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酔いどれ故郷にかえる



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【この小説が収録されている参考書籍】
酔いどれ故郷にかえる (ハヤカワ・ミステリ文庫)

酔いどれ故郷にかえるの評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

ジャック、帰る

前巻のラストで故郷を出たジャック、どうやらロンドンに行っていたらしく、久しぶりに帰ってくる。といっても、凱旋ではない。
てゆーか、アル中どころかヘロイン中毒はまずいだろう、ジャック!! いやまずいよ、これは……酒なら、まだ可愛いもんだけど(実際のアル中ともなれば、可愛いとは言っていられまいが)。
探偵のくせに、相変わらずほとんど何もしないジャック(解決する気あるのか?)。おかげでちっとも事件は進まない……。
それでも最後には解決する上、それなりの評判を取ってしまうのがジャック。ちょっと心は痛まないんだろか、と思ったりする。
名探偵とも、ハードボイルドとも些か違う。だが、明らかに後者を意識している。
読書好き故にあちこちに出てくる引用文。洒落た(ひねくれたとも言う)会話と、ジャックの独白が特徴。
いい奴なんだ、ジャックは。最低だけど。それを自分でも意識しているあたり。彼に言わせれば、探偵なんざ最低の人間がやることなんだろう。だが彼は確かに、正義を持っている人だ。彼なりの正義を。
でもせめて、ヘロイン中毒だけは治してほしいもんです。
酔いどれ故郷にかえる (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:酔いどれ故郷にかえる (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151750525

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