ABAの殺人
評判
ABAの殺人の評価:
3.50/5点 レビュー 4件。 - ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1〜4 1/1ページ
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ABAの殺人の評価:
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高校時代、後ろの席でクリスティーを読んでいた女の子が私が開いている本書のタイトルを「ABC殺人事件」と勘違いして声をかけてきたのを思い出します。
本作が邦訳刊行された1979年当時は、創元推理文庫の巻末既刊リストの「本格推理小説」の項には、1970年代の作品は同じアシモフの「黒後家蜘蛛の会」以外にはなかったはずで、いかにも現代風な装いの本作はどんなのだろう?という興味で買ったものでした。
さて出来はというと、アメリカ出版界の内部事情を面白おかしい描写、主人公ダライアス・ジャストのユーモラスな語りや作者の分身”アイキー”の奇人ぶりに笑わされつつも、殺人事件の謎と捜査の運びはやや平凡。現代はやっぱりパズラーには向かない世の中かなと感じたものです。後年W・デアンドリアの「ホッグ連続殺人」が出るまで、ずっとそのように頭にインプットされたままでしたね。その後現代的パズラーもたくさん読んできた今、再読したらどんな感想になるでしょうか。