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【G・M・フォード】
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毒魔の評価:
3.67/5点 レビュー 3件。 - ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点3.67pt
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
テロを題材とした、手に汗握るドラマの面白さ
私には物足りない
シアトルの市バスターミナルで、劇物が撒かれ、多数の死者が出る。後に劇物は遺伝子操作された細菌兵器で、犠牲者の数は116名と判る。市当局はテロ行為と断定する。
たまたま居合わせたコーソは厳重な立ち入り禁止措置が取られている場所に、連邦緊急事態管理庁(FEMA)の職員に成りすまして入り込んで、事件とかかわりを持つことになる。彼は、国家権力とは別にテログループを追求してゆく。そこにこのシリーズ独特の、タフガイ、コーソの孤高の活躍を読むことが出来る。やがて、究極のテロ行為を準備するグループと、その意外な背景が明らかになる。アメリカ人を憎んでいるのは決してイスラム教徒ばかりではなかったのだ。
明らかに「9・11」以降の物語であり、発端はオウムの地下鉄サリン事件を彷彿とさせるが、G・M・フォードは、ただひたすらテロリストを極悪人として描いたり、テロの恐怖だけを強調したりしているわけではない。コーソの行動を通して、「9・11」以降のアメリカのあり方に対する批判的な視線も含め、従来のテロ小説やノンフィクションなどとは一線を画するエンターテインメントに仕上げている。
本書は、テロを題材とした、つい時の経つのを忘れて読みふけってしまう、手に汗握るドラマである。