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蓬莱
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蓬莱の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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PC用ソフトから一般ゲーム機への転用という当時まだ一般人にはなじみがないものを題材にした当時最先端の技術を織り込んだ作品に殺人事件を絡めた画期的な作品。。 またその背景も蓬莱という名にふさわしい日本がまだ国として機能していない不確定な時代に対して今野敏の見解から描かれる興味深いもの。 さらには、安積班シリーズの安積と思われる刑事も出てくる大変内容の濃いものとなっている。 コンピューターから日本の歴史はたまた刑事ものまですべて詰まっている作品。しかもすべてがしっかりつながっている。 是非ともおすすめしたい作品の一つです。私は6年前読んで今野敏にはまりました。 | ||||
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帯の通りですね。一気読みです。 今野敏作品は、登場人物達の個性がはっきりしていて、主人公は”イイ男”をイメージさせるし、そしてなぜか悪人であっても”不快”じゃない。スッキリ悪人(^O^) そういうところが小気味いい。 | ||||
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約20年前に書かれた作品で、コンピューターゲームソフト『蓬莱』の販売を中止するよう忠告を受けたゲームソフト会社の社長とその同僚達が、同ゲームソフトに隠された秘密を見つけていこうとするストーリー。販売を中止させようとする圧力には、暴力団のみならず巨大な組織が絡んでいる。それは一体誰が、何を目的にしているのか? 登場人物のキャラクターもそれぞれ個性があり、「PKOの海外派遣問題」等やや時代を感じさせる場面はあるものの、とても20年前に書かれたものとは思えないストーリー展開で、ゲームソフトの開発に日本や中国の民族、歴史を関わらせるなど、その奇抜なストーリーに最後までページを捲る手が止まらなかった。警察小説という枠ではくくれない。気付けば約400ページを一気に読んでしまった。 因みに、「今野敏の警察小説の源流」となったのがこの『蓬莱』らしく、この作品があったからこそ、現在の今野敏氏に繋がっていくようです。 | ||||
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大変面白かったです。 歴史的な背景も加わりとても面白い展開でした。 | ||||
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これもすごい面白かったので何度か読み返したいと思いますけどね | ||||
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今から20年程前の作品なのだが、この時代に読んでも色褪せない面白さを秘めた作品である。日本を封印したゲームソフト『蓬莱』の販売を妨害する巨大な力に対抗する渡瀬…ハードボイルドの要素、伝奇小説の要素もあり、ページをめくるのが楽しみな作品だった。今野敏さんの作品はハズレが無いな。 | ||||
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あるSLGゲームに秘められた陰謀を探るミステリー ゲームと国際的な陰謀を絡めるのは面白い発想だが、ややスケールがでかすぎて 読んでいて呆気にとられてしまった 作品の重要要素のとある話も説明は長く、読んでいて少し疲れるレベルだが、 基本的に楽しく読めた 歴史が好きな人にはより面白く読める作品かもしれない | ||||
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「蓬莱」という名の、ゲームソフトの販売を妨害しようとする謎の組織と、ゲームの作り手側との戦いがあり、 そこに警察が絡む。 発想に新味があって先へと読ませる力も感じた。詰まらなくはなかった。が、どこか、焦点のぼけた写真を見た ようなズレた感じが残った。 1.登場人物に人間的な魅力が乏しい。シニカルでクールな人間が多く、実社会には多くいそうな人物が顔を揃えているが、 小説的な魅力は希薄だ。 2.「蓬莱」のソフト開発者が殺されるのだが、小説の中で重要なポジションを占めているこの人物が、何を考えながら このソフトを開発したのかが明らかにされない。手記が見つかったとか、葛藤に悩む本人から誰かが重要な相談を受けて いたとかいうこともない。その結果、この人物がなぜ殺されたのかの説明が一面的で不十分なものとなり、事件の因果関 係の連結が甘いものになってしまっている。 読後感が緩いものになってしまっている原因を説明すると、1と2を挙げることが出来るように思う。 ゲームソフト会社を妨害するヤクザにしても、ただ単に暴力的な男が出てきたというだけで、存在が薄っぺらだ。 黒幕の男に心酔しているのなら、そういう面にも紙数を割くべきだ。 発想を活かしきれていない勿体ない小説である。 | ||||
