ゴーストマン 時限紙幣

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評判

ゴーストマン 時限紙幣の評価:

3.72/5点 レビュー 18件。 B ランク

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平均点3.72pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全24件 21〜24 2/2ページ
No.4
(3pt)

期待はずれ!

前評判のわりには大した内容ではなかった。筋書きは面白いが登場人物のつくりがイマイアチ。
ゴーストマン 時限紙幣 Amazon書評・レビュー: ゴーストマン 時限紙幣より
4163901078
No.3
(4pt)

犯罪小説の白眉(金融犯罪小説ではない)

時限紙幣、などという名で経済犯罪小説と思う人もいるかもしれないが、純粋に強盗小説である。

ゴーストマンという犯罪の後処理屋が、究極の勝負を挑む話。

アクションあり、ミステリーあり、犯罪豆知識あり、となかなか読ませる小説です。

よく取材されているし、出てくる登場人物も立っており、飽きずに読める。

くだらないラブシーンがないのも評価できる。

欲を言えば、もう少し悪役との対決を描いて欲しかったが、犯罪小説ものとしては間違いなく一級品だと思います。

続編に期待が昂まる一作です。
ゴーストマン 時限紙幣 Amazon書評・レビュー: ゴーストマン 時限紙幣より
4163901078
No.2
(4pt)

犯罪小説の白眉(金融犯罪小説ではない)

時限紙幣、などという名で経済犯罪小説と思う人もいるかもしれないが、純粋に強盗小説である。

ゴーストマンという犯罪の後処理屋が、究極の勝負を挑む話。

アクションあり、ミステリーあり、犯罪豆知識あり、となかなか読ませる小説です。

よく取材されているし、出てくる登場人物も立っており、飽きずに読める。

くだらないラブシーンがないのも評価できる。

欲を言えば、もう少し悪役との対決を描いて欲しかったが、犯罪小説ものとしては間違いなく一級品だと思います。

続編に期待が昂まる一作です。
ゴーストマン 時限紙幣 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ゴーストマン 時限紙幣 (文春文庫)より
4167908220
No.1
(5pt)

犯罪への心の昂ぶりと深い孤独

英国推理作家協会スティール・ダガー賞受賞作である。

カジノ襲撃の方法は三つある。
しかし昔からあるやり方で正面突破しても、今ではハイテクの音がしない警報が鳴り響きドアから出た時には重武装の男たちが40人位外で待っている。
チップをごっそりいただく方法も、最新テクノロジーでは計算しやすいようにチップにマイクロチップが埋め込まれており、たちどころに居場所がつきとめられる。
だから一番現実的なのは、カジノに輸送中の金を強奪する方法だ。
つまり現金輸送車を襲うのだ。カジノには現金輸送車専用の駐車施設などない。カジノの裏口か脇の出入り口に停められるのが一般的なのだ。

強奪犯モレノとリボンズはドラッグを吸い気分を高揚させながら、「アトランティック・リージェンシーホテル・カジノ」の駐車場で輸送車の到着を待つ。
しかし難しいのは逃走すること。二分で仕事をかたずければOKだ。
この大仕事は一匹狼やチンピラ二人組に出来ることではない。
「立案者」(ジャグマーカー)がすべてを設計しつくして完璧に可能になる仕事である。
<この手の仕事では最初から最後まで、タイミングも大詰めもきわめて厳密なシナリオが書かれる。><計画した男がすべてを知っており、すべて差配する。>

そして強奪し逃走に成功した後、関係した人間たちすべての存在を消してしまうのが「私」こと<ゴーストマン>の仕事であった。

リボンズたちの眼前で現金輸送車から台車が降ろされた。<モレノの銃が腕の中でやさしく跳ねた。>
一発目の発砲から三十秒で百発を超える薬莢がころがるまでが詳細に描写される。襲う側と襲われる側の死闘。すさまじい緊張感で展開される銃撃戦は細部まで濃く、リアルでリズム、テンポもいいがパワーが凄い。すさまじい。
<四人の人間が死に、百万ドルを超える現金が盗まれたのだ。>

今回の事件に関わりのない「私」(ゴーストマン)に「立案者」(ジャグマーカー)から連絡が入ったのは事件の二時間後だった。
リボンズが奪って逃げた金は「連邦政府の爆弾付の金」だと言うのだ。
「時限紙幣」とは連邦政府が毎日発行する新札にある条件を満たさないと爆発し使用できなくする、ハイテクノロジーな仕掛けをしているという。四十八時間の時限爆弾。

この仕組みは、新札は必ず旧札と交換することにより市中で流通する金の量を一定にしてインフレを防止しているのだという。悪党が輸送中の新札を奪って市中に流せば一ドルでもインフレになる要因となるからだ。
こういう細部のリアリティで描き出される全く知らなかった世界が出現しその描写力に圧倒される。

「立案者」マーカスは「私」に四十八時間以内にすべてを<消せ>と命令する。
「私」は過去、彼に借りがあったのだ。

この「プロローグ」はたったの四十頁でここまで描ききる密度の濃さ。第三の銃弾の謎、リボンズは逃げたのか、絶妙な導入部である。

物語は動き始める。五年前に「私」が借りをつくってしまった事件と現在が交互に語られる。
タイムリミットでサスペンスをもりあげ、登場してくる人物がどちら側の人間か分からないスリルと裏切り。
ミッションを終結して「私」が消え去るまでドラマを重ねて緊張感を最後まで持続させるのは見事である。

「私」は自分を消すプロだが、油断せず一人暮らしはあたりまえ、徹底した自己管理能力にたけた男だが、恋もせず完全孤独の世界に生きる男として描かれる。

そしてラストまで続く激しいアクションの連続とパワーはすさまじく、静から動への場面転換のめまぐるしさ。緊迫した戦いが最後まで連続する。
サスペンス小説であり冒険活劇小説の「序章」として、読後大きな満足を得られる傑作である。
ゴーストマン 時限紙幣 Amazon書評・レビュー: ゴーストマン 時限紙幣より
4163901078