襲名犯

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襲名犯の評価:

2.64/5点 レビュー 28件。 B ランク

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平均点2.64pt

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全26件 21〜26 2/2ページ
No.6
(2pt)

最近の乱歩賞の衰退ぶりが如実に現れている作品。

第59回江戸川乱歩賞受賞作。・・と書くには抵抗がある作品です。

連続殺人犯(死刑)を崇めたてる人間が模倣して事件を起します。
全体のプロット、殺人後の処分のプロット等に抜けが感じられ、あれ?遺体どうやって処分したの?
何でこれが見つからないの?警察は流石にここまで無能ではないでしょ?と疑問符が頭の中に浮か
んだまま解決されず終わっていきます。最後の「どんでん返し」はありますが、ちょっと違和感が残ります。
色々な資料や過去のミステリ作品を沢山読んで一生懸命話をつなげました。という印象が消えない作品です。

私は江戸川乱歩賞作品のファンでミステリ小説を読み込み始めた人間です。
ただし、第47回受賞作(「13階段」高野和明氏)以降の衰退ぶりは酷いと思います。
いや途中第51回受賞作(「天使のナイフ」薬丸岳氏)で盛り返したかにも見えたのですが・・。
残念ながらその後52回受賞作〜現在の作品は正直「面白い!」と感じる作品が有りませんでした。
年々下降線を辿っているように感じます。

これには主観が入ってしまいますが、第52回以降受賞作家さんが後にこの受賞作を超えるような作品を世に
送り出す事が出来ていないことがその証拠です。(そもそもその後、書けて居ない方もいますしね。)

巻末に書かれている選評を読んでも「仕方なくこの作品を選出した」という感じが大きく残念でなりません。
恐らく「該当無し」のレベルではないでしょうか。どうやらどうしても協会として選出しなければならないという雰囲気を感じます。

東野圭吾氏の「放課後」や今は亡き藤原伊織氏(私が一番好きな作家さんでした。)の「テロリストのパラソル」という
衝撃的なデビュー作で満場一致の納得の受賞作。しかも、直木賞のW受賞!!
あの頃の江戸川乱歩賞受賞作品は素晴らしかった!!

更に今大活躍している作家の皆様(真保氏、鳴海氏、桐野氏、池井戸氏、福井氏etc多数)が大きくしてきたこの
「江戸川乱歩賞」をもう少し大切にしていただきたい!!・・と思います。
襲名犯 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 襲名犯 (講談社文庫)より
4062931680
No.5
(2pt)

最近の乱歩賞の衰退ぶりが如実に現れている作品。

第59回江戸川乱歩賞受賞作。・・と書くには抵抗がある作品です。

連続殺人犯(死刑)を崇めたてる人間が模倣して事件を起します。
全体のプロット、殺人後の処分のプロット等に抜けが感じられ、あれ?遺体どうやって処分したの?
何でこれが見つからないの?警察は流石にここまで無能ではないでしょ?と疑問符が頭の中に浮か
んだまま解決されず終わっていきます。最後の「どんでん返し」はありますが、ちょっと違和感が残ります。
色々な資料や過去のミステリ作品を沢山読んで一生懸命話をつなげました。という印象が消えない作品です。

私は江戸川乱歩賞作品のファンでミステリ小説を読み込み始めた人間です。
ただし、第47回受賞作(「13階段」高野和明氏)以降の衰退ぶりは酷いと思います。
いや途中第51回受賞作(「天使のナイフ」薬丸岳氏)で盛り返したかにも見えたのですが・・。
残念ながらその後52回受賞作〜現在の作品は正直「面白い!」と感じる作品が有りませんでした。
年々下降線を辿っているように感じます。

これには主観が入ってしまいますが、第52回以降受賞作家さんが後にこの受賞作を超えるような作品を世に
送り出す事が出来ていないことがその証拠です。(そもそもその後、書けて居ない方もいますしね。)

巻末に書かれている選評を読んでも「仕方なくこの作品を選出した」という感じが大きく残念でなりません。
恐らく「該当無し」のレベルではないでしょうか。どうやらどうしても協会として選出しなければならないという雰囲気を感じます。

東野圭吾氏の「放課後」や今は亡き藤原伊織氏(私が一番好きな作家さんでした。)の「テロリストのパラソル」という
衝撃的なデビュー作で満場一致の納得の受賞作。しかも、直木賞のW受賞!!
あの頃の江戸川乱歩賞受賞作品は素晴らしかった!!

