終わらざる夏

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評判

終わらざる夏の評価:

3.92/5点 レビュー 172件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.92pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全331件 221〜240 12/17ページ
No.111
(5pt)

全三巻を読破したら夜が明けていました

本書(文庫本で全三巻)は、「壬生義士伝」に共通するスタイルを取り、『独白、手紙』などを綴っていく形になっています。それぞれの文章を読み始めた段階では誰が書いているのか分からず、読み進むにつれて頭の中で映画が上映されるように情景がありありと見えて来ます。この構成は、百田尚樹氏の傑作「永遠の0 (講談社文庫)」に影響を与えたと思いますが、浅田氏や百田氏のような桁外れのストーリーテラーだけに使いこなせるスタイルなのかもしれません。

また、「壬生義士伝」が、南部脱藩・吉村貫一郎とその家族や友人を通して「南部魂」を描いているのと同じく、本書は、3人の南部人が主人公となっており、南部の言葉が効果的に使われています。浅田氏は南部によほど熱い思いをお持ちなのでしょう。
※ 現代日本で最も有名な岩手県人である小沢一郎は、仙台藩領だった水沢の出身ですから、決して「南部人」ではありません。浅田氏が描く南部人と小沢一郎が似ても似つかないのは当たり前です。

本書を購入した晩の23時に「読み始めたら眠れないかな」と思いつつ上巻を読み始め、止まることが出来ず、翌朝の6時、既に夜が明けきった時に下巻を読み終えました。7時間、同じ本を読み続けた記憶はあまりありません。

私は戦史には普通の方より詳しいつもりですが、浅田氏のリサーチは隅々まで行き届いており、気になる点は見当たりませんでした。浅田氏の最近の傑作、斎藤一を主人公とした「一刀斎夢録」では、明治陸軍史のリサーチにやや弱点がある(司馬遼太郎の『乃木愚将論』をそのまま踏襲、など)嫌いがありましたが、本書は安心して読めました。

なお、占守島の戦いについて、戦史の専門家がコンパクトにまとめた本として「一九四五年夏 最後の日ソ戦 (中公文庫)」があります。本書を読んだ後にお勧めします。
終わらざる夏 上 (集英社文庫 あ 36-18) Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 上 (集英社文庫 あ 36-18)より
4087450783
No.110
(4pt)

推奨

浅田次郎の作品を読むにつけ、プロフェッショナルな作家の構想力と文章力に感服します。また、ヤクザものの啖呵や方言を自在に操る、言語能力の高さにも恐れ入るほかはありません。本書には、敗戦色濃厚な昭和20年代の人々の生き様と苦悩が召集令状をキーワードに見事に描かれています。団塊世代の読者にとっては、自身の父母の青春時代を追体験するような思いに駆られるのではないでしょうか。
終わらざる夏 上 Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 上より
4087713466
No.109
(4pt)

推奨

浅田次郎の作品を読むにつけ、プロフェッショナルな作家の構想力と文章力に感服します。また、ヤクザものの啖呵や方言を自在に操る、言語能力の高さにも恐れ入るほかはありません。本書には、敗戦色濃厚な昭和20年代の人々の生き様と苦悩が召集令状をキーワードに見事に描かれています。団塊世代の読者にとっては、自身の父母の青春時代を追体験するような思いに駆られるのではないでしょうか。
終わらざる夏 上 (集英社文庫 あ 36-18) Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 上 (集英社文庫 あ 36-18)より
4087450783
No.108
(5pt)

おもしろかった

終戦後にあのような戦いがあったことを初めて知りました。北方領土返還に対する気持ちが強くなりました。
終わらざる夏 下 Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 下より
4087713474
No.107
(5pt)

おもしろかった

終戦後にあのような戦いがあったことを初めて知りました。北方領土返還に対する気持ちが強くなりました。
終わらざる夏 下 (集英社文庫 あ 36-20) Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 下 (集英社文庫 あ 36-20)より
4087450805
No.106
(5pt)

北方領土って・・・・

68年前の先輩方の活躍に驚かされました。日本人の心を改めてみたように思います。やはり戦争はいけないってこと痛感しました。
終わらざる夏 下 Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 下より
4087713474
No.105
(5pt)

北方領土って・・・・

68年前の先輩方の活躍に驚かされました。日本人の心を改めてみたように思います。やはり戦争はいけないってこと痛感しました。
終わらざる夏 下 (集英社文庫 あ 36-20) Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 下 (集英社文庫 あ 36-20)より
4087450805
No.104
(5pt)

