わりと短時間で読み終わるものの、なかなかの完成度でした。 特に「冷たい灼熱」の、予期していなかったストーリー展開に驚き、「第二の希望」で、ラスト、動機が明らかになった時には胸をしめつけられました。 | ||||
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今回の加賀恭一郎シリーズは5つの短編になっています。それも全て事件が発生した後で始まります犯人も読み進めるうちにすぐわかり誰が?というよりどうやって?なぜ?ということに重点を置いています加賀刑事の犯人を追いつめるシーンは何人も言っているようにあの古畑任三郎を連想しますそして犯人達の犯行動機それらはすべて良くも悪くも何かを守るためだと思いました私のお勧めは 表題作の『嘘をもうひとつだけ』と最後の話である『友の助言』です読みやすく ですが内容の濃い作品だと思いますぜひ。 | ||||
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東野圭吾で読んだことがあるのは全部長編でした。本作品も最初長編だと思って購入しました。少し読んで短編であることがわかった時には、「東野作品の短編は初めてだけど大丈夫かな」とも思いました。が、そんな心配は無用でした。すごく面白かったです。東野先生にそのように思ってしまったことを謝りたいくらいです。 確かに短編ということもあり、長編のように伏線を多く引くことはできません。犯人も正直に言って十割の確率で当たると思います。しかし、最後には「なるほど」「またやられた」と思うことは間違いないです。 加賀恭一郎が出てくる作品が好きな方で、まだ本作品を読んでいないという人はぜひ読んでみてください。きっと気に入ってもらえると思います。 | ||||
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本書に付された帯の説明にあるように、加賀恭一郎は東野作品にしばしば登場する刑事である。自らの感情を表に出すことなく淡々と事件究明に邁進する彼の姿勢に共感するファンも多いに違いない。私が彼の名前を最初に知ったのは、『どちらかが彼女を殺した』という読者自身による犯人当てを企図した作品である。納得するまで調べ上げる執拗な捜査に対して犯人の内心は穏やかでないが、彼の巧みな術中に落ちてしまうケースに読み応えがある。そもそも、彼は「自分の質問が何のために行われているのか」を犯人に予想することを許容させず、どんなに些細な情報であってもその価値を慎重に酌量する能力に長けている。 本書は加賀恭一郎の初の短編集であり、彼の活躍が存分に味わえる作品だ。他のレビュアーが書いているように、本作品からはあの有名な古畑任三郎を想起させる構成であり、「犯人が誰であるのか」ではなく、「犯人がなぜ犯行を行ったのか」という「ホワイダニット=動機」の追及に比重が置かれている。殺人事件を犯した人間には必ず「動機」(それはその本人にとってはきわめて重要なもの)があり、読者もそれが犯行を行うに足る十分なものであるのかを看過しないはずである。そういう意味でも、こうした作風もそれなりの魅力を有しており、東野圭吾作品の奥行きの深さを体感させるものであるのではないか。短編集であってもじっくり読めば、加賀の刑事としての能力だけでなく、男との魅力をも示している(最後の作品「友の助言」)。 とはいえ、各作品における犯行動機はありきたりのものが多く、斬新なものではなかった。率直にいえば、犯行動機それ自体の解明よりも、細かい情報を巧みに積み重ねることから透けてみえている、事件の様相を暴く加賀による捜査能力の凄みへと読者を導きたいのかもしれない。私としては思わず震撼するような「動機」を備えた諸作品を期待したが、それは次回作に持越しである。 | ||||
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五篇の短編集であるが、どの作品も、犯罪の動機を描く事に、重点が置かれている。 それらの動機は、かなり特殊なものもあるかと思えば、いかにもありそうな、平凡なものまで、両極端だ。 表題作で、一番前に配置されている「嘘をもうひとつだけ」も味があるが、むしろ、他の作品の方が、味わい深い。 特に、二番目に配置されている「冷たい灼熱」は、動機という面では、非常に込み入っていて、大変面白い。 全作品に登場する、加賀刑事は、かなり粘着質で、少々嫌な感じだ。 初期段階で、すべてを見通しているにも関わらず、証拠を小出しに出して、犯人をじわじわと追い詰める。 従って、どの作品も、どろどろとしていて、読後の爽快感は、あまり無い。 しかし、それぞれの作品は、文庫50ページ程度で、すぐに読了出来、犯行の動機に関して、興味をそそられる。 著者の他の作品に比べると、奥行きが深いとは言えないが、それでも、完成度は、かなり高い。 軽いノリで、気軽に楽しむ事が出来る。 ただし、本書では泣けない。 | ||||
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