更に今大活躍している作家の皆様(真保氏、鳴海氏、桐野氏、池井戸氏、福井氏etc多数)が大きくしてきたこの
「江戸川乱歩賞」をもう少し大切にしていただきたい!!・・と思います。
襲名犯 Amazon書評・レビュー: 襲名犯より
4062185091
No.4
(2pt)

反面教師として読むべし

選評で石田衣良氏は「最終選考に残った5人のうち唯一の30代という若さ」を、今野敏氏は「読者に何かを伝えたいという思いが一番強かった」点を挙げて授賞に消極的な賛意を示されている。さらに、講談社の専用サイトに載った担当編集者のコメントにはこのように記されている。
「完成度、整合性、読みやすさ、そんなもので新人作家の価値をはかるつもりはありません。作品を読み、強く伝わってくる思い、伝えようとする決意があるか――。そこに尽きます。この作品には、著者の熱意と決意が溢れていました。そして、猟奇殺人モノという不穏な空気をまといつつも、この物語の根底に流れているのは、切なく優しい、人間への温かな目線です。人も死にます。皆が幸せになるわけでもありません。しかし、読み終えた時には、解放感とともに希望を感じることができるはず。それが、著者・竹吉優輔の最大の魅力であり武器であると思っています」
 まあ、立場上、こういう表現しかできないんだろうなと、いささかご同情申し上げる。しかし、どれもがビジネスとして割り切るためのエクスキューズとしか思えない。他のマイナーなミステリー新人賞ならいざしらず、天下の乱歩賞で!!
 320ページを超える長編だが、隔靴掻痒、最後まで物語世界へ入っていくことができなかった。「思いを伝えようとする決意」も「切なく優しい人間への温かな目線」も感じることができず、読み終えて「解放感とともに希望を感じること」もできなかった。
 たとえば、おいおいよしてくれよ、青臭い文学青年の習作じゃないんだから、と思わずつぶやいてしまった次のような表現。
「生を踏みにじり死を形とする行為。それを行なうためには、人間を超越しなければならない」
「この街は、常に雨が降り注いでいる。赤黒く、粘ついた血の雨だ。血は溢れ、ドロドロと川を覆う。うごめく血液は、やがて海にたどり着き、世界を赤に染める」
「達観と若さの間を彷徨うかのようなアンニュイな表情」
 さらには、「応える」と「答える」「真っ当」と「全う」などの誤記(校閲担当者は指摘しなかったのだろうか?)も、「髀肉の嘆」などの成句の誤用も逐一鼻白む。
 今回は397篇の応募があったそうだが、予選段階で不運にも見逃された秀作がいくつあったのだろうかと考えてしまいました。
襲名犯 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 襲名犯 (講談社文庫)より
4062931680
No.3
(2pt)

