双頭の悪魔

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

双頭の悪魔の評価:

3.93/5点 レビュー 98件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.93pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全86件 1〜20 1/5ページ
No.86
(5pt)

もうひとつの新しいロジックが組み込まれています

有栖川有栖の第1作である『月光ゲーム』が作者28歳。第2作である『孤島パズル』が作者29歳。そして本作は32歳の時の作品です。ここまでの作品は各々完結していますが、時系列的になっていて次の作品に影響を残す作風になっています。この作品では、『孤島パズル』で相当のショックを受けてしまったマリアがいなくなってしまったことからスタートします。

この作品もエラリー・クイーンの影響を受けていて、クローズド・サークル物で「国名シリーズ」に倣って「読者への挑戦」が挿入されています。そして本作では、もうひとつの新しいロジックが組み込まれています。

江神・望月・織田・アリス・マリアこの5人の化学反応が有栖川有栖作品の心臓部と思える楽しさを作品に加えてくれています。学生時代に帰ったような気持ちにさせてくれとともに、どこか島田荘司の作品の御手洗と石岡くんの横浜時代の会話の楽しさを思い出させてくれます。

有栖川有栖の作品で最も評価されている作品のひとつで絶対に読み逃しできない一冊です。
双頭の悪魔 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (創元推理文庫)より
4488414036
No.85
(5pt)

秀作

『月光ゲーム』から『捜査線上の夕映え』、『狩人の悪夢』とイレギュラーな流れで読んだ『双頭の悪魔』。これは掛け値なしに面白かった。豪雨のために橋が流され分断された二つの村を「双頭」と暗喩したり、逆立ちをする舞踏家の足影を「双頭」(のような)と描写したり、タイトルに含みがある。小さな謎が連鎖のように膨らんでいき、点と線が繋がって、最後の最後まで飽きさせない。数多くの登場人物を混乱もなく書き分けて、性格も行動も矛盾なく読ませるのは相当の力。発刊が1999年で、ネットが普及する前の小道具が伏線で使われていたり、古さを感じる部分もあるが、それも四国の山奥(のそのまた奥深く)ということで気にならない。犯人は途中でピンときた。シリーズを逆行するが、これなら『孤島パズル』も読んでみようかと思わせる秀作。
双頭の悪魔 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (創元推理文庫)より
4488414036
No.84
(5pt)

秀作

『月光ゲーム』から『捜査線上の夕映え』、『狩人の悪夢』とイレギュラーな流れで読んだ『双頭の悪魔』。これは掛け値なしに面白かった。豪雨のために橋が流され分断された二つの村を「双頭」と暗喩したり、逆立ちをする舞踏家の足影を「双頭」(のような)と描写したり、タイトルに含みがある。小さな謎が連鎖のように膨らんでいき、点と線が繋がって、最後の最後まで飽きさせない。数多くの登場人物を混乱もなく書き分けて、性格も行動も矛盾なく読ませるのは相当の力。発刊が1999年で、ネットが普及する前の小道具が伏線で使われていたり、古さを感じる部分もあるが、それも四国の山奥(のそのまた奥深く)ということで気にならない。犯人は途中でピンときた。シリーズを逆行するが、これなら『孤島パズル』も読んでみようかと思わせる秀作。
双頭の悪魔 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (黄金の13)より
4488012469
No.83
(5pt)

傑作

細かいところを忘れていて再読。
雰囲気や読みやすさ、驚き、最高。
双頭の悪魔 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (創元推理文庫)より
4488414036
No.82
(5pt)

傑作

細かいところを忘れていて再読。
雰囲気や読みやすさ、驚き、最高。
双頭の悪魔 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (黄金の13)より
4488012469
No.81
(5pt)

★★★★★

★★★★★
双頭の悪魔 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (創元推理文庫)より
4488414036
No.80
(5pt)

★★★★★

★★★★★
双頭の悪魔 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (黄金の13)より
4488012469
No.79
(4pt)

面白いけど納得はしていない(恐らく理解不足)

