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誤断
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誤断の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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薬害を隠蔽してきた製薬会社がまた同じような薬害を隠蔽しようとした。一社員に特命で対応しようとしたが、昔のようにうまくいかなかった。社員は会社の正義と社会的正義の狭間で悩み続ける。先が見えなくなったときに考えるべきことは初心に帰れということだ。 | ||||
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評価通りでした。 | ||||
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個々人の生活と、企業の価値と責任。 考えさせられる作品でした。 自分自身、企業の一員です。 この著作の加害者側の立場も…理解、出来る部分もあるのが怖いです。 タイトルの通り誤った判断だと思います。 企業の各々のメンバに悪気が無くても、企業としての行動がおかしくなることがあると思います。 そんな状況を、冷静に、描いた著作だと思います。 堂場氏の他の作品群とは、少し違う味があると思いました。 読んでよかったです。 | ||||
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彼の小説ははじめて読んだが、おもしろかった。他の本も今後注目してみようと思う。 | ||||
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あり得ない設定や展開の馬鹿々々しさに失笑しました。 医療・医薬の世界は慣習にしても法制度にしても特殊な業界です。 題材にするなら作家はしっかり取材し勉強すべきだし、そのあたりは出版社の検証も必要でしょう。 業界の人間からすれば噴飯ものであり、一般の人には業界に対する誤解を与えるもの。 ストーリーや訴えたいものが云々以前に作者・出版社はその点反省すべき作品であると思います。 | ||||
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ストーリーをなぞるだけ読んで、この作品のテーマや登場人物の思考が気持ち悪いと感じた。 逆説的に、その分登場人物が特徴的に描かれているということかもしれないとも思い、それが作者の力量なのだろうとも思った。 エンターテイメント作品であるはずなので、社会とは云々を考えながら読もうとするのならばノンフィクションを読む方がいいと思う。 今までと違うテーマの作品を読めたのは良かった・・・のかな。 | ||||
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いろんな見方ができる作品だと思うが、自分が一番感じたのは「生きる」ことと「活きる」ことの違いだ。 人間は、衣食住がしっかりしていて、ある程度のお金さえあれば、生きていくことはできる。 だがそれだけではいけないのだと、槙田たち登場人物たちを見てそう思った。 「生きて」行くことはとても難しく、奇跡的なことだし、それだけで素晴らしく尊いものだ。 だが、そんなことを思いつつ、ただなんとなく生きているだけでは満足できないのが、人間というものだ。 そこで考えなければいけないのは、自分の人生を充実したものにするのかを、どうすれば自分が「活きた」存在になれるのかを考えることだと思う。 これから社会に出る、出る前の高校生、大学生の人に読んでもらいたい。 | ||||
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小生は薬剤師ですが、薬をテーマにした優れた傑作に出会い、大変に面白く読み、また嬉しく思います。ただこの小説はサスペンスとして書かれたのか、社会派小説として書かれたのか判りませんが、出来れば驚くようなドンデン返しがあればなお面白かったと思います。例えば、裁判で企業側も原告側もズタズタになった後、外国の研究で患者の障碍はこの薬とは全く無関係であったという確証研究が報告されたとか、槙田がユーロ・ヘルスに採用され長原製薬の副社長に命令する立場に立つというような(このような例は実際にあります) 、今一つは、問題の医薬品D07に関しもう少し薬学的・医学的な詳細な記述があったら、さらに面白かったと思います。 なお一つ注文をつけるとすれば、現在は全ての医薬品において許可され発売になった後、市販後調査の結果を役所に届け出ることを義務づけされていますが。著者はこのことを充分理解されていなかったようにも思います。 | ||||
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堂場氏の作品にしては珍しいのではないでしょうか? 刑事モノでも、スポーツモノでもなく、企業モノです。 昨年NHKドラマ「ダークスーツ」というのがありましたが、出足の雰囲気はよく似ています。 けれど、やはり全く別方向に進んで行きました。 途中に敵味方の整理がつきにくいくらいややこしくなり、混じり合います。 さらに隠し玉も出てきます。 それぞのに倫理とは?と考えながら読み進めていくと、当たりハズレのハッキリしている著者の終幕ですが、今回は丸く納めています。 物語として、お勧めしたい一冊ではありますが・・・個々人の好みの問題がありますので、及第点というところでしょうか。 | ||||
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昔の「常識」と今の「常識」は違うんで、40年前の蒸し返し云々部分には違和感を感じないでもなかったですが…。 「現在」に発生した被害を隠すのは問題外と思います。が、金で解決させた40年前の件を再度どうこう言うのはある意味「ルール違反」だとも思うんですよね…。「賠償」として受け取ったなら「口をつぐむ」もその中に入ってるはある意味当然と言いますか…。 その時の被害者はその時の状況で「判断」して示談した訳でしょうから。それを後で蒸し返すのはそれこそその当時の当事者自身の「誤断」であって、蒸し返しが通じるなら「被害者は永遠に加害者にたかる事が出来る」になりそうな感じで…。 ラストも「上手く行った」の印象ですが、満足感を得てるのは槙田と佳織位なモンで、「患者」は「方向性が定まったから満足」とは行かないと思ったりしてしまいました。楽しめはしましたが「すっきり」はしない話でした。 | ||||
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この作品の大きなテーマである、企業の不祥事の隠蔽ですが、いくら業績不振といえ、コンプライアンスの厳正運用が声高に叫ばれる現在、いち大企業がひとりの役員の暴走で、ここまでのことができてしまうとは思えません。企業合併についても、合併相手の業況や諸々の事情まで入念に調べを入れるでしょうから、合併自体が立ち消えになって、この隠蔽工作の動機としても成立しないように思いました。 登場人物の行動や背景の描写は鮮やかで、また文章、構成は丁寧で読みやすく、さらに、主人公の揺れ動くサラリーマン心理については共感させられるものはあったのですが、ストーリの大前提となる企業の不祥事や公害問題について、あまり現実味を感じず、盛り上がりを感じないまま読み終えてしまいました。 | ||||
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