襲名犯
評判
襲名犯の評価:
2.64/5点 レビュー 28件。 B ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全55件 41〜55 3/3ページ
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襲名犯の評価:
2.64/5点 レビュー 28件。 B ランク
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当然乱歩賞という大きな賞のため、期待値も高いのは当然でしょう。
でも、私個人は凄く楽しめました。この小説の真髄は、登場人物の成長、それに尽きると思います。
語彙も豊富で、何より、著者が述べる「タチムカウ」という言葉。それが如実に表れています。
ダヴィンチなどで著者が述べていた通り、猟奇殺人という不条理に対して、人がどうタチムカウのかが、
丁寧に、しっかりと書かれています。
ただの美形が「カリスマ」となるのも、非常に興味深かったです。時はネットがブームになった頃。
その頃に、何もポリシーのない殺人鬼が、周りの憶測によって持ち上げられるのも一本取られたと思いました。
作中に「民衆はハンニバル・レクターと勘違いしている」というような言葉がありましたが、
新田秀哉は、カリスマ性もポリシーもないからこそ、カリスマになったと感じました。
乱歩賞の作品は結構読んでいますが、毎年こういった「乱歩賞なのにつまらない」といったレビューを見ます。
乱歩賞は、新人発掘の場です。(例外もありますが)当然、粗はあります。それは選評委員の言った通りかもしれません。
ただ、重大なのはこの作者が世に出たこと。そして、少なくとも私はこの小説を読んで、登場人物と一緒に悩んだり、
自分に置き換えたり、最後はカタルシスを覚えました。もっと星をつけたいくらいです。
「乱歩賞だから、完璧な作品に違いない!」と思ったら、確かに落差はあるかもしれません。
でも私は素直に「面白い小説が読めた!」と思いたいです。
私は、南條仁という主人公を一生忘れません。タチムカウというその姿勢を、見習いたいです。
次作も楽しみです。