「月光ゲーム」「孤島パズル」に続いて江神シリーズ3作目を読んだ流れです。
シリーズ通して読むほどには登場人物や著者に好意を抱いていますし、読んでて「どういう事だ?」とか「なんだって!」など思う箇所がいくつもあり、楽しく読めました。
醍醐味である「読者への挑戦」が来ると一旦本を閉じ、誰が犯人なのか黙考したものです。
それ故に、真相が明らかになった時に「本当にそれで犯人特定できるか?」「別の可能性あるくない?」など負け惜しみかも知れませんが、「確かにこの人しかありえないわ!」という完全に腑に落ちるまでは納得しきれなかったのが正直な所でした。
犯行に及ぶまでの経緯とかも少しご都合主義に思う節もあり、シリーズ最高傑作と言われているようですが私の中では孤島パズルの方が面白かったですね。
双頭の悪魔 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (創元推理文庫)より
4488414036
No.78
(4pt)

面白いけど納得はしていない(恐らく理解不足)

「月光ゲーム」「孤島パズル」に続いて江神シリーズ3作目を読んだ流れです。
シリーズ通して読むほどには登場人物や著者に好意を抱いていますし、読んでて「どういう事だ?」とか「なんだって!」など思う箇所がいくつもあり、楽しく読めました。
醍醐味である「読者への挑戦」が来ると一旦本を閉じ、誰が犯人なのか黙考したものです。
それ故に、真相が明らかになった時に「本当にそれで犯人特定できるか?」「別の可能性あるくない?」など負け惜しみかも知れませんが、「確かにこの人しかありえないわ!」という完全に腑に落ちるまでは納得しきれなかったのが正直な所でした。
犯行に及ぶまでの経緯とかも少しご都合主義に思う節もあり、シリーズ最高傑作と言われているようですが私の中では孤島パズルの方が面白かったですね。
双頭の悪魔 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (黄金の13)より
4488012469
No.77
(5pt)

著者の代表作、と言われるだけのことはありますね。

ミステリなのでネタバレのないよう
レビューします

著者の代表作、と言われる作品で
このミス Best of Best でも
10周年版、20周年版ともにランクインしてました。

推理小説として面白いです。

シリーズ3作目ですが、この作品から読んでも
大丈夫ですし、面白さや登場人物の理解しやすさから
考えると本作から入るのがベストかもしれません。

というのも、1作目は登場人物が多すぎて
誰が犯人かを考える以前に、誰が誰だかわからないです。

本作では、主人公側のレギュラーメンバーが
しっかり分かる形で語られているし、容疑者となる
登場人物も、わかりやすい形で描かれているので
すんなり読めるかと思います。

個人的にちょっと・・と思った
私の感想としては2つあります。

1つ目は、これは1作目からなのですが
語り部である主人公(有栖川有栖)が、好きになれない点です。
著者としては大学生の青臭く、ちょっと生意気に描こうとしたのかもしれませんが
読んでて不快になります。

読者が、”この主人公はいい奴だ”といった好意を抱くような行動がない。
一方、話しているときは先輩にさん付けするのに、
心のなかでは(=地の文では)呼び捨てするとか。
*江神さん、以外

今作ではないのですが、前作では発言もKYだったりするので
相変わらず好きになれませんでした。

2つ目は、今作からもうひとりの語り部となったヒロイン(マリア)の
理解し難い行動です。これは他のレビュアの方も書いてましたが、
なぜ芸術家村への滞在を望んだのか、そして許されたのかは語られません。
これは、「本作の最後に事件の謎と関連して明かされるのかな?」と期待してたのですが
そういうわけでもなかったです。
期待して読むと肩透かしになるので、事前に心したほうが良いかと思います。

このヒロインは全般的に、表面的には良い子なのですが、根本的なところで
わがままぶりがひどいです。一応、前作の事件と関連してそうな言及がありますが
前作知ってても、納得できるほどではないです。

まあ、このことを良心的に解釈すると
”作者がこのヒロインを物語の舞台に引き込むための方便”なのかと思いますが、
もうちょっとマシな理由を考えてあげないと
「表面的にはぶりっ子だけど、すごくわがまま」という最悪なヒロインに思えてしまいます。

おまけにこのヒロインも
話しているときは相手にさん付けするのに、
心のなかでは(=地の文では)呼び捨てする。
*江神さん、以外

著者が意図した演出だとしたら
読者が感情移入して読む、この二人の語り手を好きにはなれないし
読んでいて不快感がずっとあった。

そんなわけで、私は
主人公およびヒロインのどちらも好きになれなかったので
二人の淡い青春描写などは心惹かれるものではありませんでした。
双頭の悪魔 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (創元推理文庫)より
4488414036
No.76
(5pt)