残り頁が少なくなるにつれ・・・・

悲しいです。普通の日本人が・・・ロシア人が・・・・・
68年前にこんな戦いがあったって初めて知りました。
残り頁が少なくなるにつれ、古くからの友人と感じていた登場人物の最期が近づく・・・
戦争さえなければ、みんな幸せに・・・・
歴史教本には描かれない日本人の心が描き出された秀作です。
終わらざる夏 上 Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 上より
4087713466
No.103
(5pt)

残り頁が少なくなるにつれ・・・・

悲しいです。普通の日本人が・・・ロシア人が・・・・・
68年前にこんな戦いがあったって初めて知りました。
残り頁が少なくなるにつれ、古くからの友人と感じていた登場人物の最期が近づく・・・
戦争さえなければ、みんな幸せに・・・・
歴史教本には描かれない日本人の心が描き出された秀作です。
終わらざる夏 上 (集英社文庫 あ 36-18) Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 上 (集英社文庫 あ 36-18)より
4087450783
No.102
(5pt)

裏切りませんね!

浅田節爆発!戦時物を書かしたらピカイチではないでしょうか?勉強になりますよ!
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4087713474
No.101
(5pt)

裏切りませんね!

浅田節爆発!戦時物を書かしたらピカイチではないでしょうか?勉強になりますよ!
終わらざる夏 下 (集英社文庫 あ 36-20) Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 下 (集英社文庫 あ 36-20)より
4087450805
No.100
(5pt)

購入して良かったです。期待した通りの内容でとても満足でした。

購入して良かったです。期待した通りの内容でとても満足でした。
終わらざる夏 下 Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 下より
4087713474
No.99
(5pt)

購入して良かったです。期待した通りの内容でとても満足でした。

購入して良かったです。期待した通りの内容でとても満足でした。
終わらざる夏 下 (集英社文庫 あ 36-20) Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 下 (集英社文庫 あ 36-20)より
4087450805
No.98
(5pt)

購入して良かったです。期待した通りの内容でとても満足でした。

購入して良かったです。期待した通りの内容でとても満足でした。
終わらざる夏 上 Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 上より
4087713466
No.97
(5pt)

購入して良かったです。期待した通りの内容でとても満足でした。

購入して良かったです。期待した通りの内容でとても満足でした。
終わらざる夏 上 (集英社文庫 あ 36-18) Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 上 (集英社文庫 あ 36-18)より
4087450783
No.96
(5pt)

終戦後の戦いに臨んだ命の美しさ

昭和の戦争を語る際に、語られ記憶され続けなくてはならない北辺の小島での終戦後の戦いに散った命の美しさと気高さに心打たれます。
美しい国土と心を守る大切さと厳しさを、あらためて認識できるのではないでしょうか。
登場人物一人ひとりの生きてきた歴史と、その上に立つ一人の人間としての信念が丹念に語られた上に物語が描かれており、淡々と描写されたクライマックスは余計に迫力と説得力を持って迫ってきます。
終わらざる夏 下 Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 下より
4087713474
No.95
(5pt)

終戦後の戦いに臨んだ命の美しさ

昭和の戦争を語る際に、語られ記憶され続けなくてはならない北辺の小島での終戦後の戦いに散った命の美しさと気高さに心打たれます。
美しい国土と心を守る大切さと厳しさを、あらためて認識できるのではないでしょうか。
登場人物一人ひとりの生きてきた歴史と、その上に立つ一人の人間としての信念が丹念に語られた上に物語が描かれており、淡々と描写されたクライマックスは余計に迫力と説得力を持って迫ってきます。
終わらざる夏 下 (集英社文庫 あ 36-20) Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 下 (集英社文庫 あ 36-20)より
4087450805
No.94
(4pt)

