しだれ桜恋心中
評判
しだれ桜恋心中の評価:
2.63/5点 レビュー 8件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1〜3 1/1ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
しだれ桜恋心中の評価:
2.63/5点 レビュー 8件。 D ランク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
買う人がいるだろう。だが、そういう人は裏切られることになる。正直な話、私自身も、これ
が受賞作で良いのかと疑問を持つ。アガサクリスティー賞は、第3回の「致死量未満の殺人」
でやや本格ミステリーとしての方向性を取り戻したかに見えた。が、これまでの傾向を見ると、
どうも方向性が定まっていないように思える。第1回「黒猫の遊歩あるいは美学講義」は、
タレーランやビブリアにも共通する、ゆるい謎解きの連作短編+α。第2回「カンパニュラの
銀翼」は、ホラー風味の強い外国時代ファンタジー。
この「しだれ桜」は、カンパニュラに通じるものがある、というよりも、完全にオカルト
ホラーファンタジーであり、「推理小説」とは決して言えない。とまあ、ここまでは主催社
に対する「小言」、「苦言」である。
それを抜きにして、単体の小説として読んだ場合、この作品はけっこう楽しめた。レビュー
の数字が極端に悪い(星5個も二人いるが、その二人はこの作品しか評していないので当てに
ならないし、作者あるいは出版社の回し者ではないかとさえ思えた(笑)。それ以外のレビュ
ーはさんざん)。なので、私もこの作品を読むことは躊躇っていた。
だが、ミステリーではないと割りきって読んでみると、これがけっこう面白いのだ。文楽人
形が話し出す、その話を聴けるのはごく一部の恵まれた才能の人に限られる、という設定、ま
た、人形と人間とが織りなす「呪い」による殺人など、普通のミステリーではあり得ない設定
がふんだんに盛り込まれている(但し、この設定は他のマンガなどに先例があるらしいが)。
またその他にも、近親相姦など性的なシーンも登場する。それを嫌悪する人もいるだろうが、
全体的にはきれいにまとまっていて、そのことが決して欠点になっていない。
感想をひと言にまとめたのが、レビューのタイトルということになる。ミステリーと期待
してはいけないが、一つの娯楽作品としては悪くないと思う。
ただ、賞の主催社である早川書房は、もう少し明確な方向性を決めるべきだろう。「カンパ
ニュラ」や「しだれ桜」のような作品を受賞作にするのは、名を冠したアガサクリスティーに
対する侮辱になりはしないだろうか。