(短編集)

雷の季節の終わりに

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評判

雷の季節の終わりにの評価:

4.25/5点 レビュー 95件。 B ランク

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平均点4.25pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全186件 181〜186 10/10ページ
No.6
(4pt)

圧倒的な世界観

圧倒的な世界観。

手にとってから4時間ほどで、一気に読み終えてしまった。

私たちの住む世界とは異なる世界「穏」に暮らす少年。

雷の季節、彼は唯一の肉親である姉を失う。

それと同時に、彼には得体の知れない何かが憑依していた。

異界「穏」にひそむ秘密を知るにつれ、

彼は運命の波によって、彼の在るべき世界へといざなわれてゆく。

読み始めには、恒川光太郎の語感や表現に胡散臭さを感じていたのだが、

物語が展開するにつれ、そういった些細なことは、どうでもよくなってしまった。

まるで、本という名のブラックホールに吸い込まれたかのように、私は見知らぬ世界「穏」へと吸い込まれていたのだ。

異界を描いたファンタジーは多く存在するが、「雷の季節の終わりに」が描く世界観は、あの「指輪物語」や「ハリーポッター」の世界観にさえ、負けない魅力を持っていると思う。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020
No.5
(5pt)

一口にホラーというけれど。

不思議な作品です。
ファンタジー、ミステリー、ホラー、歴史小説、青春もの、冒険もの、民話??
いろいろな分野が混じり合っていて、
実に魅力的な作品になっています。

おどろおどろしいシーンが多いのですが、
それがさらっと描かれいるのでうまく話のアクセントになって、
先へ先へ物語を読み進めてくれます。
登場人物のひとりひとりがいきいきと表現されていて、魅力的です。
非現実的な内容なのですが、
もしかしたらこれは現実かも・・と思わせるうまさがあります。

その中で少しケチを付けるとすると、「トバムネキ」のその後の様子です。
何となく付け足しのような気がしました。
いきなり主人公と対峙しても物語は成立したのではないでしょうか。
読み手としては、少しなかだるみを感じてしまいました。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020
No.4
(4pt)

惜しいな

中盤まで良い作品だったと思います。風わいわいと語る主人公の話が安心できて心地よかった。しかし、中盤以降話が詰まりすぎるというか後半は個人的にはもうひとひねり欲しいところでした。惜しい作品でした。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020
No.3
(5pt)

映画化するべからず

多作とポップさを極めるもう一人の「こうたろう」(伊坂)に対して、こちらの「こうたろう」
(恒川)はミステリー大賞を受賞してからもいささか寡作にしてゴシックだ

受賞からやっと第一作目。何とも地味。いや、滋味である。受賞作と同じ所謂、「結界」もの
であるが、本作では「道」の結界から「世界」の結界へと舞台が広がっている。かつてこうした
物語は少なくなかったが、久方ぶりに真打の登場。ジャパニーズ・ゴシックというとドロドロ
したものだが、恒川作品は「濁点」をとってトロトロとした質感。あらわれる物の怪
たちもジットリではなくシットリと味わい深い(この点では傑作コミック「蟲師」に近い)

濁点なきゴシックはおそらく単に日本の神話、怪奇物語だけでなく原題の都市伝説に影響を
受けた結果と思う。日本刀ではなく、カッターナイフのようにスっと切れる

この切れ味、映像化は困難と見た。伊坂ものが次々に映画化される中、恒川ものはひっそりと
読み継がれてもらいたい
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020
No.2
(5pt)

先が読めない

読みやすくて、情景が浮かびやすく、独特の世界観にどっぷりとはまりました。

前作よりも残酷なシーンがありますが、作者独特の幻想的で美しい文章のおかげで、

よい読後感を満喫しました。

最後の展開まで目が離せなかったです。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020
No.1
(4pt)

面白かった

プロローグの最初の一文から、作者が得意とする幻想的な世界が広がる。

前作同様、設定も上手くすんなりと物語の世界へ入っていける。

ただ、初の長編ということもあってか、若干話を詰め込みすぎた感じが

しないでもない。作品中における語り手の変更が、時間軸をも異にして

いる為、ストーリーの勢いを削いだ感じは否めない。

しかしながらそういったマイナス点を差し引いても、読み終わってみれば

深い満足感が得られる傑作である。
雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: 雷の季節の終わりに (角川ホラー文庫)より
4043892020