終わらざる夏
評判
終わらざる夏の評価:
3.92/5点 レビュー 172件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全331件 181〜200 10/17ページ
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終わらざる夏の評価:
3.92/5点 レビュー 172件。 A ランク
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大学で日本史を専門に勉強するか、第二次世界大戦に興味のある人でなければ、終戦直前は元より終戦後のソ連と日本軍との戦いなんて知らない人が多いのではないでしょうか。
私も恥ずかしながらその一人です。
シベリア抑留や満州方面へのソ連軍の侵攻はうっすらとした知識で知ってはいても、戦後に行われた占守島の戦いは知りませんでした。
知らなかった歴史を知るきっかけになった、という面ではこの本をとても評価したいと思います。
しかし小説として評価できるか?と聞かれるととても微妙なところです。
視点が変わるのは少し読み辛かったし纏まりも微妙に思いましたが、様々な立場の考え方や苦悩を考えさせられるので良いと思います。
ですが、他の方書かれているようにファンシーと言いますか、リリカルと言いますか、妙な奇跡じゃないですけどそんな感じのものは必要なかったと思います。
それもまだ一回目の出来事なら、複雑な気持ちを抱えながら流せましたが、最後の方の出来事がものすっごく「はっ???」となりました。
男の子と女の子がおじさんに連れられて駅にくるのは良かったですよ。しかし問題は次です、次。
なんでおっさんにロシア人乗り移ってんの?理解できない。しかも日本語わからないって言ってたのに、話してるし理解出来てる。は???
としか言いようがないです。えぇ本当に。
書きたい事がいっぱいあるのはわかりましたが、それを無理に一つの話にまとめるからテーマがぶれてるように私には見えました。
『カムイ・ウン・クレ』
神、われらを造りたもう。
何度も出てきましたし、幾人もの人がこのセリフを使いました。
これが主軸かと思うじゃないですか。だから最後の〆もてっきりこのセリフだと思ってたんですよ。
ですが、予想に反して最後の〆は『ダモイ』でした。
いや、わかりますよ?シベリアに抑留されて厳しい強制労働をさせられてた人たちの絶望に似た希望の言葉『ダモイ』。
有名ですよね。浅学の私でも知っている言葉です。あらすじを見たときは確かに物語のキーワードの一つに『ダモイ』入ってると思ってました、えぇ。
でも、最後の数ページでこれって語れるような事じゃないですよ。その上もう私の中で何回も見た『カムイ・ウン・クレ』が邪魔をする。
どっちが最終的に言いたかった、書きたかった事なの?ってなりました。
なので厳しいかと思いましたが☆は2つにさせていただきました。