著者の代表作、と言われるだけのことはありますね。

ミステリなのでネタバレのないよう
レビューします

著者の代表作、と言われる作品で
このミス Best of Best でも
10周年版、20周年版ともにランクインしてました。

推理小説として面白いです。

シリーズ3作目ですが、この作品から読んでも
大丈夫ですし、面白さや登場人物の理解しやすさから
考えると本作から入るのがベストかもしれません。

というのも、1作目は登場人物が多すぎて
誰が犯人かを考える以前に、誰が誰だかわからないです。

本作では、主人公側のレギュラーメンバーが
しっかり分かる形で語られているし、容疑者となる
登場人物も、わかりやすい形で描かれているので
すんなり読めるかと思います。

個人的にちょっと・・と思った
私の感想としては2つあります。

1つ目は、これは1作目からなのですが
語り部である主人公(有栖川有栖)が、好きになれない点です。
著者としては大学生の青臭く、ちょっと生意気に描こうとしたのかもしれませんが
読んでて不快になります。

読者が、”この主人公はいい奴だ”といった好意を抱くような行動がない。
一方、話しているときは先輩にさん付けするのに、
心のなかでは(=地の文では)呼び捨てするとか。
*江神さん、以外

今作ではないのですが、前作では発言もKYだったりするので
相変わらず好きになれませんでした。

2つ目は、今作からもうひとりの語り部となったヒロイン(マリア)の
理解し難い行動です。これは他のレビュアの方も書いてましたが、
なぜ芸術家村への滞在を望んだのか、そして許されたのかは語られません。
これは、「本作の最後に事件の謎と関連して明かされるのかな?」と期待してたのですが
そういうわけでもなかったです。
期待して読むと肩透かしになるので、事前に心したほうが良いかと思います。

このヒロインは全般的に、表面的には良い子なのですが、根本的なところで
わがままぶりがひどいです。一応、前作の事件と関連してそうな言及がありますが
前作知ってても、納得できるほどではないです。

まあ、このことを良心的に解釈すると
”作者がこのヒロインを物語の舞台に引き込むための方便”なのかと思いますが、
もうちょっとマシな理由を考えてあげないと
「表面的にはぶりっ子だけど、すごくわがまま」という最悪なヒロインに思えてしまいます。

おまけにこのヒロインも
話しているときは相手にさん付けするのに、
心のなかでは(=地の文では)呼び捨てする。
*江神さん、以外

著者が意図した演出だとしたら
読者が感情移入して読む、この二人の語り手を好きにはなれないし
読んでいて不快感がずっとあった。

そんなわけで、私は
主人公およびヒロインのどちらも好きになれなかったので
二人の淡い青春描写などは心惹かれるものではありませんでした。
双頭の悪魔 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (黄金の13)より
4488012469
No.75
(5pt)

名作本格推理小説

学生アリスシリーズ三冊目。前作よりボリュームも読後の満足感もアップ。
橋の落下により分断された江神たち・アリスたちがそれぞれ殺人事件に巻きこまれていく。

〜以下、ネタバレを含む〜
読者への挑戦状が複数回はさまるという贅沢な造りになっているのもいい。このタイトルがまた秀逸だ。
こんなことを書くと野暮になってしまうが、人間関係・血縁関係が絡みあっている田舎の狭い地域では交換殺人がそもそも成立しないような気もした(本来の交換殺人は全く接点のない人同士でおこなうものでは?)。
双頭の悪魔 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (創元推理文庫)より
4488414036
No.74
(5pt)

名作本格推理小説

学生アリスシリーズ三冊目。前作よりボリュームも読後の満足感もアップ。
橋の落下により分断された江神たち・アリスたちがそれぞれ殺人事件に巻きこまれていく。

〜以下、ネタバレを含む〜
読者への挑戦状が複数回はさまるという贅沢な造りになっているのもいい。このタイトルがまた秀逸だ。
こんなことを書くと野暮になってしまうが、人間関係・血縁関係が絡みあっている田舎の狭い地域では交換殺人がそもそも成立しないような気もした(本来の交換殺人は全く接点のない人同士でおこなうものでは?)。
双頭の悪魔 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (黄金の13)より
4488012469
No.73
(4pt)