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ゲームソフト「蓬莱」のスーパーファミコン・ソフト販売をヤクザを手先に使って阻止しようとする影の人物がいる。ソフト開発者が殺され、ソフト会社社長がヤクザに脅かされる。経営存続を賭けて、対決していく社長に安積警部補と部下が関わっていくという筋立て。日本古代に擬した土地での国作りゲームというソフトの構成やそのゲーム解法というおもしろさを軸にしながら、なぜこんなソフトの販売阻止を執拗に狙う集団がいるのかという原因追究が絡んでいくというストーリーに、目新しさを感じた。 ゲームソフトが政治の世界に絡むという意外な展開は、読ませるところである。 | ||||
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今日は“今井書店スタッフがお勧めする警察小説ナンバー1の面白さ!!”という帯のあった今野敏著『蓬莱』(講談社文庫)を読み耽る。 これは面白い! 警察小説の領域をはるかに超えた傑作である。 古代史に興味のある人にはぜひお薦めしたい。 | ||||
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スーパーファミコン用ゲームソフト「蓬莱」の発売間際に殺人事件が起きます。 発売を妨害する組織とその目的は? このゲームの裏に隠されているものは? 秦の時代の徐福伝説を絡めたロマン溢れる世界と正反対に生臭い世界を上手くミックスしたストーリーが展開されています。 著者の日本人論の記述部分も、なるほどと思えるところがあり単なる娯楽作品以上の出来になっていると思います。 独特の世界を楽しんで下さい。 | ||||
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日本が封印されているゲーム?どうしてゲームの販売を阻止しようとする組織があるのか?まず、感心したのがこの「蓬莱」というゲームのリアリティだ。この『シム・シティ』と『信長の野望』を組み合わせたようなゲームは、海を隔てた大国から来た人物を設定するところからはじまる。 海を渡る商人、遊牧民の末裔、西洋から何世代にもわたって旅を続ける民族。プレーヤーは自分自身で主人公のキャラクターを設定するのだ。同時になぜやってきたのかという目的も設定しなければならない。侵略、宗教の布教、流浪、逃避行など様々な目的を選ぶことができる。ここで浮上してくるのが「徐福伝説」である。恥ずかしながら、ぼくは本書を読むまで「徐福」という人物のことを知らなかった。秦の始皇帝に申し出、不老不死の薬を求め海を渡った徐福が日本に渡来したという伝説が日本各地に残っている。徐福=神武天皇という説もあるが、真相は定かではない。現在でも日本の各地に徐福上陸地の記念碑が残っているらしいのだが、いったいこの人物はどういった人物だったのか?本書ではそういった伝奇的な要素とバーチャルなゲームの世界がリンクし、壮大で魅力的な物語が展開されることになる。 スケールが大きいようでそうでもないのが少し不満だが、でもおもしろかった。もっとこういう話を読んでみたいとも思った。『蓬莱』ゲームもプレイしてみたいなぁ。 | ||||
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少年漫画の熱い世界が好きな方、硬派で熱い男が好きな方にオススメしたい作品。 逆境を熱い気持ちで乗り越えてゆく、という予定調和的な展開や、 現実ではありえないようなストーリーは、通勤中の鬱屈とした気分を 吹き飛ばすのにもってこいだし、蓬莱やゲームの世界を、ストーリー上 関係ないんじゃないかと思うくらいとうとうと語るムチャクチャさも面白い。 | ||||
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着想点は良い。 たかが家庭用ゲームソフトに、正体不明の敵はさまざまな妨害や圧力を掛け発売を阻止しようとする。 敵に巨大な力を感じれば感じるほどゲームソフトとの落差が激しく、結構ワクワクして読んでしまった。 ただし、ややハードボイルドタッチの描写や迫力のある格闘シーンなど、作者独特の持ち味だろうが、 この作品に関しては逆にちぐはぐな印象が伴い、全体のリアリティを落としている気がする。 なにより大事な「蓬莱」の魅力がもうひとつ感じられなかったのが残念。 | ||||
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