秘められた傷
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名探偵:ナイジェル・ストレンジウェイズは登場しない本作。 執筆のための静かな環境を求めて、ほぼ馴染みのないアイルランドに滞在したロンドンの小説家が不可解な事件に巻き込まれるというストーリー。 殺人事件が起きるのは、全体の半分を超えたあたり。 だが、それまでには、主人公が人妻との不倫に溺れる、何者かに部屋を荒らされる、脅迫状が舞い込む、銃撃される、浜辺で車に拘束されて生き埋めにされかかるなど、様々な出来事が起こり、サスペンスは持続されています。 また、アイルランドという独特な風土の世界にひとり放り込まれた主人公の不安や戸惑いも、サスペンスの醸成に貢献していると思います。 登場人物たちは、ヒロインをはじめとしてアイルランド気質に基づく独特な造形がなされており、我々とは異なる文化の中に生きる人物として存在感にあふれています。 犯人が意外かつ説得力があるのは、人間存在に対する深い洞察とこうした巧みな人物造形によるところが大きいと感じました。 ニコラス・ブレイクの最後の長編ではありますが、筆力の衰えをまったく感じさせない力作で、大変楽しめました。 | ||||
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