再読したい

かなり深かった。
双頭の悪魔 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (創元推理文庫)より
4488414036
No.72
(4pt)

再読したい

かなり深かった。
双頭の悪魔 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (黄金の13)より
4488012469
No.71
(5pt)

作者の小説を初めて読みました。

作者の小説を初めて読みました。

勝手に著者名でファンタジー小説なのだと勘違いして、

ミステリー作家だとは思っていませんでした・・・。

自分の思い込みにあきれるやら、笑えるやらで情けない気持ちです・・・。

知り合いから「これ面白いよ」っていただいた本がこちらです。

面白く、読みやすく、あっという間に引き込まれて行くストーリーに

もっと早くから知り合っていればよかったと思わずにはいられませんでした。

所々に過去の事件が小説の中に描かれておりますので、気になる方は

先に前作を読まれる方が良いかと思いますが、私は気にせず楽しく

読ませていただきました。

ただし、この本を読んでしまうと、前作を読みたくなること請け合いです。

ってことで、

楽しみが1つ増えました。
双頭の悪魔 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (創元推理文庫)より
4488414036
No.70
(5pt)

作者の小説を初めて読みました。

作者の小説を初めて読みました。

勝手に著者名でファンタジー小説なのだと勘違いして、

ミステリー作家だとは思っていませんでした・・・。

自分の思い込みにあきれるやら、笑えるやらで情けない気持ちです・・・。

知り合いから「これ面白いよ」っていただいた本がこちらです。

面白く、読みやすく、あっという間に引き込まれて行くストーリーに

もっと早くから知り合っていればよかったと思わずにはいられませんでした。

所々に過去の事件が小説の中に描かれておりますので、気になる方は

先に前作を読まれる方が良いかと思いますが、私は気にせず楽しく

読ませていただきました。

ただし、この本を読んでしまうと、前作を読みたくなること請け合いです。

ってことで、

楽しみが1つ増えました。
双頭の悪魔 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (黄金の13)より
4488012469
No.69
(4pt)

680ページ程の大ボリュームですが

本書は「学生アリス」シリーズの三作目です。

”読者への挑戦”が3つ出てきますが、そのどれもが読み返せば納得できる物で、流石の安定感と言った所ですね。

また、名探偵である江神の居ない所でアリスが事件に遭遇し、どう解決するのかとワクワクしました。

680ページ程の大ボリュームですが、読み進める手が鈍ることは殆ど無く、個人的には作家力の向上を感じました。
双頭の悪魔 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (創元推理文庫)より
4488414036
No.68
(4pt)

680ページ程の大ボリュームですが

本書は「学生アリス」シリーズの三作目です。

”読者への挑戦”が3つ出てきますが、そのどれもが読み返せば納得できる物で、流石の安定感と言った所ですね。

また、名探偵である江神の居ない所でアリスが事件に遭遇し、どう解決するのかとワクワクしました。

680ページ程の大ボリュームですが、読み進める手が鈍ることは殆ど無く、個人的には作家力の向上を感じました。
双頭の悪魔 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (黄金の13)より
4488012469
No.67
(5pt)

探偵江神&学生アリスのシリーズ第3作

探偵江神&学生アリスのシリーズ第3作。
お約束の、クローズドサークル。閉ざされた山奥の村。
山奥の閉鎖された芸術家の木更村と、川を挟んだ手前の夏森村、2つの村の出来事が並行する。木更村へは、夏森村からかかる唯一の橋を渡らないといけない。
マリアを連れ戻しに、英都大学推理研のメンバーが夏森村へ行き、木更村への潜入を試みるくだりが好きだ。
橋が落ちて、木更村の江神とマリア、夏森村のアリス達が、それぞれ事件に遭遇する。

犯人、動機ともに読みごたえがありました。やっぱり江神さんがいいですね。
アリスとマリアの距離感がいい。マリアがアリスの書いた「犯罪心理学者の出てくる小説」を読ませてもらった時の夢を見たが、これが学生アリスが作家アリスの話を書いているという事なんですね。
双頭の悪魔 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 双頭の悪魔 (創元推理文庫)より
4488414036