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涼宮ハルヒの消失
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涼宮ハルヒの消失の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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内容自体は,おおよその着地点までが早々と見えるありがちなものという印象ですが, の一つのエピソードを伏線に,時間移動と世界改変を絡み合わせる話運びが面白く, 巻き込まれたはずなのに,つじつまを合わせるために巻き込む側にもなってしまう様子が, お約束の疑問や矛盾,思い浮かべる『もしも』の世界を交え,めまぐるしく進んでいきます. ただ,最も心を動かされたのは,このたびの騒動で大きな意味を持つ少女の動機の部分. 自身にも理解が出来ず,戸惑いと自責の念に駆られる姿は,無感情な彼女に芽生える感情, さらに言えば恋心なのではと思われ,でもそれが何かまではわからないまま…という具合で, これまでとはまるで違うかわいらしさといじらしさには,何とも言えない思いがこみ上げます. それだけに,『じゃない方』を選ぶ少年と,彼女がわずかに覗かせた素顔には胸が痛み, 騒動は収まるものの,解決によってその小さな芽が摘まれたのだとしたあまりにも切なく, 届かぬ思いなのだとしても,その意味を知り,育て続けられればと願わずにはいられません. | ||||
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読者のキャラクターへの人気が長門>朝比奈≧ハルヒの順なので、ハルヒよりも長門が活躍し、ハルヒのキャラクター性が抑えられているこの巻が人気があるのでしょうか。 逆に、この巻が長門人気を加速させ、ハルヒを一歩引いた立場でいるように求めるきっかけの一つとなったのかもしれませんね。 ただ、長門と朝比奈は、非常に典型的なキャラクターで、別に長門でなくても今は長門的なキャラはあふれています。ならばこのシリーズでなくても長門的なキャラクターは読めるのだし、長門的なキャラクターを求めることはこのシリーズを平凡なものとしてしまうと思います。 このシリーズにおいて明らかに特異なのは(もちろんSF的には完全にオリジナルではないでしょうが)ハルヒの存在であり、ハルヒの存在とその性格の組み合わせは、世にいる膨大なキャラクターとの差別化であり、このシリーズの意義でもあると思います。 その意味では、この巻は方向性を見失った作品と思っています。 ☆の評価は、ただしこの作品におけるご都合主義的な展開に対するものです。なんでもあり、では興ざめです。 | ||||
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長編にしては短め。この作者の欠点である冗長な表現がやや抑えられ、ストーリーをぐんぐん進めているため、読みやすい。 ただシリーズを読んでいない、あるいはキャラに思い入れがない人が読んでもさほど楽しめるものではない。ネタはSFでは定番だし、時間に対する概念が1作目と矛盾している。 シリーズが進むにつれて比重を増してきた長門の描写がいい。 | ||||
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