誰が戦争で得をするのか

本巻は冒頭で主人公の任地・占守島に駐留する女子挺身隊員並びにその雇い主、及び島内部隊との連絡員が初登場し、それを前置きのようにして主人公一行もようやく同島に到着、いよいよ国際法違反の賊軍が来襲してくる。
 その敵軍をやむなく迎撃するまでの運び、即ち終戦の詔に前後した情況を、当地だけでなく敵陣、居住地・東京に残してきた妻の行動範囲、子息の疎開先やその逃避行劇と平行的に展開させる構成は秀逸だった。
 ただ、子息が逃避行劇で触れ合った者たちの一部の者が見た世界を、コサック出身の若き敵将が夢で見るといった件は、非現実的な感じがしないでもない。
 ともあれ敵の将兵でさえ、この時の戦闘任務を狂気の沙汰と自覚し、その罪深さを嘆いている様子は如実に窺えるところだ。
 最後は主人公に同行した若き医師と上記の連絡員だけが、シベリア送りにされながらも生き残り、祖国への帰還を望む処で終わっており、その後生還できたのかどうか、行く末の気になる畳み方だった。
 戦時下の恐ろしさというのは、生と死のありうべからざる親和よりも、卑怯を卑怯とも思わなくなる精神の堕落にあるのではないか。だからその終局にあたっては、その卑怯者の得にしかならないのだろう。
 それにしても、史実での極東ソ連軍将兵は、世界の戦争史上最も卑劣なこの作戦について、その良心が痛まなかったのだろうか。
終わらざる夏 下 Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 下より
4087713474
No.93
(4pt)

誰が戦争で得をするのか

本巻は冒頭で主人公の任地・占守島に駐留する女子挺身隊員並びにその雇い主、及び島内部隊との連絡員が初登場し、それを前置きのようにして主人公一行もようやく同島に到着、いよいよ国際法違反の賊軍が来襲してくる。
 その敵軍をやむなく迎撃するまでの運び、即ち終戦の詔に前後した情況を、当地だけでなく敵陣、居住地・東京に残してきた妻の行動範囲、子息の疎開先やその逃避行劇と平行的に展開させる構成は秀逸だった。
 ただ、子息が逃避行劇で触れ合った者たちの一部の者が見た世界を、コサック出身の若き敵将が夢で見るといった件は、非現実的な感じがしないでもない。
 ともあれ敵の将兵でさえ、この時の戦闘任務を狂気の沙汰と自覚し、その罪深さを嘆いている様子は如実に窺えるところだ。
 最後は主人公に同行した若き医師と上記の連絡員だけが、シベリア送りにされながらも生き残り、祖国への帰還を望む処で終わっており、その後生還できたのかどうか、行く末の気になる畳み方だった。
 戦時下の恐ろしさというのは、生と死のありうべからざる親和よりも、卑怯を卑怯とも思わなくなる精神の堕落にあるのではないか。だからその終局にあたっては、その卑怯者の得にしかならないのだろう。
 それにしても、史実での極東ソ連軍将兵は、世界の戦争史上最も卑劣なこの作戦について、その良心が痛まなかったのだろうか。
終わらざる夏 下 (集英社文庫 あ 36-20) Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 下 (集英社文庫 あ 36-20)より
4087450805
No.92
(4pt)

還れぬ北への旅を巡る戦時下の人間模様

第二次世界大戦の結末は、西の戦線においては自国の敗北を尻目に、自ら率先遂行したホロコーストをやり得にすべく、自己保身の企てを殆んど成功せしめたナチスSS戦犯(=オデッサ一味およびそのカメラート)が、東の戦線においては極東ソ連軍を手先に、敵国降伏後の侵攻で所謂北方四島を含む千島を強奪したスターリン体制下のクレムリンが、それぞれ漁夫の利を占めたのみに終わった。
 前者への糾弾となる小説はもちろん、拙稿で最初に評したMr.フォーサイスの作品『オデッサ・ファイル』だが、後者への糾弾となる小説が本作品である。
 本巻は赤紙を送りつける側の苦悩から説き起こし、主人公の一行が任地・占守島へ赴く途中で天候不順により色丹島へ立ち寄るまでを収めており、それゆえ敵の姿はまだ現れず、主人公が入営挨拶で訪ねた上京時の恩人の台詞等で伏線を張っているに過ぎない。
 従って主なる描写は主人公やその同行者、家族や仕事仲間、任地で待つ軍人達、道中で出会った者等、登場人物の周辺状況や回想シーンとなるが、そこには当時の時代背景や庶民生活などが的確に捉えられていた。
 主人公の子息が疎開先から逃げ帰るのも、その始まりは本巻の後半だが、その疎開地での状況描写からも(今日の公教育にも直接的な悪影響を及ぼした)国民学校の世知辛さが伝わってくる。
 ただ、千人針に関連した描写だけは、そのもの自体をまったく知らなかったことから、読んで想像しにくかった。
終わらざる夏 上 Amazon書評・レビュー: 終わらざる夏 上より
4087713466