死の翌朝
評判
死の翌朝の評価:
4.00/5点 レビュー 1件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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死の翌朝の評価:
4.00/5点 レビュー 1件。 - ランク
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探偵ナイジェル・ストレンジウェイズ物の最後の長編。本書の刊行をもって本シリーズの総てが邦訳されたことを愛読者として喜びたい。
アメリカ東部の名門大学に滞在中のナイジェルが遭遇する教授殺害事件。プロットには偶然性が目立ち、トリックも独創的な出来とは言い難いが、個性豊かな大学関係者たちの愛憎関係を生き生きと描き出し、作者晩年の作品でありながらその筆致に衰えは感じられない。
そして犯人の異常な心理を象徴するラストシーンは忘れ難いものとなるだろう。
珍しいナイジェルの色恋沙汰(なんとベッドシーンまであり)や異文化アメリカへの違和感、アイルランド独立問題への少々脱線気味な言及などファンには興味深い内容だが、初めてブレイクを読む向きには、代表作『野獣死すべし』(1938年)や隠れた傑作『死の殻』(1936年)をまずはお勧めする。