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少女霊異記
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少女霊異記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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久々に、独りよがりな作品を読んでしまいました。設定も謎解き?も意味がわからない共感出来ない。面白くもないし、時間の無駄でした。 | ||||
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霊魂ホラーに始まり、歴史ミステリで幕を閉じるという珍しい作品。 作者久々の猫殺しシーンがある第一話は良かったものの、話数が進みにつれ迷走が始まる。 といっても各話単独で見れば奇妙な点はなく、十分物語りに引き込まれる。 どのお話からも、「わたしが一人で調べて書いたのよ」という作者の声が聞こえ、頼もしい。 『水脈』の作者でもあることは、この際忘れよう。 なお第一話には『古典は源氏物語で懲りた。スズメを生け捕りにする若紫のどこが面白いのか、いまだに解らない。』という箇所があり、わたしは「勇気があるな」とニヤリとしたが、多くの人たちにとってはどうだろう。 また、わたしはこのお話のおかげで『漫画・日本霊異記』(ichida)」を買ってしまったから、『日本現報善悪霊異記』の入門書として良いかもしれない。 | ||||
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この本を読んで、霊異記にはじめて興味を持ちました。 1、2話は、ドラマで言えば登場人物の背景・性格紹介。 ちょっとした謎を解きながら、隠れた真実の探り方を身に着けていく少女のお話です。 最初は、物足りないかもしれませんが、ドラマも第一話から盛り上がるわけではありません。 最後まで読み通してください。 きっと読んで面白かったと思えます。 3話で恋人に巡り合い、4話で怖い経験を共にすることで結びつきが強くなる。 5話は、母親の病、人生が垣間見られ霊異記の作者についても見え隠れしてくる。 6話で、作者の意図を見事に解き明かす。 女性にも、もっと霊異記の魅力を知って欲しいと、書かれているように感じます。 | ||||
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表紙に騙されたという感じ 最初は結構面白いのに段々つまらなくなっていった | ||||
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いくら高樹のぶ子さんの作品だとしても、 このタイトルと表紙では、 日本経済新聞(2014年11月23日)の書評を目にしていなければ、 本書を手に取ることはなかったでしょう。 そして、この書評は褒めすぎです。 日本霊異記を下敷きにして、奈良の地名にまつわる伝奇を軸に、 地名マニア(?)の薬師寺に勤める少女(?)が謎を解いていく(?)6話構成の連作短編集です。 第1話「奇(くす)しき岡本」は、最もミステリー色の濃い作品で、 真相は予想はつくものの、結構面白く読める作品です。 主人公の少女(?)もユニークで、その後の展開を期待して読み進みました。 ところが、だんだん作品の水準が下がっていくのです。 各話に一応謎らしき設定はあるものの、読み終えても「なるほど!」とはなりません。 せいぜい「ああそうですか」「それで?」といったところ。 軽い文体で、地名にまつわる伝奇の類いが長々説明されます。 その雰囲気は、古文か歴史の教師、それも、無理して軽いノリで話すウザイ教師の授業のようです。 あるいは、テレビの「怖い話」「〇〇の謎」といったバラエティー番組の再現ドラマを観ている感じです。 「少女(?)」と書いたのは、薬師寺に勤める20代前半の女性を「少女」と呼ぶべきか疑問があるからです。 そして、根本的な疑問は、これは一体どういう読者層を狙った作品なのかということです。 読み進めている間は、それこそ「少女」ないし20代女性向けの雑誌に連載された、「少女」向けの作品ではないかと思いました。 途中で巻末を見て驚きました。何とあの「文学界」に連載されたもの。混乱してしまいました。 高樹のぶ子さんですから、魅力的な作品世界を一応上手に築いてはいます。 ですが、読み終えて、誰に勧めて良いか分からない、そんな作品です。 | ||||
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地名マニアで、ペットはカラスの「ケイカイ」。 奈良町に住み、薬師寺で働く女性、明日香が、現代に起こる事件の謎に迫るお話です。 昔から地名に興味を持っていた明日香は、 地名をもとに簡単なアドバイスなどをしているうちに、薬師寺の有名人になっていきます。 (最近、土砂崩れが多い地名に「蛇」の字がついていることが多い…というような報道もありましたが、 初出情報によると、この作品は、それよりも早く書かれていたようです!) そして、明日香のもとへ、次々と不思議な事件や人物がおとずれるようになってきます。 短篇が六篇収録されていますが、いじめを扱った「飛鳥寺の鬼」と、 明日香の母親の病気を予言する人物が現れる「夢をほどく法師」には特にどきりとしました。 これらの事件を、明日香は景戒法師がまとめた説話集「日本霊異記」から読み解いていきます。 最後に解かれる謎は、古代史に興味がある人にはたまらない「称徳天皇と道鏡のスキャンダル」 明日香は、「日本霊異記」から作者の景戒法師の声ならぬ声を聞き、この事件の真実を見抜きます。 過去から学ぶとは、どういうことなのか。 軽い読み口ながらも、この本から得ることはとても多かったです。 | ||||
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少女霊異記とありますが、主人公は「少女」の範囲内の年齢だったかしら?恋人が出来て、あれよあれよとベッドインして・・・。少女じゃないと思います。最初の話の少年は、ゆ・・・なのに、ペットボトルのお茶を猫に投げつけることが出来るのか?とか、結局、少年はお母さんと・・・だったの?お母さんは、誰が手をかけたの?と、消化不良なところが各編に結構あって、分かりにくかったです。まあ、地名の由来には興味を持ちましたが。図書館で借りたほうがいいと思います。 | ||||
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腹がたった。これほど劣悪な学園小説は久しぶりだ。 高樹のぶ子氏の小説だし、まあ面白くはなくとも、最低限の質は供えているだろうと思い読みはじめた。 でもすぐにがっかりした。あまりにひどく、いいと思える点が一つもない。 まず、話しがムチャクチャである。 学校でいじめが起こり、教師がそれに悩まされる、という話があるのだが、 いじめが起こる理由がいくら何でもひどすぎ、そのため、いじめっ子もいじめられっ子も狂人にしか見えない。 この話は読むのが苦痛レベルのつまらなさだった。読者をなめてる。 ほかの短編も全部ひどい。ゴミレベルだ。 それから、霊異記ということなので、幻想的な話かと思いきや、全くそうではない。学園小説のノリだ。 しかも、著者は霊異記を読んでないんじゃないの? 書くために、ペラペラめくった程度なんじゃないの? というくらいに、霊異記のからませ方が雑で浅い。 こんなにひどい小説は久しぶりだ。 若い読者なら、このくらいの話で面白いと思うだろう、とでも思ったのか。 二度とこの作者の小説を読みたくない、というレベルだった。 『トモスイ』を書いた人? と思い、名前を見返してしまった。 絶対に買うべきでない。 本を全然読まない若年層にとっても酷い話だし、ある程度読んでる人にはもっとな駄作である。 | ||||
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