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十角館の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
十角館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 101~120 6/6ページ
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実はあや辻さんを読むのは初めてです!犯行に対して動機はビックリするくらい軽いし、ええええ? と思う部分も多いのですが、不思議と好きになってしまう文章でした。筒井康孝さんや椎名誠さんなども、正直言ってドン引きするようなエロやグロや全く共感できない、反発を覚えてしまうのに、なぜかまた読んでしまうという不思議な魅力のある作家さんですが、あやつじさんもそういう不思議な魅力を持っています。 この本は書かれた年齢がとても若いので、心理描写や人間がとても軽いのですが、まあ、それもよしかな? | ||||
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新本格というより昔の探偵小説のような味わいがあります。25年前の作品なので、話し方、捜査能力、価値観は当然ちがうとは思うんですが、何かもうひとつ足りないような気がします。 女2人に7人分の朝昼晩の食事をすべて当然のように作らせて後片付けもさせてるという点でも(いらぬ突込みでしょうが)。 | ||||
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知人に絶賛の上すすめられたのと、ここのレビューが高かったので、かなり期待値を上げて読みました。 確かに夜中に1人で読むにはドキドキハラハラする展開、一気に読ませるストーリー展開ではあったのですが…ハードルを上げすぎたせいか、例の「一行」への驚きはさほどありませんでした。 トリック自体を見抜けた訳ではないですが、ミステリは殆ど読まない自分でも、怪しくないか?と思っていた人物が犯人だったせいか…。 このトリック、素人目にも今ではそこまで斬新とはいえないような。 この作品が書かれたのがパソコン普及前だと考えると、この時代にこの内容は見事だと思います。 ただ、現在これから読もうとする方には…そこまでハードル上げずに読んだ方がいいかもしれません。もし偶然手に取った本だとしたら、私ももっと驚きを楽しめたとは思います。 | ||||
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レビュー等で「衝撃!!」と評判が高いので購入。 多分私が過剰に期待しすぎたのか…そこまで言うほどの衝撃はありませんでした(--;) が、犯人が判明する例の一言はやはりこの作品の一番の見せ場?であるので多少の衝撃がありました。 ただ、登場人物が多いせいもあってここまでくるのが長く感じてしまった。 見せ場の一言は、最初はあまりにサラっと発っせられた一言なせいか、気付かずにそのままページを進めてしまい、1分くらいしてから 「ん…?てゆーか、さっき何とおっしゃっいました????」 と急いでページを戻り 「え…あ、そーゆーことか」 となりました。 犯人は初めから目星がつきやすいと思います。ただ、その見せ場で皆衝撃が走るんですよね。そうきたか…!と。 ただ、この見せ場の衝撃を他の方たちのようにもっと満喫したかったなぁ。 事前にレビュー等を大量に見ずに読んでいたらもっと衝撃は大きかったのではないかな〜…と反省。 | ||||
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自分は「本格的ミステリ」よりも「社会派」作品のほうが好きなほうなので、期待と不安半分半分で読み始めた。 個人的評価を先に言うと、総合的に見て50点といったところ。 最初、「島」と「本土」の話を交互に進めていくところなんかは、「クローズドサークル」なのに良いのか?」とも思ったけれど、読み進めていくうちに納得して思わず唸ってしまうこともあったし、登場人物たちがニックネームで呼ばれ続けていたりゆうもそうだったし、そういった意味では、星4個にしてもいい。 だけど、結末がイマイチ納得できなかったし、読み終えてからも、「ミステリは社会派作品のほうがいい」という意見に影響がなかったし、それらをすべて含めて、50点の星3個といった評価になった。 たぶん作者の作品はもう一冊くらいは読むと思う。 それからその次もあるかを決めたい。 | ||||
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犯人の名前が述べられる一行は非常に巧みで、読み物としては充分に面白かったのですが、クローズド・サークルものとしては反則という気もします。 もちろん作者がクローズド・サークルだと宣言して書いているわけではないので、アンフェアとは言えないのですが、個人的には興醒めでした。 高評価の要因が叙述トリックの方にあることは理解できるのですが、 「実は犯人だけが秘密の方法を持っていてクローズドではなかった」という筋書きが許されるのであれば、パラグライダーでも潜水艦でも地下トンネルでも何が登場しても良いことになるわけで、そんなものを本格ミステリーと呼んで良いのかという疑問が湧きました。 その件に関して、どなたも不平を言っていないことが非常に不思議です。 | ||||
