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小指物語
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小指物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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@さん名義で携帯小説を書いていた頃に読者でした。 ふと思いだし、ネットで小指物語を検索したところ書籍化されている!!! と興奮しながら読み初めましたが、携帯小説の時のようなテンポでなく、人物像や状況が説明文や注釈のように肉付けされ、読者側が想像する余白のようなものがなくなり読んでいて息苦しさを感じました。 初見であれば特になにも感じず受け入れられたのでしょうが、昔の作品を知っているのでとても残念に思えました。 | ||||
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今まで持っていた生と死の価値観が変わったような気がする。自身の死について考えることがあるが、生きたくはないけど死にたくはないということだと再確認した。 読解力がない私は後半になると前後の文をよく読まないと理解出来ない点があった。でも登場人物の心情はよく描かれていて読んでいて共感出来る部分も多くあった。 二宮敦人さんの作品では難しい話が多く、取っ掛りにくい作品なのではないかと思った。 | ||||
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生まれ変わって紫になるという発想には驚かされたし、実現するはずのないその転生には妙なリアリティを感じた! しかしながら、多重人格ものとしては無理があり過ぎるような気がする 同一人物であったとは思えない ただ読者を驚かせたいがための設定のような気さえする… とってつけたような兄弟愛はいかがなものか? | ||||
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かなり読んでた筈だったけど、さすがです。素敵なエンディングでした。 | ||||
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最初から中盤までなんだか飽きてしまい、物語の方向性が分からなかったけれど、終盤で急に一気読みしてしまった。 生と死、考えさせられた。 | ||||
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二宮敦人作品のダークさが好きで読んで見たものの。 何だか、物足りないと言うか、ただ長く理屈っぽいだけ。 あらすじは、あてにしないほうがいいような。 | ||||
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自殺を巡る物語。 自殺を多角的に考察している。 しかし安易に肯定したり否定したり、気持ちの悪い話ではない。 文体や登場人物はラノベ感覚に近いものがあり、話の全体のトーンは基本的には明るい。 それ故人物造形や物語に善くも悪くも幅ができ、 若者には大嵌まりの人もいそうだし、おじさんには軽くて単調な展開に思えた。 しかし、ラストの山場が素晴らしい。 テーマに絡めた物語の落ちもきちんと考えられたものだし、 そこに至るまでの登場人物の語る自殺についての哲学的思弁は、 全て肯定できるかは判らないが、一読の価値はある。(たぶん) もう少し何らかの評価がされないだろうかと思っている。 惜しむらくはこの題名と表紙だけは何とかならなかったのだろうか。 (忘れたけど何かにかけてあるのはわかるんだが) | ||||
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うーん、本書を読んでいると水嶋なんとかのKAGAROUを思い出します。死生観が軽いせいでしょうかね。この手の内容に安易に触れないでほしいものです。なんとなく、自分凄いこと考えてるんだぞーみたいな感じがしてきました。 とはいえど、本書の著者の発想は他にはなかなか無いものが見られます。斬新で「紫」の話なんかは素敵でした。もうちょっと深い思想と重厚な文章があればなぁなんて妙に上から目線で考えてしまいました。 | ||||
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ネタバレ注意。 小指物語は、私が今まで読んできた本のなかで一番好きなお話です。 森絵都より東野圭吾より好きです(笑) この小説、映画観てるような感覚になるんです。 それほど迫力のある、美しいシーンがたくさんあります。 白い部屋、監禁された女の子、紫になる女の子。世にも美しい、紫色。 もう、どんな紫色なのだろうかと、うっとりします。 銃声、数字を数え続ける男、ペンキのにおい、美しい裸体に飛び散る絵の具、 描きあげられていく一面の美しい空、ジャングル、血を流す山、ビル。 ぞくぞくします。 狂気のなかにひそむ、世界への深い愛情や悲しみ。 狂った世界なのに、この狂った人たちの方がまともなように思えてきて。 価値観が変わっていることに気づきます。 それからね、小指物語の一番の魅力は、キャラの強烈な個性だと思います。 特に精神科の院長にして狂った天才画家のK様が痺れるくらいにカッコいい。 どの人をつかまえても主人公になりそうな、もう一冊小説書けちゃいそうな、強烈な個性。 この強烈な個性をもった人びとが、一人一人、哲学的なメッセージをさらりとセリフに込めてくるから、もう。 とりあえずね、退屈はしません。 一度読まれてみてはいかがでしょう。 そうそう、死にたいって思ってるそこのあなたにおすすめです。 死ぬためにする自殺が、しょうもなくなってしまいます。 森 和紗 | ||||
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もともとは作者が作家デビューする前にケータイ小説として書かれた話ですが、この書籍版はケータイ小説版を下地に新しく書き下ろされたものであるため、まったく別物の話になってます。 原作が好きな方はそこを踏まえた上で読まないとハンパじゃない期待ハズレ感を味わうでしょう。 自殺というテーマというか、話の大筋自体は一緒です。ですが、 ・やはり書籍ということでいろいろとやわらかい表現になりました。 ・余分な設定が付け足されたり、逆に重要な部分が割愛されてたりします。 ・小指先生のキャラが魅力的な狂人からメンヘラチックな変人に変わりました。 ・新キャラが多数登場します。原作の主人公は登場しません。 ・『@』や『カネナルリラ』の要素が若干取り入れられてます。 ・突き抜けた狂気感はあまりなくなり、中高生をターゲットにしてるの?って思うような厨二な世界観と展開に。 ・あやふやな終わり方ではなく、オチがつくようになりました。ただし容易に予測できる何番煎じだよってオチなのでむしろ微妙です。 作者自身もやはり作品の出来に納得いかなかったようで、できれば続編を書いて挽回したいとコメントされています。 しかし原作を知らない方は、もしかしたらおもしろく読めるのかもしれません。 | ||||
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最初から最後までストーリー展開が飽きさせないし、俗物くん目線で感謝移入しやすく、色んな自殺を一緒に見ているのようなリアリティさにページをめくる手がとまりませんでした。 「死なない自殺」「生きるための自殺」「生きるためでも死ぬためでもない自殺」「生きるための死なない自殺」それぞれを実行する登場人物達のインパクト や迫力に圧巻され。そして最後は……! 「死ぬために死ぬ自殺」しか知らないのはもったいないくらいオススメです。 | ||||
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