反面教師として読むべし

選評で石田衣良氏は「最終選考に残った5人のうち唯一の30代という若さ」を、今野敏氏は「読者に何かを伝えたいという思いが一番強かった」点を挙げて授賞に消極的な賛意を示されている。さらに、講談社の専用サイトに載った担当編集者のコメントにはこのように記されている。
「完成度、整合性、読みやすさ、そんなもので新人作家の価値をはかるつもりはありません。作品を読み、強く伝わってくる思い、伝えようとする決意があるか――。そこに尽きます。この作品には、著者の熱意と決意が溢れていました。そして、猟奇殺人モノという不穏な空気をまといつつも、この物語の根底に流れているのは、切なく優しい、人間への温かな目線です。人も死にます。皆が幸せになるわけでもありません。しかし、読み終えた時には、解放感とともに希望を感じることができるはず。それが、著者・竹吉優輔の最大の魅力であり武器であると思っています」
 まあ、立場上、こういう表現しかできないんだろうなと、いささかご同情申し上げる。しかし、どれもがビジネスとして割り切るためのエクスキューズとしか思えない。他のマイナーなミステリー新人賞ならいざしらず、天下の乱歩賞で!!
 320ページを超える長編だが、隔靴掻痒、最後まで物語世界へ入っていくことができなかった。「思いを伝えようとする決意」も「切なく優しい人間への温かな目線」も感じることができず、読み終えて「解放感とともに希望を感じること」もできなかった。
 たとえば、おいおいよしてくれよ、青臭い文学青年の習作じゃないんだから、と思わずつぶやいてしまった次のような表現。
「生を踏みにじり死を形とする行為。それを行なうためには、人間を超越しなければならない」
「この街は、常に雨が降り注いでいる。赤黒く、粘ついた血の雨だ。血は溢れ、ドロドロと川を覆う。うごめく血液は、やがて海にたどり着き、世界を赤に染める」
「達観と若さの間を彷徨うかのようなアンニュイな表情」
 さらには、「応える」と「答える」「真っ当」と「全う」などの誤記(校閲担当者は指摘しなかったのだろうか?)も、「髀肉の嘆」などの成句の誤用も逐一鼻白む。
 今回は397篇の応募があったそうだが、予選段階で不運にも見逃された秀作がいくつあったのだろうかと考えてしまいました。
襲名犯 Amazon書評・レビュー: 襲名犯より
4062185091
No.2
(2pt)

消極的な選評にびっくり

かつて乱歩賞受賞作「浅草エノケン一座の嵐」で、一騒動があった。
巻末選評があまりにボロクソなものが多かったのである。
売れっ子シナリオライターでもあった受賞者は怒ってその後長らく小説執筆をやめてしまった。
この選評内容で授賞するのはおかしいんじゃないかとか、
巻末に載せるのは売れ行きに影響するんじゃないかとか
議論が続いたあげく
そのしばらく、乱歩賞受賞作は選評を巻末に載せなかった時期がある。
今回ちょっと驚いたのは、二人が消極的に褒めている程度で、とても受賞作という雰囲気の
選評でないこと。他の候補作ほど手酷くは貶されていない、という程度で、消去法で決まった
ような印象さえ受ける。A評価をつけた委員がゼロで受賞というのは
いったいどういう仕組みになっているのか。
実際の作品も、過去に同素材のものが多数あるなかで突き抜けたものが感じられない。全体に平板で
ページをめくらせる熱気のようなものが乏しいのだ。
襲名犯 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 襲名犯 (講談社文庫)より
4062931680
No.1
(2pt)

消極的な選評にびっくり

かつて乱歩賞受賞作「浅草エノケン一座の嵐」で、一騒動があった。
巻末選評があまりにボロクソなものが多かったのである。
売れっ子シナリオライターでもあった受賞者は怒ってその後長らく小説執筆をやめてしまった。
この選評内容で授賞するのはおかしいんじゃないかとか、
巻末に載せるのは売れ行きに影響するんじゃないかとか
議論が続いたあげく
そのしばらく、乱歩賞受賞作は選評を巻末に載せなかった時期がある。
今回ちょっと驚いたのは、二人が消極的に褒めている程度で、とても受賞作という雰囲気の
選評でないこと。他の候補作ほど手酷くは貶されていない、という程度で、何だか消去法で
決まったような印象さえ受ける。これを先に読んだ人が買う気になるだろうか。
実際の作品も、過去に同素材のものが多数あるなかで突き抜けたものが感じられない。展開も
人物も、そこそこではあってもパンチが感じられないのだ。
襲名犯 Amazon書評・レビュー: 襲名犯より
4062185091