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いわゆる「叙述トリック」というジャンルです。文字だけで脳内再生されるため、不足している情報を自分で勝手に思い込んで読み進むため、あっと驚くこの仕組みは映像化は原則無理なものです。 この作品も違和感なくその記述がされており、終盤のあの一行であれっと思わせて、エンディングになだれ込むところはカタルシスですね。 ただ他の作品に比べてやや作りすぎのところがあり、若干評価が低めになっています。特にミステリー初心者にお勧め。これが入門作だとしたらその人はとても幸せでしょう。 | ||||
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もう20年前の作品。 この作品から新本格派ミステリーの流れが始まったと言われている。 作者は、京大推理小説研究会出身の綾辻行人。 なんと同研究会には、彼の奥方となる小野不由美、我孫子武丸や法月綸太郎も所属していた。 恐ろしくクオリティの高い研究会だ。 余談はさておき、この作品自体はアガサの「そして誰もいなくなった」がモチーフとなっている。 某大学の推理小説研究会の一行7人は、角島と呼ばれる無人の孤島を訪れ一週間を過ごすことにした。 そこは電話も電気も通じない。 当時はもちろん携帯などない。 その島では半年前に4人が焼死体で見つかるという凄惨な殺人事件が起きていた。 もの好きな彼らは、興味半分でそこへ乗り込み、一人、また一人と命を落としていく。 一方、本土では研究会のメンバー宅に宛に怪文書が送りつけられていた。 その怪文書には、会員であった中村千織の事故死について告発する内容だった。 旅行に参加しなかった元研究会員2人と、偶然めぐり合った島田氏とで謎解きが始まる。 島では次々に殺人が行われ、最後には・・・ 仲間同士がアガサ、エラリイなどと高名な推理小説家のネームで呼び合うのが最初はうっとうしいが、これも作品の重要な複線となっていることに読み終えてから気づく。 ナイス。 正統派推理小説、ということで最後まで楽しませてくれる。 読者を待つ「一行の驚き」も良く出来ている。 でも、なんとなくしっくりこないのは、ネタバレになるので詳しく説明できないが、気持ちよく騙されることが出来なかったから。 トリックまで全て見抜けたわけではないが、それ以前に気づいてしまった部分があったことが残念。 「そして誰もいなくなった」を読み返してみたくなった。 | ||||
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クリスティーの「そして誰もいなくなった」を読んでいたのでチョット微妙。 一章が短く、出張のお供にはちょうど良い本でした。 | ||||
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初めて綾辻さんを読みました。 眠る前に毎晩読んでいたのですが、眠気も去っていくように 本の世界に引き込まれました。 事件の起きる舞台となる十角館と本土で解き明かされていくストーリの 絡みそうで絡まない、絡まなさそうで絡んでいく展開が 読み手の心理に圧力をかけてくるような面白さがあります。 登場人物の名前に、海外のミステリー作家にちなんでニックネームがつけられて いるのですが、そのニックネームと人物自身の特徴とがどうも一致しなくって、 登場人物を覚えるのにひと苦労しました。そのため☆-1 後半の謎が解き明かされていく過程が、一方的に真実を押し付けられているような 感じを受けたので☆-1つにしました。 引き込まれ具合と、読んでいるときのドキドキ感は☆5つです。 | ||||
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退屈な社会派がはびこってうんざりしていた本格ファンに、怒濤の本格ラッシュをプレゼントしてくれた記念碑的作品。 一応そんな作品に敬意は払うが、自分はこの作品の何処が意外なのかさっぱり……。読んだもう一作(推理作家の評価で悪い評価を下す時は、最低2本以上読んだ上でないと下さないようにしている)の「迷路館の殺人」の方はペテンがあるし……。 この作家は、欺す=読者が喜ぶと勘違いしているのではないか? あと読んでて退屈な文章も問題だと思うぞ。 | ||||
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文章構成やストーリーはさすが綾辻さんですね。 そして叙述トリック。見事に騙されました(笑)しかし私には衝撃度が少し物足りない気がしました。確かに驚きはしますが、噂ほどではないかな…と。どんでん返しを期待しすぎると「あれ?」ってなってしまうかもしれません。きっと評価が高すぎて先入観を持ってしまうんですね;まっさらな状態で読んだら楽しめたのではないかと思います。でも全体としては面白いと思います。他人に自信を持って勧められる作品ですね! | ||||
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たしかに、本格ミステリーの第一人者と言われるだけのことはある。 すべてのトリックは読者に提示されてるし、それでもダマされちゃうし、最後に「そうか、この人か!」ってどんでん返しがあるし、そういう意味ではホントにできの良いミステリー。 でもね、でも、イマイチだったんだよね。 それは登場人物が魅力的じゃないから。 どの人物も深く描かれていないので、いくらトリックが意表をつくものでも、ガッツリ物語にはまれないのだ。 トリックが良ければそれでいいの? あと思ったのが、作中で登場人物たちの服装を細かく説明するのだけど、「その人にその服はないんじゃない?」と、いきなり冷めちゃうので止めてほしい。 例えば登場人物の一人「アガサ」は女王様キャラの美人なんだけど、彼女のある日の服装は “黒いブラウスの上にベージュのジャンパースカート” だったりする。 うん、たしかに時代もあるけどね、20年前の作品だからね。 でもさ、20年前のバブル華やかりしころ、美人でタカビーな女がベージュのジャンンパースカートはくとは思えないんだよね。 そんなこんなで思い返してみると、あんまり面白くなかったんだなって気がついちゃった。 本格ミステリーの名作らしいけど、本格ミステリーでトリックもばっちりで、なおかつ人物もきっちり描かれている作品はたくさんあるので、これは読まなくてもいいと思う。 | ||||
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この作者の作品は初めて読みました。 誰が探偵役かわからないまま読み進め、 最後は犯人の回想で説明終わりというのは肩透かしでした。 衝撃の一行とやらも私からすれば、 「え?ここで犯人わかっちゃうの?」とがっくりです。 探偵役がみんなの前で推理を披露するのが、一種のカタルシスだと思うのですが。 他の方も書いてますが犯人の動機も弱すぎますし、 そもそもが被害妄想っぽいのがあいたたです。 (それなのにあまり被害者たちに同情できないのは何故でしょう) ただ、小説としてはそれなりに楽しめたので、他の作品も読んでみようかとは思いました。 | ||||
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いわゆる大どんでん返しはすごかったのですが、犯人に魅力がないのでトリックが分かったあとも「へえ〜。。」という感じ。魅力がないというか、影が薄いというか。なので全然注目してなかった人が犯人だったので、つまんないなぁという印象。動機もこれまたつまんない。でも叙述トリックがばらされたときには、今でいう「アハ体験」ができて気持ちよかったです。綾辻氏の作品ははじめて読んだので、また次作をすぐに読もうと思います。 | ||||
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面白かったです。 『そして誰もいなくなった』を彷彿とさせるような運びで、一気に読み終わってしまいました。 ただ、最後の結末には少しがっかりしました。 トリックも少し無理があるように思えます。 犯人の動機も、最後の最後で少し語られるだけだったせいか腑に落ちず、些か消化不良な読後感となりました。 | ||||
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いい作品だと思います。登場人物の名前が、有名推理作家からとってあって、これらの作家に多少意識がいきます。あえてアガサ・クリスティー「そして誰も〜」を意識させるところなんかからも、この作家の頭のよさを感じます。犯人のちょっとした小細工あり、どんでん返しありと、読者も翻弄されます。推理小説の醍醐味は、作家がいかに上手に読者を翻弄するかでしょう。裏を返せば、読者も心地よく翻弄されれば、よい作品ということになるわけです。ただ、犯人の動機に関しては、ありえるんだけど、ちょっと弱い気がしたので、二点減らしました。デビュー作ということですから、これも若さゆえ?でしょうか。 | ||||
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一冊の推理小説を読み進めるための原動力とは、何と言っても”解決への期待”これに尽きるでしょう。 そのために途中の文章も「ここにもまた何か隠されてるのかなぁ」などとわくわくしながら読むものですが、 この本はいざ読み終わってみると、「あれぇ、結構どーでもいいところ多くなかったか?」と思ってしまうのです。 これは決して無駄に長いと言うわけではなく、トリックと流れ上これぐらいの描写が必要なのは分かるんですが、 なんか一つ一つの殺人に意味付けが足りないというか、読み終わって少し損した気分に。まぁあれがやりたかったのだから仕方ないけど。 純粋に人が一人ずつ殺されていく恐怖に魅力を感じるという人にはたまらないと思います。 私はやっぱり、奇怪さに一々理由付けがないと駄目なんです。オルツィの手首なんかもほとんど意味ありませんでしたし。 あとこの作品の核となるあの評判のトリックですが、確かにいい。発想はかなり良かったのですが、 これ一本勝負で来られるとちょっと・・・・うまく言えませんが何かが物足りない。別の部分で「あっ」と言えるところがもっと欲しかった。 作中にも確か「知的な遊び」という記述がありましたが、多分”知的”刺激の感覚が私と少しずれてるせいでしょうね。 そのトリックも、勢いにまかせて一気に読める人はともかく私みたく読むのが遅く何か一々勘ぐりながら読んじゃう人はあまり驚けないかもしれない。 まぁ本格好きにも色々いますし、私のツボにはいまいちヒットしなかったということで。ただ仕掛けは新鮮だと思ったので★3つ。 | ||||
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館シリーズの最初。 やられたね、てっきり物理トリックとばかり思っていたもんだからすっかり騙されました。 | ||||
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女性の相性がアガサとオルツィと姓名表記が一致しない等根本的な人の名前の付け方に問題はあるし種種のミステリの状況模倣が多いと欠点はありますが叙述のトリックは上質なので楽しめるんじゃないですか今となってはoff会の連中が鏖にあっているようなものだけど | ||||
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